LINEのバックアップが30%で止まる!原因と今すぐ試せる10の対処法

LINEのバックアップが30%で止まってしまう主な原因は、Wi-Fiなどの通信環境、iCloudやスマホ本体の容量不足、そしてLINEアプリの一時的な不具合です。

多くの場合、スマホの再起動やWi-Fiへの再接続といった、誰でもすぐにできる簡単な対処法で解決します。

この記事では、バックアップが止まる原因の見分け方から、iPhone・Android別に試せる具体的な解決策までをわかりやすく紹介します。

一つずつ確認していけば、きっと問題は解消されるはずです。

大切なトーク履歴を守るために、落ち着いて対処していきましょう。

目次

LINEのバックアップが30で止まるときの主な原因とは

Wi-Fiの通信環境が不安定なときの見分け方

LINEのバックアップが途中で止まってしまう最もよくある原因の一つが、Wi-Fiの接続が不安定なことです。

バックアップは大きなデータをやり取りするため、安定した通信環境が欠かせません。

自分のWi-Fiが不安定かどうかは、いくつかの簡単な方法で見分けることができますよ。

通信が不安定かどうかのチェックリスト:

  • Webサイトの表示が遅い:SafariやChromeで、いつも見ているニュースサイトなどを開いてみましょう。画像の表示に時間がかかったり、ページがなかなか開かなかったりする場合は、通信速度が落ちているサインです。
  • 動画が途中で止まる:YouTubeなどの動画を再生したときに、すぐに再生が始まらなかったり、途中で何度も読み込みのために止まってしまったりしないか確認します。
  • 他のアプリの通信も遅い:LINE以外のSNSやオンラインゲームなど、インターネットを使う他のアプリも動きが鈍い場合は、Wi-Fi環境そのものに問題がある可能性が高いです。
  • スマホ画面のアンテナマークが少ない:画面の右上にあるWi-Fiの扇形のマークの表示が少なかったり、点滅していたりしないかチェックしてみてください。

これらの症状が当てはまる場合、Wi-Fiルーターの近くに移動したり、ルーターを再起動(電源コードを抜いて数分待ってから差し直す)したりすることで、通信状況が改善することがあります。

バックアップを始める前には、一度通信が安定しているか確認する癖をつけると安心ですね。

iCloudやGoogleドライブの容量不足が原因?確認方法は

LINEのトーク履歴のバックアップは、iPhoneの場合は「iCloud」、Androidの場合は「Googleドライブ」というクラウドサービスに保存されます。

この保存先の空き容量が足りないと、バックアップの途中で「容量不足です」とエラーが出て止まってしまいます。

無料で使える容量には限りがあるため、写真や他のアプリのデータでいっぱいになっていることは珍しくありません。

まずは、ご自身のクラウドストレージに十分な空きがあるか確認してみましょう。

iPhone(iCloud)の空き容量を確認する方法

  1. 「設定」アプリを開き、一番上の自分の名前をタップします。
  2. 「iCloud」をタップします。
  3. 画面の上部に、iCloudストレージの使用状況がグラフで表示されます。ここの空き容量が、LINEのバックアップデータ量よりも少ないとバックアップは失敗します。

Android(Googleドライブ)の空き容量を確認する方法

  1. 「Googleドライブ」アプリを開きます。
  2. 左上の三本線のメニューアイコンをタップします。
  3. 「ストレージ」を選択すると、使用容量と全体の容量が確認できます。

LINEのバックアップに必要な容量は、LINEアプリ内の「設定」→「トークのバックアップ」画面で確認できます。

もし空き容量が足りない場合は、不要なデータを削除したり、有料プランで容量を増やしたりする必要があります。

スマホ本体のストレージ容量が足りない場合の影響

バックアップデータの保存先はクラウドストレージですが、実はバックアップ処理を行う際に、スマホ本体のストレージ(空き容量)も一時的に使用されます。

そのため、スマホ本体のストレージがパンパンに詰まっていると、バックアップファイルを作成するスペースがなく、処理が途中で止まってしまう原因になります。

クラウドの容量は十分なのにバックアップが進まない、という場合は、スマホ本体の容量不足を疑ってみましょう。

特に、写真や動画、使っていないアプリなどでストレージがいっぱいになっていることが多いです。

スマホ本体のストレージを確認する方法:

  • iPhoneの場合:「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」
  • Androidの場合:「設定」→「ストレージ」または「デバイスケア」

この画面で、何にどれくらいの容量が使われているかを確認できます。

一般的に、バックアップをスムーズに行うためには、最低でも1GB〜2GB程度の空き容量があると安心です。

もし空き容量が少ない場合は、不要なアプリを削除したり、見返すことのない動画や写真をパソコンやクラウドに移したりして、容量を確保してみてください。

意外と見落としがちなポイントなので、クラウドの容量と合わせて、スマホ本体のストレージもチェックしてみることが大切ですよ。

LINEアプリやOSのバージョンが古いとどうなる?

お使いのLINEアプリや、スマホのOS(iPhoneならiOS、AndroidならAndroid OS)のバージョンが古いと、バックアップが正常に完了しないことがあります。

古いバージョンには、バックアップに関する不具合が含まれている可能性があったり、最新のクラウドサービスの仕様に対応できていなかったりするためです。

特にセキュリティの仕組みなどが変わった際に、古いアプリではうまく通信できずに処理が止まってしまう、といったことが起こり得ます。

何をやってもうまくいかないときは、アプリとOSが最新の状態になっているかを確認してみましょう。

バージョンの確認とアップデートの方法:

LINEアプリの場合:

  1. App Store(iPhone)またはGoogle Play ストア(Android)を開きます。
  2. 「LINE」と検索します。
  3. アプリのページに「アップデート」と表示されていたら、タップして最新版に更新します。

OSの場合:

  • iPhone:「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」
  • Android:「設定」→「システム」→「システムアップデート」

ここに新しいバージョンの案内が表示されていたら、Wi-Fiに接続した状態でアップデートを行いましょう。

ソフトウェアを常に最新の状態に保つことは、バックアップの問題解決だけでなく、スマホを安全で快適に使うための基本です。

面倒に感じるかもしれませんが、定期的にチェックする習慣をつけるのがおすすめですよ。

バックアップするトーク履歴のデータ量が大きすぎるときの問題点

長年LINEを使っていると、トーク履歴のデータ量がGB(ギガバイト)単位の、非常に大きなサイズになっていることがあります。

特に、写真や動画を頻繁にやり取りするグループトークに参加していると、データ量はどんどん膨れ上がっていきます。

このバックアップするデータ量そのものが大きすぎると、処理に非常に長い時間がかかり、その間に通信が途切れたり、ちょっとしたエラーが発生したりして、バックアップが失敗するリスクが高まります。

「30%で止まる」というのも、全体のデータ量に対して、ある程度の処理が進んだところでタイムアウトやエラーが起きている状態と考えられます。

残念ながら、LINEアプリ内でトークルームごとの詳細なデータ量を確認する機能はありません。

しかし、明らかに不要なトーク履歴を整理することで、全体のデータ量を減らし、バックアップを成功しやすくすることができます。

データ量を減らすための対策:

  • 不要なトークルームを削除する:もう連絡を取らない人のトークや、退会したグループのトークは、思い切って削除しましょう。
  • トーク内のキャッシュやデータを削除する:特定のトークルームを開き、右上のメニューから「設定」→「データの削除」を選ぶと、写真や動画、ボイスメッセージなどを個別に削除できます。

