スイッチコントロールはトリプルクリック以外が便利!背面タップやSiriでの起動・解除方法

iPhoneのスイッチコントロールは、サイドボタンのトリプルクリック以外にも様々な方法で起動できます。

コントロールセンターへの追加や、iPhoneの背面を叩く背面タップ、Siriへの声かけなどがその代表例です。

この記事では、トリプルクリックを使わないスイッチコントロールの便利な起動・解除方法を具体的に紹介します。

さらに、意図せずオンになり青い枠が表示されて操作できなくなった時の対処法も解説します。

あなたのiPhone操作がもっと快適になるヒントがきっと見つかりますよ。

目次

スイッチコントロールをトリプルクリック以外で起動する便利な方法

コントロールセンターに追加してワンタップで起動する設定

スイッチコントロールの起動に、コントロールセンターを使うとワンタップで済むのでとても便利です。

トリプルクリックが苦手だったり、サイドボタンが押しにくかったりする場合に、ぜひ試してほしい設定方法になります。

設定の手順は以下の通り、とても簡単ですよ。

  1. まず、iPhoneの「設定」アプリを開きます。
  2. 少し下にスクロールして「コントロールセンター」という項目をタップしてください。
  3. 「含まれているコントロール」の下にある「コントロールを追加」のリストの中から、「アクセシビリティのショートカット」を探します。
  4. 見つけたら、左側にある緑色の「+」ボタンをタップします。

これで設定は完了です。

画面の右上隅から下にスワイプ(ホームボタンがある機種では下から上にスワイプ)してコントロールセンターを開いてみてください。

人の形をしたアイコンが追加されているはずです。

このアイコンをタップするだけで、スイッチコントロールのオンとオフを切り替えられます。

もし、アクセシビリティのショートカットに複数の機能を設定している場合は、アイコンをタップすると機能の選択リストが表示されるので、その中から「スイッチコントロール」を選んでくださいね。

背面タップに割り当てて素早く起動するやり方

iPhoneの背面を軽く「トントン」と叩くだけで、スイッチコントロールを起動できる「背面タップ」という機能があります。

まるで魔法のようなこの機能を使えば、ボタンを押すよりも素早く、スマートに操作ができますよ。

この機能は、iOS 14以降を搭載したiPhone 8以降のモデルで利用可能です。

設定方法は、以下の手順で行います。

  1. 「設定」アプリを開き、「アクセシビリティ」を選択します。
  2. 「身体機能および操作」の項目にある「タッチ」をタップします。
  3. 一番下までスクロールして、「背面タップ」を選んでください。
  4. 「ダブルタップ(2回叩く)」か「トリプルタップ(3回叩く)」、どちらかお好みの操作を選びます。
  5. 次の画面で、割り当てる機能のリストが表示されるので、その中から「スイッチコントロール」を探して、チェックを入れれば設定完了です。

