iPhoneのマイクは主に底面、前面、背面の3か所にあります。
これらのマイクは通話やビデオ撮影など、状況に応じて自動で使い分けられています。
この記事では、iPhone 15やSEなど機種ごとのマイクの場所を図解で示します。
さらに、相手に声が聞こえない、小さいといったトラブルの原因と自分でできる解決策も紹介します。
マイクの不調を解消し、快適な通話や撮影を取り戻しましょう。
iPhoneのマイクはどこにあるの?機種別の場所と役割
- 3つあるマイクの場所とそれぞれの役割一覧
- 通話の声を集める底面マイクはどこ?
- インカメラでビデオ撮影する時に使う前面マイクの位置
- 背面カメラの動画で活躍するリアマイクの場所
- iPhone 15/14/13/SEなど機種ごとの位置の違い
- マイクが正常か簡単にテストする方法
3つあるマイクの場所とそれぞれの役割一覧
実は、ほとんどのiPhoneには3つのマイクが搭載されていて、それぞれが違う役割を担っています。
通話やビデオ撮影など、その時々の状況に合わせて最適なマイクを使い分けることで、クリアな音質を実現しているんですよ。
マイクの場所と主な役割をまとめると、以下のようになります。
| マイクの種類 | 主な場所 | 主な役割 |
|---|---|---|
| 底面マイク | 充電ポートの横 | 電話をかける時、自分の声を相手に届ける |
| 前面マイク | 画面上部の受話スピーカー部分 | 自撮りビデオ撮影、FaceTime、Siri |
| 背面マイク | 背面カメラの近く | 背面カメラでのビデオ撮影、周囲の雑音を抑える |
このように、iPhoneは賢くマイクを切り替えてくれています。
例えば、普通に電話する時は口元に近い底面のマイクがメインで働き、自撮りビデオを撮る時は顔の方向にある前面のマイクが音を拾います。
そして、背面のマイクはビデオ撮影時の音を録るだけでなく、通話中に周りの騒音を打ち消して自分の声を際立たせる「ノイズキャンセリング」の役割も果たしているんです。
これを知っておくと、もしマイクの調子が悪くなった時に、どのマイクに問題があるのか見当をつけやすくなりますね。
通話の声を集める底面マイクはどこ?
電話で話す時にメインで使われるマイクは、iPhoneの底面にあります。
具体的には、充電ケーブルを挿すLightningポートやUSB-Cポートの横にある、小さな穴が集まっている部分です。
スピーカー用の穴とよく似たデザインなので少し紛らวะしいですが、通常はポートを挟んで左右にスピーカーとマイクが配置されています。
自分のiPhoneの底面をよく見てみてください。
充電ポートの左側(機種によっては右側)に、いくつか小さな丸い穴が開いているはずです。
そこが、あなたの声を拾って相手に届けてくれる大切なマイクの入り口になります。
この位置にあるのは、電話をかける時に自然と口元に近くなるからです。
口との距離が近いことで、自分の声を効率よく、そしてクリアに集めることができるんですね。
だからこそ、通話中に相手から「声が小さい」とか「聞こえにくい」と言われた時は、まずこの底面のマイクが何かで塞がれていないかチェックするのがポイントです。
ホコリが詰まっていたり、ケースが穴を塞いでいたりすることが意外と多いんですよ。
インカメラでビデオ撮影する時に使う前面マイクの位置
自撮りでのビデオ撮影や、FaceTime(ビデオ通話)で主に活躍するのが、iPhoneの前面にあるマイクです。
このマイクは、画面の上部、耳を当てて通話の声を聞くための「受話スピーカー」と同じ場所に巧妙に隠されています。
iPhone X以降のノッチ(画面の切り欠き部分)や、iPhone 14 Pro以降のDynamic Islandがあるモデルでは、そのスピーカー用の細長い網目の中に組み込まれています。
ホームボタンがあるiPhone SEなどでは、受話スピーカーのすぐ横に小さな穴として見える場合もあります。
この位置にある理由は、自撮りやビデオ通話をする際に、マイクが自分の顔の正面に来るようにするためです。
自分の声をまっすぐに拾うことで、よりクリアな音声を相手に届けたり、動画に記録したりできるというわけです。
また、音声アシスタントの「Siri」に話しかける時も、主にこの前面マイクがあなたの声を聞き取っています。
普段はあまり意識しない場所ですが、インカメラを使ったコミュニケーションではなくてはならない重要なパーツなんですよ。
背面カメラの動画で活躍するリアマイクの場所
iPhoneの背面カメラでビデオを撮影する時に、その場の臨場感あふれる音を録音してくれるのが、背面(リア)マイクです。
このマイクは、背面カメラのレンズユニットのすぐ近くに配置されています。
お使いのiPhoneの背面をよく見てみてください。
