PayPay IDは、ルールさえ守れば基本的にどんな文字列でも好きなように設定できます。
ただし、安全に利用するため、本名や生年月日といった個人情報を含めるのは避けるのが賢明です。
この記事では、IDを決めるための具体的なルールや、おしゃれで面白いIDの決め方をたくさんの例とあわせて紹介します。
IDの確認方法や、万が一変更できなくなった時の対処法まで解説します。
あなたにぴったりの、後悔しないPayPay IDを見つけるお手伝いができれば嬉しいです。
PayPay IDはどんなのがいい?おすすめの決め方と具体例
- そもそもPayPay IDとは何に使うもの?
- IDに使える文字・記号と文字数のルール
- 【結論】IDは好きな文字列で設定してOK
- 本名や個人情報を使うのは避けるべき?
- おしゃれで面白いIDの具体例を紹介
- かっこいい・シンプルなIDを決めるコツ
- 初期設定のIDのままだと何か問題ある?
そもそもPayPay IDとは何に使うもの?
PayPay IDは、PayPayを使っている友だちを探したり、友だちから自分を見つけてもらったりする時に使う、あなた専用のIDです。
主な使い道は、PayPayの残高を個人間で送ったり受け取ったりする時になります。
例えば、ランチ代の割り勘などで友だちにお金を送りたい場合、相手のPayPay IDを検索すれば、簡単にお金のやり取りができます。
電話番号を知らない相手でも、PayPay IDさえ分かれば送金できるのでとても便利ですよ。
このIDは、PayPayに登録したユーザー一人ひとりに割り当てられる、インターネット上の住所のようなものだと考えると分かりやすいかもしれません。
LINEのID交換と同じような感覚で、PayPayユーザー同士の識別に使われる、と覚えておけば大丈夫です。
お店での支払い時に、店員さんに自分のPayPay IDを伝えたり見せたりすることはありません。
あくまで、ユーザー同士で残高をやり取りする場面で活躍するのがPayPay IDの役割なんです。
IDに使える文字・記号と文字数のルール
PayPay IDを設定する際には、使用できる文字の種類や長さに決められたルールがあります。
ルールに沿っていないIDは登録できないので、あらかじめ確認しておくとスムーズです。
IDに使えるのは、半角のアルファベット(小文字のみ)、半角数字、そしてアンダースコア(_)の3種類だけです。
具体的なルールを表にまとめてみました。
| 項目 | ルール |
|---|---|
| 使用できる文字 | 半角英字(小文字のみ)、半角数字、アンダースコア(_) |
| 使用できない文字 | 半角英字(大文字)、ひらがな、カタカナ、漢字、ハイフン(-)など |
| 文字数 | 3文字以上、50文字以内 |
| その他 | 既に他の人が使っているIDは登録不可 |
見ての通り、大文字のアルファベットや、日本語は使えないので注意が必要ですね。
また、IDの先頭にアンダースコアを使うこともできません。
例えば、「TARO_YAMADA」や「たろうぺいぺい」といったIDはルール違反で設定できない、ということです。
「taro_yamada_01」のような組み合わせであれば問題なく登録できます。
このルールの中で、自分だけのオリジナルなIDを考えてみてくださいね。
IDは好きな文字列で設定してOK
PayPay IDは、基本的にあなたが好きな文字列で自由に設定して大丈夫です。
先ほど説明した文字や文字数のルールさえ守っていれば、特に「こうしなさい」という決まりはありません。
自分の名前やニックネームをもじったもの、趣味や好きなものに関連する単語、あるいは全く意味のないランダムな文字列でもOKです。
IDは友だちに検索してもらう時に使うものなので、覚えやすくて入力しやすいものが便利かもしれませんね。
例えば、友だちに口頭で伝える場面を想像してみると、あまりに複雑なIDだと、聞き間違いや入力ミスが起こりやすくなります。
「私のIDは、アンダースコア2つと数字が混ざっていて…」と説明するのも、少し手間ですよね。
一方で、誰にも推測されたくない場合は、あえて名前とは無関係な単語を組み合わせるのも一つの手です。
結局のところ、あなた自身が管理しやすく、使っていてしっくりくるものが一番です。
難しく考えすぎず、お気に入りのIDを見つけて設定してみてください。
本名や個人情報を使うのは避けるべき?
