ウイルスバスターは必要か判断!料金、評判、Defender比較でわかる最終結論

ウイルスバスターが必要かどうかは、お使いのパソコンやスマホと、その使い方によって判断が分かれます。

Windowsに標準搭載のセキュリティも優秀ですが、ネット詐欺対策やサポートの手厚さでは有料ソフトに利点があります。

この記事では、Windows Defenderとの性能比較や、Mac・スマホなどデバイスごとの必要性を具体的に解説します。

料金プランや「動作が重い」という評判も検証し、あなたに本当に必要かの最終判断をサポートします。

これを読めば、セキュリティ対策に迷うことはもうありません。

目次

ウイルスバスターが必要か判断するための比較ポイント

Windows Defenderとの性能比較で分かる大きな違い

Windowsに標準で入っているWindows Defenderとウイルスバスターの大きな違いは、防御範囲の広さとサポートの手厚さです。

Windows Defenderも基本的なウイルス対策としては優秀ですが、より複雑で巧妙なネットの脅威すべてに対応できるわけではありません。

ウイルスバスターは、基本的なウイルス対策に加えて、以下のような多彩な機能でパソコンや個人情報を守ってくれます。

  • 迷惑メール・詐欺メールのブロック
  • 個人情報を盗むフィッシング詐欺サイトへのアクセス防止
  • ネットバンキングやオンラインショッピング利用時の保護
  • パスワードの安全な管理
  • お子様を不適切なサイトから守るペアレンタルコントロール

これらの機能は、Windows Defender単体には備わっていません。

また、何かトラブルが起きたときのサポート体制も大きな違いです。

Windows Defenderには、電話やチャットで直接質問できるような専用のサポート窓口がありません。

一方、ウイルスバスターなら、365日年中無休で専門のスタッフに電話やチャットで相談できます。

パソコンに詳しくない方でも、困ったときにすぐ頼れる相手がいるのは心強いですよね。

基本的な防御力に加えて、幅広い脅威への対策と手厚いサポートを求めるなら、ウイルスバスターのような有料ソフトの導入がおすすめです。

ウイルスバスターを入れないとどうなる?想定される具体的なリスク

もしウイルスバスターのような有料セキュリティソフトを入れずにいると、個人情報の漏洩や金銭的な被害に遭うリスクが高まります。

Windows標準のセキュリティだけでは防ぎきれない、巧妙なサイバー攻撃のターゲットになってしまう可能性があるからです。

具体的には、次のようなトラブルに巻き込まれるケースが考えられます。

  • フィッシング詐欺サイトに誘導され、クレジットカード情報やSNSのパスワードを盗まれる。
  • 「ランサムウェア」というウイルスに感染し、パソコン内の写真やファイルがすべて暗号化され、元に戻すために身代金を要求される。
  • ネットバンキングのIDとパスワードが盗まれ、知らないうちに口座から不正にお金が送金されてしまう。
  • パソコンがウイルスに乗っ取られ、自分が知らないうちに友人に迷惑メールを大量に送りつける「加害者」になってしまう。

これらの脅威は、日々新しい手口が生まれています。

標準のセキュリティ機能だけでは、最新の攻撃に対応するのが追いつかない場面も出てくるのです。

「自分は大丈夫」と思っていても、いつ被害に遭うかわかりません。

有料のセキュリティソフトは、こうした多様なリスクからあなたを守るための「保険」のようなもの。

万が一の事態が起きてから後悔しないためにも、より強固な対策を講じておくことが大切になります。

ウイルスバスターならではのメリットとデメリット一覧

ウイルスバスターを導入する最大のメリットは、ウイルス対策だけにとどまらない総合的なセキュリティ機能と、安心のサポート体制です。

一方で、コストがかかる点や、パソコンの動作に多少影響が出る可能性がある点はデメリットと言えるでしょう。

ウイルスバスターを導入するかどうか判断するために、メリットとデメリットを具体的に見てみましょう。

メリット

  • 防御範囲が広い:ウイルス感染だけでなく、詐欺サイト、迷惑メール、不正送金など、多様なネットの脅威から守ってくれます。
  • サポートが手厚い:365日、電話やチャトで専門スタッフに相談できるため、初心者でも安心です。
  • 複数台を保護できる:1つの契約で、パソコンやスマホ、タブレットなど最大3台まで保護できます。
  • 最新の脅威に強い:AI技術を活用して、未知の新しいウイルスにも素早く対応します。

デメリット

  • 年間コストがかかる:無料のWindows Defenderと違い、毎年更新料が発生します。
  • 動作が重くなる可能性:お使いのパソコンのスペックによっては、動作が少し遅くなったと感じる場合があります。
  • 更新手続きの手間:1年や3年ごとに更新の手続きが必要です。

