電話番号さえ分かれば、iPhoneやAndroidなどの機種を問わずショートメール(SMS)は送信可能です。
相手のメールアドレスを知らなくても、標準アプリを使えばすぐにメッセージを届けられます。
送信にかかる料金は文字数によって約3円から変動しますが、受信する側は基本的に無料です。
逆に知らない番号から届いた場合、電話番号だけで住所や名前を個人で特定することはできません。
安全にやり取りするための詳しい送信手順と、迷惑メールへの正しい対処法を整理しました。
ショートメールを電話番号だけで送る方法と料金の仕組み
- iPhoneやAndroidスマホでの送信手順
- ガラケーやパソコンから送信する手順
- 送信文字数で変わる料金の目安
- 写真や動画を送れない仕様と代替策
- 件名を入力できない点と対処法
- 相手に届かない主な原因と着信拒否
- 便利な+メッセージ(プラスメッセージ)の活用
iPhoneやAndroidスマホでの送信手順
スマートフォンの標準メッセージアプリを使えば、電話番号だけで簡単にメッセージを送れます。
特別なアプリをダウンロードする必要はありません。
初めに、iPhoneとAndroidそれぞれの操作手順を見ていきましょう。
iPhoneの場合
iPhoneには最初から「メッセージ」という緑色のアイコンのアプリが入っています。
これを使ってSMS(ショートメール)を送信します。
手順は以下の通りです。
- ホーム画面から「メッセージ」アプリを開く
- 右上の新規作成アイコン(四角に鉛筆のマーク)をタップする
- 宛先の欄に相手の携帯電話番号を入力するか、+ボタンから連絡先を選ぶ
- メッセージ入力欄に本文を入力する
- 右側にある矢印マーク(送信ボタン)をタップして完了
相手がiPhone同士でiMessageの設定がオンになっている場合は、青い吹き出しで表示されます。
相手がAndroidやiMessageオフの場合は、緑色の吹き出しになりますよ。
Androidの場合
Androidスマホにも「メッセージ」や「+メッセージ」といったアプリが標準搭載されています。
機種によってアイコンのデザインが多少異なりますが、基本操作は同じです。
- 「メッセージ」アプリを起動する
- 画面右下などにある「チャットを開始」や吹き出しマークをタップする
- 宛先入力欄に相手の電話番号を入力する
- テキストボックスにメッセージを入力する
- 紙飛行機のようなマーク(送信ボタン)を押して完了
もし「+メッセージ(プラスメッセージ)」というアプリを使っているなら、相手も同じアプリを使っていればスタンプなども送れます。
相手が使っていない場合でも、自動的に通常のSMSに切り替わって送信されるので安心してくださいね。
どちらのスマホを使っていても、相手の電話番号さえ間違っていなければ確実に届きます。
まずは短い挨拶などを送って、届いているか確認してみるのもおすすめですよ。
ガラケーやパソコンから送信する手順
スマホ以外の端末、つまりガラケーやパソコンからでも電話番号だけでメッセージを送ることは可能です。
それぞれの端末に合わせた送り方を解説しますね。
ガラケー(フィーチャーフォン)の場合
ガラケーを使っている場合も、メール機能の中に「SMS」や「ショートメール」というメニューがあります。
キャリアメール(@docomoなど)とは少し入り口が違うことがあるので注意しましょう。
- メールのメニューを開く
- 「SMS作成」や「新規作成」を選択する
- 宛先に相手の電話番号を入力する
- 本文を入力して送信ボタンを押す
とてもシンプルですが、ガラケーの場合は一度に送れる文字数が全角70文字までと制限されている機種が多いです。
長文を送りたい時は、数回に分けて送るようにしてくださいね。
パソコンから送る場合
実はパソコン単体では、スマホのように直接SMSを送る機能は標準装備されていません。
でも、スマホと連携させることでパソコンから送信できるようになります。
よく使われるのが「Googleメッセージ」のPC版機能です。
この機能を使うための条件を整理しました。
- Androidスマートフォンを持っていること
- スマホとパソコンの両方がインターネットに繋がっていること
- ブラウザでGoogleメッセージのペアリング設定を行うこと
手順は以下のようになります。
- パソコンのブラウザで「Googleメッセージ ウェブ版」を開く
- 表示されたQRコードをAndroidスマホのメッセージアプリで読み取る
- パソコン画面にスマホのメッセージ履歴が表示される
