0800-500-0312はどこから？正体は株式会社イトクロ｜しつこい電話の対処法

2025-08-21

「0800-500-0312」からかかってくる電話の正体は、塾検索サイトなどを運営する「株式会社イトクロ」です。

過去に同社のサイトで資料請求などをした方を対象に、塾や家庭教師に関するアンケートや案内の電話をかけています。

この記事では、なぜあなたの番号を知っているのかという理由と、しつこい電話への安全な対処法を具体的に解説します。

また、折り返し電話が不要な理由や、効果的な着信拒否の設定方法も紹介。

この記事を読めば、知らないフリーダイヤルからの着信に、もう悩まされることはありません。

0800-500-0312はどこからの電話？その正体と用件

結論：0800-500-0312の正体は株式会社イトクロ

知らない番号「0800-500-0312」からの着信、その正体は**「株式会社イトクロ」**という会社である可能性が非常に高いです。

この番号は、詐欺などの危険な電話ではありませんが、多くの人から「営業電話」「迷惑電話」として報告されています。

株式会社イトクロは、主に教育関連のWebサイトを運営している企業です。

そのため、電話の内容も、同社が運営するサービスに関連する案内やアンケートが中心となります。

もし、あなたが過去にお子様のために塾や家庭教師を探した経験があるなら、その時に利用したサイトが、この会社と関係しているのかもしれません。

突然の電話に驚く必要はありませんが、不要な営業電話である可能性が高い、と認識しておくと、冷静に対応できます。

この後の項目で、この会社がどのような事業を行っているのか、なぜあなたの電話番号を知っているのか、そして、しつこい電話への具体的な対処法について、詳しく解説していきますね。

株式会社イトクロとはどんな会社？

電話の主である「株式会社イトクロ」とは、一体どのような会社なのでしょうか。

株式会社イトクロは、2006年に設立された日本の企業で、東京証券取引所のプライム市場に上場している、しっかりとした会社です。

主な事業内容は、利用者のニーズに合わせた様々な情報を比較検討できる「バーティカルメディア」と呼ばれるWebサイトの運営です。

特に有名なのが、教育分野のメディアです。

皆さんも一度は名前を聞いたことがあるかもしれません。

塾ナビ: 全国の学習塾や予備校の情報を掲載し、口コミや料金を比較できる日本最大級のポータルサイトです。
家庭教師比較ネット: 全国の家庭教師センターの情報を比較し、無料で資料請求ができるサイトです。
みんなの学校情報: 全国の小学校から高校までの学校情報と、その口コミを掲載しているサイトです。

これらのサイトは、お子様の教育に関心のある保護者の方々にとって、非常に便利な情報源となっています。

このように、イトクロは怪しい会社ではなく、教育メディアの分野で大きなシェアを持つ、信頼性のある企業です。

しかし、その事業の一環として、サイト利用者への電話によるアプローチも積極的に行っているため、それが「営業電話」として多くの人に認識されている、というのが実態のようです。

主な用件は塾や家庭教師に関するアンケートや案内

では、株式会社イトクロから「0800-500-0312」の番号でかかってくる電話は、一体どのような用件なのでしょうか。

電話の主な内容は、同社が運営する「塾ナビ」や「家庭教師比較ネット」といった教育関連サイトに紐づく、営業活動です。

具体的には、以下のような用件でかかってくることがほとんどです。

学習塾や家庭教師の利用状況に関するアンケート:
「その後、お子様の塾は決まりましたか？」「どのような点でお悩みですか？」といった形で、現在の状況をヒアリングし、マーケティングデータとして活用するためのアンケート調査です。
おすすめの塾やキャンペーンの案内:
アンケートの内容に基づき、「お住まいの地域に、こんな新しい塾ができましたよ」「今なら入塾金が無料になるキャンペーンがあります」といった、個別のニーズに合わせた営業案内です。
サイト利用のお礼と満足度調査:
「先日は塾ナビをご利用いただき、ありがとうございました。サイトの使い心地はいかがでしたか？」といった、顧客満足度調査を目的とした連絡です。

