ポケモンGOの位置偽装はバレる?BANのリスクとiPhone/Android別の安全なやり方

ポケモンGOの位置偽装は、不自然なGPSの動きを運営に検知され、アカウントBAN(永久停止)に至る高いリスクがあります。

これは3段階のペナルティ制度「3ストライクポリシー」に基づいており、警告を無視し続けると大切なアカウントを失うことになります。

位置偽装は利用規約で明確に禁止されている行為です。

この記事では、位置偽装がバレる仕組みや具体的なリスク、BANを避けるための安全対策について解説します。

安易な気持ちで行う前に、正しい知識を身につけてアカウントを守りましょう。

目次

位置偽装をポケモンgoで行うリスクとBANされる仕組み

運営にバレる仕組みと検知システム

ポケモンGOの運営に位置偽装がバレるのは、主にプレイヤーの不自然な行動やGPS情報の異常をシステムが検知しているからです。

人の手で一人ひとり監視しているわけではなく、プログラムが自動で怪しい動きを見つけている、というイメージですね。

運営側は、私たちが思っている以上に様々な情報を見ています。

具体的には、以下のような行動が検知の対象になりやすいと言われています。

  • ありえない速度での長距離移動(例:数秒で東京から大阪へ移動する)
  • 短時間での頻繁なワープ(瞬間移動)
  • GPS信号が不安定、または不自然な挙動を示す
  • 改造された非公式アプリを使用している

これらの情報は、ゲームのサーバーに常に記録されています。

例えば、「東京でポケモンを捕まえた1分後に、ニューヨークのジムにポケモンを置く」といった行動は、物理的に不可能です。

こうした矛盾した行動ログが積み重なることで、システムが「このプレイヤーは不正行為をしている可能性が高い」と判断し、警告やペナルティの対象になってしまうのです。

BANに至るペナルティの3ストライクポリシー

ポケモンGOでは、不正行為が確認されたプレイヤーに対して、「3ストライクポリシー」という段階的なペナルティ制度を導入しています。

これは、いきなりアカウントを停止するのではなく、警告から始まり、改善が見られない場合に処分が重くなっていく仕組みです。

違反の度合いに応じて、以下のように3つの段階が設定されています。

ストライク期間内容
1回目7日間ゲーム内で警告が表示され、一時的に珍しいポケモンが出現しなくなるなどの制限がかかる(ソフトBAN)。
2回目30日間アカウントが一時的に停止され、ゲームにログインできなくなる。
3回目永久アカウントが永久に停止され、二度とそのアカウントで遊ぶことはできなくなる。

このポリシーがあるため、「1回くらいなら大丈夫だろう」と安易に考えてしまうかもしれません。

しかし、一度警告を受けると、その履歴はアカウントに記録されます。

警告を無視して不正行為を続ければ、大切なアカウントを失うリスクがどんどん高まっていくことを覚えておきましょう。

最初に届く警告メッセージとソフトBANの状態

位置偽装などの不正行為が初めて検知されると、ゲームの画面に警告メッセージが表示されます。

これが、3ストライクポリシーにおける最初のストライク(1回目の警告)にあたります。

同時に、「ソフトBAN」と呼ばれる一時的な機能制限状態になることが多いです。

この状態になると、以下のような症状が現れます。

  • 野生のポケモンを捕まえようとしても、ボールを投げると必ず逃げられてしまう。
  • ポケストップを回しても、アイテムが一切出てこない。
  • ジムバトルに参加できない。
  • レイドバトルに参加しても、ボスポケモンを捕獲できない。

このソフトBANは、不正行為の内容にもよりますが、通常は数時間から半日程度で自然に解除されることがほとんどです。

しかし、これは運営からの「不正行為を検知しましたよ」という明確なサインです。

この警告を軽く考えず、一度立ち止まってプレイスタイルを見直すきっかけにすることが、アカウントを守る上で非常に重要になります。

アカウント停止という最大のリスク

位置偽装を続けることの最大のリスクは、言うまでもなく「アカウントの永久停止(永久BAN)」です。

3ストライクポリシーの最終段階にあたり、これを受けてしまうと、そのアカウントでポケモンGOをプレイすることは二度とできなくなります。

アカウントが永久に停止されると、以下のようなことが起こります。

  • ゲームにログインしようとしても、エラーメッセージが出て弾かれてしまう。
  • これまで時間や労力をかけて集めた、たくさんのポケモンたちが全て失われる。
  • 伝説のポケモンや色違いのポケモン、限定のポケモンも全て消えてしまう。
  • もし課金をしていた場合でも、そのお金が返ってくることはない。