- 「チャットを開始」をクリックし、電話番号と本文を入力して送信
この方法なら、キーボードを使って長文も打ちやすいですね。
仕事中などでスマホを触れない時にも便利なので、ぜひ試してみてください。
送信文字数で変わる料金の目安
ショートメールは受信する時は無料ですが、送信する時には料金がかかります。
この料金は、送る文字数によって階段式に上がっていく仕組みになっています。
うっかり長文を送ってしまうと、思ったより料金がかかってしまうこともあるので注意が必要です。
一般的なプランでの料金目安を表にまとめました。
| 文字数(全角) | 送信料金(税込) |
|---|---|
| 1〜70文字 | 約3.3円 |
| 71〜134文字 | 約6.6円 |
| 135〜200文字 | 約9.9円 |
| 201〜270文字 | 約13.2円 |
| 271〜335文字 | 約16.5円 |
| 336〜400文字 | 約19.8円 |
| 401〜469文字 | 約23.1円 |
| 470〜536文字 | 約26.4円 |
| 537〜603文字 | 約29.7円 |
| 604〜670文字 | 約33.0円 |
この表のように、70文字までは約3円ですが、それを超えると倍々で増えていきます。
最大で全角670文字まで送れる機種が多いですが、その場合は33円かかる計算です。
長い文章を送りたい時は、SMS以外の方法を検討するのも一つの手ですね。
機種やキャリアによる違い
注意したいのが、古い機種や一部のプランでは「全角70文字まで」しか送れない場合があることです。
もし長文を送ってエラーが出るときは、文字数を減らして試してみてください。
また、同じ携帯会社同士(ドコモからドコモへなど)なら、特定のプランで送信料が無料になることもあります。
自分の契約しているプランがどうなっているか、一度確認しておくと安心ですよ。
海外へ送る場合は料金体系が全く異なり、1通あたり50円から100円程度かかることが一般的です。
国内でのやり取りなら、基本的には「文字数が増えれば高くなる」と覚えておいてくださいね。
写真や動画を送れない仕様と代替策
残念ながら、通常のショートメール(SMS)では写真や動画を直接添付して送ることはできません。
SMSはあくまで「文字情報」を送るためのサービスとして設計されているからです。
無理に送ろうとしても、添付ボタンが見当たらなかったり、エラーになったりします。
でも、どうしても電話番号しか知らない相手に写真を見せたい場面ってありますよね。
そんな時に使える代替策をいくつか紹介します。
クラウドサービスを利用してURLを送る
一番確実なのは、GoogleフォトやiCloudなどのクラウドサービスに写真をアップロードして、そのリンク(URL)を送る方法です。
手順は以下のようになります。
- スマホの写真アプリから送りたい写真を選ぶ
- 共有メニューから「リンクを作成」や「コピー」を選ぶ
- SMSの本文にコピーしたURLを貼り付けて送信する
これなら、相手はURLをタップするだけで写真を見ることができます。
SMSは文字なら送れるので、この仕組みをうまく活用しましょう。
MMS機能を使う
もし相手のメールアドレスが分かればMMS(マルチメディアメッセージングサービス)が使えますが、電話番号だけで送る場合はキャリアや機種の条件が限られます。
iPhone同士でiMessageがオンになっている場合なら、写真もそのまま送れます。
相手がiPhoneかどうかわからない時は、やはりURLで送るのが無難ですね。
プラスメッセージへの切り替えを検討する
ドコモ、au、ソフトバンクを使っているなら、「+メッセージ」アプリを使うのがおすすめです。
これならLINEのように写真や動画をスタンプ感覚で送れます。
ただし、相手もこのアプリを使っている必要があります。
送る前に、相手がプラスメッセージに対応しているか確認してみてくださいね。
まずは「写真を見せたいからURLを送るね」と一言添えて、リンクを送ってみるのがスマートですよ。
件名を入力できない点と対処法
ショートメールには、一般的なEメールのような「件名(タイトル)」を入力する欄がありません。
メッセージを開くと、いきなり本文が表示される仕組みになっています。
そのため、何についての連絡なのかがパッと見で伝わりにくいというデメリットがあります。
特にビジネスシーンや、久しぶりに連絡する相手だと、件名がないのは少し不便ですよね。
そこで、相手に用件をスムーズに伝えるための工夫が必要になります。
本文の冒頭を工夫する
件名がない代わりに、本文の最初の一行を件名のように使うのがおすすめです。