例えば「ダブルタップ」に設定した場合、iPhoneの背面(リンゴマークのあたり)を指で2回軽く叩くだけで、スイッチコントロールが起動します。

ポケットから取り出す動作の中で起動することも可能で、とてもスピーディーです。

薄いケースなら装着したままでも問題なく反応しますが、分厚い手帳型ケースなどでは反応しにくいこともあるので、一度試してみてくださいね。

Siriに話しかけてオン/オフを切り替える手順

手が離せない時や、iPhoneの画面を直接操作できない状況では、Siriに話しかけてスイッチコントロールを操作するのが一番便利です。

物理的なボタン操作が一切いらないので、誰でも簡単に実行できますよ。

やり方はとってもシンプルです。

まず、Siriを起動します。

「Hey Siri」と話しかけるか、サイドボタン(またはホームボタン)を長押ししてください。

Siriが応答したら、はっきりとこう話しかけます。

「スイッチコントロールをオンにして」

これだけで、Siriがスイッチコントロールを起動してくれます。「スイッチコントロールをつけて」でも大丈夫です。

逆に、スイッチコントロールをオフにしたい時も同じです。

Siriを呼び出して、「スイッチコントロールをオフにして」や「スイッチコントロールを消して」とお願いすれば、すぐに機能を停止してくれます。

この方法は、例えば料理中で手が汚れている時や、車の運転中に助手席の人に操作をお願いする時などに非常に役立ちます。

Siriが正しく聞き取れるように、周りが静かな環境ではっきりとした声で話すのがコツです。

インターネットに接続している必要はありますが、トリプルクリック以外の方法としてぜひ覚えておきたいテクニックの一つです。

トリプルクリックで他の機能が起動する場合の解決策

サイドボタンをトリプルクリックしたのに、スイッチコントロールではなく、拡大鏡など別の機能が起動してしまうことがあります。

これは故障ではなく、「アクセシビリティショートカット」に複数の機能が登録されていることが原因です。

設定を少し見直すだけで、簡単に解決できますよ。

アクセシビリティショートカットは、便利なサポート機能を素早く呼び出すための機能です。ここに複数の機能が登録されていると、トリプルクリック時に選択メニューが表示されたり、意図しないものが起動したりするのです。

解決するための手順は以下の通りです。

  1. 「設定」アプリを開き、「アクセシビリティ」に進みます。
  2. 一番下までスクロールして、「アクセシビリティショートカット」という項目をタップします。
  3. 登録されている機能のリストが表示されます。ここで「スイッチコントロール」以外の機能のチェックをすべて外してください。
  4. 「スイッチコントロール」だけに青いチェックマークが付いている状態にすれば、トリプルクリックで確実にスイッチコントロールだけが起動するようになります。

もし、他の機能もショートカットで使いたい場合は、リストの右側にある三本線のアイコンをドラッグして、「スイッチコントロール」を一番上に移動させてみてください。

こうすることで、トリプルクリックした際に優先的に選択されるようになります。

スイッチコントロールの青い枠を今すぐオフにするには

画面に突然現れた青い枠は、スイッチコントロールがオンになっている証拠です。この枠を消すには、スイッチコントロールの機能自体をオフにする必要があります。

青い枠は、スイッチコントロールが現在どの部分を選択しているかを示すカーソルなので、枠だけを消して機能をオンのままにすることはできません。

意図せずオンになってしまい、いつもの操作ができなくて困った時は、以下のいずれかの方法でオフにしてください。

最も簡単な方法は、サイドボタン(またはホームボタン)を3回すばやくカチカチカチっと押す「トリプルクリック」です。

ほとんどの場合、これで青い枠は消えて、通常の操作に戻ります。

もしトリプルクリックで消えない場合は、他の方法を試しましょう。

コントロールセンターに「アクセシビリティのショートカット」を追加しているなら、コントロールセンターを開いて人の形をしたアイコンをタップしてオフにします。

また、Siriが使える状態なら、「Hey Siri、スイッチコントロールをオフにして」と話しかけるのが確実です。

これらの方法がすべて使えない場合は、「設定」アプリから「アクセシビリティ」→「スイッチコントロール」と進み、一番上にあるスイッチを直接オフにしてください。

パスコードが入力できずロック画面を解除できない時の対処法

スイッチコントロールがオンになったままだと、ロック画面でパスコードの数字をタップしても入力できず、解除できなくなってしまうことがあります。

これは、通常のタッチ操作がスイッチコントロールの操作に切り替わっているためで、故障ではありません。

そんな時は、まずスイッチコントロールをオフにすることで解決します。

最初に試してほしいのが、サイドボタン(ホームボタンがある機種はそのボタン)を3回連続で素早く押す「トリプルクリック」です。

この操作でスイッチコントロールをオフにできれば、青い枠が消えて、いつも通りにパスコードが入力できるようになります。

もし、トリプルクリックで解除できない、または設定していない場合は、Siriに頼んでみましょう。

「Hey Siri」と呼びかけてから、「スイッチコントロールをオフにして」とお願いしてみてください。Siriが機能をオフにしてくれるはずです。

これらの方法でも解除できない場合の最終手段は、iPhoneの「強制再起動」です。

強制再起動の方法は機種によって異なりますが、例えばiPhone X以降なら「音量を上げるボタンを押してすぐ放す」→「音量を下げるボタンを押してすぐ放す」→「サイドボタンをAppleロゴが表示されるまで長押し」となります。

再起動すればスイッチコントロールはオフになるので、確実にロックを解除できますよ。

そもそも「アクセシビリティショートカット」とは?

