Androidスマホの画面がセピア色になる原因は、ほとんどが設定によるものです。
ナイトモードやおやすみモード、色補正などの機能が、知らないうちにオンになっていることがあるんです。
つまり、故障ではなく、ちょっとした設定を見直すだけで簡単に直せるケースがほとんどです。
ここでは、画面がセピア色になる主な原因と、それぞれの確認・解除方法をわかりやすくまとめました。
スマホの設定にあまり詳しくなくても、落ち着いて順番に試せばきっと解決できますよ。
Androidの画面がセピア色になるケースと対処法
まず設定を見直してみましょう。
画面がセピア色になる原因は、スマホの機能の中にいくつかあるんです。
とはいえ、「セピア色」と言っても、人によっては黄色っぽく見えたり、ちょっと暗く感じたり、グレーがかったように見えることもあります。
原因もひとつではなく、いくつかの設定が関係している可能性もあります。
よくある5つの機能を紹介しながら、それぞれの確認方法や直し方をわかりやすくお伝えしていきますね。
おやすみ時間モードを確認
「おやすみ時間モード」は、夜間にスマホの通知を控えたり、画面を落ち着いた色に変える機能です。
「おやすみ時間モード」がオンになっていると、画面が以下のようになっています。

おやすみ時間モードの表示は、スマホの機種によって異っていて「おやすみモード」や「就寝モード」といった項目で表示されていたりします。
確認方法:
- 「設定」を開きます。
- 「Digital Wellbeingと保護者による使用制限」を選びます。
- 「おやすみ時間モード」を選びます。
- 「おやすみ時間モードがONです」となっていれば、OFFにしてください。
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自動でオンになる時間帯が設定されている場合もあるので、スケジュール設定も確認してみてください。
夜間モードを確認する
夜間モードは、画面を暖かい色味にして目の負担を減らす機能で、これが有効だと、画面が黄色っぽく=セピアっぽく見えるんですよ。

夜間モードは、スマホの機種によっては「ナイトライト」や「目の保護モード」「読書モード」といった項目で表示されていたりします。
確認方法:
- 「設定」を開きます。
- 「ディスプレイ」を選びます。
- 「夜間モード」を開きます。
- 「ON」を「OFF」にします。
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色補正を確認する
色補正は、画面の色合いを青っぽかったり、または赤っぽかったりできる機能です。
ですが、意図しない間にオンにしてしまっているかもしれません。

特に、画面全体が黄ばんで見えたり、なんとなく色がくすんで見えるような場合には、この設定が影響しているかもしれません。
確認方法:
- 「設定」を開きます。
- 「ユーザー補助」または「アクセシビリティ」を選びます。
- 「視認性向上」を選びます。
- 「色の補正」を選びます。
- 「色の補正」を見て、ONになっていればOFFにします。
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機種によっては「ユーザー補助」のあと、すぐに「色補正」となっているのも多いです。
また、「視認性向上」は「色と動き」など、色に関する名称になっていたりもします。
色反転を確認する
「色反転」は、画面の色を逆にする機能で、たとえば白い部分が黒くなるなど、見た目が大きく変わります。
そのため、オンになっているとすぐに気づけるはずです。

「色反転」は、「色の補正」の①「設定」~③「視認性向上」までが同じで、すぐに見つけられます。
- 「設定」→「ユーザー補助」を開きます
- 「視認性向上」を選びます。
- 「色を反転」のONをOFFにします。
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機種によっては「ユーザー補助」のあと、すぐに「色を反転」となっているのも多いです。
また、「視認性向上」は「色と動き」など、色に関する名称になっていたりもします。
グレースケールを確認する
「グレースケール」は画面を白黒表示にする機能です。
セピアとは少し異なりますが、画面の色が通常と違って見える場合は、この設定も確認してみてください。
これは「色の補正」と同じです。

確認方法:
- 「設定」→「ユーザー補助」を開きます
- 「視認性向上」→「色の補正」を選びます。
- 「色の補正」を見て、ONになっていればOFFにします。
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Androidの画面がセピア色のまま治らない時の対処法
画面設定を見直してもセピア色が消えない場合は、「何かの故障かも…」と不安になりますよね。
でも、まだ試せる対処法はあります。
ここでは、設定を変えても直らないときに試すべきシンプルな方法を紹介します。
端末を再起動してみる
設定を確認しても変化がない場合、端末を一度再起動してみましょう。
一時的なバグで画面表示がおかしくなっていることもあります。
電源ボタンを長押しして「再起動」を選ぶだけなので、まずは試してみてください。
サポートに連絡する
どうしても原因がわからず直らない場合は、スマホのメーカーやキャリアのサポートに連絡するのが安心です。
端末の型番や症状を伝えると、具体的な対処方法を教えてもらえます。
まとめ:画面がセピア色になるときは設定をチェック
画面がいつもの見慣れた色と違っていると「壊れたかも!?」と焦ってしまいがちですが、実は原因のほとんどは設定によるものです。
「設定」アプリの中にある「おやすみモード」や「ディスプレイ」「ユーザー補助」などの色に関する項目を、一つずつ確認していけば、ちゃんと元の画面に戻せることがほとんどです。
今回のようなトラブルは、何度か操作しておけば次に起きたときもすぐに対処できるようになるので、あせらず落ち着いて対応していきましょう。