カメラレンズの出っ張り部分や、LEDフラッシュライトの間に、とても小さな黒い点のような穴があるはずです。
それが、背面カメラ専用のマイクになります。
この位置にあるのは、撮影している対象物、つまりカメラが向いている方向の音を効率よく拾うためです。
例えば、運動会でお子さんを撮影する時には、お子さんの声や周りの応援の声をしっかり捉えてくれます。
さらに、この背面マイクはもう一つ重要な役割を担っています。
それは、通話中のノイズキャンセリング機能です。
底面のマイクが口元の声を拾っている間に、背面マイクは周囲の騒音や雑音を集めます。
そして、iPhoneがその雑音成分を分析し、通話の音声から打ち消すことで、相手に自分の声がクリアに届くように処理しているのです。
ただの録音用マイクではない、賢い働き者なんですね。
iPhone 15/14/13/SEなど機種ごとの位置の違い
iPhoneのマイクは、どの機種でも基本的に「底面」「前面」「背面」の3か所に配置されていますが、モデルチェンジによってその細かな位置やデザインは少しずつ異なっています。
お使いの機種の正確な場所を知っておくと、トラブルの時に役立ちますよ。
主要なモデルのマイク位置を比べてみましょう。
| 機種 | 底面マイク | 前面マイク | 背面マイク |
|---|---|---|---|
| iPhone 15/14/13 | 充電ポート左側 | 受話スピーカー(Dynamic Islandやノッチ内) | 背面カメラユニット内 |
| iPhone SE (第3世代) | 充電ポート左側 | 受話スピーカー横 | 背面カメラレンズの横 |
| iPhone 12 | 充電ポート左側 | 受話スピーカー(ノッチ内) | 背面カメラユニット内 |
| iPhone 11 | 充電ポート左右 | 受話スピーカー(ノッチ内) | 背面カメラユニット内 |
このように、ホームボタンがない最近のモデル(iPhone 15や13など)は、前面マイクが画面上部のノッチやDynamic Islandにスッキリと内蔵されています。
一方、ホームボタンがあるiPhone SEでは、受話スピーカーの横に独立した小さな穴として配置されているのが特徴です。
背面のリアマイクも、カメラのデザイン変更に伴ってレンズのすぐ横だったり、カメラユニット全体の中に組み込まれたりと、少しずつ場所が変わっています。
底面マイクの位置は、ほとんどの機種で充電ポートの左側にあることが多いですが、これもモデルによっては異なる場合があります。
マイクが正常か簡単にテストする方法
自分のiPhoneのマイクがちゃんと機能しているか不安になった時、特別な機材がなくても簡単に動作チェックができる方法があります。
一番手軽でわかりやすいのは、標準でインストールされている「ボイスメモ」アプリを使うことです。
このアプリで、3つのマイクそれぞれの音声を録音して確認してみましょう。
- まず、ホーム画面から「ボイスメモ」アプリを起動します。
- 画面下にある赤い丸の録音ボタンをタップして、録音を開始します。
- 最初に、iPhoneの底面にあるマイクに向かって「底面マイクのテスト中です」などと、はっきり話してみてください。これが通話用のマイクのテストになります。
- 次に、自撮りをする時のようにiPhoneを持ち、画面上部のマイクに向かって「前面マイクのテストです」と話します。
- 最後に、背面カメラで動画を撮るように持ちかえ、背面のマイクに向かって「背面マイクのテストをしています」と話しかけてください。
- 録音を停止し、再生ボタンを押して録音した音声を聞き返してみましょう。
再生した音声が、話した通りにクリアに聞こえればマイクは正常です。
もし特定の場面の音だけが極端に小さい、割れている、または全く聞こえない場合は、そのマイクに何らかの不具合がある可能性が考えられます。
iPhoneのマイクがどこかおかしい?不具合の原因と解決策
- 相手に声が小さい、聞こえないと言われた時の確認点
- マイクの穴を安全に掃除するやり方
- アプリのマイクアクセスを許可する設定手順
- 保護ケースやフィルムが原因かチェックするには?
- 通話中の雑音を消すノイズキャンセリングの設定は?
- 本体の再起動で不具合が直るケース
- 水没や故障が疑われる時の修理相談先
相手に声が小さい、聞こえないと言われた時の確認点
通話相手に「声が聞こえにくい」と言われた場合、iPhoneのマイクの物理的な問題が原因であることがほとんどです。
本格的な故障を疑う前に、まずは自分で簡単にチェックできるポイントを確認してみましょう。
最初に確認したいのは、マイクの穴そのものです。
電話で使う底面のマイクの穴に、ホコリや小さなゴミが詰まっていませんか?