相手が通知を見た時に、最初に目に入る部分だからです。
具体的な書き方の例を挙げてみますね。
- 【重要】明日の待ち合わせ場所について
- 【ご相談】〇〇の件でご連絡しました
- 【御礼】先日はありがとうございました
このように、【 】(スミ付き括弧)を使って強調すると、視覚的にも分かりやすくなります。
これなら、相手も「なんのメッセージだろう?」と不審に思うことなく、安心して開いてくれますよ。
誰からの連絡か名乗ることも忘れずに
電話帳に登録されていない相手からSMSが届くと、スマホには電話番号だけが表示されます。
相手があなたの番号を登録していれば名前が出ますが、そうでない場合は誰かわかりません。
いきなり用件だけを送ると「これ誰?」と警戒されてしまう可能性があります。
ですので、冒頭の件名風タイトルの直後に、自分の名前をしっかり入れましょう。
「【ご連絡】同窓会の日程について 〇〇高校の佐藤です」
このように書けば、誰から何の用件で来たかが一目瞭然ですね。
小さな気遣いですが、これだけで返信率がぐっと上がります。
件名がない分、最初の一文に情報をギュッと凝縮するよう心がけてみてください。
相手に届かない主な原因と着信拒否
送信したはずのショートメールが相手に届かない場合、いくつかの原因が考えられます。
「送れたはずなのに返事が来ない」と不安になる前に、よくある原因をチェックしてみましょう。
大きく分けると、設定の問題と、相手側の事情の2つがあります。
自分で確認できる原因
まずは、自分の送信ミスがないか見直すことが大切です。
- 電話番号の間違い: 一桁違うだけでも届きません。もう一度番号を確認してみてください。
- 文字数オーバー: 長文すぎてエラーになっている可能性があります。
- 電波状況: 地下やトンネルなど、電波の悪い場所では送信に失敗することがあります。
これらの基本的な部分をクリアしていても届かない場合は、相手側の設定が関係しているかもしれません。
相手側の事情や設定
SMSは電話回線を使うので、相手の状況によって届かないことがあります。
- 着信拒否設定: 相手がSMSを一括拒否していたり、あなたの番号を拒否リストに入れている場合です。
- 格安SIMの契約: データ通信専用のSIMカードなど、SMS機能がない契約をしている場合があります。
- 海外への送信: 国際SMSの設定がオフになっていると届きません。
着信拒否されているか確認する方法
残念ながら、SMSにはLINEの「既読」のような機能が標準ではありません。
また、拒否されていても「送信できませんでした」というエラーが出ないことが多く、送信側からは拒否されているかどうかが分かりにくいのが現状です。
「送信完了」と表示されているのにずっと返事がない場合は、相手に届いていないか、見ていない可能性が高いです。
どうしても連絡が必要な場合は、時間を置いて電話をかけてみるなど、別の手段を試すのが良いでしょう。
焦って何度も送り直すと、迷惑がられてしまうこともあるので気をつけてくださいね。
便利な+メッセージ(プラスメッセージ)の活用
「+メッセージ(プラスメッセージ)」という言葉を聞いたことはありますか?
これは、ドコモ、au、ソフトバンクの大手3社が共同で提供しているメッセージアプリです。
電話番号だけで送れるという手軽さはそのままに、機能がぐっと進化しています。
通常のSMSと何が違うのか、そのメリットを整理してみましょう。
+メッセージならではのメリット
通常のSMSで感じていた不便な点が、このアプリなら解消できることが多いです。
- 文字数の制限がほぼない: 全角2,730文字まで送れるので、長文でも分割されません。
- 写真や動画が送れる: LINEのように画像や動画を直接送信できます。
- スタンプが使える: 感情を伝えやすいスタンプ機能が充実しています。
- グループチャットができる: 複数人で同時にメッセージのやり取りが可能です。
- 既読機能がある: 相手がメッセージを読んだかどうかが分かります。
そして何より嬉しいのが、パケット通信料でやり取りできるため、Wi-Fi環境なら実質無料で使える点です。
送信ごとの料金を気にしなくて済むのは大きな魅力ですよね。
利用するための条件
とても便利なアプリですが、使うためには条件があります。
- 自分と相手の両方が、+メッセージアプリをインストールしていること
- 大手キャリア(または対応しているMVNO)の回線を使っていること
もし相手が+メッセージを使っていない場合は、同じアプリから自動的に通常のSMSとして送信されます。
