スマホが勝手に電話をかける直し方|iPhone・Androidの誤作動やウイルス感染の対策法

スマホが勝手に電話をかける現象は、多くの場合、設定の見直しや簡単な対処法で解決できます。

主な原因は、Siriなどの便利な機能の誤作動、特定のアプリの問題、画面の汚れなどが考えられます。

この記事では、iPhoneとAndroidそれぞれの原因の特定方法から、今すぐご自身で試せる具体的な直し方までを分かりやすく紹介します。

ウイルス感染や高額請求といった、現象の裏に潜む危険性とその対策についても触れていきます。

この記事を最後まで読むことで、急な誤発信の悩みと不安をスッキリ解消できます。

目次

勝手に電話がかかる現象の主な原因と潜む危険性

iPhoneで勝手に電話がかかってしまう原因とは?

iPhoneが勝手に電話をかけてしまう場合、その原因は主に「便利な機能の誤作動」にあることが多いです。

具体的には、「アクセシビリティ機能」「Siriの誤認識」「Bluetooth機器の不具合」の3つが考えられます。

まず、画面操作を補助する「アクセシビリティ機能」が、意図しない発信につながることがあります。

例えば、「AssistiveTouch」や「音声コントロール」がオンになっていると、カバンの中などで何かに触れたり、周囲の音を拾ったりして、電話をかけてしまうケースがあるんです。

これらの設定は、「設定」アプリから「アクセシビリティ」へと進み、「タッチ」や「音声コントロール」の項目でオフになっているか確認してみてください。

次に、音声アシスタントであるSiriが、会話の中の言葉を「電話をかけて」という指示だと勘違いしてしまうパターンです。

「Hey Siri」の設定を有効にしていると、テレビの音や雑談に反応してしまうことも少なくありません。

「設定」の「Siriと検索」から、「”Hey Siri”を聞き取る」をオフにするか、ロック画面でのSiriの使用を制限すると、誤作動を防ぎやすくなりますよ。

最後に、イヤホンやスマートウォッチ、カーナビなどのBluetooth機器が原因の場合もあります。

これらの機器が故障していたり、誤った信号を送ったりすることで、iPhoneが電話を発信してしまうのです。

一度、「設定」の「Bluetooth」から接続をすべてオフにして、症状が改善するか試してみるのがおすすめです。

アップデートなどで意図せず設定が変わってしまうこともあるので、まずはこの3点からチェックしてみてくださいね。

Androidスマホで勝手に電話が発信される場合のチェックポイント

Androidスマホで勝手に電話がかかってしまうなら、チェックすべきポイントは「アプリの権限」「スマートロック機能」「Googleアシスタント」の3つです。

iPhoneとは少し違う、Android特有の機能が関係していることがあるんですよ。

最初に確認したいのが、インストールしているアプリに与えられた「権限」です。

何気なくインストールしたアプリが、実は「電話の発信」を許可する権限を持っていて、それが原因で誤作動を起こしている可能性があります。

確認するには、「設定」から「アプリ」へ進み、「権限マネージャー」の中にある「電話」の項目をチェックしましょう。

ゲームや画像加工アプリなど、電話機能とは関係なさそうなアプリに権限が与えられていたら、許可を取り消してみてください。

次に、「スマートロック機能」も原因のひとつとして考えられます。

これは、自宅などの特定の場所にいる時や、スマートウォッチが近くにある時に、自動でスマホのロックを解除してくれる便利な機能です。

しかし、この機能によってロックが解除された状態で、画面が誤って操作され、電話がかかってしまうことがあります。

一度、「設定」の「セキュリティ」などから「スマートロック」の機能をオフにして、様子を見ることをお勧めします。

最後に、Googleアシスタントが「OK Google」という呼びかけに似た言葉を拾って、電話をかけてしまうケースです。

話している言葉を、電話をかける指示だと勘違いしてしまうんですね。

Googleアシスタントの設定画面で、呼びかけの感度を調整したり、ロック画面ではアシスタントが起動しないように設定したりすると、こうした誤作動を減らすことができます。