知らないうちにマイクが塞がれ、音を拾いにくくなっているケースは非常に多いです。
次に、お使いのiPhoneケースや保護フィルムがマイクを邪魔していないかチェックします。
特に、iPhoneの底面まですっぽり覆うタイプのケースは、デザインによってはマイク穴を塞いでしまうことがあります。
一度ケースを全て取り外した状態で通話してみて、声がクリアに聞こえるようになれば、ケースが原因だったと特定できますね。
また、意外な見落としがちなのがBluetoothイヤホンなどの接続です。
ワイヤレスイヤホンを使った後、接続が切れていないまま通話をしてしまい、iPhone本体のマイクではなくイヤホンのマイクが作動していることがあります。
コントロールセンターで、音声の出力先がiPhone本体になっているか確認してみてください。
マイクの穴を安全に掃除するやり方
iPhoneのマイクの穴に詰まったホコリやゴミは、音質の低下に直結します。
ただし、掃除の方法を間違えるとマイクを傷つけてしまう可能性があるので、安全なやり方を覚えておきましょう。
絶対にやってはいけないのは、息を強く吹きかけたり、爪楊枝や針のような硬くて鋭いもので穴を直接つついたりすることです。
息に含まれる湿気が内部で結露し、故障の原因になることがあります。
また、硬いものでマイクの繊細な部品を破損させてしまうと、修理が必要になってしまいます。
安全に掃除するためにおすすめなのは、乾いた柔らかいブラシです。
例えば、使い古しの歯ブラシや、絵を描く時に使う柔らかい毛の筆などが適しています。
まず、iPhoneの電源を完全にオフにしてください。
その後、ブラシの毛先を使って、マイクの穴を優しくなでるように、丁寧にホコリをかき出しましょう。
カメラのレンズを掃除する時に使う「ブロワー(エアダスター)」があれば、それも有効です。
ただし、缶タイプのエアダスターは、液体が噴射されることがあるので少し離れた位置から短い噴射を繰り返すように使うのがコツです。
アプリのマイクアクセスを許可する設定手順
LINEで通話ができない、Instagramのストーリーに音が入らないなど、特定のアプリだけでマイクが機能しない場合は、アプリにマイクの使用許可が与えられていない可能性があります。
これは、プライバシー保護のためのiOSの機能で、アプリごとにマイクへのアクセスを管理できるようになっています。
設定の確認と変更は、とても簡単に行えますよ。
- まず、iPhoneのホーム画面から「設定」アプリを開きます。
- 画面を下にスクロールして、「プライバシーとセキュリティ」という項目を見つけてタップします。
- 次に、「マイク」という項目を選択してください。
- すると、あなたのiPhoneにインストールされているアプリの中で、マイクの使用を求めてきたことのあるアプリの一覧が表示されます。
- この一覧で、問題が起きているアプリの名前を探し、横にあるスイッチを確認します。
- もしスイッチがオフ(白色)になっていたら、それが原因です。タップしてオン(緑色)に切り替えましょう。
これだけで、アプリがiPhoneのマイクを使えるようになり、問題が解決するはずです。
新しいアプリをインストールした時などに、うっかり許可しない設定にしてしまっていることが多いので、覚えておくと便利ですよ。
保護ケースやフィルムが原因かチェックするには?
iPhoneのマイクの不調を感じた時、真っ先に疑いたいのが保護ケースやフィルムの干渉です。
特に、デザイン性を重視した海外製のケースや、画面全体を覆うタイプのフィルムは、マイクの穴を塞いでしまっていることがあります。
原因がケースやフィルムにあるのかを確かめる最も確実な方法は、それらを一度すべて取り外してテストしてみることです。
少し面倒に感じるかもしれませんが、これが一番の近道になります。
まずは、お使いのiPhoneからケースを外してください。
次に、もし画面保護フィルムを貼っている場合は、それも剥がしてみます。
特に、画面上部の受話スピーカー部分(前面マイクがある場所)まで覆っているフィルムは要注意です。
ケースとフィルムを外した「裸」の状態で、「ボイスメモ」アプリなどを使って録音テストを行ってみましょう。
通話、自撮りビデオ、背面ビデオの3つのパターンを想定して、それぞれのマイクの音声を録音します。
もし、この状態で音声がクリアに録音できるのであれば、不具合の原因は取り外したケースかフィルムのどちらかだったと断定できます。
新しいケースやフィルムを選ぶ際は、マイク穴の位置が正確に開いているか、しっかり確認することが大切ですね。
通話中の雑音を消すノイズキャンセリングの設定は?
