LINEトーク履歴を送信してもバレない方法!相手に通知が行くケースと危険性を解説

LINEのトーク履歴を他の人に送っても、正しい方法を選べば相手にバレることはありません。

「転送」や「Keepメモへの保存」などの正規機能を使えば、相手に通知がいくことはないのです。

しかし、スクリーンショットの取り扱いや共有した後のデータ管理を誤ると、思わぬトラブルに繋がる可能性があります。

この記事では、相手にバレずにトーク履歴を安全に送信する具体的な手順と、万が一バレてしまった場合のリスクについて詳しくお伝えします。

あなたのプライバシーと大切な人間関係を守るための知識を身につけましょう。

目次

LINEのトーク履歴を送信するとバレるのはどんな時?

トーク履歴の「転送」機能を使うと相手に通知はいく?

LINEの「転送」機能を使ってトーク履歴を他の人に送っても、トークのお相手に通知がいくことはありません。

ですので、安心して転送機能を利用することができます。

たとえば、友人との会話で面白いやり取りがあったとき、その部分だけを別の友だちに「ねえ、これ見て!」と見せたい場面ってありますよね。

そんな時に便利なのが転送機能なんです。

具体的なやり方はとても簡単ですよ。

まず、転送したいメッセージを長押しします。

するとメニューが出てくるので、その中から「転送」を選んでください。

転送したいメッセージを複数選ぶことも可能で、最大100件まで一度に選択できます。

メッセージを選んだら、画面の下にある「転送」ボタンをタップします。

最後に、送り先の友だちを選んで送信すれば完了です。

この操作をしても、元のトークルームに「〜〜に転送しました」のような表示は一切出ませんし、相手のスマホに通知が届くこともないのです。

ただし、注意点もあります。

転送したメッセージには、誰がいつ送ったかという送信者名とタイムスタンプが一緒に送られます。

誰の発言かわかる便利な面もありますが、プライバシーには十分気をつけてくださいね。

あくまでも、相手に不快感を与えない範囲で利用するのがマナーと言えるでしょう。

Keepメモへの保存はトーク相手にバレる?

トーク履歴を自分専用の保存場所である「Keepメモ」に保存しても、トーク相手にバレることはありません。

Keepメモは自分だけが見られるプライベートな空間なので、誰にも知られずに大切なメッセージを残しておけます。

たとえば、仕事の大事な連絡や、忘れたくない約束などを保存しておくのにすごく便利です。

トーク履歴をKeepメモに保存する方法は、転送と同じくらい簡単です。

保存したいメッセージを長押しするとメニューが表示されます。

その中にある「Keep」という項目をタップしてください。

すると、どのメッセージを保存するか選べる画面になるので、必要なものをチェックします。

最後に画面下の「保存」ボタンを押せば、選んだメッセージが自分のKeepメモに保存される仕組みです。

この一連の操作で、相手に通知が届くことは一切ありません。

また、KeepメモはLINEアプリのホーム画面にある自分のアイコンのすぐ下からいつでも確認できますよ。

ただし、注意してほしいのは、Keepには保存容量に上限がある点です。

写真や動画などのファイルは合計1GBまで、テキストは100万文字までという制限があります。

たくさんのトーク履歴を保存したい場合は、容量をオーバーしないように気をつける必要があります。

定期的に不要なものを整理すると良いかもしれませんね。

相手に知られる心配なく使える便利な機能ですが、容量制限があることだけ覚えておきましょう。

スクリーンショットでの共有は安全?その危険性とは

スクリーンショットでトーク履歴を共有する方法は、相手に通知がいかないため一見安全に思えますが、実はいくつかの危険性が潜んでいます。

一番手軽な方法だからこそ、慎重に扱う必要があります。

スクリーンショットは、スマホの画面をそのまま画像として保存する機能です。

トーク画面を開いて、お使いのスマホの操作(例えば、iPhoneならサイドボタンと音量アップボタンを同時に押すなど)で撮影するだけなので、誰でも簡単にできます。

そして、その画像をLINEや他のSNSで送れば、手軽に共有できるのです。

もちろん、この方法で相手にバレることはありません。

しかし、ここに落とし穴があります。

まず、スクリーンショットは画像データなので、簡単に加工ができてしまいます。

つまり、第三者が会話の内容を都合よく書き換えたり、一部を切り取って文脈を捻じ曲げたりする可能性があるのです。

これを「なりすまし」や「捏造」に悪用されると、大きなトラブルに発展しかねません。

また、一度画像としてネット上に出回ってしまうと、完全に削除するのは非常に困難です。

あなたが送った相手が、さらに別の人に転送してしまうかもしれません。

そうなると、意図しない範囲にまでプライベートな会話が拡散してしまう危険性があります。

さらに、スクリーンショットには撮影した時間や、スマホのバッテリー残量といった情報が写り込むことがあります。

そこからあなたの生活パターンが推測されてしまう可能性もゼロではありません。

手軽だからと安易に利用せず、共有する相手や内容をよく考えてから使うことが大切です。

メールや他のアプリへの共有でバレる可能性は?