これらの点を踏まえて、無料の安心感よりも、お金を払ってでも手厚い保護とサポートを得たいと考えるかどうか。

それが、ウイルスバスターを導入するかの一つの判断基準になりますね。

「動作が重い」という評判の原因と軽くするための設定

「ウイルスバスターは動作が重い」という評判を聞いたことがあるかもしれません。

その主な原因は、パソコンのスペックや設定にあり、簡単な見直しで改善できるケースが多いです。

動作が重く感じるのは、特に以下のようなタイミングで起こりがちです。

  • パソコン全体のウイルススキャンを実行している時
  • 他のソフトウェアをインストールしたり、アップデートしたりしている時
  • パソコンのメモリやCPUの性能が、ソフトの推奨スペックに対して十分でない場合

もし「重いな」と感じたら、まずはウイルスバスターの設定を見直してみましょう。

いくつかの簡単な対策で、動作が軽くなる可能性がありますよ。

  1. 予約スキャンの時間変更
    初期設定では、パソコンを使っている昼間の時間帯にスキャンが始まることがあります。これを、パソコンを使わない深夜や早朝の時間帯に変更するだけで、日中の動作への影響を避けられます。
  2. サイレントモードの活用
    ウイルスバスターには「サイレントモード」という機能があります。これをオンにすると、作業中にポップアップ通知が出たり、予約スキャンが始まったりするのを一時的に停止できます。映画を見ている時や、集中したい作業の時に便利です。
  3. 不要な通知をオフにする
    設定画面から、あまり必要のない通知を個別にオフにすることもできます。

これらの設定は、ウイルスバスターのメイン画面にある「設定(歯車のアイコン)」から変更可能です。

あきらめてしまう前に、一度試してみてくださいね。

料金プラン一覧と一番お得な購入方法

ウイルスバスターの料金はプランによって異なり、最もお得に購入する方法は公式サイトで「3年版」を選ぶことです。

長期間使うことを考えれば、1年あたりのコストをぐっと抑えることができます。

主な料金プランは、機能とサポート内容によって2種類に分かれています。

プラン名1年版料金(税込)3年版料金(税込)主な機能・特徴
ウイルスバスター クラウド5,720円13,580円基本的なセキュリティ機能(3台まで)
ウイルスバスター クラウド + デジタルライフサポート プレミアム8,030円18,920円基本機能+24時間365日の手厚いサポート(PC、スマホ、周辺機器の操作相談もOK)

※料金は2025年8月時点の公式サイトのものです。

3年版を選ぶと、1年版を3回更新するよりもかなり割安になります。

例えば、基本プランの「ウイルスバスター クラウド」の場合、3年版なら1年あたり約4,527円となり、1年版を毎年買うより1,000円以上お得です。

購入できる場所は公式サイトのほか、Amazonや家電量販店などがあります。

セール時期によっては他の店舗が安くなることもありますが、常に最新バージョンが手に入り、購入後のサポートもスムーズな公式サイトからのダウンロード購入が一番シンプルで安心ですよ。

パソコンに詳しくてサポートは不要という方は「ウイルスバスター クラウド」、操作に不安があっていつでも相談したい方は「デジタルライフサポート プレミアム」を選ぶのがおすすめです。

ノートンなど他のセキュリティソフトとの機能比較

ウイルスバスターの他に、ノートンやカスペルスキーといった有名なセキュリティソフトもありますが、それぞれに強みや特徴があります。

ウイルスバスターが特に優れているのは、初心者にも分かりやすい操作性と、日本語による手厚いサポート体制です。

どのソフトを選ぶか迷ったときは、何を一番重視するかで決めると良いでしょう。

以下に、代表的な3つのソフトの簡単な比較をまとめました。

比較ポイントウイルスバスターノートンカスペルスキー
ウイルスの検出率高い高い非常に高い
動作の軽さ普通やや軽いやや重い
サポート体制非常に手厚い(365日対応)手厚い標準的
主な付加機能詐欺対策、SNS保護保護者機能、バックアップネット決済保護
おすすめな人初心者、手厚いサポートを求める人バランスの良さを求める人高い防御性能を最優先する人