全てのトークを残したい気持ちもわかりますが、機種変更などをスムーズに行うためには、定期的なデータの整理も大切です。

LINEのバックアップが30で止まるときに試したい対処法とは

まず試すべきスマホ本体を再起動する具体的な手順

LINEのバックアップが進まないとき、原因が何であれ、まず最初に試してほしいのがスマホ本体の「再起動」です。

スマホを長時間使い続けていると、目に見えない小さなエラーがシステム内部に溜まっていき、アプリの動作に影響を与えることがあります。

再起動は、こうした一時的な不具合をリセットし、スマホの状態を一度フレッシュにしてくれる最も簡単で効果的な方法です。

この操作でデータが消えることはないので、安心して試してくださいね。

お使いのスマホの機種によって、再起動のやり方が少し異なります。

iPhone X、11、12、13、14、15シリーズの場合:

  1. サイドボタン(電源ボタン)と、音量ボタンのどちらか片方を同時に長押しします。
  2. 「スライドで電源オフ」の表示が出たら、スライダをドラッグして電源を切ります。
  3. 完全に電源が切れたら、再度サイドボタンを長押しして、Appleロゴが表示されたら指を放します。

Androidの場合(一般的な手順):

  1. 電源ボタンを長押しします。
  2. 画面に表示されるメニューから「再起動」をタップします。もし「再起動」がなければ、「電源を切る」を選んでから、再度電源ボタンを長押しして起動させてください。

たったこれだけの操作で、バックアップが嘘のようにスムーズに進むことも少なくありません。

難しい設定を確認する前に、まずは基本の「再起動」から試してみるのが、問題解決への一番の近道ですよ。

安定したWi-Fi環境に接続し直すやり方

LINEのバックアップが途中で止まる原因として非常に多いのが、Wi-Fiの接続不良です。

見た目上はWi-Fiに繋がっていても、電波が弱かったり、回線が混み合っていたりすると、大きなデータの通信が途中で失敗してしまいます。

そんな時は、改めて安定したWi-Fi環境に接続し直すことが重要です。

以下の方法を試して、通信環境を改善してみましょう。

  1. Wi-Fiルーターの近くに移動する
    • 最も簡単な方法です。壁やドアなどの障害物がない、ルーターが見える場所に移動するだけで、電波強度は大きく改善します。
  2. Wi-Fiのオン・オフを切り替える
    • スマホのコントロールセンターや設定画面から、一度Wi-Fiをオフにします。
    • 10秒ほど待ってから、再度オンにして接続し直すことで、電波の掴み直しが行われ、接続がリフレッシュされます。
  3. Wi-Fiルーター本体を再起動する
    • ルーターも長時間稼働していると、動作が不安定になることがあります。
    • 電源コードをコンセントから抜き、1〜2分ほど待ってから再び差し込んでみましょう。ルーターが再起動し、不具合が解消されることが多いです。
  4. 他のWi-Fiに接続してみる
    • もし可能であれば、自宅以外のWi-Fi(例えば友人宅や職場など、信頼できるネットワーク)に接続して試してみるのも有効です。
    • もし他のWi-Fiで成功するなら、原因は自宅のWi-Fi環境にあると特定できます。

バックアップは時間がかかることもあるので、夜寝る前など、安定したWi-Fi環境でスマホをあまり使わない時間帯に行うのがおすすめですよ。

LINEアプリを最新バージョンにアップデートする方法

LINEアプリのバージョンが古いことが原因で、バックアップに不具合が起きている可能性があります。

アプリは常に新しい機能の追加や、見つかった問題点の修正が行われているため、最新版にアップデートすることで、バックアップが正常に完了するようになることがあります。

アプリのアップデートは、App StoreやGoogle Play ストアから簡単に行えます。

普段、アプリの自動更新をオフにしている方は、手動で確認してみましょう。

iPhoneでLINEをアップデートする手順

  1. ホーム画面にある「App Store」アプリを開きます。
  2. 画面右上の、自分のアイコンをタップします。
  3. アカウント情報画面を少し下にスクロールすると、アップデート待機中のアプリ一覧が表示されます。
  4. 一覧の中にLINEがあれば、右側の「アップデート」ボタンをタップします。

