iPhoneで消しゴムマジックが使えない原因と解決策｜無料で使える代替アプリも紹介

2025-07-28

iPhoneで消しゴムマジックが使えない場合、いくつかの原因が考えられます。

GoogleフォトアプリやiOSのバージョンが古い、または対応していない機種である可能性があります。

この記事では、機能が使えない原因を特定し、簡単な手順で解決する方法を解説します。

また、Googleフォト以外で無料で使える、そっくりな機能を持つ代替アプリも紹介します。

これで、写真編集の悩みをすぐに解決できますよ。

iPhoneで消しゴムマジックが使えないときの原因とは

iPhoneに標準搭載されている機能なの？

iPhone本体には、「消しゴムマジック」の機能は標準で入っていません。

この機能は、Googleが提供している「Googleフォト」というアプリの機能の一つなんです。

よく「iPhoneの便利機能」として紹介されることがあるので、iPhoneの標準機能だと勘違いしている方も多いかもしれませんね。

もともとはGoogleのスマートフォン「Pixel」シリーズの特別な機能として登場しましたが、その後、他のスマートフォンでも使えるようになりました。

ですので、iPhoneで消しゴムマジックを使いたい場合は、まず「Googleフォト」アプリをApp Storeからインストールする必要があります。

iPhoneにもともと入っている「写真」アプリの中を探しても、残念ながら見つけることはできません。

まずはApp Storeを開いて、「Googleフォト」と検索して、アプリをダウンロードすることから始めてみてくださいね。

Googleフォトをダウンロードすれば使える？

基本的には、Googleフォトのアプリをダウンロードすれば、iPhoneでも消しゴムマジック機能を使えるようになります。

ただし、いくつかクリアしておきたい条件があるんです。

以前は、Googleの有料プラン「Google One」に加入しているユーザー限定の機能でした。

でも今は、Google Oneに加入していない無料ユーザーでも、一定の回数まではお試しで使えるようになっています。

もし、あなたがGoogle Pixel以外のスマホ、つまりiPhoneを使っているなら、月に10枚まで無料で消しゴムマジックを使って写真を保存できます。

「たくさん使いたい！」という場合は、Google Oneへの加入を検討する必要があります。

まずは無料で試してみて、どれくらい便利なのか、自分にとって必要な機能なのかを判断してみるのがおすすめですよ。

アプリをダウンロードしたのに使えない場合は、この回数制限や、後で説明する他の原因に当てはまっていないか確認してみてくださいね。

対応しているiPhoneの機種一覧

消しゴムマジックを使うためには、お使いのiPhoneの性能も少し関係してきます。

具体的には、iPhoneに搭載されているチップが「A12 Bionic」以降であること、そしてメモリ（RAM）が4GB以上あることが、Googleから推奨されています。

ちょっと専門的に聞こえるかもしれませんが、簡単に言うと、比較的新しいモデルのiPhoneなら大丈夫ということです。

具体的には、以下のモデル以降であれば、快適に動作すると考えられます。

iPhone XS, iPhone XS Max
iPhone XR
iPhone 11シリーズ
iPhone 12シリーズ
iPhone 13シリーズ
iPhone 14シリーズ
iPhone 15シリーズ
iPhone SE (第2世代)
iPhone SE (第3世代)

もし、これより古いiPhone、例えばiPhone XやiPhone 8などをお使いの場合、アプリはインストールできても消しゴムマジックの機能自体が表示されなかったり、動作が不安定になったりする可能性があります。

お使いのiPhoneの機種が対応しているかどうか、一度確認してみてくださいね。

Google Oneへの加入は必須？料金プランを解説

結論から言うと、消しゴムマジックを無制限で使うためには「Google One」への加入が必要です。

ただし、全く使えないわけではなく、無料ユーザーでも月に10枚までは写真を保存できます。

「ちょっと試してみたい」「月に数枚しか使わない」という方であれば、無理に加入しなくても大丈夫ですよ。

もし、10枚の上限を超えて、もっとたくさん使いたい！となった場合に、Google Oneの有料プランを検討することになります。

Google Oneには、いくつかの料金プランが用意されています。主なプランは以下の通りです。

プラン名	月額料金	年額料金	ストレージ容量
ベーシック	250円	2,500円	100GB
スタンダード	380円	3,800円	200GB
プレミアム	1,300円	13,000円	2TB