PayPay IDに本名や生年月日などの個人情報を使うのは、セキュリティの観点から避けた方が安全です。
PayPay IDは、設定によっては知らない人からも検索できてしまう可能性があります。
もし本名をフルネームでIDに設定してしまうと、あなたの名前とPayPayアカウントが簡単に結びついてしまいます。
これは、インターネット上で自分の個人情報を公開しているのと同じような状態になり、あまり望ましくありません。
また、電話番号や生年月日、住所の一部などをIDに含めるのも危険です。
これらの情報は、他のサービスへの不正ログインなどに悪用されるリスクを高めてしまいます。
例えば、「taro19900101」のようなIDは、第三者に生年月日を教えているようなものです。
IDから個人が特定されてしまうと、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性も否定できません。
安全にPayPayを利用するためにも、IDには名前を少しもじったニックネームや、趣味に関する単語など、直接個人に結びつかない文字列を使うことを強くおすすめします。
おしゃれで面白いIDの具体例を紹介
どんなIDにしようか迷ってしまう人のために、おしゃれで面白いPayPay IDの具体例をいくつか紹介します。
IDはあなたのセンスの見せ所でもあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【おしゃれ・かわいい系の例】
- 好きな食べ物や動物を入れる:cocoa_time sleepy_cat mochi_mochi
- 好きな言葉をローマ字にする:arigato_smile hare_no_hi
- 名前を少しアレンジする:ma_chan_dayo yuka_piyo
【面白い・ユニーク系の例】
- 思わずツッコミたくなるようなフレーズ:okanedaijin harapeko_aomushi
- 好きなキャラクターや作品名をもじる:pay_wars pokemon_pay
- 数字の語呂合わせを使う:39_thank_you 4649_yorosiku
【シンプル・分かりやすい系の例】
- 名前と数字を組み合わせる:taro_0505 yuki_1122
- イニシャルを使う:y_t_pay s_k_desu
このように、少し発想を変えるだけでIDのバリエーションは無限に広がります。
ただし、他の人がすでに使っているIDは登録できないので、自分だけのオリジナルな組み合わせを考えてみてくださいね。
かっこいい・シンプルなIDを決めるコツ
かっこいい、あるいはシンプルなPayPay IDを決めたいなら、いくつかのコツを押さえておくと考えやすくなりますよ。
IDは一度決めるとなかなか変える機会もないので、納得のいくものを選びたいですよね。
まず、シンプルさを重視するなら、なるべく短い単語で構成するのがおすすめです。
覚えやすくて、入力もしやすいというメリットがあります。
【シンプルなIDのコツ】
- イニシャルと数字を組み合わせる:t_y_123
- 好きな英単語をそのまま使う:sky ocean music
- 名前やニックネームを短くする:kenji → ken_p
次にかっこよさを出したい場合は、アンダースコア(_)を効果的に使ったり、好きなブランド名やアーティスト名をもじったりするのがポイントです。
少し長めでも、意味のある単語を組み合わせるとスタイリッシュに見えます。
【かっこいいIDのコツ】
- 単語をアンダースコアで区切る:black_knight silver_arrow
- 好きなものの名前を入れる:drive_my_car coffee_master
- あえて数字をメインにする:project_777 code_001
重要なのは、自分自身がそのIDを気に入っているかどうかです。
誰かに見せるものではあるものの、最終的には自分のためのIDなので、愛着が湧くようなものを選ぶのが一番のコツかもしれませんね。
初期設定のIDのままだと何か問題ある?
PayPayに登録した際に自動で割り振られる初期設定のIDのままでも、特に機能的な問題はありません。
PayPayの支払いや送金といった基本的な機能は、IDを変更しなくてもすべて問題なく利用できます。
初期設定のIDは、多くの場合「paypay_」から始まるランダムな英数字の羅列になっています。
例えば、「paypay_a1b2c3d4」のような、全く意味のない文字列です。
このままでいることのデメリットを挙げるとすれば、以下の2点でしょう。
- 覚えにくく、友だちに伝えづらい
- 誰のアカウントか分かりにくい
友だちに口頭でIDを伝えようとしても、ランダムな文字列では正確に伝えるのが難しいですよね。
また、友だちがあなたのことをIDで検索しようとした時も、初期IDのままでは本当にあなたのアカウントなのか確信が持てないかもしれません。
自分で好きなIDを設定しておけば、こうした不便さや分かりにくさを解消できます。
セキュリティ上のリスクが直接あるわけではありませんが、よりスムーズにPayPayを活用したいのであれば、自分で覚えやすいIDに変更しておくことをおすすめします。
PayPay IDでどんなのがいいか迷った時の設定と注意点
- 設定したPayPay IDはどこで確認できる?