その場合は「SMS」と表示が変わるので、写真が送れなかったり、送信料がかかったりします。
アプリのアイコンを見て、相手が+メッセージを使っているか確認してから送るのがコツです。
家族や親しい友人同士なら、お互いにこのアプリを入れておくと、連絡がもっとスムーズになりますよ。
ショートメールが電話番号だけで届いた場合の相手特定と対処法
- ネット検索で相手を特定できる可能性
- 番号から住所や名前を割り出す難易度
- 弁護士会照会による発信者の身元特定
- 迷惑メールや詐欺メッセージの見分け方
- URLをクリックする危険性とセキュリティ対策
- 身に覚えのないメッセージへの正しい対処
- 今後のための着信拒否設定の手順
ネット検索で相手を特定できる可能性
知らない電話番号からショートメールが届いた時、まずはインターネットでその番号を検索してみるのが一番手軽な方法です。
結論から言うと、相手が企業や公式の窓口、あるいは迷惑メールの常習犯であれば、誰なのか特定できる可能性が高いです。
GoogleやYahoo!の検索窓に、届いた電話番号をハイフンあり(090-xxxx-xxxx)と、ハイフンなし(090xxxxxxxx)の両方で入力してみてください。
もし相手が宅配業者やカード会社などの公式な連絡であれば、公式サイトや関連する情報がヒットするはずです。
電話番号検索サイトの活用
通常の検索で見つからない場合は、電話番号の口コミサイトを見てみるのも有効です。
「jpnumber」や「電話帳ナビ」といったサイトには、多くのユーザーから情報が寄せられています。
もしその番号が詐欺や勧誘に使われているものなら、「詐欺メールでした」「架空請求です」といった口コミが見つかるでしょう。
こうした口コミサイトを見る時のポイントをまとめました。
- 検索回数を見る: 検索数が多い番号は、多くの人に一斉送信している可能性が高いです。
- 口コミの日付を確認する: 最近の投稿が多いなら、現在進行形で出回っている迷惑メールかもしれません。
- 内容を詳しく読む: どんな文面で送られてきたか、他の人の体験談が参考になります。
ただし、相手が一般個人の場合は、ネット検索をしても情報はほとんど出てきません。
検索しても何もヒットしない場合は、間違い電話(間違いメール)か、まだ情報の少ない個人の番号である可能性が高いですね。
まずは「検索」というワンステップで、相手が安全な業者か、怪しい業者かをある程度見分けることができますよ。
番号から住所や名前を割り出す難易度
電話番号だけを手がかりに、個人の名前や住所を特定することは、一般の人にはほぼ不可能です。
昔は電話帳(ハローページ)がありましたが、今は携帯電話の番号が電話帳に載ることはまずありません。
携帯電話会社も個人情報の保護を最優先にしているため、問い合わせても絶対に教えてくれません。
「探偵に頼めばわかるのでは?」と思うかもしれませんが、正規の探偵社であっても、電話番号からデータ照会だけで個人情報を抜くような行為は違法になるため行いません。
つまり、合法的に個人が相手を特定する手段は閉ざされているのが現状です。
SNSを使った検索の裏技とリスク
どうしても気になってしまう場合、いくつかのアプリを使って相手の手がかりを探す方法はなくはありません。
例えば、連絡先追加の設定許可をしている相手なら、以下の方法でアイコンやニックネームが表示されることがあります。
- 電話番号をスマホの連絡先に登録する
- LINEの「友だち追加」で「自動追加」をオンにする(または招待検索する)
- 相手のアカウントが表示されるか確認する
もし相手がLINEの設定で「友だちへの追加を許可」していれば、アイコン写真や名前が見えるかもしれません。
しかし、この方法には大きなリスクがあります。
こちらの存在が相手の「知り合いかも?」リストに表示されてしまい、逆に自分のアカウントが相手にバレてしまう可能性があるのです。
相手が悪意のある人物だった場合、余計なトラブルを招くことにもなりかねません。
基本的には、番号からの個人特定は「できない」と割り切り、深追いしないのが安全策ですよ。
弁護士会照会による発信者の身元特定
もしショートメールの内容が脅迫であったり、深刻なストーカー被害を受けている場合は、法的な手続きをとることで相手を特定できる可能性があります。
それが「弁護士会照会(23条照会)」という制度です。
これは、弁護士が依頼を受けて、携帯電話会社に対して契約者の情報を開示するよう求める手続きのことです。
ただし、単に「誰か知りたい」という好奇心レベルでは利用できません。
利用するためには、以下のような正当な理由が必要です。
