iPhoneのスタンバイモードを常時表示させるには、対応機種で特定の設定を有効にする必要があります。
しかし、設定したはずなのに画面がすぐに消えたり、そもそも「常にオン」の項目がなかったりする場合があります。
この記事では、スタンバイモードを常時表示するための正しい設定方法を分かりやすく解説します。
あわせて、画面が消える原因と機種ごとの対処法、便利なカスタマイズ方法まで網羅的に紹介します。
これを読めば、あなたのiPhoneを便利な置き時計として最大限に活用できるようになります。
iPhoneのスタンバイモードを常時表示するための設定方法
- スタンバイモードの常時表示に対応している機種一覧
- 基本的な起動(開始)のやり方
- 「常にオン」にする具体的な設定手順
- 時計の文字盤や色をカスタマイズする方法
- 便利なウィジェットを追加・編集する手順
- お気に入りの写真をスライドショーで表示させる設定
スタンバイモードの常時表示に対応している機種一覧
iPhoneのスタンバイモードを「常時表示」できるのは、「常時表示ディスプレイ」という特別な画面を搭載した一部のProモデルだけです。
この機能は、省電力で画面を常に表示し続けるための専用の技術が必要になるため、すべてのiPhoneで利用できるわけではないんですね。
スタンバイモードの常時表示に対応している具体的な機種は、以下の通りです。
- iPhone 14 Pro
- iPhone 14 Pro Max
- iPhone 15 Pro
- iPhone 15 Pro Max
- (これ以降に発売されるProモデル)
もしお使いの機種が上記に当てはまらない場合(例えばiPhone 13やiPhone 15など)でも、スタンバイモード自体は利用できます。
ただし、その場合は画面が自動的に消えてしまい、常時表示させることはできません。
これは故障ではなく、お使いのiPhoneの仕様なので安心してくださいね。
常時表示ができない機種では、画面を軽くタップしたり、iPhoneが揺れを感知したりすると再び画面が表示される仕組みになっています。
まずはご自身のiPhoneが、この常時表示に対応している機種かどうかを確認してみてください。
基本的な起動(開始)のやり方
スタンバイモードを起動させる方法はとても簡単で、2つの条件を揃えるだけです。
それは、iPhoneを「充電している状態」で、なおかつ「横向きに置く」ことです。
この2つの条件がそろうと、iPhoneが「今は置き時計として使いたいんだな」と自動で判断して、スタンバイモードの画面に切り替わります。
具体的な手順は以下の通りです。
- まず、お使いのiPhoneがiOS 17以降にアップデートされていることを確認します。
- 次に、「設定」アプリを開き、「スタンバイ」という項目がオン(緑色)になっているかチェックしましょう。
- 充電ケーブル(有線でも、MagSafeのような無線でもOK)をiPhoneに接続します。
- iPhoneを横向きにして、机の上やスタンドなどに置きます。画面が水平に近い状態になるようにしてください。
- 少し待つと、自動的にスタンバイモードが起動します。
特に、MagSafeに対応した充電スタンドがあると、置くだけで充電と横向き固定が同時にできるのでとても便利ですよ。
有線のケーブルを使う場合は、iPhoneを横向きに立てかけられるようなスマホスタンドを使うと、安定してスタンバイモードを利用できます。
この簡単な手順で、あなたのiPhoneが便利なスマートディスプレイに早変わりします。
「常にオン」にする具体的な設定手順
常時表示に対応した機種をお使いの場合、簡単な設定でスタンバイモードを常に表示させることができます。
設定は「設定」アプリの中から行います。
この設定をオンにしておけば、夜間などに周囲が暗くなっても画面が消えることなく、いつでも時間や情報を確認できるようになりますよ。
以下の手順に沿って設定を進めてみてください。
- iPhoneのホーム画面から、歯車のアイコンの「設定」アプリを開きます。
- 画面を少し下にスクロールして、「スタンバイ」というメニューを探してタップします。
- 一番上に「スタンバイ」という項目があるので、そこのスイッチがオン(緑色)になっていることを確認してください。
- 次に、「ディスプレイ」というカテゴリの中にある「常にオン」という項目を見つけます。
- この「常にオン」のスイッチをタップして、オン(緑色)に切り替えましょう。
これで設定は完了です。
