ポケモンGOのチートは、位置偽装などを可能にしますが、運営の監視システムによって必ずバレてしまいます。
使用する不正なアプリは、ウイルス感染や個人情報が盗まれるといった、ゲーム外での深刻な危険性も伴います。
「バレない方法」は存在せず、軽い気持ちで手を出すと「3ストライクポリシー」という段階的な罰則が科せられます。
最終的には、これまで育てたポケモンや費やした時間すべてを失う、アカウントBANという最悪の結末が待っています。
この記事では、チート行為がもたらす本当のリスクと、なぜ絶対に手を出してはいけないのかを詳しくお伝えします。
ポケモンgoのチートの種類と絶対に手を出してはいけない理由
- 自宅にいながらポケモンを捕まえる「位置偽装」
- ポケモンを自動で捕獲するツールの仕組み
- iPhoneで利用される不正アプリの危険性
- Android端末で横行する改造アプリの実態
- 公式の利用規約で定められている違反行為
- 不正ツールがもたらすウイルス感染や個人情報漏洩のリスク
自宅にいながらポケモンを捕まえる「位置偽装」
ポケモンGOのチートと聞いて多くの人が思い浮かべるのが、この「位置偽装」です。
これは、スマホのGPS情報を偽ることで、実際には自宅にいるのに、まるで東京やニューヨークなど、世界中の好きな場所にいるかのように見せかける不正行為を指します。
この位置偽装を使うと、本来ならその場所に行かなければ絶対に手に入らないような、様々なメリットが生まれてしまいます。
- 海外限定の地域限定ポケモンを、日本にいながら捕まえてしまう。
- 天気が悪くても、家から一歩も出ずに遠くのレイドバトルに参加する。
- ポケストップが密集しているエリアにワープして、道具を無限に集める。
- ポケモンの巣に移動して、特定のポケモンを大量にゲットする。
これらは、毎日コツコツと歩いてタマゴを孵したり、実際に電車に乗ってイベント会場に向かったりしているプレイヤーの努力を踏みにじる行為です。
ポケモンGOの魅力は、自分の足で世界を冒険し、新しい発見をすることにあります。
位置偽装は、そのゲームの根本的な楽しさを全て壊してしまう、最も悪質なチートの一つと言えるでしょう。
もちろん、運営会社であるNianticもこの行為を厳しく監視しており、発覚すれば重いペナルティが科せられます。
ポケモンを自動で捕獲するツールの仕組み
プレイヤーが何もしなくても、ツールが勝手にポケモンを捕まえたり、ポケストップを回してくれたりする。
それが「自動捕獲ツール」と呼ばれるチートです。
これは、ゲームのプログラムに不正に介入し、人間が操作しているかのように見せかけて、様々な動作を自動で行うものです。
仕事中や寝ている間など、ゲームをプレイできない時間でも、ツールが24時間働き続けてくれます。
- 自動捕獲: 周囲に出現したポケモンを自動で認識し、モンスターボールを投げて捕まえる。
- 自動歩行: 設定したルートを勝手に歩き続け、タマゴを孵化させたり、相棒ポケモンのアメを集めたりする。
- ポケストップ巡回: 近くにあるポケストップを自動で回し、道具を補充し続ける。
一見すると、とても効率的に見えてしまうかもしれません。
しかし、これは公式に販売されている「モンスターボール Plus」や「Pokémon GO Plus +」といった周辺機器とは全くの別物です。
公式のデバイスは、あくまでプレイヤーの冒険を「補助」するためのもの。
一方で、不正な自動化ツールは、プレイヤーの存在そのものを不要にし、ゲームのルールを根底から破壊する行為です。
当然、これも運営の監視対象であり、アカウント停止(BAN)のリスクが非常に高い危険なチートといえます。
iPhoneで利用される不正アプリの危険性
iPhoneでポケモンGOのチートをしようとすると、公式のApp Storeでは手に入らない、改造された不正アプリをインストールする必要があります。
これには、ゲームのアカウントを失うこと以上に、深刻な危険が潜んでいます。
