iPhoneの有線イヤホンが片耳しか聞こえない…?原因と自分でできる9つの直し方

iPhoneで有線イヤホンが片耳しか聞こえない問題は、多くの場合、簡単な設定の見直しや接続の確認で解決できます。

原因のほとんどは、iPhone本体の「アクセシビリティ」設定、イヤホンジャックの接触不良、またはイヤホン自体の断線です。

何かの拍子に設定が変わってしまっていたり、ポケットの中でゴミが詰まったりすることは珍しくありません。

この記事では、ご自身で今すぐ試せる原因のチェック方法から、具体的な対処法までを分かりやすく紹介します。

まずは焦らず、簡単な手順から一つずつ確認していきましょう。

目次

有線イヤホンが片耳しか聞こえないiPhoneで考えられる原因とは

iPhoneのアクセシビリティ設定で確認すべき項目

iPhoneの「アクセシビリティ」設定が、意図せず片耳イヤホンの原因になっていることがあります。

特に確認したいのが、音の左右バランスを調整する機能です。

この機能は、左右で聴力が異なる方などをサポートするためのものなんです。

でも、何かの拍子に設定が変わってしまうと、片方のイヤホンからしか音が聞こえなくなる場合があるんですよ。

まずは、この設定を見直してみるのがおすすめです。

確認する場所は、「設定」アプリの中にあります。

具体的な手順は次の通りです。

  1. iPhoneのホーム画面から「設定」アプリを開きます。
  2. 少し下にスクロールして、「アクセシビリティ」という項目をタップしてください。
  3. 次に、「オーディオ/ビジュアル」という部分を選びます。

ここに、左右の音量バランスを調整するスライダーが表示されているはずです。

もし、このスライダーが真ん中からズレていたら、それが原因の可能性が高いですね。

また、同じ画面にある「モノラルオーディオ」という設定も関係していることがあります。

普段あまり触ることのない場所だからこそ、一度チェックしてみてください。

意外と簡単な操作で、あっさり問題が解決するかもしれませんよ。

左右の音量バランスを調整する手順

左右の音量バランスが偏っていることが、片耳しか聞こえない原因かもしれません。

このバランスは、iPhoneの設定画面から簡単に調整できますよ。

「設定」アプリを開いて、手順に沿って確認していきましょう。

やり方はとってもシンプルなので、安心してくださいね。

  1. まず、iPhoneのホーム画面にある歯車のアイコン、「設定」をタップします。
  2. 画面を少し下に送って、「アクセシビリティ」という項目を見つけてください。
  3. 「アクセシビリティ」の中にある、「オーディオ/ビジュアル」をタップして進みます。

この画面を開くと、「バランス」という項目があり、その下に左右に動かせるスライダーがあるのが分かります。

「L」と「R」の間に、白い丸がありますよね。

この丸が、どちらか一方に極端に寄ってしまっていると、そちら側のイヤホンからしか音が聞こえなくなってしまうんです。

なので、この白い丸を指でスライドさせて、ちょうど真ん中の位置に動かしてあげてください。

真ん中に合わせると、左右のイヤホンから均等に音が出るようになります。

普段はあまり触らない設定なので、気づかないうちにズレてしまっていることは意外とよくあります。

特に、カバンやポケットの中で誤って操作されてしまうケースも考えられます。

片耳だけ聞こえないな、と感じたら、まずこのバランス調整を試してみるのが解決への一番の近道ですよ。

モノラルオーディオが無効になっているか確かめる

「モノラルオーディオ」の設定が、片耳しか聞こえない問題に関係している場合があります。

この設定がオンになっているかオフになっているかで、音の聞こえ方が変わってくるんです。

基本的には、この設定は「オフ」になっているのが通常の状態です。

モノラルオーディオとは、左右のチャンネルの音を一つにまとめて、両方のイヤホンから同じ音を出す機能のことを指します。

例えば、片方の耳が聞こえにくい方が、すべての音を聞き取れるようにするための補助的な役割があるんですね。

この設定が「オン」になっていると、先ほど説明した左右の音量バランスがどちらに偏っていても、両方のイヤホンから音が出ます。

しかし、「モノラルオーディオ」が「オフ」の状態で、かつ左右のバランスが片方に寄っていると、片方のイヤホンからは音が聞こえなくなってしまうのです。

確認の手順は、左右のバランス調整と同じ画面にあります。

  1. 「設定」アプリから「アクセシビリティ」に進みます。
  2. 「オーディオ/ビジュアル」をタップします。
  3. 画面の上の方に「モノラルオーディオ」という項目と、オン・オフを切り替えるスイッチがあります。