LINEのトーク履歴をメールや他のアプリを使って共有しても、トーク相手に直接バレることはありません。

LINEのシステム上、外部アプリへの共有で通知がいく仕組みにはなっていないからです。

この方法は、特に長文のトーク履歴をまとめて保存したい場合や、LINEを使っていない人に内容を伝えたい時に便利です。

やり方としては、まずトークルームの右上にあるメニューボタン(三本線のアイコン)をタップします。

そこから「その他」を選び、「トーク履歴を送信」を選択してください。

すると、共有先としてメールアプリやメモ帳アプリ、クラウドストレージなどが表示されます。

送りたいアプリを選べば、トーク履歴がテキストファイル(.txt形式)として添付され、送信できる仕組みです。

このテキストファイルには、メッセージの内容、送信者、送信日時がすべて記録されています。

ただし、スタンプや画像、動画はテキストファイルには含まれず、保存期間が終了していると表示できない点には注意が必要です。

この方法も相手にはバレませんが、スクリーンショットと同様のリスクは存在します。

テキストファイルは編集が容易なため、内容を改ざんされる危険性があるのです。

また、一度あなたの手元を離れたデータが、どこでどのように扱われるかをコントロールすることはできません。

メールで送った相手が、そのメールを別の人に転送すれば、あなたの知らないところで会話が広まってしまいます。

信頼できる相手に、必要な情報だけを送るように心がけることが重要です。

便利な機能ですが、デジタルデータは簡単にコピーや拡散ができてしまうという特性を忘れないようにしましょう。

【バレない方法】相手に通知させずにトーク履歴を送信する手順

相手にバレずにLINEのトーク履歴を送る方法は、主に3つあります。

どの方法も相手に通知がいくことはないので、状況に応じて使い分けるのがおすすめです。

ここでは、それぞれの具体的な手順と特徴を解説しますね。

「転送」機能を使う方法

この方法は、特定のメッセージだけをピンポイントで送りたいときに便利です。

手順は、送りたいメッセージを長押しして「転送」を選び、送る相手を選択するだけ。

手軽さが魅力ですが、一度に100件までしか選べないという制限があります。

「Keepメモ」に保存してから共有する方法

自分専用の保存場所「Keepメモ」を経由する方法です。

まずメッセージを長押しして「Keep」に保存します。

その後、Keepメモを開き、共有したい項目を選んで他の友だちに送信します。

この方法も相手にはバレません。一度Keepに保存しておくことで、後からゆっくり共有する相手を選べるのがメリットです。

テキストファイルとして他のアプリに送信する方法

トーク履歴全体をまとめて送りたい場合に最適な方法です。

トーク画面右上のメニューから「その他」→「トーク履歴を送信」と進み、メールなどのアプリを選んで送信します。

これにより、会話の最初から最後までの全履歴をテキストデータとして送ることができます。

ただし、スタンプや画像は含まれないので注意が必要です。

これらの方法はどれもLINEの正規の機能であり、相手に通知がいくことはありません。

しかし、どの方法を使うにしても、送った後の情報の扱いは相手次第になります。

プライベートな内容を送る際は、信頼できる相手かどうかをしっかり見極めることが最も重要です。

一括送信と個別送信でバレやすさに違いはあるの?

