Netflixを友達と共有するとバレる?IPアドレスの仕組みと規約違反にならない公式な方法

Netflixを友達と共有すると、IPアドレスやデバイス情報から運営側にバレる可能性があります。

公式ルールではアカウント共有を「同世帯の家族」に限定しており、友達との共有は規約違反にあたります。

また、プロフィールを分けても視聴履歴はアカウントの契約者から確認できてしまいます。

しかし、月額790円の「メンバーを追加」機能を使えば、ルールを守って安全に共有することが可能です。

この記事では、バレる仕組みからプライバシーを守る対策、公式な共有方法まで詳しくお伝えします。

目次

Netflixを友達と共有するとバレる仕組みと視聴履歴の確認方法

IPアドレスやデバイス情報から運営に検知される仕組み

Netflixがアカウント共有を検知するのは、主に「IPアドレス」と「デバイス情報」をチェックしているからです。

なんだか難しそうに聞こえるかもしれませんが、要は「どこから、どの機械でアクセスしているか」をNetflix側が把握している、ということなんです。

Netflixは、アカウントが利用されるメインの場所を「Netflix世帯」として認識しています。

これは、自宅のテレビなどが接続されているWi-Fiネットワークを基準に判断されることが多いです。

例えば、あなたが東京の自宅で世帯設定をしたとします。

その後、大阪に住む友達があなたのアカウントでログインすると、東京とは全く違う場所(IPアドレス)から、いつもとは違うスマホ(デバイス情報)でアクセスがあった、という記録が残ります。

こうした普段と違う場所からのアクセスが続くと、Netflix側が「世帯の違う人が利用しているかもしれない」と検知する仕組みになっているんです。

このチェックは自動で行われているため、友達とアカウントを共有すると、こうした情報からバレてしまう可能性がある、と覚えておきましょう。

プロフィールを分けても視聴履歴はバレるのか

はい、たとえプロフィールを別々に作っていても、アカウントの契約者であれば、他の人の視聴履歴を見ることができてしまいます。

プロフィールを分けると、おすすめ作品やマイリストは完全に独立するので、一見プライバシーは守られているように感じますよね。

でも、実はアカウント全体の管理画面からは、それぞれのプロフィールで何が再生されたのか、一覧で確認できてしまうんです。

具体的な流れは以下の通りです。

  1. アカウント契約者がNetflixにログインします。
  2. アカウント設定のページを開きます。
  3. 「プロフィールとペアレンタルコントロール」から、履歴を見たいプロフィールを選択します。
  4. 「視聴履歴の表示」という項目をクリックします。

たったこれだけで、そのプロフィールで再生された作品が、日付と共にすべて表示されてしまいます。

「最近観たもの」の欄から削除したとしても、こちらの管理画面のデータは消えません。

そのため、「何を観ているか、共有相手に絶対に知られたくない」という場合、プロフィールを分けるだけでは不十分だということを知っておく必要があります。

相手にバレないように自分の視聴履歴を削除・非表示にする対策

どうしても視聴履歴を知られたくない作品がある場合、自分で履歴を個別に削除して非表示にすることが可能です。

この操作を行えば、アカウントの管理画面からも履歴が消えるので、プライバシーをしっかり守ることができますよ。

ただし、この操作はスマホのアプリからはできず、パソコンやスマホのブラウザから行う必要があるので注意してくださいね。

手順は以下の通りです。

  1. まず、ブラウザでNetflixの公式サイトにアクセスしてログインします。
  2. アカウントのページを開き、「プロフィールとペアレンタルコントロール」から自分のプロフィールを選びます。
  3. 「視聴履歴の表示」をクリックしてください。
  4. これまで観た作品が一覧でずらっと表示されます。
  5. その中から、隠したい作品の右側にある、丸に斜線が入った「非表示」アイコンをクリックします。
  6. シリーズものの場合は、「シリーズごと非表示にしますか?」と聞かれるので、必要ならそちらを選びましょう。