このように、どのソフトもウイルス検出率は非常に高いレベルにあります。

その上で、ウイルスバスターは「困ったときに日本語で丁寧に助けてほしい」という方に最適です。

ノートンは、防御性能と動作の軽さのバランスが良く、幅広いユーザーにおすすめできます。

カスペルスキーは、若干動作が重くなる傾向はありますが、業界トップクラスの防御性能を誇るため、セキュリティを最優先したい上級者向けと言えるかもしれません。

無料体験版を提供しているソフトも多いので、実際にいくつか試してみて、ご自身の使い方やパソコンとの相性で最終的に決めるのが一番納得できる方法ですよ。

ウイルスバスターが必要かデバイス別の最終結論

Windows11/10に標準搭載のセキュリティだけでは不十分な理由

Windows11や10に標準で搭載されている「Windows Defender」は非常に優秀ですが、それだけではセキュリティ対策が万全とは言えません。

その一番の理由は、防御できる脅威の「範囲」に限界があるからです。

Windows Defenderの主な役割は、OS自体をウイルスやマルウェアから守ることです。

基本的な防御力は高いものの、ネット利用における多様なリスク、特に金銭や個人情報を直接狙うような攻撃への対策は、有料ソフトに比べて手厚いとは言えません。

例えば、以下のような脅威への対策は、Windows Defenderだけでは不十分な場合があります。

  • ネットバンキングを狙った不正送金ウイルス
  • 巧妙な偽サイトに誘導して個人情報を盗むフィッシング詐欺
  • SNSアカウントの乗っ取り
  • お子様を有害サイトから守るペアレンタルコントロール
  • パスワードの安全な管理機能

これらの機能は、ウイルスバスターのような有料の総合セキュリティソフトが得意とする分野です。

例えるなら、Windows Defenderは「頑丈な玄関の鍵」、ウイルスバスターはそれに加えた「綜合警備システム」のようなもの。

ただウイルスからパソコンを守るだけでなく、ネットを使う上でのあらゆる危険から自分自身を守りたい、と考えるなら、有料ソフトの導入を検討するのがおすすめです。

Macユーザーがウイルスバスターの導入を検討すべきケース

「Macは安全だからセキュリティソフトは必要ない」というのは、もはや過去の話です。

確かにMacはウイルスに感染しにくい構造を持っていますが、近年はMacを標的としたサイバー攻撃も増えており、100%安全とは言えなくなりました。

特に、あなたのMacの使い方によっては、ウイルスバスターのようなセキュリティソフトの導入を真剣に検討すべきケースがあります。

具体的には、以下のような使い方をしている方は注意が必要です。

  • ネットバンキングやオンラインショッピングを頻繁に利用する
  • 仕事で使う重要な顧客情報や機密データを扱っている
  • カフェや空港などで、安全性がわからないフリーWi-Fiに接続することが多い
  • ソフトウェアを公式サイト以外からダウンロードすることがある
  • 怪しいメールの添付ファイルやリンクをうっかり開いてしまいそうで不安

Macを狙うウイルスには、迷惑な広告を大量に表示させる「アドウェア」や、パソコン内のデータを人質に身代金を要求する「ランサムウェア」などがあります。

これらの被害に遭うと、大切なデータを失ったり、金銭的な被害を受けたりする可能性があります。

Windowsパソコンほど頻繁に狙われるわけではありませんが、リスクは確実に存在します。

大切なMacと、その中にある重要な情報を守るための「お守り」として、セキュリティソフトの導入を考えてみてはいかがでしょうか。

iPhoneにセキュリティアプリは基本的に不要と言われる事情

iPhoneにセキュリティアプリは本当にいらないの?と疑問に思いますよね。

結論から言うと、ウイルス対策という点においては、基本的にiPhoneに専用アプリは必要ありません。

その理由は、AppleがiPhoneのために用意した、非常に強固なセキュリティの仕組みにあります。

  1. 厳しいアプリの審査
    iPhoneのアプリは「App Store」からしかダウンロードできません。そして、そこに並ぶアプリは、すべてAppleによる厳しい事前審査をクリアしたものだけです。危険なウイルスが紛れ込む可能性は極めて低いのです。
  2. サンドボックスという仕組み
    iPhoneは「サンドボックス(砂場)」という構造になっており、各アプリが他のアプリのデータにアクセスしたり、勝手にOSの設定を書き換えたりできないように隔離されています。これにより、万が一不正なアプリがあっても、被害が広がるのを防いでいます。

ただし、これはあくまで「ウイルス」に対する強さの話です。

iPhoneユーザーであっても、「詐欺」の被害に遭うリスクは十分にあります。

例えば、メールやSMSで送られてくる偽サイト(フィッシングサイト)にアクセスして、Apple IDやクレジットカード情報を盗まれてしまうケースは後を絶ちません。

ウイルスバスターのiOS版は、ウイルスをスキャンする機能はありませんが、こうした危険なサイトへのアクセスをブロックしたり、安全でないWi-Fiに接続した際に警告を出したりする機能で、あなたを詐欺被害から守ってくれます。