この料金は、Googleフォトだけでなく、GmailやGoogleドライブなど、Googleの他のサービスと共有で使えるストレージの料金も含まれています。

消しゴムマジックのためだけに加入するというよりは、写真やデータのバックアップも兼ねて加入を検討するのがおすすめです。

まずは無料の範囲で使い心地を試してから、自分の使い方に合ったプランがあるか考えてみてくださいね。

iOSのバージョンが古い場合のアップデート手順

iPhoneのOSである「iOS」のバージョンが古いと、Googleフォトアプリがうまく動かず、消しゴムマジックが使えないことがあります。

アプリを最新の状態に保つためには、その土台となるiOSも新しくしておくことが大切なんです。

現在、Googleフォトが推奨しているiOSのバージョンは「iOS 16」以降です。

ご自身のiPhoneのバージョンがわからない場合は、以下の手順で簡単に確認・アップデートができますよ。

iPhoneの「設定」アプリを開きます。
「一般」をタップします。
「ソフトウェア・アップデート」をタップします。

この画面で、現在のiOSのバージョンが表示されます。

もし「お使いのソフトウェアは最新です。」と表示されていれば問題ありません。

もし新しいバージョンの案内が表示されていたら、アップデートを行いましょう。

アップデートはWi-Fiに接続した状態で、バッテリーが十分にある時に行うのがおすすめです。

「ダウンロードしてインストール」をタップし、パスコードを入力すれば、あとは自動でアップデートが進みます。

少し時間がかかることもあるので、夜寝る前などに設定しておくとスムーズですよ。

アプリのバージョンを確認して最新にする方法

消しゴムマジックが使えない原因として、Googleフォトアプリ自体のバージョンが古い可能性も考えられます。

機能が追加されたり、不具合が修正されたりするので、アプリは常に最新のバージョンにしておくのがおすすめです。

アプリのバージョンを確認して、最新版にアップデートする手順はとても簡単ですよ。

iPhoneの「App Store」アプリを開きます。
画面の右上にある、自分のアイコン（プロフィール写真など）をタップします。
少し下にスクロールすると、「利用可能なアップデート」または「最近のアップデート」という項目があります。

この一覧の中に「Googleフォト」があれば、アップデートが来ている証拠です。

横にある「アップデート」ボタンをタップすれば、最新バージョンへの更新が始まります。

もし一覧になければ、すでに最新バージョンになっているということです。

「すべてをアップデート」をタップすると、他のアプリもまとめて更新できて便利ですよ。

「そういえば最近、アプリの更新をしていないかも…」と感じたら、ぜひこの方法でチェックしてみてください。

意外とこの操作だけで、使えなかった機能が使えるようになることも多いんです。

iPhoneで消しゴムマジックが使えない問題を解決する方法

Googleフォトでの基本的な使い方と操作手順

消しゴムマジックの使い方は、実はとってもシンプルなんです。

慣れてしまえば、数回タップするだけで気になるものを写真から消せますよ。

まずは、基本的な操作の流れを追いかけてみましょう。

「Googleフォト」アプリを開いて、編集したい写真を選びます。
画面の下の方にある「編集」というボタンをタップしてください。
編集メニューが下に表示されるので、右にスワイプしていくと「ツール」という項目が見つかります。
「ツール」の中にある「消しゴムマジック」を選んでタップします。
すると、写真の中にある消せそうな人やモノをAIが自動で判断して、白く囲んで提案してくれます。
消したいものが白くなっていたら、そこをタップするか、「すべて消去」を押すだけです。
もしAIが提案してくれなかった場合は、消したい部分を指でぐるっと囲んだり、塗りつぶしたりしてみてください。
AIが処理を終えて、きれいに消えたことを確認したら、右下の「完了」をタップします。
最後に「コピーを保存」をタップすれば、元の写真を残したまま、編集後の写真が新しく保存されます。

この手順で、驚くほど自然に不要なものを消すことができますよ。

機能が表示されない・見つからない場合の探し方

「編集画面を開いても、消しゴムマジックが見当たらない…」そんな時は、いくつか確認したいポイントがあります。

まず、機能がある場所をもう一度おさらいしましょう。

「写真を選択」→「編集」→「ツール」の順番で進んだ先に「消しゴムマジック」はあります。

編集メニューの一番最初の「候補」や「切り抜き」のところにはないので、メニューを横にスワイプして探すのがポイントです。

それでも見つからない場合は、以下のリストをチェックしてみてください。

写真はGoogleフォトにバックアップ済みですか？
- iPhone本体にだけ保存されている写真は編集できないことがあります。雲のマークでバックアップ状況を確認しましょう。
アプリのバージョンは最新ですか？
- App Storeを確認して、Googleフォトのアップデートがないか見てみましょう。
iPhoneのiOSは最新ですか？
- 「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」で確認できます。iOS 16以降が推奨されています。
お使いのiPhoneの機種は対応していますか？
- iPhone XSやiPhone SE(第2世代)以降の、比較的新しいモデルが対象です。