この操作後、24時間以内に履歴が完全に削除されます。

これで、共有相手に履歴を見られても安心ですね。

同時視聴できる台数の上限を超えた場合のエラー

契約している料金プランで決められた同時視聴の台数を超えると、エラーメッセージが表示されて動画を再生できなくなります。

「このアカウントは同時に視聴できる画面数の上限に達しました。」という表示が出たら、それが原因です。

Netflixのプランごとに、同時に見られる人数は以下のように決まっています。

プラン名同時視聴できる台数
広告つきスタンダード2台
スタンダード2台
プレミアム4台

例えば、2台まで同時視聴できるスタンダードプランを友達と共有しているとします。

もし、あなたと友達が同じタイミングで何かを見ようとしたら、それで上限の2台に達してしまいます。

その時に、アカウント情報を知っている別の誰かが3人目として再生しようとすると、エラーが出てしまうというわけです。

これは、誰かが視聴を終えるのを待つか、誰かにお願いして見るのをやめてもらうしか解決方法がありません。

共有している人数が増えれば増えるほど、「見たい時に見られない」というトラブルが起こりやすくなるので注意が必要ですね。

個別のプロフィールに暗証番号(PIN)を設定する方法

自分のプロフィールを他の人に見られないように、4桁の暗証番号(PIN)を設定してロックすることができます。

これを設定しておけば、視聴履歴を覗かれたり、マイリストを勝手に編集されたりする心配がなくなるので、とてもおすすめの機能です。

プライバシーを守りたい方は、ぜひ設定しておきましょう。

設定は、スマホのアプリではなく、ブラウザから行います。

  1. パソコンやスマホのブラウザでNetflixにログインします。
  2. メニューから「アカウント」を選んでください。
  3. 「プロフィールとペアレンタルコントロール」の中から、ロックしたい自分のプロフィールを選択します。
  4. 「プロフィールのロック」という項目の横にある「変更」をクリックします。
  5. アカウントのパスワードを求められるので、入力してください。
  6. 「プロフィールのロックを設定するには、4桁のPINを作成してください」という欄にチェックを入れます。
  7. 好きな4桁の数字を決めて入力し、「保存」をクリックすれば設定完了です。

この設定をしておけば、あなたのプロフィールを開くたびにPINの入力が必須になります。

家族や友達とアカウントを共有していても、自分だけのプライベートな空間をしっかり確保できますよ。

Netflixで友達と共有してバレるときの対策と公式ルール

【規約違反】アカウント共有は「同世帯の家族」が公式ルール

Netflixのアカウントを共有できるのは、原則として「同じ家に住んでいる家族」だけというのが公式のルールです。

これはNetflixの利用規約にハッキリと書かれていて、「同世帯に属さない方とアカウントを共有することはできません」と定められています。

ここで言う「同世帯」とは、生活の拠点となる場所が同じである、という意味です。

具体的には、以下のようなケースはルール違反となってしまいます。

  • 実家を出て一人暮らしをしている子供との共有
  • 遠くに住んでいる両親や親戚との共有
  • もちろん、一緒に住んでいない友人や恋人との共有

たとえ血の繋がった家族であっても、住んでいる家が別々であれば「同世帯ではない」と判断されるのです。

以前はこのルールが少し曖昧でしたが、最近ではチェックが厳しくなってきています。

友達と共有する前に、まずはこの大前提となる公式ルールをしっかり理解しておくことがとても大切です。

世帯外共有が発覚した場合に起こりうるペナルティ

もし一緒に住んでいない人とのアカウント共有がNetflix側に検知された場合、そのデバイスでの視聴がブロックされる可能性があります。

いきなりアカウントが停止される、といった厳しい罰則は今のところあまり聞きませんが、突然見られなくなってしまうリスクがあるのです。

具体的には、以下のようなことが起こります。

  1. まず、テレビやスマホの画面に「このアカウントはお客様のNetflix世帯以外で利用されています」というような警告メッセージが表示されます。
  2. 視聴を続けるためには、アカウント契約者に送られる一時的なコードを入力するか、アカウント情報を更新して新しいメンバーとして登録するよう促されます。
  3. この手続きをしないと、そのデバイスではNetflixを視聴できなくなってしまいます。