Androidスマホでウイルスバスターが特に推奨される理由

Androidのスマートフォンを使っているなら、セキュリティアプリの導入は「強く推奨される」と言えます。

iPhoneと比べて、AndroidはOSの仕組みが自由でオープンなため、その分、ウイルスや不正なアプリが侵入するリスクも高くなるからです。

Androidスマホでセキュリティ対策が特に重要になる理由は、主に以下の3つです。

  1. アプリの入手経路が多い
    iPhoneと違い、AndroidはGoogle Playストア以外からもアプリをインストールできます。この自由さが魅力の一つですが、公式サイトを装った偽サイトなどから、ウイルスが仕込まれた不正なアプリをうっかりダウンロードしてしまう危険性があります。
  2. カスタマイズの自由度
    メーカー各社がOSを独自にカスタマイズしているため、端末ごとにセキュリティの穴(脆弱性)が生まれやすくなります。
  3. 世界的なシェアの高さ
    Androidは世界で最も利用されているスマホOSです。利用者が多いということは、それだけ攻撃者にとって「狙い目」のターゲットになりやすいということでもあります。

実際に、個人情報を盗み出すアプリや、スマホを遠隔操作するウイルスなど、Androidを狙った脅威は数多く報告されています。

大切な写真や連絡先、SNSのアカウントなどを守るためにも、Androidユーザーの方はウイルスバスターのような信頼できるセキュリティアプリを必ず入れておくようにしましょう。

複数台で使えるライセンスの利点と注意点

ウイルスバスターの大きな魅力の一つが、1つの契約(ライセンス)でパソコンやスマホなど、複数のデバイスをまとめて保護できる点です。

この「複数台ライセンス」を上手に活用すれば、家族みんなのセキュリティ対策を、より手軽で経済的に行えます。

複数台ライセンスの主な利点は以下の通りです。

  • コストパフォーマンスが高い:パソコン、スマートフォン、タブレットと、1台ずつ別々にソフトを購入するよりも、合計金額が大幅に安くなります。
  • 管理が楽:契約や更新の手続きが1回で済むため、手間がかかりません。「あのスマホの契約、いつまでだっけ?」と悩む必要がなくなります。
  • 組み合わせが自由:例えば「自分のWindowsパソコン、家族のMac、自分のAndroidスマホ」というように、異なるOSのデバイスでも自由に組み合わせて保護できます。

ウイルスバスターは、1つのライセンスで最大3台までインストール可能です。

ただし、利用する際にはいくつか注意点もあります。

まず、インストールできるのはあくまで契約している台数(3台)までです。4台目のデバイスを守りたい場合は、もう一つ新しくライセンスを購入する必要があります。

また、契約の更新を忘れてしまうと、保護しているすべてのデバイスのセキュリティ機能が停止してしまうので、更新時期の管理はしっかり行いましょう。

不要と判断した場合のアンインストール(削除)手順

ウイルスバスターが不要になったり、他のセキュリティソフトに乗り換えたりする場合は、プログラムを正しくアンインストール(削除)する必要があります。

その際、Windowsの機能から削除するよりも、トレンドマイクロが提供している「専用の削除ツール」を使うのが最も確実で、おすすめです。

通常のアンインストール方法だと、パソコン内に設定ファイルなどの一部が残ってしまうことがあります。

これが、後々パソコンの動作不良や、次にインストールするソフトとのトラブルの原因になる場合があるのです。

専用ツールを使えば、こうした残りカスもきれいに削除してくれます。

アンインストールの手順は以下の通りです。

  1. トレンドマイクロの公式サイトにアクセスし、「アンインストールツール」または「削除ツール」と検索します。
  2. お使いの製品に対応した削除ツールをパソコンにダウンロードします。
  3. ダウンロードしたツールを起動し、画面に表示される指示に従って操作を進めます。
  4. 途中でシリアル番号の入力を求められることがあるので、準備しておくとスムーズです。
  5. 削除が完了したら、必ずパソコンを再起動してください。

一つだけ重要な注意点があります。

ウイルスバスターを削除する前に、必ずWindows Defenderが有効になっているかを確認しましょう。

セキュリティソフトが何もない「無防備な状態」でインターネットに接続するのは非常に危険ですので、気をつけてくださいね。

ウイルスバスターは必要かまとめ

  • Windows Defenderとの大きな違いは、詐欺対策など防御範囲の広さと手厚いサポート体制です。
  • ネットバンキングを頻繁に利用する方や、PC操作に不安がある方にはウイルスバスターの導入が推奨されます。
  • 「動作が重い」という評判は、予約スキャンの時間変更など、設定の見直しで改善できる場合があります。
  • 料金プランは公式サイトの「3年版」を選ぶと、1年あたりのコストを最も安く抑えられます。
  • MacやAndroidスマホもウイルスの攻撃対象であり、使い方によってはセキュリティ対策が必要です。
  • iPhoneは仕組み上ウイルスに強く、フィッシング詐欺などの対策を重視しない限り必要性は低いです。
  • 不要と判断しアンインストールする際は、専用の削除ツールを使うとPCに不要なファイルが残らず確実です。

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