もし、ご自身のiPhoneでこのスイッチが「オン」(緑色)になっていたら、一度「オフ」に切り替えてみてください。

その上で、左右のバランススライダーが真ん中にあることを確認します。

多くの場合は、「モノラルオーディオ」がオフ、かつ「バランス」が中央、という設定で正常に聞こえるはずです。

イヤホンジャックの接触不良を疑うべきケース

iPhone本体の設定に問題がない場合、次に考えられるのはイヤホンジャックの接触不良です。

イヤホンを挿し込む部分に、ホコリやゴミが溜まっていることが原因かもしれません。

特に、iPhoneをポケットやカバンにそのまま入れていると、糸くずなどが入り込みやすいんですよ。

接触不良を疑うべきサインは、いくつかあります。

例えば、イヤホンのプラグを少しグリグリと動かしたり、回したりした時にだけ音が聞こえる、といった症状です。

また、奥までしっかりと挿し込んでいるはずなのに、少しグラグラする感じがする場合も要注意ですね。

プラグの金属部分と、ジャック内部の端子がうまく触れ合っていないために、音が途切れたり片方しか聞こえなかったりするのです。

iPhoneにケースをつけている場合、そのケースが邪魔をしてプラグが奥までしっかり挿さっていない可能性もあります。

一度、ケースを外した状態でイヤホンを挿し直してみてください。

「カチッ」という感覚がなく、奥まで入らない場合は、内部にゴミが詰まっている可能性が非常に高いです。

無理に奥まで押し込もうとすると、端子を傷つけてしまう恐れがあるので絶対にやめましょう。

また、イヤホンを挿したままiPhoneを落としてしまったり、強い衝撃が加わったりした場合も接触不良の原因になりえます。

衝撃で内部の部品が破損、あるいは変形してしまうことがあるからです。

これらの症状に心当たりがあるなら、一度イヤホンジャックの中を優しく掃除してみるのが良いかもしれません。

有線イヤホンの断線を見分ける簡単なチェック方法

イヤホン本体のケーブルが内部で切れてしまう「断線」も、片耳が聞こえなくなる原因として非常に多いです。

見た目には何ともなくても、ケーブルの内部で細い導線が切れていることがあるんですよ。

断線しているかどうかは、簡単な方法でチェックできます。

一番手軽なのは、音楽を再生した状態で、イヤホンのケーブルを少しずつ指で曲げたり、動かしたりしてみることです。

特に、プラグの根元部分や、左右に分岐するY字の部分、イヤホン本体との接続部分は断線しやすいポイントになります。

これらの怪しい部分を軽く曲げた瞬間に、聞こえなかった方のイヤホンから「ブツブツ」と音がしたり、一瞬だけ聞こえたりする場合は、断線している可能性が極めて高いです。

ケーブルの内部で、切れかかった導線が一瞬だけ接触して、音が流れるからなんですね。

また、別の方法として、そのイヤホンを他のデバイスに繋いでみるのも有効です。

例えば、パソコンや他のスマートフォン、音楽プレーヤーなど、イヤホンジャックがある機器に挿して試してみてください。

もし、他のどの機器に繋いでも同じように片耳しか聞こえないのであれば、原因はiPhone本体ではなく、イヤホン側にあると断定できます。

逆に、他の機器では問題なく両耳から聞こえる場合は、iPhone本体の設定やイヤホンジャックに問題があると考えられます。

このように、原因を切り分けていくことが、解決への大切なステップになります。

毎日使っていると、無意識のうちにケーブルを強く引っ張ったり、巻きつけたりしてしまいがちなので、心当たりがないか思い出してみてください。

Lightning変換アダプタの故障が原因の可能性

イヤホンジャックがない最近のiPhoneを使っている場合、Lightning変換アダプタの故障も原因として考えられます。

iPhoneと有線イヤホンをつなぐ、あの小さなアダプタのことですね。

この変換アダプタも精密な電子部品なので、毎日抜き挿しを繰り返しているうちに、内部で断線したり、端子が劣化したりすることがあるんです。

見た目には何の変化もなくても、中で問題が起きているケースは少なくありません。

アダプタの故障を疑うべきなのは、iPhone本体の設定やイヤホン自体に問題が見つからない場合です。