これは、旅行先などで一時的に利用する場合には問題ありませんが、明らかに違う家で継続的に利用されている場合に検知されやすいようです。

友達の家で「さあ、映画を見よう!」と思った時に見られない、なんてことになると気まずいですよね。

こうしたペナルティのリスクがあることは、覚えておきましょう。

【公式なやり方】友達と共有するための「メンバーを追加」機能

ルール違反をせず、友達のような同居していない人とも堂々とアカウントを共有できる公式な方法があります。

それが「メンバーを追加」という機能です。

これは、月々のプラン料金に少しだけ追加料金を支払うことで、世帯外の人を1〜2人までアカウントに招待できる、という仕組みです。

この機能を使えば、罪悪感なく、友達とNetflixを楽しむことができますよ。

ただし、この機能が使えるのは以下のプランに限られます。

  • スタンダードプラン:1人まで追加可能
  • プレミアムプラン:2人まで追加可能

追加されたメンバーは、自分専用のプロフィールとパスワードを設定でき、1台のデバイスでいつでも好きな時に視聴できます。

アカウントの契約者が誰で、どんなプランに入っているかを知る必要もないので、プライバシーの面でも安心感がありますね。

後ろめたさを感じずに共有したいなら、この公式機能を使うのが一番のおすすめです。

追加メンバーの月額料金と支払い方法

「メンバーを追加」機能を利用する場合、追加するメンバー1人あたり月額790円(税込)の追加料金が必要です。

この料金は、アカウントの契約者が支払っている通常のプラン料金に上乗せされる形になります。

支払い方法のポイントは、「すべての支払いはアカウント契約者がまとめて行う」という点です。

追加メンバーが直接Netflixにお金を支払うわけではありません。

そのため、友達を追加メンバーにする場合は、お金のやり取りをどうするか、事前にしっかり話し合っておくことが大切です。

例えば、以下のようなルールを決めておくとスムーズでしょう。

  • 毎月決まった日に、電子マネーなどで送金してもらう
  • 数ヶ月分をまとめて先に受け取っておく
  • 会った時に現金で精算する

お金のことは、仲が良いからこそ最初にきちんと決めておきたいですよね。

支払いに関する小さなトラブルが、後々の気まずさに繋がらないように、自分たちに合ったやり方を見つけてください。

メインの視聴場所となる「Netflix世帯」の設定と確認

アカウントを正しく共有するためには、まずメインで利用する場所として「Netflix世帯」を設定しておくことが重要です。

これは「私たちのアカウントは、主にこの家で使っていますよ」とNetflixに知らせるための設定で、通常は自宅のテレビとWi-Fiネットワークを基準に行います。

この設定が、世帯内か世帯外かを判断する基準になるのです。

設定方法はとても簡単です。

  1. 自宅のテレビでNetflixアプリを開きます。
  2. メニュー画面から「ヘルプ」を探し、「Netflix世帯を管理」という項目を選択します。
  3. 画面の指示に従い、「Netflix世帯を認証」または「Netflix世帯を更新」を選びます。
  4. 登録しているメールアドレスか電話番号に認証用のリンクが送られてくるので、それをクリックすれば完了です。

もし、設定するテレビがなかったり、引っ越しをしたりした場合は、同じ手順でいつでも更新できるので安心してください。

友達と共有を始める前に、まずは自分のアカウントの「Netflix世帯」が正しく設定されているか、一度確認しておくと良いでしょう。

友達や恋人とアカウントを共有する際の注意点

公式の「メンバーを追加」機能を使っても、友達や恋人とアカウントを共有する際には、いくつか気をつけておきたい点があります。

技術的なルールだけでなく、お互いが気持ちよく使うための、人間関係のルールも大切です。

料金の支払いトラブルを避ける

追加メンバーの料金は、契約者が立て替えて支払う形になります。

「今月分、もらうの忘れてた…」「催促しづらいな…」なんてことにならないよう、支払いのルールは最初にしっかり決めておきましょう。

毎月の支払い日や方法を具体的に話し合っておくことで、お金に関する気まずさをなくせます。

パスワードとプライバシーの管理

追加メンバーは自分専用のパスワードを設定できますが、大元のアカウントのパスワードは絶対に教えないようにしましょう。

万が一、関係が悪化してしまった場合などに、勝手に設定を変更されるといったトラブルを防ぐためです。

また、視聴履歴はPIN(暗証番号)でロックするなど、お互いのプライバシーに配慮することも忘れずに。

関係性が変わった時のこと

今は仲の良い友達や恋人でも、将来関係性が変わる可能性はゼロではありません。

もし関係が終わってしまった時に、アカウントの共有をどうスムーズに解消するか、という点も頭の片隅に置いておくと良いかもしれません。

「別れたらすぐに共有は解除する」など、もしもの時のルールを軽く話しておくだけでも、いざという時に揉めずに済みますよ。

Netflixを友達と共有するとバレるのかまとめ

  • Netflixを友達と共有すると、IPアドレスやデバイス情報から運営にバレる可能性があります。
  • 公式の利用規約ではアカウント共有は「同世帯」の家族に限定されており、友人との共有はルール違反です。
  • バレない方法を探すより、月額790円の「メンバーを追加」機能を使うのが最も安全で公式なやり方です。
  • 世帯外での共有が発覚すると、視聴がブロックされるなどのペナルティを受けることがあります。
  • プロフィールを分けても、視聴履歴はアカウント契約者から見えてしまうため注意が必要です。
  • 視聴履歴を隠すには、ブラウザから個別に削除するか、プロフィールにPIN(暗証番号)を設定するのが有効な対策です。
  • 契約プランによって同時視聴できる台数が決まっており、上限を超えるとエラーが表示されます。
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