AndroidでLINEをアップデートする手順

  1. ホーム画面やアプリ一覧から「Google Play ストア」を開きます。
  2. 右上の自分のアカウントアイコンをタップし、「アプリとデバイスの管理」を選択します。
  3. 「利用可能なアップデートがあります」の欄の「詳細を表示」をタップします。
  4. 一覧にLINEが表示されていたら、「更新」ボタンをタップしてください。

アップデートにはデータ通信が発生するため、Wi-Fiに接続した状態で行うのがおすすめです。

OSのバージョンと同様に、アプリも常に最新の状態を保つことが、トラブルを未然に防ぐポイントになります。

iCloudやGoogleドライブの空き容量を増やすにはどうする?

LINEのバックアップが止まる原因として、保存先であるiCloudやGoogleドライブの容量不足は非常に多いです。

無料プランの容量は限られているため、知らないうちに写真や動画、他のアプリのデータでいっぱいになっていることがあります。

容量不足を解消するには、「不要なデータを削除する」か「有料プランで容量を追加する」かの2つの方法があります。

まずは、お金をかけずにできるデータの整理から試してみましょう。

iCloudの空き容量を増やす方法(iPhone):

  1. 「設定」→「自分の名前」→「iCloud」→「アカウントのストレージを管理」と進みます。
  2. 容量を大きく使っているアプリ(「写真」「バックアップ」など)が表示されるので、不要なものを選択して削除します。
    • 特に「iCloud写真」をオフにしたり、古いデバイスのバックアップを削除したりすると、大幅に容量を確保できます。

Googleドライブの空き容量を増やす方法(Android):

  1. 「Googleドライブ」アプリを開き、左上のメニューから「ストレージ」を選択します。
  2. 「ストレージを解放」などの案内から、容量の大きいファイルや不要なメールなどを削除できます。
  3. 「Google One」アプリを使うと、より詳細な内訳の確認や、不要データの削除が簡単に行えます。

どうしてもデータを消したくない場合や、手っ取り早く解決したい場合は、月額数百円からの有料プランにアップグレードするのも一つの手です。

まずはご自身のストレージの使用状況を確認して、不要なものがないか見直してみてください。

不要なトーク履歴やキャッシュを削除する手順

バックアップするLINEのデータ量そのものが大きいと、処理に時間がかかり失敗しやすくなります。

特に動画や写真をたくさんやりとりしたトークルームは、データが肥大化している可能性が高いです。

不要なトークや、トーク内の画像・動画などを削除してデータ量をスリムにすることで、バックアップが成功しやすくなります。

この操作は、LINEの動作を軽くする効果もあるのでおすすめですよ。

注意点として、一度削除したトーク履歴やデータは元に戻せないので、慎重に行ってください。

トークルームごと削除する手順:

  1. LINEのトークリスト画面で、削除したいトークルームを左にスワイプ(Androidの場合は長押し)します。
  2. 表示された「削除」ボタンをタップし、確認画面で再度「削除」を選択します。
    • これは相手のLINEから消えるわけではなく、自分のスマホから見えなくなるだけです。

トーク内のキャッシュやデータを個別に削除する手順:

  1. データを整理したいトークルームを開き、右上の三本線のメニューアイコンをタップします。
  2. 「設定」→「データの削除」と進みます。
  3. 「写真」「動画」「ボイスメッセージ」「ファイル」ごとに、削除するデータを選択して「選択したデータを削除」をタップします。
    • 「すべての期間」を選択すると、そのトーク内の該当データがすべて消去されます。
    • 「キャッシュデータ」は、一時的に保存されているデータなので、削除してもトーク履歴には影響ありません。定期的に削除すると動作が軽くなります。

まずは、もう見返すことのない昔のグループトークなどから整理してみてはいかがでしょうか。

バックアップ用のPINコードを再設定する方法

LINEでは、トーク履歴のバックアップと復元を安全に行うために、6桁の「PINコード」を設定する必要があります。

このPINコードの設定がうまくいっていなかったり、何らかの理由で認証に失敗したりして、バックアップが止まってしまうことがあります。

そんな時は、一度PINコードを再設定してみることで、問題が解決する場合があります。

再設定はLINEアプリの中から簡単に行えますので、試してみてください。

PINコードを再設定する手順:

  1. LINEのホーム画面右上にある、歯車マークの「設定」をタップします。
  2. 「トークのバックアップ」を選択します。
  3. もしPINコードをまだ設定していない場合は、「今すぐPINコードを作成」と表示されるので、画面の指示に従って6桁の数字を設定します。
  4. すでに設定済みの場合は、「PINコード」という項目をタップします。
  5. 現在のPINコードを入力すると、「PINコードをリセット」というボタンが表示されるので、それをタップします。
  6. 新しい6桁のPINコードを2回入力すれば、再設定は完了です。

このPINコードは、万が一スマホを紛失したり、機種変更したりした際に、大切なトーク履歴を復元するために非常に重要なものです。

忘れないように、かつ他人には推測されにくい番号を設定しておきましょう。

バックアップがうまくいかない原因がはっきりしない時に、試してみる価値のある操作の一つです。

一度バックアップを中止してやり直すときの注意点

バックアップが30%など、特定のパーセンテージで長時間動かない場合、一度その処理を「中止」して、最初からやり直すのが有効なことがあります。

中途半端な状態で止まっている処理をリセットすることで、次の試行がスムーズに進む場合があります。

ただし、中止してやり直す際には、いくつか注意しておきたいポイントがあります。

ただやみくもに繰り返すのではなく、環境を整えてから再挑戦することが大切です。

バックアップをやり直す前のチェックリスト:

  1. 通信環境を確認する:必ず電波の強い安定したWi-Fiに接続していることを確認しましょう。可能であればルーターの再起動も行います。
  2. ストレージの空き容量を確保する:iCloudやGoogleドライブ、そしてスマホ本体のストレージに十分な空きがあるか、再度確認しておきます。
  3. スマホを再起動する:やり直す直前に、一度スマホを再起動して、システムをリフレッシュさせておくことを強くおすすめします。
  4. 時間に余裕を持つ:バックアップはデータ量によっては数十分以上かかることもあります。時間に余裕があるときに行い、途中でスマホを操作したり、スリープ状態にしたりしないようにしましょう。
  5. 充電しながら行う:バックアップはバッテリーを消耗します。途中で電源が落ちないよう、充電ケーブルに接続した状態で実行するのが安全です。

これらの準備を整えた上で、LINEの「設定」→「トークのバックアップ」画面から、「今すぐバックアップ」をタップして再挑戦してみてください。

「しばらく待つ」のは有効?どのくらい待つべき?

LINEのバックアップ画面が「30%」で止まってしまったとき、「もしかしたら待っていれば進むかも?」と考えるのは自然なことです。

結論から言うと、この「待つ」という行為は、場合によっては有効です。

特に、バックアップのデータ量が非常に大きい(数GB以上)場合、特定の処理に時間がかかっているだけで、内部的には動作が続いている可能性があります。

見た目のパーセンテージ表示が更新されていなくても、バックグラウンドで処理が進んでいることがあるのです。

では、どのくらい待つのが適切なのでしょうか。

待つ時間の目安:

  • まずは30分〜1時間:これが一つの目安です。スマホを充電器に繋いだまま、画面をオンにした状態で放置してみてください。
  • 一晩待ってみる:もし時間に余裕があるなら、夜寝る前にバックアップを開始し、朝までそのままにしておく、というのも一つの手です。

ただし、以下のような場合は、待っても進む可能性は低いです。

  • 明らかに通信が切れている(Wi-Fiマークが消えているなど)。
  • 「バックアップに失敗しました」というエラーメッセージが表示された。
  • 何時間待っても1%も進まない。

