【iPhone】睡眠モードの設定方法|解除できない・勝手にオンになる時の対処法

iPhoneの睡眠モードは、「ヘルスケア」アプリで睡眠スケジュールを設定することで、快適な眠りをサポートしてくれます。

この記事では、基本的な設定手順から、特定の連絡先からの通知を許可する便利なカスタマイズ方法まで分かりやすく紹介します。

また、「勝手にオンになるのを止めたい」「アラームが鳴らない」といった、よくある悩みの解決策も解説。

さらに、睡眠モードが不要な場合の完全な解除(オフ)方法も網羅しています。

この記事を読めば、iPhoneの睡眠モードをあなたの生活に合わせて完璧に使いこなせるようになります。

目次

iPhoneの睡眠モードを使いこなすための基本的な設定方法

そもそもiPhoneの「睡眠モード」とは?おやすみモードとの違い

iPhoneの「睡眠モード」は、単に通知をオフにするだけのおやすみモードが進化した、あなたの快眠をサポートするための賢い機能です。

これは「集中モード」という大きな枠組みの一つで、あなたが設定した「睡眠スケジュール」と連動して、自動でオン・オフが切り替わるのが最大の特徴です。

従来のおやすみモードと、現在の睡眠モードにはどのような違いがあるのでしょうか。

項目睡眠モードおやすみモード
主な目的質の高い睡眠のサポート全ての通知を一時的に抑制
自動オン/オフ睡眠スケジュールに連動して自動時間指定や手動での設定が基本
ロック画面睡眠に特化したシンプルな表示(カスタマイズ可能)通常のロック画面
ヘルスケア連携睡眠時間や質を記録・分析連携なし
就寝準備機能あり(リラックスタイムをサポート)なし
通知の許可特定の連絡先やアプリを細かく設定可能特定の連絡先などを設定可能

このように、睡眠モードは「寝る前から起きるまで」の体験をトータルでデザインしてくれる機能と言えます。

就寝時間になると自動で画面が暗くなり、リラックスを促し、起床時間には心地よいアラームで目覚めさせてくれる。

そして、その間の睡眠データを記録してくれるのです。

ただ通知を止めたいだけならおやすみモードでも十分ですが、より良い睡眠習慣を身につけたいなら、睡眠モードの活用がおすすめです。

「ヘルスケア」アプリで睡眠スケジュールを設定する全手順

iPhoneの睡眠モードを使いこなすための第一歩は、「ヘルスケア」アプリであなたの「睡眠スケジュール」を設定することです。

ここで設定した就寝時刻と起床時刻に合わせて、睡眠モードが自動でオン・オフされるようになります。

一度設定してしまえば、あとはiPhoneがあなたの睡眠を毎日サポートしてくれますよ。

設定の手順は、以下の通りです。

  1. まず、iPhoneに標準で入っている「ヘルスケア」アプリ(白い背景にハートマークのアイコン)を開きます。
  2. 画面右下の「ブラウズ」をタップし、項目の中から「睡眠」を選択してください。
  3. 「睡眠スケジュール」のセクションにある「利用開始」または「フルのスケジュールとオプション」をタップします。
  4. まず、目標とする睡眠時間を設定します(例: 8時間00分)。
  5. 次に、「就寝時刻」と「起床時刻」を設定します。円形の時計を指でドラッグして、寝る時間と起きる時間を決めましょう。
  6. スケジュールを適用したい曜日を選びます。平日と週末で時間を変えたい場合は、後から別のスケジュールを追加することも可能です。
  7. 「アラームオプション」で、起床時に鳴らすアラームのサウンドや音量、スヌーズ機能のオン・オフを設定します。