トーク履歴を送る際に、まとめて一括で送っても、一つひとつ個別に送っても、バレやすさに違いはありません。

どちらの方法を選んでも、LINEのシステムからトーク相手に通知がいくことはないからです。

バレるかバレないかは、送信方法そのものではなく、送った後の情報の管理の仕方によって決まります。

たとえば、一度にたくさんのメッセージを「転送」機能で選んで送るのが「一括送信」にあたります。

この場合、最大100件までまとめて送ることができます。

一方、特に重要なメッセージだけを一つ選んで送るのが「個別送信」です。

どちらの操作をしても、あなたのスマホ画面上での作業であり、相手のLINEには何の変化も起こりません。

同じように、トーク履歴全体をテキストファイルとして送信する場合も一括送信と言えますが、これも相手にはわかりません。

では、なぜ「バレるかも」と心配になるのでしょうか。

それは、送った履歴が意図しない形で相手に見つかってしまうケースがあるからです。

たとえば、あなたが友人にトーク履歴を転送したとします。

もし、その友人が何かの拍子に、トーク相手本人にその転送画面を見せてしまったらどうでしょう。

あるいは、あなたが履歴を送ったスマホを、トーク相手本人が偶然見てしまう可能性もゼロではありません。

つまり、バレるリスクは「送信方法」にあるのではなく、「送信後の管理」や「人間関係」に潜んでいるのです。

一括で送るか個別に送るかは、単に作業効率の問題です。

たくさんの履歴を見せたいなら一括が便利ですし、特定のひと言を強調したいなら個別が効果的でしょう。

バレないようにするためには、送信方法を気にするよりも、送る相手を慎重に選び、送った後のデータの取り扱いに注意を払うことの方がずっと大切です.

PC版LINEからの送信だとバレやすい?

PC版のLINEからトーク履歴を送信しても、スマホ版と同じく相手にバレることはありません。

どちらのデバイスから操作しても、LINEの通知システムは変わらないからです。

そのため、PCの大きな画面で作業したい場合でも、安心して利用できます。

PC版LINEでトーク履歴を送る方法はいくつかあります。

まず、スマホ版と同様に、メッセージを右クリックして「転送」を選ぶ方法です。

複数のメッセージを選択して、まとめて他の友だちに送ることができます。

また、自分専用の「Keepメモ」に保存するのも同じです。

メッセージを右クリックして「Keepに保存」を選べば、誰にも知られずに保存できます。

さらに、PC版ならではの便利な機能として、トーク履歴の保存があります。

トークルーム内で右クリックし、「トーク履歴を保存」を選択すると、会話全体をテキストファイル(.txt)としてパソコン内に保存できるのです。

このファイルをメールに添付したり、他の場所にコピーしたりするのも自由自在です。

もちろん、これらの操作をしてもトーク相手に「PCから操作されました」といった通知がいくことは一切ありません。

では、なぜPC版だとバレやすいというイメージがあるのでしょうか。

考えられる理由としては、操作ミスへの懸念が挙げられます。

たとえば、会社のPCで操作していて、保存したファイルを誤って共有フォルダに入れてしまったり、LINEの画面を切り替え忘れて、背後から他の人に見られてしまったりするリスクです。

これはLINEの機能の問題ではなく、利用環境の問題と言えます。

自宅のプライベートなPCで、周りに誰もいない状況で操作する限り、スマホ版とバレやすさに差はありません。

PC版だからバレやすいということはなく、重要なのは操作する環境や注意力です。

送信した履歴の削除や送信取り消しは可能?

一度他の人に「転送」や共有で送ってしまったトーク履歴は、残念ながら後から削除したり「送信取消」したりすることはできません。

LINEの「送信取消」機能が使えるのは、あくまで自分が直接メッセージを送ったトークルーム内での話だからです。

たとえば、Aさんとのトーク履歴を、Bさんに「転送」機能で送ったとします。

このとき、あなたの操作は「Bさんのトークルームに、新たなメッセージとして履歴を送信した」という扱いになります。

そのため、Bさんとのトークルームでそのメッセージを削除することはできますが、それはあなたの画面から消えるだけで、Bさんの画面には残り続けます。

もしBさんに送ってから24時間以内であれば、「送信取消」を試みることは可能です。

Bさんとのトークルームで、送った履歴メッセージを長押しして「送信取消」を選べば、Bさんの画面からもその履歴を消すことができます。

しかし、Bさんがすでに見ている可能性は高いですし、通知で内容を確認しているかもしれません。

また、24時間を過ぎてしまうと、もう取り消す手段はなくなります。

メールや他のアプリにテキストファイルとして送信した場合も同様です。

一度相手のメールボックスやスマホ内にデータが渡ってしまえば、それを取り戻すことは不可能です。

相手がそのデータを削除してくれるのを信じるしかありません。

このように、一度手元を離れたデジタルデータは、完全にコントロールすることができなくなります。

「間違えて送ってしまった」「やっぱり見せるんじゃなかった」と後悔しても、取り返しがつかないケースがほとんどです。

だからこそ、トーク履歴を送る前には、「本当にこの人に送っても大丈夫か?」「この内容を送って問題ないか?」と、一呼吸おいて考えることが非常に大切になります。

LINEのトーク履歴の送信がバレるとどうなる?