スマホのウイルス感染が疑われる症状と確認方法

勝手に電話がかかる現象が、もしスマホのウイルス感染によるものだとしたら、他にもいくつかの特徴的な症状が現れます。

ただの誤作動だと軽く考えずに、これから挙げる症状がないかチェックしてみてください。

ウイルス感染を疑うべき主なサインは、以下の通りです。

まず、スマホの動作が急に重くなったり、頻繁にフリーズしたりするようになります。

ウイルスの活動によって、スマホの処理能力が奪われてしまうためです。

同様に、バッテリーの減りが異常に早くなった場合も注意が必要になります。

また、データ通信量が急激に増えるのも、典型的な症状の一つです。

ウイルスが外部と不正に通信を行い、情報を盗み出そうとしている可能性があります。

毎月のデータ使用量は、契約している携帯電話会社のマイページなどで確認できるので、一度見てみると良いでしょう。

さらに、インストールした覚えのない怪しいアプリがあったり、ロック画面やブラウザに勝手に広告が表示されたりする場合も、感染のサインかもしれません。

これらの症状に心当たりがある場合、最も確実な確認方法は、信頼できるセキュリティ対策アプリでスキャンを実行することです。

ドコモやau、ソフトバンクといった大手キャリアも独自のセキュリティサービスを提供しているので、利用してみるのも良い方法です。

アプリを導入する際は、必ず公式のアプリストアからインストールするようにしてくださいね。

特定のアプリが原因で勝手に電話をかけていないか調べる手順

スマホが勝手に電話をかける時、特定のアプリが悪さをしているケースは意外と多いんです。

新しく入れたアプリや、あまり使っていないアプリが原因かもしれません。

原因となっているアプリを特定するための、具体的な手順をご紹介します。

まず、どのアプリが「電話をかける権限」を持っているかを確認することから始めましょう。

Androidの場合は、「設定」→「アプリ」→「権限マネージャー」→「電話」と進みます。

iPhoneの場合は、「設定」を下にスクロールしていくと、インストールされているアプリの一覧が出てくるので、個別に確認が必要です。

このリストの中に、天気予報やゲーム、メモ帳など、本来電話機能を使うはずのないアプリに権限が許可されていたら、それが原因である可能性が高いと考えられます。

見つけたら、そのアプリの権限をオフにしてみてください。

もし、どのアプリが怪しいか見当もつかない場合は、「セーフモード」で起動してみるのが有効な手段です。

セーフモードとは、スマホを購入した時に最初から入っている基本的なアプリだけで起動するモードのことです。

この状態で勝手に電話がかかる現象が起きなければ、後から自分でインストールしたいずれかのアプリが原因であると特定できます。

セーフモードの起動方法は機種によって少し異なりますが、「電源ボタンを長押し」→「『電源を切る』をロングタップ」で起動できることが多いですよ。

その後は、最近インストールしたアプリや、怪しいと感じるアプリを一つずつアンインストールして、症状が改善するかどうかを確認していく地道な作業になります。

手間はかかりますが、原因をはっきりさせるためには効果的な方法です。

画面の誤作動(ゴーストタッチ)が引き起こす発信トラブル

誰も触っていないのに、スマホの画面が勝手に動いたり、アプリが起動したりする現象を経験したことはありませんか。

これは「ゴーストタッチ」と呼ばれる画面の誤作動で、勝手に電話がかかる直接的な原因になることがあります。

ゴーストタッチが起こる理由は、いくつか考えられます。

最も多いのは、画面の汚れや、貼っている保護フィルムの問題です。

指の皮脂やホコリ、水分などが画面に付着していると、センサーがそれを指だと誤認識してしまうことがあります。

また、保護フィルムの内部に気泡やゴミが入っていたり、フィルム自体が劣化していたりすることも、誤作動を引き起こす原因になります。

一度、画面を綺麗な布で拭き、保護フィルムを貼っている場合は、一度剥がして様子を見てみるのが良いでしょう。

次に、スマホ本体の熱もゴーストタッチを誘発する要因です。

長時間のゲームや動画視聴、充電しながらの操作などでスマホが熱を持つと、内部の部品に影響が出て、タッチパネルが正常に反応しなくなることがあります。

スマホが熱いと感じたら、一度操作をやめて、涼しい場所で休ませてあげてください。

さらに、ソフトウェアの不具合や、スマホ本体の故障が原因である可能性も否定できません。

特に、スマホを水に濡らしたり、落としたりした経験がある場合は、内部のディスプレイケーブルなどが損傷していることも考えられます。

ソフトウェアのアップデートで改善することもありますが、物理的な故障の場合は修理が必要になります。

カバンやポケットの中で、意図せずロック画面の緊急通報ボタンなどが押されてしまうのも、広い意味ではゴーストタッチの一種と言えるかもしれませんね。

知らない番号へ勝手に発信された時に潜むリスク