最後に「追加」をタップすれば、基本的な睡眠スケジュールの設定は完了です。

このスケジュールに基づいて、毎晩あなたのiPhoneは自動で睡眠モードに切り替わります。

睡眠モード中のロック画面をカスタマイズする方法

睡眠モードがオンになると、iPhoneのロック画面は、時刻表示などが控えめになった、目に優しい専用のデザインに切り替わります。

このシンプルな画面は、睡眠の妨げにならないように工夫されていますが、さらに自分好みにカスタマイズして、便利な情報を追加することも可能です。

例えば、朝起きた時に、ロック画面を見るだけで今日の天気が分かるようにウィジェットを追加しておくと便利ですよね。

ロック画面のカスタマイズ手順はこちらです。

  1. 「設定」アプリを開き、「集中モード」→「睡眠」と進みます。
  2. 「画面をカスタマイズ」というセクションに、ロック画面のプレビューが表示されているので、その下の「編集」ボタンをタップします。
  3. 睡眠モードに連携させるロック画面の選択画面になるので、設定したい画面を選んで「カスタマイズ」をタップします。
  4. 「ロック画面」を選択すると、編集画面に切り替わります。
  5. 時刻表示の下にある「ウィジェットを追加」という枠をタップすると、追加できるウィジェットの一覧が表示されます。
  6. 「天気」や「カレンダー」「バッテリー」など、表示させたいウィジェットをタップまたはドラッグして、好きな位置に追加します。

ウィジェットを追加し終えたら、右上の「完了」をタップして設定を保存します。

これで、次に睡眠モードがオンになった時から、カスタマイズされたロック画面が表示されるようになります。

特定の重要な人からの電話やアプリの通知だけを許可する設定

睡眠モードは、基本的に全ての通知をオフにしてくれますが、「家族からの緊急の電話だけは、夜中でも必ず受け取りたい」といった場合もありますよね。

そんな時のために、睡眠モード中でも、特定の重要な人や、特定のアプリからの通知だけを例外的に許可する設定が可能です。

これで、安眠を妨げる不要な通知はブロックしつつ、本当に大切な連絡だけは見逃さない、という安心の環境を作ることができます。

設定は、集中モードのメニューから行います。

  1. 「設定」アプリを開き、「集中モード」→「睡眠」と進んでください。
  2. 「通知を許可」というセクションに、「連絡先」と「アプリ」という2つの項目があります。
  3. まず、「連絡先」をタップします。ここで「通知を許可する連絡先」として、特定の家族や友人を個別に選択したり、「よく使う項目に登録した連絡先からの着信を許可する」といった設定ができます。
  4. 次に、「アプリ」をタップします。ここでは、例えば「LINE」や「メッセージ」など、睡眠中でも通知を受け取りたいアプリを個別に選択して、許可リストに追加することができます。

また、「緊急速報」や、同じ人から3分以内に2度目の着信があった場合に通知する「繰り返しの着信を許可」といったオプションもあります。

ご自身のライフスタイルに合わせて、この許可設定をカスタマイズしておきましょう。

Apple Watchと連携させて睡眠分析の精度を上げるには

iPhoneの睡眠モードは、Apple Watchと連携させることで、その真価を最大限に発揮します。

Apple Watchを身に着けて眠るだけで、あなたがどれくらい深く眠れたか、途中で目が覚めなかったか、といった睡眠の「質」を、より詳細に記録・分析してくれるようになるのです。

iPhone単体でも、ベッドに入っている時間などを元にした睡眠時間を記録できますが、Apple Watchと連携することで、以下のような精度の高いデータが得られます。

  • 睡眠ステージ: 睡眠中の「レム睡眠」「コア睡眠」「深い睡眠」といった、脳の活動レベルごとの睡眠時間を記録します。
  • 心拍数: 睡眠中の心拍数の変動を記録し、リラックス度合いの指標とします。
  • 呼吸数: 睡眠中の1分間あたりの呼吸の回数を記録します。

これらのデータを「ヘルスケア」アプリで見ることで、自分の睡眠の傾向を客観的に把握し、「昨日は深い睡眠が少なかったから、今日は早めにリラックスしよう」といった、具体的な改善アクションに繋げることができます。

連携のための特別な設定はほとんど不要です。

Apple WatchをiPhoneとペアリングし、Apple Watchの「設定」アプリで「睡眠」→「このWatchで睡眠時間を記録」がオンになっていれば、あとは身に着けて寝るだけです。

就寝準備の時間(ウィンドダウン)をカスタマイズする方法

「さあ、寝るぞ」と急にベッドに入っても、なかなか寝付けないことはありませんか。

iPhoneの睡眠モードには、「就寝準備(ウィンドダウン)」という、心と体をスムーズに眠りへと導くための準備時間をサポートしてくれる機能があります。

これは、設定した就寝時刻の少し前(例えば45分前など)になると、自動でiPhoneがリラックスモードに入ってくれる機能です。

就寝準備が始まると、

  • ロック画面が暗く、シンプルな表示に切り替わる。
  • 許可されたアプリ以外の通知がオフになる。

といった変化が起こり、「もうすぐ寝る時間ですよ」と優しく教えてくれます。

さらに、この就寝準備の時間に、リラックスするためのショートカットをロック画面に表示させるカスタマイズも可能です。

  1. 「ヘルスケア」アプリの睡眠スケジュール設定画面で、「就寝準備」の時間を設定します(例: 45分)。
  2. 「就寝準備ショートカット」という項目をタップします。
  3. 「ショートカットを追加」を選ぶと、リラックスに役立つアプリ(ミュージック、ポッドキャスト、瞑想アプリなど)を登録できます。