もし「スタンバイ」の設定画面に「常にオン」という項目自体が見当たらない場合は、お使いのiPhoneが常時表示に非対応の機種である可能性が高いです。
対応機種を使っているのに表示されない場合は、iOSが最新の状態になっているかを確認してみてください。
時計の文字盤や色をカスタマイズする方法
スタンバイモードで表示される時計は、自分好みのデザインや色に自由に変更することができます。
気分やお部屋のインテリアに合わせて、おしゃれにカスタマイズするのも楽しいですよ。
操作はとても直感的で、画面を触るだけで簡単に行えます。
時計のデザインを切り替える
まず、スタンバイモードの時計画面を、指で上下にすーっとなぞって(スワイプして)みてください。
そうすると、以下のような様々なデザインの時計に切り替えることができます。
- アナログ時計:クラシックな針の時計です。
- デジタル時計:数字が大きく見やすい時計です。
- 世界時計:設定した他の都市の時間を表示します。
- 太陽:日の出や日の入りの時間をイメージしたデザインです。
- 浮遊:カラフルな数字がふんわりと動くデザインです。
文字盤の色やスタイルを変更する
気に入ったデザインを見つけたら、今度は画面を指で長押ししてみましょう。
すると、画面が少し暗くなって編集モードに切り替わります。
画面の右下に表示される白い丸いボタンをタップすると、カラーパレットが出てきます。
ここから好きな色を選ぶだけで、時計の数字や針の色を簡単に変更できます。
デザインによっては、色だけでなく秒針のスタイルなどを変更できるものもありますよ。
いろいろ試して、あなただけのお気に入りの時計表示を見つけてみてください。
便利なウィジェットを追加・編集する手順
スタンバイモードでは、時計だけでなく、天気やカレンダーといった便利な情報(ウィジェット)も表示できます。
時計の画面を左にスワイプすると、ウィジェットが表示される画面に切り替わります。
このウィジェットは、長押しすることで自由に追加したり、並び替えたりすることが可能です。
ウィジェットを追加・削除する方法
- ウィジェット画面を長押しすると、編集モードに入ります。
- 画面の左上に表示される「+」ボタンをタップすると、追加できるウィジェットの一覧が出てきます。
- カレンダーや天気、リマインダーなど、追加したいアプリを選んで「ウィジェットを追加」を押しましょう。
- 逆に、不要なウィジェットを消したい場合は、編集モード中にウィジェットの左上にある「ー」ボタンを押せば削除できます。
ウィジェットを並び替える方法
編集モード中に、場所を移動したいウィジェットを指で押さえたまま、好きな位置まですーっと動かして(ドラッグして)みてください。
これだけで、ウィジェットの順番を簡単に入れ替えることができます。
よく見る情報を上に持ってくるなど、自分が使いやすいようにカスタマイズしましょう。
また、「スマートローテーション」をオンにしておくと、状況に応じてiPhoneが最適なウィジェットを自動で表示してくれるので便利ですよ。
お気に入りの写真をスライドショーで表示させる設定
スタンバイモードを、思い出の写真が飾れるデジタルフォトフレームとして使うこともできます。
ウィジェット画面からさらに左にスワイプすると、写真が表示されるモードに切り替わります。
初期設定ではiPhoneが自動で選んだ「おすすめ」の写真が表示されますが、これを自分のお気に入りのアルバムに変更することも可能です。
以下の手順で、表示したい写真を選んでみましょう。
- スタンバイモード中に画面を2回、左にスワイプして写真の表示に切り替えます。
- 写真が表示されている画面を、指で長押ししてください。
- 編集モードに切り替わったら、画面左上の「+」ボタンをタップします。
- あなたのiPhoneの「写真」アプリに入っているアルバムの一覧が表示されます。
- スライドショーで表示したいアルバム(例えば「お気に入り」や、旅行先ごとに作ったアルバムなど)を選んで、チェックを入れましょう。
- 逆に、表示したくないカテゴリ(例えば「人々」など)があれば、その横にある目のマークを押すと非表示にできます。
これで、充電中のiPhoneが、あなただけのおしゃれなフォトフレームに変わります。
お孫さんやペットの写真、楽しかった旅行の思い出などを設定して楽しんでみてくださいね。
iPhoneのスタンバイモードの常時表示ができない原因と対処法
- 設定しても画面がすぐに消える主な原因
- 「常にオン」の項目自体がない場合の確認点
- 充電が不安定で解除されるケースの対処法
- バッテリー消費への影響と節約のヒント