イヤホンを他の機器に繋いだら正常に聞こえるのに、iPhoneにアダプタ経由で繋ぐと片耳しか聞こえない、という状況なら、このアダプタが怪しいですね。

一番確実な確認方法は、もし持っていれば、別のLightning変換アダプタで試してみることです。

家族や友人が持っていたら、少し借りて試させてもらうのが良いでしょう。

別のアダプタで問題なく両耳から聞こえたら、元々使っていたアダプタが故障していると判断できます。

また、アダプタのLightning端子部分や、イヤホンジャックの差し込み口に、汚れやホコリが溜まっていないかも確認してみてください。

ここが汚れていると、接触不良を起こして音が正常に出ないことがあります。

この変換アダプタは、ケーブル部分が短く、負荷がかかりやすい部分でもあります。

特に根元を強く曲げたり、引っ張ったりすると断線しやすいので、扱いには少し注意が必要かもしれません。

もしアダプタの故障が原因だとわかったら、新しいものに買い替えることで、問題はすぐに解決しますよ。

急に聞こえなくなった時に考えられること

さっきまで普通に聞こえていたのに、急に有線イヤホンが片耳しか聞こえなくなった場合、いくつかの原因が考えられます。

多くの場合、物理的な接続の問題か、一時的なソフトウェアの不具合であることが多いです。

まず一番に疑いたいのは、イヤホンプラグの接続が甘くなっていることです。

歩いている振動や、何かに引っかかった拍子に、プラグが少しだけ抜けてしまうことはよくあります。

見た目ではしっかり挿さっているように見えても、接触が不完全になっている可能性があるんですね。

一度イヤホンをiPhoneから完全に抜いて、もう一度「カチッ」と音がするまでしっかりと挿し直してみてください。

これだけで直ってしまうケースは、意外と多いんですよ。

次に考えられるのが、iPhoneの一時的なソフトウェアの不具合です。

長時間アプリを使っていたり、たくさんのアプリを同時に開いていたりすると、iPhoneの動作が不安定になることがあります。

その影響で、オーディオの出力がおかしくなってしまう場合があるんです。

この場合は、一度iPhoneを再起動してみるのが効果的です。

再起動することで、システムがリフレッシュされて、一時的な不具合が解消されることが期待できます。

また、急に聞こえなくなった直前に、iPhoneを落としたり、どこかにぶつけたりしなかったでしょうか。

もし強い衝撃が加わったのであれば、イヤホンジャック内部の端子が破損したり、イヤホン自体が断線してしまったりした可能性も考えられます。

まずはプラグの挿し直しとiPhoneの再起動という、すぐに試せる簡単な対処法から行ってみるのが良いでしょう。

有線イヤホンが片耳しか聞こえないiPhoneで考えられる原因とは

まず試したいiPhoneを再起動する手順

有線イヤホンが片耳しか聞こえない時、原因が何であれ、まず最初に試してほしいのがiPhoneの再起動です。

ソフトウェアの一時的な不具合が原因の場合、再起動するだけであっさり直ってしまうことがよくあります。

設定などをあれこれいじる前に、一度リフレッシュさせてみましょう。

iPhoneの再起動方法は、お使いの機種によって少し手順が異なります。

ホームボタンがない機種(iPhone X以降)の場合は、以下の手順で行います。

  1. 本体の右側にあるサイドボタンと、左側にある音量ボタンのどちらか一方(上げる・下げるどちらでもOK)を同時に長押しします。
  2. 「スライドで電源オフ」というスライダーが画面に表示されたら、両方のボタンから指を離します。
  3. スライダーを右にスライドさせると、iPhoneの電源が完全に切れます。
  4. 30秒ほど待ってから、再度サイドボタンを長押しすると、Appleのロゴが表示されてiPhoneが再起動します。

次に、ホームボタンがある機種(iPhone 8、SE 第2・第3世代など)の場合です。

  1. 本体の右側にあるサイドボタンを長押しし続けます。
  2. 「スライドで電源オフ」のスライダーが表示されたら、指を離します。
  3. スライダーを右に動かして、電源を切ってください。
  4. 電源が切れたのを確認したら、もう一度サイドボタンを長押しして、電源を入れます。