「アクセシビリティショートカット」とは、iPhoneに搭載されている様々なサポート機能(アクセシビリティ機能)を、簡単な操作ですぐに呼び出すための便利な設定です。

スイッチコントロールも、このアクセシビリティ機能の一つです。

通常、こうした機能を使うには、「設定」アプリを開いて、いくつもの階層をタップしていく必要があり、少し手間がかかります。

その手間を省き、まるで電灯のスイッチのように、必要な時にすぐにオン・オフできるようにするのが、アクセシビリティショートカットの役割なんです。

このショートカットの代表的な起動方法が、サイドボタン(またはホームボタン)の「トリプルクリック」です。

設定方法はとても簡単です。

  1. 「設定」アプリから「アクセシビリティ」を開きます。
  2. 一番下にある「アクセシビリティショートカット」をタップします。
  3. ショートカットで使いたい機能のリストが表示されるので、ここから「スイッチコントロール」などにチェックを入れます。

ここにチェックを入れた機能が、トリプルクリックで呼び出せるようになります。

一つだけチェックすればその機能が直接起動し、複数チェックすれば機能を選ぶメニューが表示されます。

トリプルクリック以外に、コントロールセンターや背面タップに割り当てられるのも、このアクセシビリティショートカットの機能なんですよ。

スイッチコントロールをトリプルクリック以外で使いこなす応用設定

「ショートカット」アプリでホーム画面に専用アイコンを作るには

スイッチコントロールの起動を、もっと直感的に行いたいなら、「ショートカット」アプリを使ってホーム画面に専用のアイコンを作るのがおすすめです。

これなら、アプリを起動するのと同じ感覚で、ワンタップでスイッチコントロールをオンにできますよ。

少し手順が多いですが、一度設定してしまえばずっと使えるのでとても便利です。

作成手順は以下の通りです。

  1. まず、iPhoneに標準で入っている「ショートカット」アプリを開きます。
  2. 画面右上の「+」ボタンをタップして、新しいショートカットを作成します。
  3. 「アクションを追加」をタップし、検索窓に「スイッチコントロール」と入力します。
  4. 表示された「スイッチコントロールを設定」というアクションを選択します。
  5. 「スイッチコントロールを“切り替える”」となっている部分をタップし、「オンにする」に変更します。
  6. 画面上部の下向き矢印(▼)をタップし、「ホーム画面に追加」を選択します。
  7. アイコンのデザインや名前を自由に設定し、右上の「追加」をタップします。

これで、ホーム画面に今作ったアイコンが表示されます。このアイコンをタップするだけで、いつでもスイッチコントロールをオンにできます。

同様に、オフにするための専用アイコンも作っておくとさらに便利ですよ。その場合は、ステップ5で「オフにする」を選択してくださいね。

AssistiveTouch(仮想ボタン)から呼び出す設定

画面上に常に表示させておける仮想ボタン「AssistiveTouch」から、スイッチコントロールを呼び出す方法もあります。

物理ボタンが押しづらい方や、画面操作だけで完結させたい場合に非常に便利な設定です。

AssistiveTouchは、画面に表示される丸いボタンをタップすると、様々な操作ができるメニューが開く機能です。

このメニューの中に、スイッチコントロールの起動を追加することができます。

設定の手順は以下の通りです。

  1. 「設定」アプリを開き、「アクセシビリティ」→「タッチ」と進みます。
  2. 一番上にある「AssistiveTouch」をタップし、スイッチをオンにして機能を有効にします。
  3. 「カスタムアクション」の項目で、「シングルタップ」「ダブルタップ」「長押し」のいずれかを選びます。(ここでは例として「シングルタップ」を選びます)
  4. 次の画面で機能のリストが表示されるので、その中から「アクセシビリティショートカット」を探してチェックを入れます。

これで、画面上の丸いAssistiveTouchボタンを1回タップするだけで、アクセシビリティショートカットが起動します。

ショートカットにスイッチコントロールだけを登録していれば直接オンになり、複数登録している場合は選択メニューが表示されます。

より直接的に起動したい場合は、ステップ3の「トップレベルメニューをカスタマイズ」から、メニュー内にスイッチコントロールの起動ボタンそのものを設置することも可能ですよ。

スイッチコントロールが勝手にオンになる原因と対策

何もしていないのに、スイッチコントロールが勝手にオンになってしまう場合、いくつかの原因が考えられます。

一番多いのは、意図しない「誤操作」です。

例えば、カバンやポケットの中でiPhoneのサイドボタンが3回連続で押されてしまい、アクセシビリティショートカットが起動してしまうケースです。これは、知らないうちにトリプルクリックしてしまっている状態ですね。