これらの条件をクリアしているのに表示されない場合は、一度GoogleフォトアプリやiPhone本体を再起動してみると、ひょっこり現れることもありますよ。

編集ボタンがグレーアウトして押せないときの対処法

写真を選んでも「編集」ボタンがグレーになっていて押せない…という場合は、その写真がまだGoogleフォトのサーバーにバックアップされていない可能性が高いです。

消しゴムマジックなどの高度な編集機能は、Googleのクラウド上にある写真データに対して行われます。

そのため、iPhoneのカメラで撮ったばかりの写真など、まだアップロードが完了していない写真は編集できないことがあるんです。

こんな時は、慌てずに以下のことを試してみてください。

Wi-Fiの接続を確認する
- 写真のバックアップにはデータ通信量がかかるので、安定したWi-Fi環境で行うのがおすすめです。ちゃんとWi-Fiに繋がっているか確認しましょう。
バックアップが完了するまで待つ
- 写真の右上にある雲のマークをチェックしてみてください。アップロード中のマークが出ている場合は、それが消えるまで少し待ちましょう。
Googleフォトのバックアップ設定を確認する
- アプリ右上の自分のアイコンをタップし、「フォトの設定」→「バックアップ」で、バックアップがオンになっているか確認します。

ほとんどの場合、写真がきちんとバックアップされれば、「編集」ボタンが押せるようになります。

少し時間をおいてから、もう一度試してみてくださいね。

【代替案】無料で使える消しゴムマジックそっくりの神アプリ

もし、どうしてもGoogleフォトの消しゴムマジックが使えなかったり、無料の回数制限を使い切ってしまったりしても、がっかりしないでくださいね。

実は、同じように写真から不要なものを消せる、優秀な無料アプリがたくさんあるんです。

中でも特におすすめなのが「Meitu（メイツ）」というアプリです。

このアプリは、AIを使った写真加工が得意で、その中にある「AI除去」機能がまさに消しゴムマジックのように使えます。

使い方はとっても簡単。

Meituアプリを開き、「写真編集」から目的の写真を選びます。
編集メニューの中から「AI除去」というアイコンをタップします。
消したい部分を指でなぞって塗りつぶすだけで、AIが自動で判断して自然に消してくれます。
仕上がりに満足したら、保存ボタンを押すだけです。

Meituのすごいところは、無料で使えるのに、かなり精度高く、広範囲のモノも消せるところです。

人物や物だけでなく、写真に入り込んでしまった文字などを消すのにも役立ちますよ。

Googleフォトでうまくいかない時の、心強い味方になってくれるはずです。

【代替案】iPhone純正の写真アプリで代用するテクニック

実は、iPhoneにもともと入っている「写真」アプリには、消しゴムマジックのような直接的な機能はありません。

ですが、iOS 16以降のバージョンであれば、似たような目的を達成できる面白い機能が追加されているんです。

それは、被写体を背景から切り抜く機能です。

写真に写り込んだ人や物を「消す」のではなく、残したいメインの被写体だけを「抜き出す」という逆転の発想ですね。

例えば、旅行先で撮った自分の写真の後ろに、他の人がたくさん写り込んでしまったとします。

そんな時に、この方法が役立ちます。

「写真」アプリで、目的の写真を開きます。
切り抜きたい人物やペットなどを、指で1秒ほど長押しします。
すると、被写体の輪郭がキラッと光って、メニューが表示されます。
ここで「コピー」を選びます。
あとは、LINEのトーク画面やメモ帳アプリなどに「ペースト」すれば、背景が透明になった被写体だけの画像を貼り付けられます。

この画像を保存すれば、スタンプのように使ったり、別の背景画像と合成したりできます。

不要なものを消すのとは少し違いますが、メインの被写体を目立たせたい時にはとても便利な純正機能ですよ。

【代替案】LINEカメラの類似機能（消しゴム）の使い方

多くの人がスマホに入れているであろう「LINE Camera」アプリにも、消しゴムマジックの代わりになる機能が隠れています。

大きな人や物をまるごと消すのは少し難しいですが、顔にできたニキビや、風景写真の小さなゴミなどを消したい時にとっても便利ですよ。

その機能は、「ニキビ消し」や「クマ消し」といった名前で、ビューティー機能の中に含まれています。

使い方は次の通りです。

LINE Cameraアプリを開き、「アルバム」から写真を選びます。
下のメニューにある星のステッキのようなマーク（タッチ補正）をタップします。
「ニキビ消し」や「クマ消し」といった、肌をきれいにする系のツールを選びます。
消したい部分を、指でポンと軽くタップするだけです。
写真上の小さなゴミや汚れが、周りの色と馴染んで目立たなくなります。
ブラシのサイズを調整できるので、消したいものの大きさに合わせると、より自然な仕上がりになります。