例えば、ここにヒーリングミュージックのプレイリストや、オーディオブックを設定しておけば、就寝準備が始まった時に、ロック画面からワンタップで再生できるようになります。

この機能を上手に使って、自分だけの入眠儀式を作ってみてはいかがでしょうか。

睡眠データが記録されない・分析できない時の確認事項

「Apple Watchを着けて寝たのに、朝起きたらヘルスケアアプリに睡眠データが全く記録されていない…」という場合、いくつかの設定が見落とされている可能性があります。

睡眠データがうまく記録されない時に、確認すべきチェック項目をまとめました。

  • 睡眠スケジュールは設定されているか:
    まず大前提として、「ヘルスケア」アプリで睡眠スケジュールが有効になっているかを確認してください。これが設定されていないと、睡眠として記録されません。
  • Apple Watchの設定は正しいか:
    Apple Watchの「設定」アプリを開き、「睡眠」→「このWatchで睡眠時間を記録」がオンになっていることを確認します。また、「集中モード」→「睡眠」で、「睡眠スケジュールに連動」がオンになっているかも重要です。
  • Apple Watchの装着状態とバッテリー:
    睡眠中にApple Watchが腕から外れてロックがかかってしまうと、記録が途切れてしまいます。バンドが緩すぎないか確認しましょう。また、就寝時のバッテリー残量が30%以上ないと、記録が途中で止まってしまうことがあります。
  • iPhoneとApple Watchのペアリング:
    iPhoneとApple WatchのBluetooth接続が正常に行われているかを確認してください。
  • 複数のApple Watchを使っていないか:
    複数のApple Watchを持っている場合、睡眠記録に使いたい方のWatchが、「Watch」アプリ→「一般」→「自動切り替え」で、正しく認識されているかを確認します。

これらの項目を一つずつチェックすれば、ほとんどの場合、問題は解決するはずです。

iPhoneの睡眠モードを解除・オフにする方法とトラブル対処法

睡眠モードを今すぐオフ(解除)する簡単な手順

「今日は週末だから夜更かししたい」「急な用事で起きている必要がある」など、設定した睡眠スケジュール通りではなく、今すぐ睡眠モードを手動でオフにしたい時ってありますよね。

そんな時は、コントロールセンターから、たった数タップで簡単に睡眠モードを解除することができます。

わざわざ「設定」アプリや「ヘルスケア」アプリを開く必要はありません。

最も簡単な解除手順は、以下の通りです。

  1. まず、iPhoneの画面右上隅から下にスワイプして、「コントロールセンター」を表示させます。
  2. コントロールセンターの中に、「集中モード」の現在の状態を示すボタンがあります。(三日月のアイコンや、「睡眠」という文字が表示されていることが多いです)
  3. この「集中モード」ボタンをタップしてください。
  4. 現在オンになっている集中モード(この場合は「睡眠」)がハイライト表示されているので、これをもう一度タップします。

これで、睡眠モードはすぐにオフになり、iPhoneは通常のモードに戻ります。

通知も通常通り届くようになり、ロック画面も普段のデザインに戻りますよ。

この手動でのオフ操作は、あくまで一時的なものです。

次の日の設定された就寝時刻になると、再び睡眠スケジュールに基づいて、自動で睡眠モードがオンになります。

「今夜だけ」オフにしたい、という場合に最適な、一番手軽な方法です。

スケジュール自体を削除して勝手にオンになるのを防ぐには

「平日は決まった時間に寝るけれど、休日は不規則なので、毎晩勝手に睡眠モードがオンになるのを止めたい」という方もいるでしょう。

そんな時は、設定されている「睡眠スケジュール」そのものを、一時的にオフにするか、完全に削除してしまえば、睡眠モードが自動で起動することはなくなります。

スケジュールを無効化、または削除する手順は、以下の通りです。

  1. 「ヘルスケア」アプリを開き、「ブラウズ」タブから「睡眠」を選択します。
  2. 「あなたのスケジュール」というセクションにある「フルのスケジュールとオプション」をタップしてください。
  3. 現在設定されている睡眠スケジュールが表示されます。
  4. スケジュールを一時的にオフにしたいだけなら、「睡眠スケジュール」という項目の右側にあるスイッチをタップしてオフ(白色)にします。
  5. スケジュール自体を完全に削除したい場合は、画面上部の「編集」をタップし、削除したいスケジュールの左側にある赤い「ー」(マイナス)ボタンを押して、「削除」を選択します。