自分のスマホから、知らない番号へ勝手に電話がかかっていたら、とても不気味で不安になりますよね。

この現象には、ただの誤作動では済まされない、いくつかのリスクが潜んでいます。

まず考えられるのが、ウイルスやマルウェアに感染している可能性です。

スマホに侵入したウイルスが、外部の特定の番号へ勝手に電話をかけ、情報を抜き取ろうとしたり、さらなる攻撃の踏み台にしようとしたりすることがあります。

この場合、発信履歴が残らないように巧妙に処理されているケースもあり、気づきにくいのが特徴です。

次に、高額な通話料を請求される詐欺に巻き込まれるリスクも存在します。

国際電話や、特殊なダイヤルサービス(ダイヤルQ2のようなもの)に勝手に発信させられてしまうパターンです。

「ワン切り」でかかってきた海外の番号に、もし勝手に折り返してしまっていたら、数秒で高額な料金が発生することもあります。

身に覚えのない高額な請求が来て初めて、被害に気づくケースも少なくありません。

また、あなたの電話番号が、犯罪に利用されてしまう危険性も考えられます。

例えば、あなたのスマホから特殊詐欺の「かけ子」が使う電話番号へ発信させることで、捜査をかく乱しようとする手口です。

万が一、警察から連絡が来た場合、自分が無関係であることを証明しなくてはならなくなります。

知らない番号への発信は、単なる気持ち悪さだけでなく、金銭的な被害や、犯罪への加担といった深刻な事態につながる可能性があるのです。

発信履歴に不審な番号を見つけたら、すぐに携帯電話会社に相談し、必要であれば警察にも届け出ることを検討してください。

身に覚えのない発信履歴から高額請求につながるケース

身に覚えのない発信履歴を見つけた時、それがもし高額請求につながる詐欺だったらと考えると、とても怖いですよね。

実際に、勝手な発信が原因で、後から多額の料金を請求されるケースは存在します。

どのような手口があるのかを知っておくことで、被害を未然に防ぐことにつながります。

典型的なのが、「国際ワン切り詐欺」に関連するパターンです。

海外の知らない番号から一瞬だけ着信があり、もしスマホがウイルス感染などの理由で勝手にその番号へ折り返し電話をかけてしまうと、非常に高額な通話料が発生します。

詐欺グループは、通話料の一部をキックバックとして得る仕組みになっているのです。

発信先が、普段見慣れない国番号(日本の+81以外)で始まっていないか、発信履歴を注意深く確認してみてください。

また、ナビダイヤル(0570)やテレドーム(0180)といった、特殊な料金体系のサービスへ勝手に発信させられてしまうこともあります。

これらの番号は、通常の通話料金プランの対象外であることが多く、「かけ放題」プランに加入していても、別途で高額な料金がかかる場合があるのです。

数分間つながっていただけで、数千円の請求になることも珍しくありません。

さらに、悪質なアプリが、気づかれないようにバックグラウンドで有料サービスにダイヤルし続けるという手口も報告されています。

この場合、毎月の請求額が少しずつ上がっていくため、明細をしっかり確認しないと被害に気づきにくいかもしれません。

もし請求額に不審な点があれば、すぐに携帯電話会社のカスタマーサービスに連絡し、通話明細を取り寄せて、どの番号への発信で料金が発生しているのかを突き止めることが重要です。

勝手に緊急通報(110番・119番)してしまう場合の危険性

スマホが勝手に110番(警察)や119番(消防・救急)に電話をかけてしまうと、ただの誤作動では済まされず、社会的な迷惑につながる危険性があります。

自分ではそんなつもりがなくても、本当に助けを必要としている人の妨げになってしまうかもしれないのです。

緊急通報は、人の命に関わる重要なライフラインです。

もしあなたのスマホから間違い電話がかかってしまうと、その対応のために警察官や消防隊員のリソースが割かれてしまいます。

その瞬間に、どこかで本当に事件や事故、急病で苦しんでいる人がいたとしたら、その人への対応が遅れてしまう可能性があるのです。

特に、カバンやポケットの中でスマホが圧迫され、ロック画面に表示される「緊急通報」ボタンが押されてしまうケースがよくあります。

最近のスマホは、電源ボタンを素早く数回押すだけで緊急SOSが作動する機能が標準で搭載されているため、これも誤作動の原因になりがちです。

もし、間違いで緊急通報をしてしまった場合は、決して無言で電話を切らないでください。

通報を受けた側は、何か事件に巻き込まれて声が出せない状況なのかもしれないと判断し、発信元の位置情報を特定して、警察官などを向かわせる措置を取ることがあります。

「すみません、間違えました」と一言伝えるだけで、無用な出動を防ぐことができます。

頻繁に誤作動が起こる場合は、スマホの設定を見直す必要があります。

例えば、iPhoneの「設定」→「緊急SOS」で、「長押しして通報」や「5回押して通報」の機能をオフにすることも可能です(ただし、いざという時のために、設定変更は慎重に判断してください)。