無断でトーク履歴を送信した場合に考えられるトラブル

相手の許可なく無断でトーク履歴を送信した場合、人間関係の悪化から法的な問題まで、さまざまなトラブルに発展する可能性があります。

軽い気持ちで行った行為が、取り返しのつかない事態を招くこともあるので注意が必要です。

まず最も考えられるのが、トーク相手との信頼関係が完全に壊れてしまうことです。

自分のプライベートな会話が、知らないところで第三者に見られていたと知ったら、誰でもショックを受けますし、裏切られたと感じるでしょう。

「もうこの人は信用できない」と思われ、絶交されてしまうケースも少なくありません。

次に、話がこじれてしまうと、プライバシーの侵害として法的な問題に発展する可能性があります。

トーク履歴は個人情報のかたまりです。

それを本人の同意なく第三者に提供する行為は、内容によっては相手の社会的評価を不当に下げる「名誉毀損」にあたる可能性も出てきます。

さらに、送信したトーク履歴が、あなたの意図しない形で悪用される危険性もあります。

たとえば、あなたが誰かの悪口を言っている部分だけを切り取られて拡散されたり、面白半分で全く関係ないグループに共有されたりするかもしれません。

一度ネット上に流出した情報は、完全に消すのが難しいのが現実です。

軽い気持ちで友だちに見せただけのつもりが、あっという間に知らない人たちにまで広まってしまう、という事態も十分に考えられます。

無断でのトーク履歴の送信は、相手を深く傷つけるだけでなく、あなた自身の立場をも危うくする行為なのです。

浮気やいじめの証拠として法的な効力はある?

LINEのトーク履歴は、浮気(不貞行為)やいじめの証拠として、裁判で法的な効力を持つ可能性があります。

ただし、証拠として認められるためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。

まず大前提として、そのトーク履歴が本物であり、改ざんされていないことを証明できなければなりません。

スクリーンショットは簡単に加工できてしまうため、それ単体では証拠としての力が弱いと判断されることがあります。

より証拠能力を高めるためには、トーク履歴をテキストファイルとして送信・保存したり、トーク画面を動画で撮影したりする方法が有効です。

動画であれば、トーク画面をスクロールさせることで、会話の前後関係が明確になり、改ざんが難しいことを示せます。

次に重要なのが、「誰が」「誰と」会話していたかを明確にすることです。

LINEのプロフィール名だけでは本人と断定できないため、相手の電話番号がわかる画面や、顔写真が写っているプロフィール画面なども一緒に保存しておくと、証拠の信頼性が高まります。

浮気の証拠として使う場合は、配偶者と浮気相手が肉体関係にあることを推測させるような、具体的なやり取りが必要です。

「好きだよ」「会いたい」といったメッセージだけでは不十分で、「昨日ホテル楽しかったね」のような、具体的な行動を示す内容が重要になります。

いじめの場合も同様に、いつ、誰が、どのような暴言や脅迫をしたのかが具体的にわかる内容であることが求められます。

このように、トーク履歴は正しく取得・保存すれば有力な証拠になり得ますが、その取り扱いには注意が必要です。

証拠集めのために不正な手段(相手のスマホを盗み見るなど)を使うと、逆にあなたが罪に問われる可能性もあるため、法的な問題については弁護士などの専門家に相談することをおすすめします。

送信したトーク履歴を悪用されるリスク

送信したトーク履歴は、あなたの意図しない形で悪用されるリスクを常にはらんでいます。

一度自分の手元を離れたデジタルデータは、どのように扱われるかコントロールできなくなるため、送信する前にその危険性を十分に理解しておくことが大切です。

最も懸念されるのが、プライベートな情報の拡散です。

あなたが信頼して送った相手が、悪意なく別の人に転送してしまうかもしれません。

その情報がさらに別の人へと転送され続けることで、あなたの個人情報や内緒の会話が、全く知らない人たちの間に広まってしまう可能性があります。

また、内容を悪意的に切り取られ、捏造されるリスクもあります。

たとえば、会話の一部だけを抜き出して、あなたが誰かをひどく非難しているかのように見せかけたり、文脈を無視して全く違う意味の会話に作り変えられたりするかもしれません。

このような情報がSNSなどで拡散されれば、あなたの社会的信用が傷つけられてしまう恐れがあります。

金銭的なトラブルに発展するケースも考えられます。

トーク履歴の中に、あなたの個人的な弱みや秘密が含まれていた場合、それをネタに「バラされたくなければお金を払え」と脅迫される可能性もゼロではありません。

さらに、ストーカー行為などに悪用される危険もあります。

会話の内容からあなたの行動パターン、よく行く場所、交友関係などを推測し、つきまといなどの行為に及ぶケースです.