この方法は、あくまで「ぼかして馴染ませる」という処理なので、背景が複雑な場所や、大きなものを消すのには向いていません。

でも、「この小さな点さえなければ完璧な写真なのに…」という時には、わざわざ他のアプリを立ち上げなくても手軽に修正できるので、覚えておくと役立つテクニックです。

編集した写真が保存できないときのチェックリスト

せっかく時間をかけて写真をきれいに編集したのに、最後の「保存」ができないと本当にショックですよね。

保存がうまくいかない時は、いくつかの原因が考えられます。

パニックにならずに、以下のチェックリストを一つずつ確認してみてください。

iPhoneの空き容量は十分にありますか？
- 「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」で確認できます。容量がパンパンだと、新しい写真を保存するスペースがありません。不要なアプリや動画を消して、空きを作りましょう。
Googleアカウントの空き容量は大丈夫？
- Google Oneに加入している場合でも、契約している容量の上限に達していると保存できません。Googleドライブなどで不要なファイルを削除してみてください。
アプリのアクセス許可はオンになっていますか？
- 「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「写真」と進み、「Googleフォト」を選びます。「すべての写真」へのアクセスが許可されているか確認しましょう。
インターネット接続は安定していますか？
- 保存処理の最後に、サーバーとの通信が必要な場合があります。Wi-Fi環境が不安定な場合は、一度接続し直してみましょう。
アプリやスマホを再起動してみましたか？
- 一時的な不具合であれば、アプリを完全に閉じてからもう一度開いたり、iPhone自体を再起動したりすることで解決することがよくあります。

だいたいの保存エラーは、この中のどれかが原因になっていることが多いですよ。

動作が重い・アプリが落ちるときの軽量化テクニック

消しゴムマジックを使っている最中に、アプリの動きがカクカクしたり、突然アプリが落ちてしまったりすると、ストレスが溜まりますよね。

Googleフォトは高機能な分、iPhoneに負荷がかかることがあります。

そんな時は、アプリの動作を軽くするためのテクニックを試してみてください。

アプリのキャッシュをクリアする
- iPhoneのアプリには、直接キャッシュを削除するボタンがありません。そこで、「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」→「Googleフォト」と進み、「Appをオフロード」という機能を使いましょう。アプリ本体だけが一時的に削除され、データは残るので、再インストールすれば元通りに使えます。これでキャッシュがクリアされ、動作が軽くなることがあります。
Googleフォトの「空き容量を増やす」機能を使う
- アプリ内の「設定」にあるこの機能は、すでにクラウドにバックアップ済みの写真をiPhone本体から削除してくれます。本体のストレージが軽くなることで、アプリ全体の動作改善に繋がります。
バックグラウンドで動いている他のアプリを終了させる
- たくさんのアプリを同時に開いていると、iPhoneのメモリが不足して、一つ一つのアプリの動作が重くなります。使っていないアプリはこまめに終了させる癖をつけましょう。
最終手段は、iPhoneの再起動
- 何をやっても改善しない時は、やはり再起動が効果的です。メモリがリフレッシュされ、不安定な動作が解消されることが期待できます。

これらの方法で、快適な写真編集を取り戻してくださいね。

iPadで利用する場合の注意点

消しゴムマジックは、iPhoneだけでなくiPadでも同じように利用することができます。

大きな画面で写真の細かい部分を確認しながら編集できるので、むしろiPadの方が作業しやすいと感じる方も多いかもしれません。

基本的な使い方や、使えなくなる原因はiPhoneとほとんど同じです。

ただし、iPadで使うならではのポイントや、注意しておきたい点がいくつかあります。

対応モデルを確認しよう
- iPhoneと同じく、ある程度の処理能力が求められます。比較的新しいモデルのiPad、iPad Air、iPad Proであれば問題なく動作しますが、古いモデルだと機能が使えない可能性があります。
iPadOSを最新に保つ
- iPhoneのiOSと同様に、iPadのOSである「iPadOS」も最新のバージョンにアップデートしておくことが大切です。
Apple Pencilが超便利！
- iPadで消しゴムマジックを使う最大のメリットは、Apple Pencilが使えることです。指で囲むのが難しい、複雑な形をしたものや、人混みの中の特定の人物だけをきれいに選択したい時など、ペンシルを使えば驚くほど正確に作業できます。
Google Oneの契約は共通
- iPhoneでGoogle Oneに加入していれば、同じGoogleアカウントでログインしているiPadでも、もちろん消しゴムマジックは無制限で使えます。新しく契約し直す必要はありません。