Appleは、ユーザーの安全を守るために、App Storeで配信するアプリに厳しい審査基準を設けています。
しかし、非公式のサイトで配布されているチートアプリは、その審査を一切受けていません。
つまり、アプリの中にどんなウイルスや悪質なプログラムが仕込まれているか、誰にも分からないのです。
昔は「脱獄(Jailbreak)」という、iPhoneのセキュリティを破壊する行為をしないと不正アプリは入れられませんでした。
最近では脱獄なしでインストールできるものもありますが、その代わりにあなたのiPhoneに「開発者用のプロファイル」というものをインストールさせます。
これは、アプリの制作者に「あなたのiPhoneを自由に操作してもいいですよ」という許可を与えるようなもので、非常に危険です。
- あなたのApple IDやパスワードが盗まれる。
- クレジットカードの情報が抜き取られる。
- 友人や家族の連絡先が流出する。
- プライベートな写真が盗み見される。
チートアプリのインストールは、自宅の鍵を赤の他人に渡すような行為です。
絶対に手を出さないでください。
Android端末で横行する改造アプリの実態
Androidのスマホは、iPhoneよりもシステムが開放的で、Google Playストア以外からもアプリ(APKファイル)をインストールできる自由さがあります。
しかし、その自由さが悪用され、ポケモンGOのチート用改造アプリが数多く出回る原因にもなっています。
「PGSharp」などの有名なツールをはじめ、位置偽装や自動捕獲ができると謳う改造アプリが、海外の非公式サイトなどで簡単に手に入ってしまいます。
ですが、これらのアプリは、公式のポケモンGOアプリを違法に改造したものであり、その安全性は全く保証されていません。
- ウイルス感染のリスク: 改造アプリには、スマホの動作をおかしくしたり、他のアプリの情報を盗んだりするウイルスが仕込まれている可能性が高いです。
- 個人情報漏洩の危険性: Googleアカウントの情報や、スマホに保存している様々なパスワード、写真などが抜き取られる危険があります。
- 詐欺の温床: チートができると偽って、全く関係のない広告アプリを大量にインストールさせられたり、金銭をだまし取られたりするケースも報告されています。
軽い気持ちでダウンロードした一つのファイルが、あなたのスマホを乗っ取り、実生活にまで深刻な被害を及ぼすかもしれません。
Android端末で非公式のAPKファイルをインストールする行為は、非常にリスクが高いことを覚えておいてください。
公式の利用規約で定められている違反行為
ポケモンGOを運営するNiantic社は、全てのプレイヤーが公平かつ安全にゲームを楽しめる環境を守るため、「トレーナーガイドライン」と「利用規約」で禁止事項を明確に定めています。
チート行為は、これらのルールに真っ向から違反するものです。
ゲームを始める時に、私たちプレイヤーは皆このルールを守ることに同意しています。
具体的に、どのような行為が違反とされているのか、代表的なものをいくつか見てみましょう。
- 不正行為: 位置情報を偽装する、改造された非公式ソフトウェアを使用する、ゲームの自動化(ボット)など。
- アカウントの共有・売買: 自分のアカウントを他人に使わせたり、他人のアカウントを使ったり、アカウントを売買したりする行為。
- 複数のアカウントの利用(複垢): 一人のプレイヤーが複数のアカウントを使い、不当にゲームを有利に進めること。
これらのルールを破ることは、ゲームの世界の法律を破るのと同じです。
真面目にルールを守ってプレイしている他の多くのプレイヤーを裏切る行為であり、ゲームコミュニティ全体の秩序を乱してしまいます。
利用規約に違反した場合、後述する「3ストライクポリシー」に基づき、警告からアカウントの永久停止まで、厳しいペナルティが科されることになります。
不正ツールがもたらすウイルス感染や個人情報漏洩のリスク
ポケモンGOのチートで最も恐ろしいのは、ゲームのアカウントが使えなくなること(BAN)だけではありません。