再起動は、人間でいうところの睡眠のようなものです。

動き続けて疲れたシステムを一旦休ませて、リフレッシュさせる効果があります。

イヤホンの問題だけでなく、アプリの動作が重い、画面が固まるなどのトラブルにも有効なので、覚えておくと便利ですよ。

イヤホンジャックの掃除で直る場合のやり方

イヤホンジャックの内部に溜まったホコリやゴミが原因で、接触不良が起きている場合があります。

その場合は、ジャック内を掃除することで問題が解決するかもしれません。

ただし、掃除の方法を間違えると内部の端子を傷つけてしまう恐れがあるので、慎重に行う必要があります。

安全に掃除するための、おすすめの方法をいくつか紹介しますね。

まず、一番安全で簡単なのが、息を吹きかけるか、エアダスターを使う方法です。

イヤホンジャックの穴に向けて、ホコリを吹き飛ばすイメージで「フーッ」と息を吹きかけてみてください。

もし、カメラなどの掃除に使うエアダスターがあれば、それを使うとより効果的です。

この時、缶を逆さまにしたり、ノズルを穴に近づけすぎたりしないように注意してくださいね。

次におすすめなのが、つまようじや竹串の先端を少し細く削って、優しく内部を掃除する方法です。

金属製のピンセットや針金などは、内部をショートさせたり傷つけたりする危険性が高いので、絶対に使わないでください。

つまようじの先端で、内部の壁をそっと撫でるようにして、ゴミをかき出すイメージです。

力を入れすぎず、あくまで優しく行うのがポイントですよ。

ティッシュや綿棒を細くこより状にして使う方法もありますが、中でちぎれて残ってしまう可能性があるので、あまりおすすめはできません。

掃除をする前には、必ずiPhoneの電源をオフにしておきましょう。

ジャックの中を覗き込んでみて、明らかに大きなゴミが見える場合は、この掃除方法で改善する可能性が高いです。

簡単なメンテナンスで、イヤホンが復活するかもしれませんよ。

100均のイヤホンでよくあるトラブルと対処法

100円ショップで手軽に購入できるイヤホンはとても便利ですが、価格が安い分、トラブルが起きやすいのも事実です。

片耳が聞こえなくなるという症状も、100均イヤホンでは比較的よく見られるトラブルの一つです。

最も多い原因は、やはり耐久性の問題による「断線」です。

ケーブルが細かったり、プラグの根元の作りが簡易的だったりするため、少し強く引っ張ったり、何度も抜き挿ししたりするだけで内部の線が切れてしまいやすいのです。

ケーブルの根元を触ってみて音が途切れるようなら、断線している可能性が高いでしょう。

この場合、残念ながら修理して使うのは難しいため、新しいものに買い替えるのが現実的な対処法になります。

また、プラグ部分の精度が甘く、iPhoneのイヤホンジャックとの相性が悪いケースもあります。

奥まで挿しているつもりでも、微妙に接触が悪くて片方しか聞こえない、というパターンですね。

プラグを少し回してみたり、挿し直してみたりして聞こえ方が変わるなら、この可能性が考えられます。

対処法としては、まず他の機器でも同じ症状が出るか確認してみましょう。

パソコンなど他のデバイスでも片耳しか聞こえないなら、イヤホン自体の初期不良か故障が確定します。

購入したばかりであれば、レシートを持ってお店に行けば交換してもらえる可能性もあります。

100均のイヤホンは、あくまで消耗品、あるいは緊急用と割り切って使うのが良いかもしれません。

もし頻繁に音楽を聴くのであれば、もう少し耐久性のある価格帯のイヤホンを選ぶことをおすすめします。

ダイソー製品が原因の場合にできること

もしお使いの有線イヤホンがダイソーで購入したもので、片耳が聞こえなくなった場合、いくつか試せることがあります。

まず考えられるのは、製品の初期不良か、使用しているうちの故障です。

ダイソーのイヤホンは非常に安価で手に入りますが、その分、品質にばらつきがあることも考えられます。

最初に試すべきなのは、そのイヤホンが本当に壊れているのかを確認することです。

iPhone以外の、例えばパソコンやゲーム機など、他にイヤホンを挿せる機器があれば、そちらで試してみてください。

他の機器でも同じように片耳しか聞こえないのであれば、イヤホン自体に問題があると判断できます。

この場合、もし購入して間もないのであれば、レシートを持って購入した店舗に相談してみましょう。

店舗の判断にはなりますが、初期不良として交換や返金に応じてもらえる可能性があります。