- 画面の焼き付きに関する心配と対策
- 意図せず解除される場合の操作上の注意点
設定しても画面がすぐに消える主な原因
常時表示の設定をオンにしているのに画面がすぐに消えてしまう場合、主な原因は3つ考えられます。
iPhone自体の設定が、省エネを優先するモードになっていることが多いんですね。
特別なアプリではなく、iPhoneにもともと入っている機能が影響している可能性があるので、一度確認してみましょう。
原因1:お使いの機種が常時表示に非対応
これが最もよくある原因です。スタンバイモードの常時表示は、iPhone 14 Pro/Pro Max以降のProモデル限定の機能です。
標準モデル(iPhone 15など)や旧機種では、スタンバイモードは使えますが、しばらくすると画面が消えるのが通常の動作です。
原因2:「低電力モード」がオンになっている
バッテリーを長持ちさせるための「低電力モード」がオンになっていると、スタンバイモードの常時表示は自動的にオフになります。
設定アプリの「バッテリー」から、「低電力モード」がオフになっているか確認してみてください。
原因3:「睡眠」集中モードが有効になっている
夜間に「睡眠」の集中モードがオンになるように設定している場合、iPhoneは「もう寝る時間だな」と判断して、スタンバイモードの画面を自動で消灯します。
これもバッテリー節約のための親切な機能の一つなんです。
これらの点を確認すれば、多くの場合で問題は解決するはずです。
「常にオン」の項目自体がない場合の確認点
「設定」アプリの「スタンバイ」メニューの中に、「常にオン」という項目が見つからない場合、その理由はほぼ一つです。
それは、お使いのiPhoneが「常時表示ディスプレイ」を搭載していない機種だからです。
これは故障や設定ミスではなく、iPhoneのハードウェア(部品)の仕様によるものなんですね。
前にも少し触れましたが、スタンバイモードを「常時表示」させるためには、省電力で画面を表示し続けられる特別なディスプレイが必要になります。
このディスプレイは、現時点ではiPhone 14 Pro、iPhone 14 Pro Max、そしてiPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Maxといった「Pro」がつく上位モデルにしか搭載されていません。
そのため、iPhone 15やiPhone 14、iPhone SEといった標準モデルや旧モデルの「スタンバイ」設定画面には、そもそも「常にオン」という選択肢が存在しないのです。
もしご自身の機種がわからない場合は、「設定」アプリを開いて「一般」をタップし、一番上の「情報」という項目を見てみてください。
そこに「機種名」という欄があるので、Proモデルかどうかを確認できますよ。
充電が不安定で解除されるケースの対処法
スタンバイモードは、iPhoneが充電されていることが大前提の機能です。
そのため、充電の接続が不安定だと、スタンバイモードが途中で解除されてしまうことがあります。
もし頻繁にスタンバイモードが消えてしまうなら、充電環境を見直してみましょう。
有線ケーブルで充電している場合
- 充電ポートの確認:iPhoneのおしりの部分にある充電ポート(差し込み口)に、ホコリやゴミが詰まっていませんか。もし汚れていたら、電源を切ったうえで、つまようじなどで優しく取り除いてあげてください。
- ケーブルの確認:ケーブルが根元で断線しかけていたり、被膜が破れていたりしないかチェックしましょう。見た目に問題がなくても、別のケーブルで試してみると改善することがあります。
ワイヤレス充電器(MagSafeなど)を使っている場合
- 位置の確認:iPhoneと充電器の位置が少しでもずれていると、充電が不安定になることがあります。特にMagSafe対応のスタンドなら、磁石で正しい位置にピタッとくっついているか確認しましょう。
- ケースの確認:分厚いケースや、金属製のリングなどがついたケースを使っていると、ワイヤレス充電が妨げられることがあります。一度ケースを外して試してみてください。
充電が安定すれば、スタンバイモードも途切れにくくなりますよ。
バッテリー消費への影響と節約のヒント
スタンバイモードの常時表示は、バッテリーを多少は消費しますが、過度に心配する必要はありません。
iPhoneは、バッテリー消費を最小限に抑えるための賢い工夫をたくさんしているからです。
常時表示中の画面は、実は画面の更新回数(リフレッシュレート)を極端に低くして、消費電力をぐっと抑えています。