まさに、今まで積み上げてきた全てが水の泡となってしまうのです。

軽い気持ちで始めた位置偽装が、取り返しのつかない結果を招く可能性があります。

大切なポケモンたちとの思い出を失わないためにも、この最大のリスクは常に頭に入れておく必要があります。

最低限守るべき「クールダウンタイム」のルール

位置偽装によるBANのリスクを少しでも下げるために、最低限守らなければならない暗黙のルールがあります。

それが「クールダウンタイム」です。

これは、ゲーム内で長距離を移動(ワープ)した際に、移動した距離に応じて一定時間、ゲーム内での特定のアクションを一切行わずに待機することを指します。

なぜなら、現実世界ではありえない速度での移動と行動が、不正検知の大きな要因になるからです。

例えば、東京でポケモンを捕まえた直後に、沖縄に出現したレイドバトルに参加する、といった行動はシステムに怪しまれます。

クールダウンタイムの目安は、移動距離によって変わりますが、最大でも2時間とされています。

移動距離推奨される待機時間
1km約30秒
10km約8分
100km約45分
500km約1時間15分
1500km以上2時間

この待機時間中は、ポケモン捕獲、ポケストップ、ジムバトル、きのみを与えるなどの行動は絶対に避けるべきです。

このルールを守ることが、不正行為だと判断される可能性を少しでも低くするための鉄則と言えるでしょう。

位置偽装が急にできなくなる主な原因

今まで問題なく使えていた位置偽装ツールが、ある日突然できなくなってしまうことがあります。

その原因は、一つだけではありません。

主に、以下のような理由が考えられます。

ポケモンGOアプリのアップデート

最も多い原因がこれです。運営側は定期的にアプリをアップデートし、不正行為への対策を強化しています。

新しいバージョンでは、既存の位置偽装ツールが使えないようにセキュリティが更新されることがよくあります。

スマホのOSアップデート

iPhone (iOS) やAndroidのOSをアップデートした際に、OSの仕様が変更され、今まで動いていた位置偽装アプリやツールが対応できなくなるケースです。

位置偽装ツールの対策・更新停止

利用している位置偽装ツール自体の開発やアップデートが止まってしまうことも原因の一つです。

新しいOSやゲームバージョンに対応できなくなり、結果として使えなくなってしまいます。

このように、位置偽装は常に運営側とのいたちごっこの状態にあります。

安定して永続的に使える保証はどこにもない、ということを理解しておく必要がありますね。

位置偽装をポケモンgoで安全に行うための方法とツールの選び方

【iPhone向け】代表的な位置偽装アプリの導入方法

iPhoneで位置情報を偽装するには、主にパソコンを使うツールか、特定のアプリをインストールする方法があります。

Androidに比べて少し手順が複雑で、セキュリティ上のリスクも高くなる傾向にあるので注意が必要です。

どのような方法があるのか、それぞれの特徴を見ていきましょう。

パソコンと接続するツールを利用する

これは、パソコンに専用のソフトウェアをインストールし、USBケーブルでiPhoneを接続して位置情報を操作する方法です。

iPhone本体を改造する必要がないため、比較的安全性が高いと言われています。

多くは有料ですが、ジョイスティック機能や自動歩行など、BAN対策を意識した機能が充実しているのが特徴です。

非公式のアプリストアを利用する

これは、Appleの公式App Store以外から、改造されたポケモンGOアプリを直接iPhoneにインストールする方法です。

パソコンが不要で手軽な反面、セキュリティ上のリスクが非常に高いのが難点です。

アプリの提供元が不明確な場合、ウイルス感染や個人情報が抜き取られる危険性も否定できません。

iPhoneの「脱獄(ジェイルブレイク)」を行う

これは、iPhoneのシステム自体を改造して、位置偽装アプリを自由にインストールできるようにする方法です。

最も自由度が高いですが、Appleの公式サポートや保証が一切受けられなくなります。

セキュリティも非常に脆弱になるため、専門的な知識がない限りは、絶対に避けるべき方法と言えるでしょう。

【Android向け】開発者向けオプションを利用したやり方

Androidのスマートフォンは、iPhoneに比べて位置偽装を行いやすい環境が整っています。

これは、Android OSに標準で搭載されている「開発者向けオプション」という機能を利用できるからです。

スマホ単体で完結できる手軽さから、多くの方がこの方法を用いています。

大まかな手順は以下の通りです。

  1. まず、スマホの「設定」アプリを開きます。
  2. 「デバイス情報」や「端末情報」といった項目の中から、「ビルド番号」を見つけ、そこを7回連続でタップします。
  3. すると、「これでデベロッパーになりました!」というメッセージが表示され、「開発者向けオプション」が有効になります。
  4. 次に、Google Playストアから「GPS JoyStick」などの位置偽装用アプリをインストールします。
  5. 有効にした「開発者向けオプション」の中に、「仮の現在地情報アプリを選択」という項目があるので、先ほどインストールしたアプリを指定します。