- PayPay IDを後から変更する手順
- IDが変更できない時の原因と対処法
- IDを検索されたくない時のプライバシー設定
- 送金時に間違えやすい表示名との違い
- エラーでIDが設定できない場合のチェック項目
設定したPayPay IDはどこで確認できる?
自分のPayPay IDがわからなくなってしまった時も、アプリ内から簡単に確認することができるので安心してください。
PayPay IDは、アカウント情報がまとめられているページに表示されています。
確認する手順は、以下の通りです。
- PayPayアプリのホーム画面を開きます。
- 画面右下にある「アカウント」という人型のアイコンをタップします。
- アカウントページの右上にある「詳細」をタップします。
- 「アカウント情報」という画面が表示されます。
- 上から2番目の「PayPay ID」という項目に、あなたの現在のIDが表示されています。
この画面では、IDの横に「コピー」ボタンも用意されています。
友だちにメッセージアプリなどでIDを正確に伝えたい時は、このボタンを押してコピーし、そのまま貼り付けて送ると入力ミスがなくて便利ですよ。
また、自分のQRコードを表示する画面でもIDは確認できます。
ホーム画面の「送る・受け取る」から「受け取る」を選択すると、QRコードの下にあなたのPayPay IDと表示名が表示されます。
どちらの方法でも簡単に見つけられるので、忘れてしまった時は試してみてくださいね。
PayPay IDを後から変更する手順
PayPay IDは、最初に設定した後からでも、自分で好きな文字列にいつでも変更することが可能です。
「今のIDに飽きてしまった」「もっと分かりやすいものにしたい」と思った時は、簡単な操作で変更できますよ。
変更する手順は、IDを確認する時とほとんど同じです。
- PayPayアプリのホーム画面右下にある「アカウント」をタップします。
- 画面右上の「詳細」を選びます。
- 「アカウント情報」の画面が開くので、「PayPay ID」の項目をタップしてください。
- IDの入力画面に切り替わるので、新しく設定したいIDを入力します。
- 入力が終わったら、画面下部にある「PayPay IDを設定する」ボタンをタップします。
- 確認画面が表示され、「OK」を押せば変更完了です。
ただし、新しく設定するIDも、もちろんルールに沿っている必要があります。
使える文字の種類や文字数、そして既に他の誰かが使っていないか、という条件をクリアしないと変更はできません。
IDの変更回数に制限は特にないので、気に入ったものが見つかるまで、いろいろ試してみるのもいいかもしれませんね。
IDが変更できない時の原因と対処法
PayPay IDを変更しようとしても、エラーが出てしまってうまくいかない場合は、いくつかの原因が考えられます。
最もよくある原因は、あなたが設定しようとしているIDが、すでに他の誰かに使われているケースです。
PayPay IDは、全ユーザーの中で重複しないように管理されているため、早い者勝ちになります。
もし「このIDはすでに登録されています」といったメッセージが表示されたら、残念ながらそのIDは諦めるしかありません。
数字を付け加えたり、アンダースコアを入れたりして、少しアレンジした別のIDを試してみてください。
その他の原因としては、以下のようなケースが考えられます。
| 原因 | 対処法 |
|---|---|
| IDのルール違反 | 大文字やハイフンなど使えない文字が入っていないか、3文字以上になっているか確認する |
| 通信環境が不安定 | Wi-Fiやモバイルデータ通信の電波が良い場所で、もう一度操作を試す |
| アプリのバージョンが古い | App StoreやGoogle Playストアで、PayPayアプリを最新版にアップデートする |
| アプリの一時的な不具合 | 一度PayPayアプリを完全に終了させてから、もう一度起動して試す |
ほとんどの場合、IDの文字列を少し変えるか、通信環境を見直すことで解決します。
焦らずに、一つずつ原因を確認してみてくださいね。
IDを検索されたくない時のプライバシー設定
「知らない人から自分のPayPay IDを検索されたくない」と感じる場合は、プライバシー設定を変更することで、検索を許可しないようにできます。
この設定をしておけば、あなたの許可なく知らない人がIDであなたのアカウントを見つけることはできなくなります。
プライバシー設定は、以下の手順で変更可能です。