レシートがないと対応が難しい場合が多いので、電化製品などを買った際はしばらく保管しておくのがおすすめですよ。

もし、他の機器では正常に聞こえるのに、iPhoneでだけ聞こえないという場合は、原因はイヤホンではないかもしれません。

その際は、iPhone本体の設定を見直したり、イヤホンジャックの掃除を試したりといった、これまでにご紹介した対処法を再度確認してみてください。

ダイソーの製品に限らず、安価なイヤホンはケーブルが細く断線しやすい傾向にあります。

特に、プラグの付け根部分や左右の分岐点は負担がかかりやすい場所です。

もし自分で修理を試みたいと思う方もいるかもしれませんが、非常に細かい作業になるため、基本的には新しいものに買い替える方が手軽で確実と言えるでしょう。

それでも治らない場合に試すべきこと

iPhoneの設定を見直し、イヤホンジャックを掃除し、イヤホンや変換アダプタを交換してもまだ片耳しか聞こえない。

そんな八方塞がりな状況でも、まだ試せる対処法がいくつか残っています。

一つは、「ネットワーク設定のリセット」です。

これはWi-FiやBluetoothなどの通信設定を初期化する操作ですが、時々オーディオ関連の不具合にも効果があると言われています。

手順は「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」→「リセット」→「ネットワーク設定をリセット」です。

ただし、保存していたWi-Fiのパスワードなどが消えてしまうので、実行する前にはパスワードを控えておくのを忘れないでくださいね。

次に考えられるのは、iPhoneのiOSが最新のバージョンになっているかを確認することです。

古いiOSのまま使っていると、予期せぬ不具合が起こることがあります。

ソフトウェア・アップデートに、オーディオ関連の修正が含まれている場合もあるんですよ。

確認は「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」から行えます。

もしアップデートがあれば、データのバックアップを取った上で実行してみてください。

そして、これら全てを試しても改善しない場合の最終手段が、「すべての設定をリセット」あるいは「iPhoneの初期化」です。

「すべての設定をリセット」は、データは消さずにiPhoneの設定だけを購入時の状態に戻す操作です。

「初期化」は、iPhone内のすべてのデータと設定を消去して、完全に工場出荷時の状態に戻します。

どちらも強力な方法ですが、特に初期化は写真や連絡先なども全て消えてしまうため、必ず事前にパソコンやiCloudにバックアップを取ってから、自己責任で行うようにしてください。

イヤホンが壊れた場合の修理はどこに頼む?

イヤホン自体の断線や故障が原因だとわかった場合、修理を考える方もいるかもしれません。

どこに修理を依頼できるかは、そのイヤホンの種類や価格によって変わってきます。

まず、Apple純正のイヤホン(EarPods)の場合です。

もしiPhoneの購入から1年以内で、かつ保証の対象になるような故障であれば、Apple StoreやApple正規サービスプロバイダに持ち込むことで、無償で交換してもらえる可能性があります。

保証期間が過ぎている場合、有償での交換となりますが、新しいものを購入するのと費用はあまり変わらないかもしれません。

次に、ソニーやオーディオテクニカといった、オーディオメーカー製のイヤホンの場合です。

比較的高価なモデルであれば、メーカー自体が修理を受け付けていることが多いです。

公式サイトのサポートページから修理を申し込むか、購入した家電量販店に相談してみましょう。

保証期間内であれば無償、期間外であれば有償での修理となります。

ただし、修理費用が見積もりで思ったより高額になることもあるので、新品の価格と比較して検討するのが良いですね。

一方で、数千円程度で購入した比較的安価なイヤホンや、100円ショップのイヤホンの場合、修理に出すのはあまり現実的ではありません。

修理費用の方が、新品を購入する価格を上回ってしまうことがほとんどだからです。

この価格帯のイヤホンは、残念ながら消耗品と割り切って、新しいものに買い替えるのが一般的な選択となります。

自分でハンダごてなどを使って修理する方もいますが、専門的な知識と技術が必要なので、あまりおすすめはできません。

保証期間内なら無償交換できる?