軽い気持ちで共有したトーク履歴が、自分や周りの人を危険に晒す引き金になりかねません。

共有する相手は本当に信頼できるのか、そしてその内容は第三者に見られても問題ないものなのか、送信ボタンを押す前に必ず冷静に判断してください。

バレてしまった場合の人間関係への影響

もしトーク履歴を無断で送信したことが相手にバレてしまった場合、その後の人間関係に深刻な影響が出ることは避けられません。

最も大きな代償は、相手からの信頼を完全に失うことです。

秘密の会話を勝手に第三者に見せるという行為は、相手からすれば裏切り以外の何物でもありません。

「この人は信用できない」「平気で人のプライバシーを侵害する人だ」というレッテルを貼られてしまい、これまで築いてきた関係性が一瞬で崩れ去ってしまうでしょう。

友人関係であれば絶交される可能性が高いですし、恋人や配偶者であれば、関係の修復は極めて困難になります。

さらに、影響は当事者間だけにとどまらない可能性があります。

トーク履歴を見せられた第三者が、その事実を共通の知人などに話してしまえば、「〇〇さんは人のトークを勝手に見せるらしい」という噂が広まってしまいます。

そうなると、あなたは周りの人たちからも距離を置かれ、孤立してしまうかもしれません。

職場や学校などのコミュニティ内での立場が悪くなることも十分に考えられます。

相手が受けた精神的ショックの大きさによっては、関係の修復を試みても、相手の心に深い傷として残り続けます。

たとえ表面上は許してくれたように見えても、以前のような気兼ねない関係に戻ることは難しいでしょう。

会うたびに気まずい空気が流れ、会話もぎこちなくなってしまうかもしれません。

軽い気持ちや好奇心からトーク履歴を共有する行為は、お金では償えない「信頼」という大切なものを失う、非常にリスクの高い行為なのです。

その一瞬の行動が、かけがえのない人間関係を永遠に壊してしまう可能性があることを、絶対に忘れないでください。

プライバシーの侵害で訴えられる可能性は?

LINEのトーク履歴を本人の許可なく第三者に送信する行為は、内容によってはプライバシーの侵害にあたり、法的に訴えられる可能性があります。

「友達に見せるだけだから大丈夫」という安易な考えは非常に危険です。

プライバシー権とは、「私生活上の事柄をみだりに公開されない」という法的に保障された権利のことを指します。

LINEのトークは、まさにこの「私生活上の事柄」の塊です。

それが法的な問題になるかどうかは、主に以下の3つのポイントで判断されます。

  1. その情報が私生活上の事実、またはそう受け取られる可能性のある事柄か
  2. 一般の人の感覚として、公開されたくないと思われる事柄か
  3. まだ世間に知られていない事柄か

LINEのトーク履歴は、これら3つの要件をすべて満たす場合がほとんどです。

そのため、無断で第三者に見せる行為は、プライバシーの侵害と判断される可能性が高いのです。

もし相手からプライバシー侵害で訴えられた場合、慰謝料などの損害賠償を請求されることがあります。

慰謝料の金額は、公開された内容やそれによって相手が受けた精神的苦痛の度合い、社会的影響などによって変わりますが、数万円から数十万円、場合によってはそれ以上になるケースもあります。

さらに、公開した内容が相手の社会的評価を下げるようなものであった場合、「名誉毀損」として別途訴えられる可能性も出てきます。

名誉毀損が認められると、損害賠償額はさらに高くなる傾向があります。

たとえ裁判沙汰にまでならなくても、弁護士を通じて内容証明郵便が送られてくるなど、大きなトラブルに発展するケースは少なくありません。

軽い気持ちでトーク履歴を送信する行為が、金銭的な負担と精神的なストレスを伴う深刻な法的問題に繋がるリスクがあることを、しっかりと認識しておく必要があります。

バックアップ目的の送信と共有目的の違い

同じトーク履歴を送信する行為でも、「バックアップ目的」と「共有目的」では、その意味合いと潜在的なリスクが大きく異なります。

自分の大切な記録を守るためのバックアップと、他者に見せるための共有は、明確に区別して考える必要があります。

バックアップ目的の送信とは、機種変更に備えたり、万が一のデータ消失から守るために、トーク履歴を自分自身で管理できる場所に保存しておくことです。

たとえば、トーク履歴をテキストファイルとして自分のメールアドレスに送ったり、自分だけがアクセスできるクラウドストレージ(GoogleドライブやDropboxなど)に保存したりする行為がこれにあたります。