むしろ、本当の危険は、チートツールの使用によってあなたのスマホ自体が危険に晒され、大切な個人情報が盗まれてしまうリスクにあります。
チートツールは、そのほとんどが素性の知れない人物によって作られ、怪しい海外のサイトなどで配布されています。
「安全」「無料」といった甘い言葉で誘ってきますが、その裏には悪意のある罠が仕掛けられている可能性が非常に高いです。
チートツールをインストールすることで、具体的にどのような危険があるのでしょうか。
- ウイルス感染: スマホの動作を重くしたり、勝手に広告を表示させたりするアドウェアや、スマホを乗っ取るランサムウェアに感染する。
- 個人情報の漏洩:
- GoogleやAppleのIDとパスワード
- クレジットカード情報
- SNSのアカウント情報
- 友人や家族の連絡先
- プライベートな写真や動画
- 金銭的な被害: 盗まれた情報が悪用され、知らない間に高額な買い物をされたり、あなたの名前で詐欺が行われたりする。
ゲームを少しだけ楽に進めたいという軽い気持ちが、取り返しのつかない現実の被害につながってしまうのです。
チートツールは、絶対に利用してはいけません。
ポケモンgoのチートがバレる仕組みとアカウントBANの現実
「バレない」は嘘?運営に検知される仕組み
「この方法ならバレない」という甘い言葉を信じてはいけません。
結論から言うと、運営に絶対にバレないチート方法は存在しないんです。
ゲームの運営会社であるNianticは、不正行為を検出するための専門チームと高度なシステムを持っていて、常にプレイヤーたちの行動を監視しています。
では、運営は一体どうやってチートを見抜いているのでしょうか。
- 移動ログの監視:
プレイヤーがいつ、どこで、どんな行動をしたかという記録(ログ)は、すべてサーバーに残っています。えば、東京でポケモンを捕まえた数分後に、ニューヨークでレイドバトルに参加するなど、物理的に不可能な移動はすぐに異常として検知されます。 - GPS情報の分析:
位置偽装ツールを使うと、GPS情報が不自然に飛んだり、特定の場所に張り付いたままになったりすることがあります。
こうした異常なGPSの動きも、システムによって監視されています。 - 非公式アプリの検知:
改造されたアプリを使ってゲームにログインすると、その時点で「これは公式のアプリではない」という信号が運営に伝わってしまいます。
アプリの構造をチェックされれば、一発で不正がバレてしまうのです。
運営の検知技術は日々進化しています。
今日使えた方法が、明日には通用しなくなっているかもしれません。
「バレない方法」を探す時間があるなら、その時間でポケモンを1匹捕まえたほうが、ずっと楽しくて安全ですよ。
警告から永久追放まで「3ストライクポリシー」のペナルティ内容
ポケモンGOで不正行為が発覚した場合、いきなりアカウントが使えなくなるわけではありません。
Nianticは「3ストライクポリシー」という、野球のルールになぞらえた段階的なペナルティ制度を導入しています。
ただし、一度でもストライクを取られると、その記録は消えないので注意が必要です。
| ストライク | 内容 | ペナルティ期間 | 具体的な制限 |
|---|---|---|---|
| 1回目 | 警告 | 約7日間 | ゲーム内に警告が表示され、珍しいポケモンが出現しなくなる、EXレイドパスが受け取れなくなるなどの制限がかかります。 |
| 2回目 | 一時停止 | 約30日間 | アカウントにログインできなくなり、ゲームを一切プレイできません。フレンドからはあなたのトレーナー情報が見える状態が続きます。 |
| 3回目 | 永久停止 | 永久 | アカウントが完全に削除され、二度とポケモンGOをプレイできなくなります。これが「アカウントBAN(垢BAN)」です。 |
「1回目ならただの警告でしょ?」と軽く考えてはいけません。
この警告は、あなたの不正行為が運営に完全に把握されたという証拠です。