- 権利侵害が明らかであること: 誹謗中傷やプライバシーの侵害など。
- 事件性があること: 詐欺被害や脅迫行為など。
- 損害賠償請求の必要があること: 慰謝料などを請求するための相手特定。
特定までの流れとハードル
実際に特定を進める場合、一般的には以下のような流れになります。
- 弁護士に相談し、依頼する
- 弁護士から所属する弁護士会へ照会を申し出る
- 弁護士会の審査を経て、携帯会社へ照会書が送られる
- 携帯会社が回答すれば、契約者の住所や氏名が判明する
この手続きには、弁護士費用がかかりますし、期間も数週間から数ヶ月かかることがあります。
また、格安SIMや海外のサーバーを経由している場合など、照会しても情報が出てこないケースもゼロではありません。
「気持ち悪いから相手を知りたい」という程度であれば、着信拒否で済ませるのが一番です。
しかし、身の危険を感じるような深刻なケースでは、警察への相談と合わせて、こうした法的手段があることも覚えておいてくださいね。
迷惑メールや詐欺メッセージの見分け方
ショートメールを使った詐欺(スミッシング)は年々巧妙になっていますが、よく見ると怪しいポイントが必ずあります。
届いたメッセージが安全なものか、それとも詐欺なのかを見分けるためのチェックポイントを紹介します。
まず、詐欺メールによくあるパターンを知っておきましょう。
- 宅配便の不在通知: 「お荷物を持ち帰りました。ご確認ください」
- 利用料金の未払い: 「未納料金があります。本日中にご連絡ください」
- 高額当選の通知: 「〇億円当選しました。受け取りはこちら」
- アカウントの確認: 「異常ログインがありました。パスワードを変更してください」
これらに共通しているのは、「今すぐ行動しないと損をする」「急がないと大変なことになる」と不安を煽ってくる点です。
ここをチェックすれば見抜ける
メッセージを見るときは、以下の3点に注目してください。
- URLの文字列:
本来の公式サイトと微妙に違うURLになっていませんか?
(例:amazon.co.jp ではなく amazon-support.xyz など) - 電話番号:
大手企業が個人の携帯番号(090や080など)から送ってくることは稀です。
公式なら専用の番号や、アルファベットの送信元名が表示されることが多いです。 - 日本語の不自然さ:
「てにをは」がおかしかったり、使われない漢字(中華フォントなど)が混ざっていませんか?
もし少しでも「怪しいな」と感じたら、そのメッセージ内のリンクは絶対に触らないでください。
本物かどうか確かめたい場合は、メッセージからではなく、Google検索などから公式サイトを自分で探して、マイページにログインしてみるのが確実です。
本物の不在通知なら、ポストに紙の不在票が入っているはずですよ。
URLをクリックする危険性とセキュリティ対策
怪しいショートメールに記載されているURLをうっかりクリックしてしまうと、どのような危険があるのでしょうか。
「見るだけなら大丈夫」と思っていると、取り返しのつかないことになるかもしれません。
主なリスクは大きく分けて2つあります。
1. 個人情報を盗まれる(フィッシング詐欺)
リンク先には、本物そっくりの偽サイト(Amazonや銀行のログイン画面など)が用意されています。
そこでIDやパスワード、クレジットカード番号などを入力してしまうと、その情報が犯人に送信されてしまいます。
結果として、不正利用やアカウント乗っ取りの被害に遭うことになります。
2. 不正なアプリをインストールされる
Androidスマホの場合、URLを開いただけで「セキュリティ向上のため」などと偽って、不正なアプリのインストールを誘導されることがあります。
これをインストールしてしまうと、スマホ内の情報が抜き取られたり、勝手に大量の迷惑メールをばら撒く踏み台にされたりします。
iPhoneの場合も、偽の警告画面を出して不安にさせ、高額なアプリを契約させようとする手口があります。
もしクリックしてしまったら
万が一URLをクリックしてしまった場合の対処法も知っておきましょう。
- すぐに画面を閉じる: 何も入力せずに閉じれば、セーフな場合も多いです。
- 機内モードにする: 通信を遮断して、それ以上の情報の流出を防ぎます。
- IDやパスワードを変更する: もし入力してしまった場合は、公式サイトからすぐに変更手続きを行ってください。
- カード会社に連絡する: クレジットカード情報を入力した場合は、すぐに利用停止の手続きをしましょう。
「怪しいURLはクリックしない」が鉄則ですが、人間誰しもミスはあります。