この場合、データを見るのは自分だけなので、基本的にプライバシー侵害などのトラブルに発展することはありません。

あくまでも、自分の大切な思い出や記録を、安全な場所に保管しておくための「守りの行為」と言えます。

一方、共有目的の送信とは、トークの内容を自分以外の第三者に見せるために送る行為です。

友人に面白いやり取りを見せたり、誰かとのトラブルを相談するために弁護士に見せたりする場合がこれに該当します。

これは、情報を外部に公開する「攻めの行為」であり、ここにリスクが潜んでいます。

共有する相手が一人でも、それはもうプライベートな空間からパブリックな空間へ情報が移動したことになります。

一度共有してしまえば、そのデータがさらにどこへ拡散していくか、あなたにはコントロールできません。

バックアップは「保存」、共有は「公開」と考えると分かりやすいかもしれません。

大切なのは、この二つの行為を混同しないことです。

もしバックアップを取りたいのであれば、送信先は必ず自分自身のメールアドレスや、自分専用のプライベートな場所に限定しましょう。

安易に他人との共有をバックアップの手段として使わないことが、トラブルを未然に防ぐための重要なポイントです。

削除されたトーク履歴を復元される危険性

あなたがLINEで「削除」したメッセージも、相手側の操作や専門的な技術を使えば、復元されて見られてしまう危険性があります。

自分のスマホから消したからといって、完全に安心することはできません。

まず理解しておきたいのは、LINEのトークデータは自分のスマホと相手のスマホ、そしてLINEのサーバーにそれぞれ保存されているということです。

あなたが自分のトークルームでメッセージを「削除」しても、それはあなたのスマホ上のデータが見えなくなっただけで、相手のスマホやLINEのサーバーからデータが消えたわけではありません。

相手は、あなたの削除操作とは関係なく、これまで通りのトーク履歴を見ることができます。

では、「送信取消」機能を使えば安全なのでしょうか。

24時間以内であればメッセージを取り消せますが、これも完璧ではありません。

相手が通知でメッセージ内容をすでに読んでいたり、「通知履歴保存」のような外部アプリを使っていたりすると、取り消しても内容を知られてしまいます。

さらに厄介なのが、専門の業者や復元ソフトの存在です。

相手が意図的に、あるいは何かのトラブルで消えてしまったデータを復元したいと考えた場合、これらのサービスを利用することで、削除されたトーク履歴が復活してしまう可能性があります。

特に、一度バックアップを取られたデータからの復元は比較的容易とされています。

たとえば、あなたが相手に不都合なメッセージを送ってしまい、慌てて送信取消をしたとします。

しかし、相手がその前にトーク履歴全体のバックアップを取っていた場合、そのバックアップデータから、取り消したはずのメッセージを復元される可能性があるのです。

このように、一度送信してしまったメッセージの痕跡を、インターネット上から完全に消し去ることは非常に困難です。

「後で消せばいいや」という軽い気持ちでメッセージを送るのは絶対にやめましょう。

送信ボタンを押す前に、その内容が永遠に残り続ける可能性があるということを常に意識することが大切です。

LINEのトーク履歴を送信するとばれる?まとめ

  • LINEの「転送」機能でトーク履歴を送信しても、相手に通知はいかずバレることはありません。
  • 自分専用の「Keepメモ」への保存も、トーク相手にバレる心配は不要です。
  • バレない方法としてスクリーンショットがありますが、拡散や改ざんのリスクを伴うため注意が必要です。
  • PC版LINEからトーク履歴を送信した場合でも、スマホと同様にバレることはありません。
  • 一度送信したトーク履歴は「送信取消」ができないため、送る相手や内容は慎重に選びましょう。
  • 無断でトーク履歴を送信すると、人間関係の悪化やプライバシー侵害で訴えられる危険性があります。
  • トーク履歴は浮気などの証拠になり得ますが、法的な効力を持たせるには正しい手順が求められます。

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