警告を無視して同じ行為を続ければ、あっという間にストライク2、ストライク3と進んでしまいます。
悪質な違反の場合は、1回目から即アカウント停止になることもあります。
たった一度の過ちで、大切なアカウントを失うことのないようにしてくださいね。
アカウントBAN(垢BAN)で失うものリスト
もし3回目のストライクを受けてアカウントが永久に停止(BAN)されてしまったら、それは単に「ゲームができなくなる」だけでは済みません。
あなたがこれまでポケモンGOに注いできた、時間、お金、そしてたくさんの思い出のすべてが、一瞬にして消えてしまうのです。
具体的に何を失うことになるのか、リストアップしてみました。
- これまで集めた全てのポケモン:
何日もかけて探し出した色違いのポケモン、個体値100%のエースポケモン、伝説レイドでやっと捕まえたミュウツーも、もう二度と会えません。 - 費やした膨大な時間:
何キロも歩いて孵化させたタマゴ、コミュニティ・デイで友達と過ごした週末、深夜まで続けたレイドアワー。その全ての時間が無駄になります。 - 課金したお金:
購入したポケコイン、レイドパス、ふかそうち、限定ボックスなどに使ったお金は、一切返ってきません。 - 貴重なアイテムとほしのすな:
地道に貯めてきた「ほしのすな」や「すごいわざマシン」も、全て消えてしまいます。 - フレンドとのつながり:
ギフトを送り合ったキラフレンドとの思い出も、アカウントと共に消え去ります。
たった一度の「楽をしたい」という気持ちのために、これら全てを失う覚悟はありますか?
そのリスクを冒す価値が、チートには本当にあるのか、もう一度考えてみてください。
【脱チート】公式に認められた効率的な進め方と裏技
チートに頼らなくても、ポケモンGOを効率よく、そして安全に楽しむ方法はたくさんあります。
むしろ、工夫しながら自分の力で目標を達成していくことこそ、このゲームの本当の面白さです。
チートの誘惑に負けそうになったら、代わりにこんな方法を試してみませんか?
情報サイトやアプリを賢く使う
- 「みんポケ」などの攻略サイトやアプリを使えば、ポケモンの巣やレイドボスの出現場所といった情報を、他のトレーナーと共有できます。
これは公式に認められた情報交換であり、不正行為ではありません。
公式の便利な機能をフル活用する
- 「いつでも冒険モード」をオンにしておけば、アプリを閉じていても歩いた距離がカウントされ、タマゴを孵したり相棒のアメをもらったりできます。
- 天気が雨の日は、みずタイプのポケモンが出やすくなるなど、天候ブーストをうまく利用するのも一つの手です。
公式の周辺機器を利用する
- 「Pokémon GO Plus +」などの公式デバイスを使えば、スマホを見ていない時でも自動でポケストップを回したり、ポケモンを捕まえる補助をしてくれたりします。
これは運営が認めている安全な「自動化」です。
仲間と協力する
- 一番の近道は、他のトレーナーと協力することです。
フレンドとギフトを交換して道具を集めたり、一緒にレイドバトルに挑戦したりすれば、一人でプレイするよりもずっと効率的で、何倍も楽しいですよ。
ポケモンgoのチートまとめ
- ポケモンGOのチート行為、特に位置偽装は運営の監視システムによって必ずバレます。
- iPhoneやAndroidで使われる非公式アプリは、ウイルス感染や個人情報漏洩といった高い危険性を持ちます。
- 「バレない方法」はなく、不自然な移動ログなどから不正は検知され、ごまかすことはできません。
- 不正が発覚すると「3ストライクポリシー」に基づき、警告から最終的にはアカウントBAN(垢BAN)に至ります。
- アカウントBANされると、これまで集めたポケモンや費やした時間、課金額など全てを永久に失います。
- チートツールの使用は公式の利用規約で明確に禁止されている、重大な違反行為です。
- 安全に楽しむためには、攻略サイトの活用や公式デバイスを使うなど、健全な方法で効率的に進めましょう。