誤った緊急通報は、公共の資源を無駄にしてしまう行為だと認識し、設定の確認やスマホの管理をしっかり行いましょう。

固定電話で勝手に電話がかかる場合に考えられる理由

スマホだけでなく、家の固定電話が勝手に電話をかけてしまうという、少し不思議な現象が起こることもあります。

この場合、スマホとは全く違う原因が考えられます。

最も可能性が高いのは、電話回線や電話機本体の物理的な不具合です。

例えば、壁の中から電話機につながっている電話線が、ネズミにかじられたり、家具の下敷きになったりして損傷していると、回線がショートして誤作動を起こすことがあります。

また、電話機自体が古くなって内部の部品が劣化したり、水に濡れたりした場合も、同様の現象が起こる可能性があります。

一度、電話機を壁のモジュラージャックから抜き、別の電話機を繋いでみて症状が再現されるか確認すると、原因が電話機側にあるのか、それとも回線側にあるのかを切り分けることができます。

次に考えられるのが、IP電話を利用している場合のルーターやアダプターの不具合です。

ひかり電話などのIP電話は、インターネット回線を使って通話を行っています。

そのため、インターネットに接続するためのルーターや、電話機をつなぐためのVoIPアダプターといった機器が故障したり、設定に問題があったりすると、勝手に発信するなどのトラブルが発生することがあります。

これらの機器の電源を一度切って、数分後に再度入れ直す「再起動」を試してみるだけで、症状が改善するケースも少なくありません。

あまり多くはありませんが、電話回線に不正に別の機器が接続され、そこから電話がかけられている「タコ足配線」のような状態になっている可能性もゼロではありません。

もし自分で原因を特定するのが難しい場合は、契約している電話会社(NTTなど)に連絡して、回線の状態を点検してもらうのが最も確実で安全な方法と言えるでしょう。

勝手に電話がかかる問題の具体的な解決策と予防法

今すぐ試せる応急処置と具体的な直し方まとめ

スマホが勝手に電話をかけてしまう時、まずは落ち着いて、今すぐ試せる簡単な対処法からやってみましょう。

ソフトウェアの一時的な不具合が原因であることも多く、これらの方法であっさり解決することがよくあります。

最初に試してほしいのが、スマホの「再起動」です。

人間が一度眠ってリフレッシュするように、スマホも電源を入れ直すことで、メモリが整理されて軽微なエラーが解消されることがあります。

これは最も手軽で効果が期待できる方法なので、何はともあれ一度試してみてください。

次に、画面の汚れを拭き取ること、いわゆる「画面の清掃」です。

指の皮脂やホコリが原因で画面が誤作動する「ゴーストタッチ」を防ぎます。

メガネ拭きのような柔らかい布で、画面を優しく拭いてあげましょう。

もし保護フィルムを貼っているなら、一度剥がしてみるのも有効な手段です。フィルムと画面の間に挟まったゴミが原因だった、というケースも少なくありません。

それでも改善しない場合は、誤作動の原因になりやすい機能の設定を見直します。

iPhoneなら「Siri」や「音声コントロール」、Androidなら「Googleアシスタント」や「スマートロック」といった機能を一時的にオフにしてみましょう。

また、Bluetoothイヤホンなどが原因の可能性もあるので、一度Bluetooth接続も切って様子を見るのがおすすめです。

これらの対処法は、どれもすぐに試せるものばかりなので、ぜひ上から順番にチェックしてみてくださいね。

再発を防ぐために効果的なスマホの設定と対策

一度勝手に電話がかかる問題が直っても、また同じことが起きたら嫌ですよね。

再発を防ぐためには、普段からのスマホの設定や、ちょっとした使い方を工夫することがとても大切です。

日々の心がけで、誤作動のリスクをぐっと減らすことができますよ。

まず取り組みたいのが、「設定の見直し」です。

意図せず画面がオンになってしまう機能を制限しましょう。

例えば、iPhoneの「手前に傾けてスリープ解除」や、Androidの「アンビエント表示(持ち上げると画面表示)」といった機能は便利ですが、カバンの中などで誤作動の原因にもなります。

もし使っていないなら、設定からオフにしておくのがおすすめです。

同様に、「Hey Siri」や「OK Google」といった音声アシスタントも、ロック画面では反応しないように設定しておくと、会話中の言葉を拾って誤作動するのを防げます。

次に効果的なのが、「物理的な対策」です。

スマホケースを手帳型のものに変えるだけで、画面が直接カバンの中の物などに触れる機会が減り、誤作動を劇的に防止できます。

また、カバンに入れる際は、スマホ専用のポケットに入れたり、柔らかいポーチに入れたりするのも良い方法です。

画面への圧迫や予期せぬ接触を避けることが重要になります。

そして、忘れてはならないのが、OSやアプリを常に「最新の状態に保つ」ことです。

ソフトウェアのアップデートには、セキュリティの強化だけでなく、細かな不具合の修正も含まれています。

面倒くさがらずに、アップデートの通知が来たら適用するようにしましょう。

こうした小さな工夫の積み重ねで、ストレスフリーなスマホライフに繋がります。

スマホ本体の故障が疑われる場合の相談先はどこ?