また、「背面タップ」にスイッチコントロールを割り当てている場合も、机に置いた時などの些細な衝撃で機能がオンになってしまうことがあります。

これらの誤操作を防ぐための対策は、起動方法を見直すことです。

  1. 「設定」→「アクセシビリティ」→「アクセシビリティショートカット」を開きます。
  2. ここで「スイッチコントロール」のチェックを外せば、トリプルクリックでは起動しなくなります。
  3. 「設定」→「アクセシビリティ」→「タッチ」→「背面タップ」を開き、スイッチコントロールの割り当てを「なし」に変更します。

こうすることで、物理的な誤操作で勝手に起動する可能性を大幅に減らせます。

その代わりに、コントロールセンターやSiriから起動するようにすれば、普段は邪魔にならず、使いたい時だけ確実に機能を呼び出せますよ。

もし、これらの設定を見直しても頻繁に勝手にオンになる場合は、ソフトウェアの一時的な不具合も考えられるので、iPhoneを一度再起動してみるのも有効な対策です。

スイッチコントロールを完全に無効化する手順

スイッチコントロールの機能を今後一切使わない、誤って起動するのを完全に防ぎたい、という場合は、関連する設定をすべてオフにすることで無効化できます。

手順は少し多いですが、これをやっておけば、勝手に青い枠が出てきて困る、といったトラブルから解放されますよ。

以下の3つのステップで、完全な無効化を目指しましょう。

ステップ1:スイッチコントロール本体をオフにする

  1. 「設定」アプリを開き、「アクセシビリティ」に進みます。
  2. 「身体機能および操作」の項目にある「スイッチコントロール」をタップします。
  3. 一番上にある「スイッチコントロール」のスイッチがオフ(白色)になっていることを確認します。オンならタップしてオフにしてください。

ステップ2:アクセシビリティショートカットから削除する

  1. 「アクセシビリティ」の画面に戻り、一番下の「アクセシビリティショートカット」をタップします。
  2. リストの中に「スイッチコントロール」があれば、チェックを外します。

ステップ3:他の起動方法からも削除する

  1. 「背面タップ」や「AssistiveTouch」に割り当てている場合は、それらの設定画面からもスイッチコントロールの割り当てを解除します。
  2. コントロールセンターに追加している場合は、コントロールセンターの設定から「アクセシビリティのショートカット」を削除します。

これらの設定をすべて見直すことで、意図せずにスイッチコントロールが起動する可能性を限りなくゼロに近づけることができます。

特定のアプリだけで自動でオンにする設定とは

スイッチコントロールを、特定のアプリを使っている間だけ自動的にオンにする、という非常に便利な設定が可能です。

例えば、特定のゲームアプリを開いた時だけスイッチコントロールを使いたい、といった場合に役立ちます。

この設定は、「ショートカット」アプリの「オートメーション」という機能を使って実現します。

設定の手順は以下の通りです。

  1. 「ショートカット」アプリを開き、画面下部の「オートメーション」タブを選択します。
  2. 右上の「+」ボタンを押し、「個人用オートメーションを作成」をタップします。
  3. トリガーのリストの中から「App」を選択します。
  4. 「App」の横にある「選択」をタップし、スイッチコントロールを自動でオンにしたいアプリを選びます。
  5. 「開いている」にチェックが入っていることを確認し、右上の「次へ」をタップします。
  6. 「アクションを追加」をタップし、検索窓で「スイッチコントロールを設定」を探して選択します。
  7. アクションが「スイッチコントロールをオンにする」となっていることを確認し、「次へ」をタップします。
  8. 最後に、「実行の前に尋ねる」のスイッチをオフにして、「完了」をタップします。

これで、設定したアプリを開くと自動でスイッチコントロールがオンになります。

同様に、「Appが閉じられている時」をトリガーにして、オフにするオートメーションも作っておくと完璧ですよ。

スイッチコントロールの「レシピ」機能の基本

スイッチコントロールの中にある「レシピ」という機能は、一連の複雑な操作を一つのかたまりとして保存し、いつでも呼び出せるようにする、いわば「操作の記憶機能」です。

特定のゲームで毎回同じコンボ技を出す、といった定型的な繰り返し操作を自動化したい時に、非常に強力な武器になります。

レシピの基本的な考え方はこうです。

まず、あなたが普段行っている画面のタップやスワイプといった操作を、スイッチコントロールに「カスタムジェスチャ」として記録させます。

例えば、「画面の右下をタップし、次に中央にスワイプする」といった一連の動きを記憶させるイメージです。

次に、この作成したカスタムジェスチャを含むいくつかの操作をまとめて、一つの「レシピ」として保存します。

そして、このレシピを起動するように設定しておけば、スイッチを一つ押すだけで、記憶させた一連の複雑な操作が自動で実行される、という仕組みです。

レシピを作成するには、

  1. 「設定」→「アクセシビリティ」→「スイッチコントロール」→「レシピ」と進みます。
  2. 「新規レシピを作成」から、名前をつけてジェスチャなどを割り当てていきます。