- PayPayアプリのホーム画面右下にある「アカウント」をタップします。
- アカウント画面の中ほどにある「セキュリティとプライバシー」という項目を選びます。
- 一番上にある「プライバシー設定」をタップします。
- 「ID検索の許可」という項目の右側にあるスイッチボタンを確認します。
- このスイッチがオン(緑色)になっていると、誰からでも検索できる状態です。
- スイッチをタップしてオフ(灰色)にすれば、IDで検索されてもあなたの情報が表示されなくなります。
この設定をオフにしても、友だちへの送金など、自分からIDを検索する機能には何の影響もありません。
不特定多数の人に自分を見つけてほしくない、という場合には、この設定をオフにしておくとより安心してPayPayを利用できますね。
送金時に間違えやすい表示名との違い
PayPayで送金する際、PayPay IDとよく似ていて間違えやすいのが「表示名」です。
この2つは役割が違うので、違いを理解しておくと、お金のやり取りがもっとスムーズになりますよ。
PayPay IDは、先ほどから説明している通り、友だちを検索したり、自分を特定してもらったりするための、一人ひとり固有の識別番号です。
アルファベット小文字や数字などで構成され、他の人と同じものは設定できません。
一方、「表示名」は、送金画面や利用履歴などで表示されるあなたのニックネームのようなものです。
こちらは本名でもニックネームでも、ひらがなや漢字も使え、他の人と同じ名前でも問題なく設定できます。
表で違いをまとめると、以下のようになります。
| 項目 | PayPay ID | 表示名 |
|---|---|---|
| 役割 | ユーザーを検索・特定するためのID | アプリ内で表示される名前・ニックネーム |
| 重複 | 不可(他の人と同じものは使えない) | 可能(他の人と同じ名前でもOK) |
| 使える文字 | 半角英数字(小文字)、アンダースコア | 制限なし(ひらがな、漢字、絵文字も可) |
友だちにお金を送る時は、まずPayPay IDで相手を検索し、検索結果に表示された「表示名」を見て、送る相手が本当に合っているかを確認する、という流れになります。
役割の違いを覚えておくと、送金ミスも防げますね。
エラーでIDが設定できない場合のチェック項目
新しくPayPay IDを設定しようとしたり、変更しようとしたりした時にエラーが出てしまう場合、いくつか確認すべきチェック項目があります。
問題の原因を切り分けるために、上から順番に確認してみてください。
- 入力したIDはルール通りになっていますか?
- 半角のアルファベット小文字、数字、アンダースコア以外の文字(大文字、ハイフン、日本語など)は使っていませんか?
- 文字数は3文字以上、50文字以内になっていますか?
- IDの先頭にアンダースコアを使っていませんか?
- そのIDはすでに他の人に使われていませんか?
- 「すでに登録されています」と表示されたら、別のIDを試しましょう。
- よくある名前や単語は、使われている可能性が高いです。
- 通信環境は安定していますか?
- 電波の届きにくい場所や、混雑しているフリーWi-Fiなどでは、うまく登録できないことがあります。
- 一度Wi-Fiを切ってモバイルデータ通信で試すなど、ネットワークを切り替えてみてください。
- PayPayアプリは最新の状態ですか?
- 古いバージョンのアプリを使っていると、不具合が起きることがあります。
- App StoreやGoogle Playストアでアップデートがないか確認しましょう。
これらの項目を確認しても解決しない場合は、PayPayアプリのヘルプページを参照するか、問い合わせてみることをおすすめします。
PayPay IDはどんなのがいいかまとめ
- PayPay IDは送金時に友だちを検索するために使い、好きな文字列で設定できます。
- IDに使えるのは半角英小文字・数字・アンダースコアだけで、文字数などのルールがあります。
- 本名や生年月日などの個人情報をIDに使うのは、セキュリティの観点からおすすめしません。
- どんなのがいいか決め方に迷ったら、おしゃれな単語や面白いフレーズを参考にするのがおすすめです。
- 設定したIDは「アカウント」の詳細画面から、いつでも確認したり変更したりすることが可能です。
- IDが変更できない主な原因は、既に使用されているか、設定ルールに違反しているケースです。
- 知らない人に検索されたくない場合は、プライバシー設定で「ID検索の許可」をオフにできます。