スケジュールをオフ(無効化)しておけば、また使いたくなった時にスイッチをオンに戻すだけで、以前の設定をすぐに復活させることができて便利です。

もう睡眠スケジュール機能は全く使わない、と決めているのであれば、削除してしまっても良いでしょう。

「睡眠モードはいらない」と感じる人向けの完全無効化ステップ

iPhoneの睡眠モードは便利な機能ですが、「自分には合わない」「単純な通知オフ機能だけで十分」と感じて、もう一切使いたくない、という方もいると思います。

そんな時は、関連する設定を全てオフにすることで、睡眠モードを完全に無効化し、購入時のような状態に戻すことが可能です。

睡眠モードを完全に無効化するには、主に2つのステップが必要です。

ステップ1:睡眠スケジュールを削除する
まず、ヘルスケアアプリに設定されている睡眠スケジュールを全て削除します。

  1. 「ヘルスケア」アプリ→「ブラウズ」→「睡眠」→「フルのスケジュールとオプション」と進みます。
  2. 「編集」をタップし、設定されている全てのスケジュールを「ー」ボタンで削除してください。

ステップ2:「睡眠」集中モードを削除する
次に、集中モードのリストから「睡眠」モードそのものを削除します。

  1. 「設定」アプリを開き、「集中モード」をタップします。
  2. 集中モードの一覧の中から、「睡眠」を長押しするか、左にスワイプします。
  3. 赤い「削除」ボタンが表示されるので、これをタップし、確認画面でもう一度「集中モードを削除」を選びます。

これで、睡眠モードに関連する主要な設定は全て削除され、勝手にオンになったり、コントロールセンターに表示されたりすることはなくなります。

もし、また使いたくなった場合は、集中モードの「+」ボタンから、いつでも「睡眠」モードを新しく追加し直すことができますよ。

アラームが鳴らない・音が小さい時の確認項目と音量設定

設定した起床時刻に、睡眠モードのアラームが鳴らなかったり、音が小さすぎて起きられなかったりすると、非常に困りますよね。

アラームが鳴らない場合、いくつかの設定項目を見直すことで解決できます。

まず、確認すべきポイントは以下の通りです。

  • アラーム自体がオンになっているか:
    「時計」アプリの「アラーム」タブ、または「ヘルスケア」アプリの睡眠スケジュール編集画面で、起床時刻のアラームがオンになっているかを確認してください。
  • iPhone本体の音量は適切か:
    「設定」→「サウンドと触覚」で、「着信音と通知音」の音量スライダーが小さくなっていないか確認します。このスライダーは、アラームの音量と連動しています。
  • アラームのサウンドが「なし」になっていないか:
    ヘルスケアアプリの睡眠スケジュール編集画面で、アラームの「サウンドと触覚」という項目をタップします。ここで、着信音が「なし」に設定されていると音は鳴りません。好きなサウンドを選び直してください。
  • Bluetoothスピーカーなどに接続されていないか:
    寝る前に音楽を聴いていたBluetoothスピーカーに接続されたままだと、アラーム音がそちらから鳴ってしまい、iPhone本体からは聞こえないことがあります。
  • 時間指定のアラームと重複していないか:
    通常の「時計」アプリで設定したアラームと、睡眠スケジュールのアラームが近い時刻にあると、正常に動作しない場合があります。

これらの設定を見直しても改善しない場合は、一度設定した睡眠スケジュールを削除し、もう一度最初から設定し直してみると、問題が解決することがあります。

ロック画面に「睡眠」と表示させない設定

睡眠モードをオンにすると、ロック画面の下部に、ベッドのアイコンと共に「睡眠」という文字が表示されます。

これは、現在どの集中モードがアクティブになっているかを分かりやすく示すための表示ですが、「この表示が常に目に入るのが少し気になる」という方もいるかもしれません。

この「睡眠」というステータス表示は、設定で非表示にすることが可能です。

設定手順は以下の通りです。

  1. iPhoneの「設定」アプリを開きます。
  2. 「集中モード」というメニューをタップしてください。
  3. 集中モードの一覧の中から、「睡眠」を選択します。
  4. 設定画面の中ほどにある「オプション」という項目をタップしてください。
  5. 「集中モードのステータス」という項目があり、その下に説明が書かれています。
  6. この「集中モードのステータス」の右側にあるスイッチをタップして、オフ(白色)に切り替えます。