このような場合は、待つよりも、一度バックアップを中止し、スマホの再起動や通信環境の確認など、他の対処法を試す方が効率的です。

単に待つだけでなく、状況を見極めることが大切ですね。

Androidでバックアップが終わらない場合の特有のチェック項目

iPhoneとAndroidでは、LINEのバックアップの仕組みが少し異なります。

もしあなたがAndroidスマホを使っていてバックアップが終わらない場合、Android特有の原因が隠れているかもしれません。

基本的な対処法に加えて、以下の3つの項目をチェックしてみてください。

  1. Googleアカウントの選択は正しいか
    • Androidのバックアップは、スマホに設定されているGoogleアカウントに紐づく「Googleドライブ」に保存されます。
    • LINEの「設定」→「トークのバックアップ」画面で、「Googleアカウント」の項目に、自分が意図したアカウントが正しく表示されているか確認しましょう。
    • もし複数のアカウントを設定している場合は、容量に余裕のあるアカウントを選択する必要があります。
  2. LINEのGoogleドライブへのアクセス権限が許可されているか
    • LINEアプリがGoogleドライブにデータを保存するためには、「アクセス権限」が必要です。
    • スマホの「設定」→「アプリ」→「LINE」→「権限」と進み、「ストレージ」や「ファイルとメディア」へのアクセスが許可されているか確認してください。これが拒否されていると、バックアップはできません。
  3. Google Play開発者サービスのバージョンは最新か
    • 「Google Play開発者サービス」は、Googleの様々なサービスを連携させるための重要なシステムアプリです。
    • このアプリが古いと、LINEとGoogleドライブの連携がうまくいかないことがあります。通常は自動で更新されますが、Google Play ストアで「Google Play開発者サービス」と検索し、更新がないか確認してみるのも有効です。

これらの項目はiPhoneにはない、Androidならではのチェックポイントです。

何を試してもダメな場合の最終的な問い合わせ先

これまで紹介したすべての対処法を試しても、どうしてもLINEのバックアップが30%で止まってしまう。

そんな時は、一人で悩み続けずに、専門の窓口に問い合わせるのが最善の策です。

原因がLINEアプリ側の特殊な不具合や、あなたのアカウント特有の問題である可能性も考えられます。

問い合わせ先は、LINEが公式に用意している「問題報告フォーム」になります。

ここに状況を詳しく報告することで、専門のチームから調査結果や解決策の回答をもらえる可能性があります。

問い合わせの際に伝えると良い情報:

  • 利用しているスマートフォンの機種名(例:Google Pixel 8, AQUOS sense8 など)
  • AndroidまたはiOSのバージョン
  • LINEアプリのバージョン
  • 問題が発生し始めた具体的な日時
  • 表示されているエラーメッセージの正確な内容
  • これまでに試した対処法(再起動、再インストール、容量確認など)

これらの情報をできるだけ詳しく記載することで、より的確なサポートが受けられます。

問い合わせは、LINEアプリ内の「設定」→「ヘルプセンター」→「お問い合わせ」から、またはWebのLINE公式サイトにある問題報告フォームから行うことができます。

最終手段として、専門家の力を頼ることを覚えておいてくださいね。

LINEのバックアップが30で止まるまとめ

  • LINEのバックアップが30%で止まる主な原因は「通信環境」「容量不足」「アプリやOSの問題」です。
  • まず最初に試すべき最も簡単な対処法は、スマホ本体を再起動してシステムをリフレッシュすることです。
  • バックアップは安定したWi-Fi環境で行うのが基本で、ルーターの再起動も有効な手段となります。
  • iPhoneはiCloud、AndroidはGoogleドライブの空き容量が、バックアップしたいデータ量より大きいか確認が必須です。
  • クラウドだけでなく、スマホ本体のストレージ容量不足もバックアップが止まる原因になるため注意が必要です。
  • 不要なトーク履歴や溜まったキャッシュデータを削除して、バックアップ全体のデータ量を減らすと成功しやすくなります。
  • 何を試しても解決しない場合は、LINE公式の「問題報告フォーム」から問い合わせるのが最終手段です。
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