これらの電話は、過去にイトクロの運営するサイトで、資料請求やお問い合わせを行った保護者の方を対象にかけています。

全く接点のない人に、無差別に電話をかけているわけではありません。

しかし、利用者からすれば、一度資料請求しただけなのに、後から営業電話がかかってくるのは、少し迷惑に感じてしまうかもしれませんね。

なぜ自分の電話番号を知っているの？

「株式会社イトクロなんて会社は知らないのに、どうして私の電話番号を知っているの？」と、不審に思いますよね。

その理由は、あなたが過去に、イトクロが運営するウェブサイト上で、自分自身の電話番号を含む個人情報を入力したことがあるからです。

一番可能性が高いのは、お子様のために塾や家庭教師を探した際に、「塾ナビ」や「家庭教師比較ネット」といったサイトを利用したケースです。

これらのサイトでは、気になる学習塾や家庭教師センターの資料を、無料で一括請求できる便利な機能があります。

その資料請求フォームには、資料を送付してもらうために、氏名や住所と並んで、電話番号を入力する欄が必ず設けられています。

多くの場合、その入力フォームの近くには、「ご入力いただいた個人情報は、当社グループから学習や進路選択に役立つ情報提供のために利用させていただくことがあります」といった趣旨の、小さな文字で書かれた利用規約への同意チェックボックスがあります。

私たちは、資料請求をする際に、無意識のうちにこの規約に同意してしまっているのです。

そのため、イトクロは、あなたが同意した利用規約に基づいて、入力された電話番号宛に、後日アンケートや案内の電話をかけている、というわけです。

決して、不正な手段であなたの電話番号を入手したわけではない、ということですね。

しつこいと感じる？口コミや評判を調査

「0800-500-0312」という電話番号について、実際に電話を受けた人たちは、どのように感じているのでしょうか。

インターネット上の電話番号検索サイトや、SNSでの口コミを調査してみると、残念ながら、あまり良い評判ばかりではないようです。

最も多く見られる口コミは、**「電話がしつこい」**というものです。

「一度断ったのに、また違う担当者からかかってきた」
「週に何度も着信履歴が残っていて、少し怖い」
「興味がないと伝えても、なかなか電話を切らせてくれない」

といった、営業電話の頻度や対応に対する、ネガティブな意見が多数投稿されています。

一方で、「丁寧な対応で、参考になる情報を教えてくれた」といった、肯定的な口コミも少数ながら存在します。

これらの評判から分かるのは、電話の目的自体は怪しいものではないものの、その営業手法が、受け取る側にとっては「しつこい」「迷惑だ」と感じられてしまうケースが多い、ということです。

特に、お子様の塾選びで悩んでいるタイミングでは、親切な案内に感じるかもしれませんが、すでに塾が決まった後や、そもそも電話での案内を望んでいない方にとっては、不要な連絡でしかありません。

もし、あなたがこの電話をしつこいと感じるのであれば、ためらわずに、はっきりと今後の連絡を断るのが良いでしょう。

そもそも0800から始まる番号とは？フリーダイヤルの仕組み

「0800」から始まる電話番号は、見慣れないため、少し怪しく感じてしまうかもしれませんね。

でも、これは「0120」から始まる番号と同じ、着信課金電話番号、いわゆる「フリーダイヤル」の一種です。

フリーダイヤルとは、その名の通り、電話をかけた側（私たち消費者）の通話料が無料になり、電話を受けた側（企業など）が通話料を負担するサービスのことを指します。

番号	名称	主な用途
0120	フリーダイヤル	企業の問い合わせ窓口、通信販売の注文など
0800	フリーアクセス	0120と同様。番号が不足したため追加された。

もともと、フリーダイヤルは「0120」が主流でした。

しかし、企業の利用が増えたことで、0120だけでは番号が足りなくなってしまいました。

そこで、新しく追加されたのが「0800」から始まる11桁の番号なのです。

機能や仕組みは、0120と全く同じです。

そのため、「0800-500-0312」に、万が一こちらから折り返し電話をかけてしまったとしても、あなたに通話料が請求されることはありません。

この点は、安心して大丈夫です。

主に、企業のコールセンターからの発信や、お客様サポート窓口として利用されることが多い番号ですが、今回のイトクロのように、営業活動のアウトバウンド（企業から顧客へ電話をかけること）にも、広く利用されています。