「イヤホンが壊れたかも」と思った時、気になるのが保証で対応してもらえるかどうかですよね。

無償で交換できるかどうかは、いくつかの条件によって決まります。

まず一番大切なのが、Apple製品の「ハードウェア製品限定保証」の期間内であるかどうかです。

この保証は、iPhoneや付属の純正イヤホン(EarPods)を購入してから1年間有効です。

この1年間の保証期間内に、イヤホンが自然に故障してしまった場合、つまり普通に使っていたのに片耳が聞こえなくなった、といったケースでは無償交換の対象になる可能性が高いです。

ただし、この保証は製造上の欠陥に対するものなので、自分で壊してしまった場合は対象外になります。

例えば、ケーブルを強く引っ張って断線させてしまったり、水に濡らしてしまったり、ペットがかじってしまったり、といった物理的な損傷がある場合は「過失や事故による損傷」と判断され、保証期間内であっても有償での対応となります。

また、AppleCare+に加入している場合は、保証期間が2年間に延長されます。

さらに、過失や事故による損傷でも、通常より安いサービス料金で交換してもらえる特典があります。

保証が使えるかどうかを確認するには、まずAppleの公式サイトでシリアル番号を入力して保証状況をチェックするか、Appleサポートに直接問い合わせてみるのが確実です。

Apple Storeや正規サービスプロバイダに実物を持って行って、スタッフの方に見てもらうのが一番早いかもしれません。

もし保証の対象になりそうなら、諦めずに一度相談してみる価値は十分にありますよ。

新しいイヤホンに買い替えるなら何を選ぶ?

いろいろ試しても直らず、イヤホンの買い替えを決めたなら、この機会に自分に合った新しいイヤホンを選んでみるのも楽しいですよね。

どんなイヤホンを選ぶかは、何を重視するかによって変わってきます。

まず、これまでと同じようにiPhoneに付属していたApple純正の「EarPods」を買い直すという選択肢があります。

使い慣れている安心感と、Apple製品ならではの安定した品質が魅力です。

Apple Storeや家電量販店などで、3,000円前後で購入できますよ。

Lightning端子のものと、昔ながらの3.5mmプラグのものがあるので、お使いのiPhoneに合わせて選んでくださいね。

もし、これを機にワイヤレスの快適さを体験してみたいなら、思い切って「AirPods」のような完全ワイヤレスイヤホンに挑戦するのもおすすめです。

ケーブルがないだけで、通勤や運動中のストレスがぐっと減ります。

価格は高めになりますが、iPhoneとの連携もスムーズで、一度使うと手放せなくなる便利さがあります。

もちろん、もっと手頃な価格で良いイヤホンもたくさんあります。

音質にこだわりたいなら、ソニーやオーディオテクニカ、JVCといった国内のオーディオメーカーの製品がおすすめです。

1,000円台から5,000円くらいの価格帯でも、純正イヤホンとはまた違った、クリアで迫力のあるサウンドを楽しめるモデルがたくさん見つかりますよ。

家電量販店のイヤホンコーナーに行けば、たくさんの種類を試聴できるので、実際に自分の耳で音を確かめてから選ぶのが失敗しないコツです。

自分の予算や、音楽を聴くスタイルに合わせて、お気に入りの一本を見つけてみてください。

有線イヤホンが片耳しか聞こえないiPhoneまとめ

  • iPhoneで有線イヤホンが片耳聞こえない場合、まず「アクセシビリティ」の設定を確認します。
  • 左右の音量バランスのスライダーが中央にあるか、モノラルオーディオの設定がオフかを見直してください。
  • iPhoneの再起動や、イヤホンジャックのホコリを掃除するだけで直るケースも多いです。
  • ケーブルの根元を動かして音が途切れるなら、イヤホンの断線を疑いましょう。
  • Lightning変換アダプタの故障も、急に聞こえなくなった原因として考えられます。
  • 100均やダイソーのイヤホンは、製品の不具合や耐久性の問題も想定しておく必要があります。
  • 何を試しても治らない時は、保証期間を確認して修理に出すか、新しいイヤホンへの買い替えを検討します。
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