少し設定は複雑ですが、使いこなせば特定のアプリの操作を劇的に効率化できます。まずは簡単な操作を記録させて、どんな風に動くのか試してみるのがおすすめですよ。

トリプルクリック自体を無効にする方法

サイドボタンのトリプルクリックという操作自体を、完全に無効にすることは、残念ながらiPhoneの標準機能ではできません。

トリプルクリックは、アクセシビリティ機能を素早く呼び出すための重要な操作として、システムに組み込まれているためです。

しかし、「トリプルクリックしても何も起きないようにする」ことは可能です。

その方法は、アクセシビリティショートカットの設定を空にすることです。

手順はとても簡単です。

  1. 「設定」アプリを開き、「アクセシビリティ」に進みます。
  2. 画面を一番下までスクロールして、「アクセシビリティショートカット」という項目をタップします。
  3. 機能のリストが表示されます。ここで、チェックがついている全ての項目のチェックを外してください。

リスト内のどの機能にも青いチェックマークがついていない状態になれば、設定は完了です。

この状態では、サイドボタンをトリプルクリックしても、呼び出すべき機能が何もないため、iPhoneは何も反応しなくなります。

これにより、意図せずトリプルクリックしてしまい、何かの機能が起動して困る、といった事態を完全に防ぐことができます。

スイッチコントロールなどの機能を一切使わないのであれば、この設定にしておくのが一番シンプルで安心できる対策と言えるでしょう。

スイッチコントロールが反応しない・動かない時のリセット方法

スイッチコントロールがオンになっているのに、うまく反応しない、カーソルが動かない、といった不具合が起きた時には、いくつかのリセット方法を試すことで改善される場合があります。

まず最初に試してほしい、最も簡単で効果的な方法は、iPhoneの「再起動」です。

ソフトウェアの一時的なエラーや、メモリの不具合が原因で正常に動かなくなっている場合、再起動することでシステムの状態がリフレッシュされ、問題が解決することが非常に多いです。

通常の電源オン・オフで構いませんので、一度試してみてください。

もし再起動しても改善しない場合は、スイッチコントロールの設定を一度リセットしてみましょう。

  1. 「設定」→「アクセシビリティ」→「スイッチコントロール」を開きます。
  2. 一度、一番上の「スイッチコントロール」のスイッチをオフにします。
  3. iPhoneを再起動します。
  4. 再度同じ設定画面を開き、スイッチをオンにし直します。

この操作により、設定が再読み込みされ、不具合が解消されることがあります。

また、登録している「スイッチ」や「レシピ」の設定が、現在のiOSのバージョンと合わなくなって不具合を起こしている可能性も考えられます。

その場合は、「スイッチ」や「レシピ」の項目に入り、一度登録している設定を削除して、再度設定し直してみるのも有効な手段です。

これらの方法を試しても改善しない場合は、iOSのアップデートで修正されることもあるので、最新版へのアップデートも検討してみてください。

スイッチコントロール トリプルクリック以外のまとめ

  • スイッチコントロールは、トリプルクリック以外にコントロールセンターや背面タップ、Siriで起動できます。
  • アクセシビリティショートカットの設定を見直せば、トリプルクリックで他の機能が起動するのを防げます。
  • 意図せずオンになり青い枠が出た場合は、トリプルクリックやSiriでオフにするのが基本の解除方法です。
  • ロック画面でパスコードが入力できず解除できない時は、トリプルクリックやSiri、最終手段として強制再起動を試します。
  • 勝手にオンになる主な原因は誤操作で、アクセシビリティショートカットから設定を外すことで対策できます。
  • 「ショートカット」アプリのオートメーションを使えば、特定のアプリ使用時のみ自動でオンにすることも可能です。
  • トリプルクリック自体を無効化したい場合は、アクセシビリティショートカットの登録をすべて解除します。
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