色々な対処法を試してみても、どうしても勝手に電話がかかる症状が直らない…。

そんな時は、スマホ本体が故障している可能性があります。

自分で悩んでいても解決は難しいので、専門の窓口に相談するのが一番の近道です。

相談先は、主に以下の3つが考えられます。

まず、最も身近なのが、契約している携帯キャリアのショップです。

ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルなどの店舗にスマホを持ち込んで、症状を相談してみましょう。

保証サービスに加入していれば、修理費用が安くなったり、修理中に代替機を貸してくれたりするメリットがあります。

次に、スマホの製造メーカーの正規サポートに相談する方法です。

iPhoneであればApple StoreやApple正規サービスプロバイダ、Androidであれば各メーカーが指定する修理拠点などがこれにあたります。

専門知識が豊富なスタッフが対応してくれるため、原因の特定や修理がスムーズに進む可能性があります。

ただし、店舗数が限られているため、お住まいの地域によっては利用しにくいかもしれません。

最後に、街中にある民間のスマホ修理専門店という選択肢もあります。

正規店よりも修理費用が安かったり、対応が早かったりする場合がありますが、注意も必要です。

正規の部品以外で修理されると、メーカーの保証対象外になってしまうリスクがあります。

どの窓口に相談するにしても、事前に必ずデータのバックアップを取っておくことを忘れないでください。

そして、いつから、どんな時に症状が出るのかをメモして行くと、相談がスムーズに進みますよ。

どうしても直らない場合の最終手段、初期化の進め方と注意点

あらゆる設定変更や対処法を試しても問題が解決しない場合、最後の手段として「スマホの初期化」があります。

これはスマホを工場出荷時の状態に戻すことで、ソフトウェアに起因するほとんどの問題をリセットできる強力な方法です。

ただし、実行する前には絶対に忘れてはいけない注意点があります。

それは、「データのバックアップ」です。

初期化を行うと、スマホに保存されている写真や連絡先、アプリとそのデータなど、全ての情報が完全に消去されてしまいます。

後で後悔しないために、必ず事前にバックアップを取ってください。

iPhoneならiCloudやパソコンのiTunes、AndroidならGoogleアカウントを使って、大切なデータを避難させておきましょう。

特に、ゲームやLINEなど、個別に引き継ぎ設定が必要なアプリは忘れずに手続きしておくことが重要です。

バックアップが完了したら、いよいよ初期化を実行します。

iPhoneの場合は「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」、Androidの場合は「設定」→「システム」→「リセット」といった項目から進めるのが一般的です。

初期化には時間がかかるので、時間に余裕があり、十分に充電された状態で、Wi-Fi環境が整った場所で行ってください。

初期化が終わると、スマホは購入した時と同じまっさらな状態になります。

最初の設定画面で、バックアップからデータを復元する選択肢が表示されるので、それを選べば元の環境に近づけることが可能です。

もし、この初期化を行っても症状が改善しない場合は、ソフトウェアではなく、スマホ本体の物理的な故障が原因であるとほぼ断定できます。

その際は、諦めて修理に出すことを検討しましょう。

勝手に電話がかかるまとめ

  • スマホが勝手に電話がかかる原因の多くは、Siriやアプリなどソフトウェアの誤作動です。
  • iPhoneではアクセシビリティ機能、Androidではアプリに与えた電話権限が誤発信の原因になりがちです。
  • 画面の汚れやスマホの熱が引き起こす「ゴーストタッチ」も、意図しない発信につながります。
  • ウイルス感染が疑われる際は、データ通信量の急増や見慣れないアプリの有無を確認しましょう。
  • 知らない番号への発信は、高額請求につながる詐欺のリスクがあるため履歴をよく確認してください。
  • 対策として、まずは再起動や画面の清掃、原因となりうる機能の一時的なオフを試すのがおすすめです。
  • 様々な対策を試しても直らない場合は、データをバックアップした上で初期化や修理を検討しましょう。
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