これで、睡眠モードがオンになっても、ロック画面やメッセージアプリなどで「〇〇さんは通知を受信しないようにしています」といったステータスが表示されなくなります。

ただし、この設定をオフにすると、あなたが通知を受け取らない状態であることが、他の人から分かりにくくなる、という側面もあります。

表示が気にならないのであれば、オンのままにしておくのが親切かもしれませんね。

睡眠モード中でも緊急速報やアラームは鳴る?

睡眠モードは、あなたの安眠を守るために多くの通知をオフにしてくれますが、「地震速報のような緊急の通知もオフになってしまったらどうしよう」と不安に思う方もいるでしょう。

その点については、安心してください。

緊急地震速報や、国や地方公共団体から配信される災害・避難情報といった「緊急速報」は、睡眠モードやマナーモードを含め、iPhoneのあらゆる設定を無視して、最大音量で鳴るように設計されています。
これは、国民の安全を守るための、最も優先度の高い通知だからです。

では、自分で「時計」アプリで設定した通常のアラームはどうでしょうか。

こちらも、睡眠モードがオンになっていても、設定した時刻になれば通常通り鳴ります。
睡眠スケジュールで設定した起床アラームとは別に、例えば薬を飲むためのアラームなどを設定しておいても、きちんと鳴るので安心してください。

ただし、一点だけ注意が必要です。

それは、特定の連絡先やアプリからの通知を「許可」していない限り、通常の電話の着信音や、LINEの通知音などは鳴らない、という点です。

あくまで、緊急速報と、時計アプリのアラームだけが例外的に鳴る、と覚えておくと良いでしょう。

睡眠モードがスケジュール通りにオン・オフされない原因

「毎日23時にオンになるように設定したはずなのに、なぜか睡眠モードが始まらない」「朝7時に起きる設定なのに、8時になっても睡眠モードが解除されない」といった、スケジュールが正常に機能しないトラブルが起きることがあります。

この場合、いくつかの設定の見落としや、一時的な不具合が考えられます。

まず、確認すべきポイントは以下の通りです。

  • 睡眠スケジュールの曜日設定は正しいか:
    「ヘルスケア」アプリで設定した睡眠スケジュールが、今日が適用される曜日になっているかを確認してください。例えば、「平日のみ」のスケジュールになっているのに、今日は土曜日、といったケースです。
  • 「睡眠スケジュールに連動」はオンになっているか:
    「設定」→「集中モード」→「睡眠」と進み、「スケジュールを設定」というセクションで、「睡眠スケジュールに連動」というスイッチがオンになっているかを確認します。ここがオフだと、スケジュールは機能しません。
  • iPhoneの時刻設定は正しいか:
    「設定」→「一般」→「日付と時刻」で、「自動設定」がオンになっているかを確認します。時刻がずれていると、スケジュールも正常に動作しません。
  • 一時的なソフトウェアの不具合:
    これらの設定に問題がない場合は、iPhoneの一時的な不具合も考えられます。一度iPhoneを再起動してみることで、問題が解決することがよくあります。

それでも改善しない場合は、一度「ヘルスケア」アプリから睡眠スケジュールを完全に削除し、もう一度最初から設定し直してみると、不具合がリセットされて正常に動作するようになることがあります。

iPhoneの睡眠モードまとめ

  • iPhoneの睡眠モードとは、設定した睡眠スケジュールに連動して通知を管理する機能です。
  • 基本的な設定は「ヘルスケア」アプリから就寝・起床時刻を登録することから始めます。
  • 睡眠モードを今すぐ解除(オフ)したい時は、コントロールセンターから簡単に操作できます。
  • スケジュールを削除すれば、睡眠モードが勝手にオンになるのを防げます。
  • 設定した時刻にアラームが鳴らない場合は、本体音量やサウンド設定を見直しましょう。
  • 睡眠中でも、特定の重要な人からの電話だけを許可するようにカスタマイzズが可能です。
  • Apple Watchと連携させると、より詳細な睡眠データを記録・分析できます。
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