起きてしまった時に焦らず対処できるよう、こうしたリスクを頭の片隅に置いておいてくださいね。
身に覚えのないメッセージへの正しい対処
全く心当たりのない内容のショートメールが届いた時、一番正しい対処法は「何もしない」ことです。
つまり、「無視」と「削除」が最強の防御策になります。
人間には「間違いなら教えてあげなきゃ」という親切心や、「何のことか確認したい」という心理があります。
しかし、迷惑メール業者にとって、あなたの反応こそが一番の狙いなのです。
やってはいけないNG行動をリストにしました。
- 返信する: 「間違ってますよ」と送り返してはいけません。
- 電話をかける: 記載された番号に電話してはいけません。
- URLを開く: 確認のためにリンクを踏んではいけません。
これらを行ってしまうと、「この電話番号は現在使われていて、しかも反応してくれる人が持ち主だ」ということを業者に教えてしまうことになります。
そうなると「カモリスト」に登録され、さらに多くの迷惑メールが届くようになりかねません。
不安が消えない時の確認方法
「もしかしたら本当に重要な連絡かも?」と不安で無視できない場合もあるかもしれません。
例えば、利用しているサービスからの警告メールのように見える場合です。
そんな時は、以下の手順で確認しましょう。
- 届いたメールのリンクや番号は使わない
- ブラウザでそのサービスの公式サイトを検索する
- 公式サイトの「お知らせ」や「マイページ」を確認する
- 必要であれば、公式サイトに載っている問い合わせ窓口に連絡する
本当に重要な連絡であれば、メールだけでなく、マイページ上の通知や郵送など、別の手段でも連絡が来ているはずです。
スマホの画面だけで判断せず、一呼吸置いてから別のルートで事実確認をする癖をつけると安心ですよ。
今後のための着信拒否設定の手順
迷惑なショートメールが一度届くと、その後も繰り返し送られてくることがあります。
そんな時は、スマホの設定で着信拒否をしてしまいましょう。
電話番号ごとの拒否設定をすれば、その相手からのSMSも届かなくなります。
iPhoneとAndroid、それぞれの設定方法を解説しますね。
iPhoneでの拒否設定
iPhoneの場合は、メッセージアプリから直接設定できます。
- 迷惑メールのメッセージを開く
- 画面上部にある相手のアイコン(人型マーク)をタップする
- 右側の「情報」ボタンをタップする
- 「この発信者を着信拒否」をタップする
これで、その番号からの電話もメッセージもすべてブロックされます。
Androidでの拒否設定
Androidも機種によって多少異なりますが、基本的にはメッセージアプリから設定可能です。
- メッセージアプリを開き、対象のメールを長押しする
- メニューから「ブロック」や「スパムとして報告」を選ぶ
- 確認画面でOKをタップする
また、Androidの場合は、メッセージ内の設定メニューから「スパム・ブロック中の会話」という項目で、過去にブロックしたリストを確認することもできます。
キャリア側での設定も有効
個別の番号を拒否しても、別の番号から次々と送られてくる場合は、携帯キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)が提供している「迷惑メールフィルター」の設定を見直しましょう。
- SMS一括拒否: すべてのSMSを拒否(不便なので注意)
- 非通知拒否: 番号を通知しない相手を拒否
- 海外SMS拒否: 海外からの怪しいメールを拒否
特に最近は海外からの詐欺SMSが多いので、「海外事業者からのSMSを拒否する」という設定をオンにしておくだけでも、かなり効果がありますよ。
マイページ(My docomo、My SoftBank、My au)から簡単に設定変更できるので、ぜひ一度チェックしてみてください。
安全な設定をしておけば、スマホ通知に怯えることなく、快適に過ごせますね。
ショートメールを電話番号だけで利用する際のポイントまとめ
- iPhoneやAndroidの標準アプリを使えば電話番号だけで簡単に送信できる
- ガラケーやパソコンからも連携機能を使えばメッセージを送れる
- 送信料金は文字数に応じて高くなるが受信は基本的に無料である
- 写真や動画は送れないためURL添付やプラスメッセージを活用する
- 電話番号だけで相手の住所や名前を個人で特定することはできない
- 知らない番号はネット検索を行って迷惑メールかどうかを確認する
- 怪しいURLは絶対にクリックせず着信拒否設定を行うことが重要である