さらに、iPhoneは状況を判断して、不要なときには自動で画面をオフにしてくれます。
- iPhoneがポケットやカバンの中にあるとき
- iPhoneを画面が下になるように置いたとき
- 設定した「睡眠」集中モードが始まったとき
- ペアリングしたApple Watchをつけたまま、iPhoneから離れたとき
このように、iPhoneが見られていないと判断した場面では、賢く節電してくれているんですね。
それでもバッテリー消費が気になる場合は、以下の方法を試してみてください。
- 「常にオン」をオフにする:これが最も効果的です。「設定」→「スタンバイ」→「常にオン」をオフにすれば、必要なときだけ画面をタップして表示できます。
- シンプルな表示にする:動きのあるウィジェットや写真をやめて、シンプルな時計表示にすると、少しですが消費電力を抑えられます。
基本的にはiPhoneにおまかせで大丈夫ですが、使い方に合わせて設定を見直すのも良いでしょう。
画面の焼き付きに関する心配と対策
「ずっと同じ画面を表示していたら、画面に跡が残る『焼き付き』が心配…」と感じる方もいるかもしれません。
でも、安心してください。最新のiPhoneでは、画面の焼き付きが起こる可能性は極めて低くなっています。
Appleは、焼き付きを防ぐための高度な技術をiPhoneに組み込んでいます。
一つは、「ピクセルシフト」という技術です。
これは、私たちの目には全く分からないほど、ごくわずかに表示されている時計の数字や画像を常に動かし続ける仕組みです。
これにより、画面の同じ場所がずっと光り続けるのを防ぎ、ディスプレイへの負担を軽減しています。
もう一つは、「輝度の自動調整」です。
スタンバイモード中は、iPhoneが周囲の明るさを感知して、画面の明るさを自動で最適化してくれます。
これにより、無駄に明るく表示し続けることがなくなり、焼き付きのリスクをさらに下げてくれるのです。
このように、iPhone側でしっかりと対策がされているため、普通に使っている分には焼き付きを心配する必要はほとんどありません。
もしそれでも気になる場合は、たまに時計のデザインを変えたり、表示するウィジェットを入れ替えたりして、気分転換してみるのも良いかもしれませんね。
意図せず解除される場合の操作上の注意点
スタンバイモードは、ちょっとしたきっかけで解除されてしまうことがあります。
これは不具合ではなく、「ユーザーがiPhoneを使い始めようとしている」とiPhoneが判断するための仕様です。
意図せず解除されてしまう場合、以下のような点に注意してみましょう。
- 安定した場所に置く
スタンバイモード中のiPhoneは、少しの揺れや振動を感知すると、画面をオフにしたり、通常のロック画面に戻ったりすることがあります。ぐらぐらする机の上ではなく、安定したスタンドなどにしっかりと固定してあげましょう。 - 通知の扱いに気をつける
LINEなどの通知が届くと、スタンバイモードの画面にその内容が表示されます。この通知をタップすると、もちろんアプリが起動してスタンバイモードは終了します。就寝中などに通知で解除されたくない場合は、「おやすみモード」などを活用するのがおすすめです。 - 顔を認識させすぎない
Face ID搭載の機種では、iPhoneが持ち主の顔を認識すると、ロックを解除しようとしてスタンバイモードが終了することがあります。ベッドサイドに置く場合など、寝返りをうった時に顔がiPhoneの正面に来ないような向きに置くと、意図しない解除を防げますよ。
スタンバイモードはあくまで「一時的な置き時計」のような機能なので、少しの操作ですぐに通常のiPhoneに戻れるようになっている、と理解しておくと良いかもしれません。
iPhoneのスタンバイモードの常時表示まとめ
- スタンバイモードの常時表示は、iPhone 14 Proや15 Proといった「常時表示ディスプレイ」対応機種限定の機能です。
- 「設定」アプリの「スタンバイ」から「常にオン」を有効にすることで、常時表示が開始されます。
- 設定してもすぐに消える場合、「低電力モード」や「睡眠」集中モードが原因であることが多いです。
- 設定項目に「常にオン」がないのは、お使いの機種が常時表示に非対応であるためです。
- 時計の文字盤や色、ウィジェット、写真のスライドショーなど自分好みにカスタマイズして楽しめます。
- バッテリー消費や画面の焼き付きは、iPhoneの賢い制御機能により過度な心配は不要です。
- 充電が不安定だとモードが解除されるため、ケーブルや充電器の接続を一度確認してみましょう。