これで基本的な準備は完了です。

ただし、最近のポケモンGOではこの方法への対策が進んでおり、これだけの設定ではエラーが出てしまうことも多いです。

機種によっては、さらに複雑な設定や「ルート化」と呼ばれるシステムの改造が必要になる場合もあります。

PC(パソコン)と接続して操作するツールの特徴

パソコンとスマホをUSBケーブルで繋いで位置情報を操作するツールは、スマホ単体で行うアプリに比べて、機能が豊富で安全性が高いと言われています。

手間はかかりますが、その分BANされるリスクを抑えるための工夫が凝らされているのが大きな特徴です。

具体的には、以下のようなメリットがあります。

  • スマホ本体の改造(脱獄やルート化)が不要なため、スマホを安全な状態に保てます。
  • 実際の移動をリアルに再現する機能が充実しています。(例:ジョイスティックでの自由移動、2地点間のルート設定、速度調整など)
  • 移動後のクールダウンタイムを教えてくれるタイマー機能など、BAN対策をサポートしてくれるものが多いです。
  • iPhoneとAndroidの両方に対応しているツールがほとんどです。

もちろん、デメリットもあります。

ほとんどのツールが有料であること、そして位置偽装をする際には常にパソコンの起動が必要になる点が挙げられます。

しかし、大切なアカウントを守りながら楽しみたいと考えるなら、こうした信頼性の高い有料ツールを選ぶのが賢明な判断と言えるかもしれません。

無料で使えるアプリに潜む危険性と注意点

無料で利用できる位置偽装アプリは、手軽で魅力的に見えますが、その裏には様々な危険性が潜んでいることを理解しておく必要があります。

「タダより高いものはない」という言葉通り、安易に利用すると、後で大きな代償を払うことになるかもしれません。

無料アプリに潜む主なリスクは以下の通りです。

ウイルスや個人情報の漏洩

非公式なサイトで配布されている無料アプリには、スマホを乗っ取ったり、個人情報を盗み出したりする悪質なプログラムが仕込まれている可能性があります。

BANされるリスクの高さ

無料アプリは機能がシンプルなものが多く、BAN対策が十分に施されていないケースがほとんどです。そのため、運営に不正を検知されやすくなってしまいます。

動作の不安定さ

頻繁に強制終了したり、大量の広告が表示されたりして、まともにゲームをプレイできないことも少なくありません。スマホ全体の動作が重くなる原因にもなります。

これらのリスクを考えると、無料という言葉だけで安易に飛びつくのは非常に危険です。

もし利用を検討するなら、提供元は信頼できるのか、利用者の評判はどうかなどを、事前にしっかりと調べることが不可欠です。

BANのリスクを少しでも下げるための安全対策

位置偽装はポケモンGOの利用規約に違反する行為であり、BANのリスクを完全にゼロにすることは不可能です。

しかし、いくつかの点に注意して慎重に行動することで、そのリスクを少しでも低く抑えることはできます。

大切なアカウントを守るために、以下の対策を心がけましょう。

  • クールダウンタイムを絶対に守る。長距離を移動した後は、移動時間に見合った待機時間を必ず設けてください。
  • 現実的な移動を心がける。移動速度は歩くか、少し早いくらいの速度に設定し、瞬間移動のような不自然な動きは避けましょう。
  • 信頼できる有料ツールを選ぶ。無料アプリや非公式の改造アプリは、検知されるリスクが高いため使用を控えるのが賢明です。
  • 海外への移動は慎重に行う。日本時間の深夜に海外へ移動し、朝まで待機するなど、時差や飛行時間を考慮した行動をとりましょう。
  • イベント中は特に注意する。多くの人がアクセスするイベント中は、サーバーの監視が厳しくなる可能性があります。過度な移動は控えめに。

これらの対策は、あくまでBANされる可能性を「下げる」ためのものです。

位置偽装を行う際は、常にアカウントを失うリスクがあることを忘れず、すべて自己責任で行うという覚悟が必要です。

位置偽装をポケモンgoでする際のまとめ

  • ポケモンGOの位置偽装は利用規約で禁止されており、アカウントBANという最大のリスクが常に伴います。
  • 運営にはありえない長距離移動などの不自然な行動ログからバレるため、クールダウンタイムの遵守は必須です。
  • ペナルティは3ストライク制で、警告、一時停止を経て最終的にはアカウントが永久に停止されます。
  • 比較的安全なやり方として、iPhone・Android共にPCと接続する有料ツールの利用が推奨されます。
  • 無料の位置偽装アプリは、ウイルス感染や個人情報漏洩の危険性が高く、BANのリスクも非常に高いです。
  • BAN対策として、現実的な移動速度を心がけ、瞬間移動のような派手な偽装は絶対に避けるべきです。
  • 位置偽装が急にできなくなる主な原因は、ポケモンGO本体やスマホOSのアップデートによるものです。
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