0800-500-0312からの電話への安全な対処法

知らない0800番号からの電話に出る必要はある？

「0800-500-0312」のような、知らないフリーダイヤルの番号から電話がかかってきた時、出るべきか、出ないべきか、迷いますよね。

結論から言うと、あなたが株式会社イトクロからの学習塾や家庭教師に関する案内に興味がないのであれば、この電話に出る必要は全くありません。

最も簡単で、ストレスのない対処法は、「無視する」ことです。

知らない番号からの電話に、あなたが出る義務はありません。

一度電話に出てしまうと、相手の営業トークに付き合うことになり、断るために余計な時間と精神力を使うことになってしまいます。

また、着信に応答することで、「この電話番号は現在使われており、持ち主は電話に出る可能性がある」という情報を、相手に与えてしまうことにもなります。

その結果、今後も繰り返し電話がかかってくる原因になりかねません。

もし、着信中にスマートフォンの操作が可能であれば、応答せずに、着信を拒否（電話を切る）してしまっても良いでしょう。

「何か緊急の用件だったらどうしよう」と心配になるかもしれませんが、この番号は企業の営業活動に使われていることがはっきりしています。

本当に緊急かつ重要な連絡であれば、留守番電話にメッセージを残すなど、必ず別の方法で伝えてくるはずです。

着信履歴が残っていても、気にせずに放置しておくのが、最も賢明な対応と言えます。

折り返し電話は必要？【結論：不要です】

「0800-500-0312」からの不在着信に気づくと、「何の用事だったんだろう？」と気になって、つい折り返し電話をかけたくなってしまうかもしれません。

しかし、この場合も、折り返し電話をする必要は全くありません。

むしろ、むやみに折り返さない方が賢明です。

確かに、0800から始まるフリーダイヤルなので、こちらからかけても通話料はかかりません。

その点での金銭的なリスクはありません。

しかし、あなたが折り返し電話をかけるという行為は、相手の会社に対して、「私はこの電話番号の持ち主で、積極的に電話を使ってコミュニケーションを取る人間です」と、わざわざ自己紹介しているようなものなのです。

営業リストに載っているだけの「見込み客」から、「一度は反応があった客」へと、あなたの重要度が上がってしまう可能性があります。

その結果、相手は「この人は見込みがあるかもしれない」と判断し、今後の営業電話を、さらに積極的にかけてくるようになるかもしれません。

せっかく無視していたのに、自ら火に油を注ぐような結果になってしまっては、元も子もありませんよね。

もし、用件がどうしても気になるのであれば、折り返す前に、まずこの電話番号をインターネットで検索してみるべきです。

そうすれば、これが営業電話であることがすぐに分かり、折り返す必要がない、と安心して判断できるはずです。

もし電話に出てしまった場合の断り方

うっかりしていて、つい「0800-500-0312」からの電話に出てしまった。

そんな時も、慌てる必要はありません。

相手はセールスのプロなので、丁寧な言葉遣いで、巧みに会話を引き伸ばそうとしてくるかもしれませんが、あなたが興味のない話に、長々と付き合う必要はないのです。

重要なのは、**「曖昧な返事をせず、きっぱりと、そして簡潔に断る」**ことです。

効果的な断り方のポイントは、以下の通りです。

最初に、用件をはっきりと聞く:
相手が会社名と名前を名乗ったら、「どのようなご用件でしょうか？」と、まず話の目的を確認しましょう。
興味がないことを明確に伝える:
相手が塾の案内やアンケートの話を始めたら、「申し訳ありませんが、今は必要ありませんので、結構です」と、はっきりと興味がないことを伝えます。
今後の連絡を断る意思を伝える:
これが最も重要です。「今後、このようなお電話は不要です。私の電話番号を、リストから削除してください」と、明確に今後の連絡停止を要求しましょう。
相手の話を遮ってでも、簡潔に済ませる:
「でも、少しだけ…」「お得な情報なのですが…」と相手が食い下がってきても、「申し訳ありませんが、失礼します」と言って、こちらから電話を切ってしまって構いません。

「なんだか申し訳ないな」と感じる必要は全くありません。

不要な営業電話に、あなたの貴重な時間を使うことはないのです。