iPhoneには、通話中に周囲の雑音を拾いにくくして、自分の声を相手にクリアに届けるための機能が備わっています。
この機能の設定方法は、お使いのiPhoneのモデルによって少し異なります。
iPhone 12シリーズ以前のモデルをお使いの場合は、専用の設定項目があります。
- 「設定」アプリを開き、「アクセシビリティ」をタップします。
- 「オーディオ/ビジュアル」という項目に進みます。
- 「電話ノイズキャンセリング」というスイッチがあるので、これをオン(緑色)にしてください。
これで、通話中にiPhoneが周囲の環境音を自動的に低減してくれます。
一方、iPhone 13シリーズ以降のモデルでは、この「電話ノイズキャンセリング」の項目はなくなりました。
その代わり、より強力な「マイクモード」という機能が追加されています。
通話中に画面の右上から下にスワイプしてコントロールセンターを呼び出します。
すると、「マイクモード」というボタンが表示されるので、これをタップしてください。
「標準」「声を分離」「ワイドスペクトラム」の3つから選べますが、雑音を消したい場合は「声を分離」を選択します。
これにより、自分の声以外の音を強力に抑制し、騒がしい場所でもクリアな音声を相手に届けられますよ。
本体の再起動で不具合が直るケース
マイクの掃除や設定の見直しをしても調子が悪い時、試してみてほしいのがiPhone本体の再起動です。
「そんなことで直るの?」と思うかもしれませんが、ソフトウェアの一時的な不具合が原因の場合、再起動は非常に効果的な解決策になります。
iPhoneは小さなコンピュータなので、長時間使い続けていると、目に見えないところで小さなエラーが積み重なってしまうことがあります。
再起動を行うと、そうしたエラーや不安定な動作が一度リセットされ、システムがリフレッシュされるため、マイクの不具合もあっさり直ってしまうことがあるのです。
再起動の方法は2種類あります。
まずは通常の再起動です。
サイドボタン(電源ボタン)と、音量ボタンのどちらか片方を長押しすると、「スライドで電源オフ」という表示が出ます。
これをスライドして電源を切り、完全に画面が暗くなったら、もう一度サイドボタンを長押しして起動させましょう。
もし画面が固まって操作できない場合は、強制再起動を試します。
音量を上げるボタンを押してすぐ離し、次に音量を下げるボタンを押してすぐ離し、最後にサイドボタンをAppleロゴが表示されるまで長押しし続けてください。
原因不明のトラブルは、まず再起動を試すのが鉄則ですよ。
水没や故障が疑われる時の修理相談先
掃除や再起動など、自分でできる対処法を一通り試してもマイクの不具合が改善しない場合。
また、iPhoneを水に濡らしたり、地面に落としたりした記憶がある場合は、マイク部品そのものが物理的に故障している可能性が高いです。
こうなると、残念ながら自分で直すことは難しいので、専門の修理業者に相談しましょう。
修理の相談先には、主に3つの選択肢があります。
- Apple Store
直営店なので、最も安心して任せられます。純正部品を使った質の高い修理が受けられますが、事前に「Genius Bar」の予約が必要です。 - Apple正規サービスプロバイダ
Appleから正式に認定された修理店で、カメラのキタムラやビックカメラなどが該当します。Apple Storeと同等のサービスを、お近くの店舗で受けられるのがメリットです。 - 非正規の修理店
いわゆる「街のiPhone修理屋さん」です。正規店に比べて料金が安かったり、修理時間が短かったりする利点がありますが、お店によって技術力や使う部品の質に差があるため、お店選びは慎重に行う必要があります。
保証サービス(AppleCare+)に加入しているなら、迷わず正規店に相談するのがおすすめです。
iPhoneのマイクはどこかまとめ
- iPhoneのマイクは主に「底面」「前面」「背面」の3か所にあり、それぞれ役割が違います。
- 通話で声が小さい・聞こえないと言われたら、まず底面マイクの穴の詰まりを確認しましょう。
- 機種ごとのマイクの正確な場所は、保護ケースが塞いでいないかチェックするのが重要です。
- マイクが正常かテストするには「ボイスメモ」アプリでの録音再生が簡単です。
- マイクの穴の掃除は、柔らかいブラシで優しく行い、鋭利なものは避けてください。
- 特定のアプリで使えない時は「設定」からマイクへのアクセス許可を確認します。
- 自分でできる対処法で直らない場合は、水没や故障の可能性を考え修理を相談しましょう。