iPhoneのイコライザー機能や無料アプリを使えば、誰でも簡単に迫力のある重低音サウンドを楽しめます。
特別な機材は必要なく、まずはiPhoneにもともと入っている「設定」アプリから試すのが一番の近道です。
さらにこだわりの音質を求めるなら、Spotifyなどアプリ内の設定や、音を細かく調整できる専用アプリを使うのがおすすめです。
この記事では、基本的な設定方法から、より重低音を強化するアプリの活用術、音が変わらない時の対処法まで分かりやすくお伝えします。
あなたにぴったりの設定を見つけて、いつもの音楽をもっと高音質で楽しんでみてくださいね。
iPhoneのイコライザーで重低音を響かせる最強の設定方法
- iPhone標準イコライザーの基本的な使い方
- 重低音強化におすすめのプリセット設定
- 迫力あるドンシャリサウンドの作り方
- AirPodsに最適なイコライザー設定のコツ
- イコライザーで高音質と重低音を両立させる秘訣
- 設定を元に戻すリセットの方法
iPhone標準イコライザーの基本的な使い方
iPhoneにもともと入っているイコライザーは、「設定」アプリからとっても簡単に変更できるんですよ。
特別なアプリを入れなくてもすぐに音質を調整できるので、まずはこの方法から試してみてくださいね。
やり方は、思っているよりずっとシンプルです。
設定アプリからのアクセス方法
まず、iPhoneのホーム画面にある歯車のアイコン、「設定」アプリを開きましょう。
下にスクロールしていくと、「ミュージック」という項目が見つかるはずです。
そこをタップすると、音楽に関するいろいろな設定画面が出てきます。
その中にある「イコライザ」という部分をタップしてください。
そうすると、「オフ」や「Bass Booster」といった、たくさんの設定項目が一覧で表示されます。
あとは、この中から好きなものを選んでタップするだけで設定は完了です。
選んだ項目の右側に青いチェックマークがつけば、ちゃんと設定できていますよ。
たったこれだけで、音楽の雰囲気がガラッと変わるので、ぜひ気軽に試してみてくださいね。
重低音強化におすすめのプリセット設定
重低音をズンズン響かせたいなら、まずは「Bass Booster」を試してみるのがおすすめです。
その名の通り、低音をグッと持ち上げてくれるので、音楽の迫力が一気に増しますよ。
特に、クラブミュージックやロックなどを聴くときには、違いが分かりやすいかもしれません。
もし「Bass Booster」で音がこもりすぎると感じたら、「Hip Hop」や「Rock」を試してみるのも良い方法です。
「Hip Hop」は、低音だけでなく高音も強調してくれるので、メリハリのあるクリアなサウンドになります。
ボーカルの声も聞き取りやすくなることが多いんですよ。
「Rock」は、低音に加えて中音域もパワフルにしてくれるので、ギターやベースの音が前に出てくるような臨場感が楽しめます。
どの設定が一番しっくりくるかは、聴く音楽のジャンルや、使っているイヤホンによっても変わってきます。
いくつか試してみて、あなたの「これだ！」という設定を見つけてみてくださいね。
迫力あるドンシャリサウンドの作り方
ライブ会場にいるような、迫力のある「ドンシャリ」サウンドも、iPhoneのイコライザーで作ることができます。
ドンシャリっていうのは、ドラムのバスドラムのような「ドン」と響く低音と、シンバルのような「シャリ」と響く高音を強調した音のことです。
このサウンドは、音楽に臨場感と迫力を与えてくれるのが特徴ですね。
iPhoneの標準イコライザーでドンシャリに近い設定を選ぶなら、「Hip Hop」や「Rock」がおすすめです。
これらの設定は、もともと低音と高音が強調されるように作られているんです。
特に「Hip Hop」は、クリアな高音とパワフルな低音のバランスが良いので、多くの方がドンシャリ感を楽しめると思います。
ただし、iPhoneの標準機能はあくまでプリセット（あらかじめ用意された設定）なので、細かい調整はできません。
もし、もっと自分好みのドンシャリサウンドを追求したい！ということであれば、後ほどご紹介するイコライザーアプリを使ってみるのが良いでしょう。
アプリなら、低音・中音・高音をそれぞれ自分好みのバランスに細かく調整できますよ。
AirPodsに最適なイコライザー設定のコツ
AirPodsを使っているなら、実は「ミュージック」のイコライザーとは別に、もっと便利な音質調整機能があるのをご存知でしたか？
それは「アクセシビリティ」の中にある「ヘッドフォン調整」という機能です。
これを使うと、自分の耳の聞こえ方に合わせて音を最適化してくれるので、より自然で迫力のあるサウンドが楽しめますよ。
ヘッドフォン調整の設定手順
まず、「設定」アプリを開いて「アクセシビリティ」を選びます。
次に、「オーディオ/ビジュアル」という項目をタップしてください。
一番上にある「ヘッドフォン調整」をタップして、スイッチをオンにしましょう。
初めて使うときは、「カスタムオーディオ設定」というガイドが始まるので、画面の指示に従って進めていくだけでOKです。
いくつかのサウンドを聞き比べて、どちらが聞こえやすいかを選んでいくだけで、あなた専用の音質設定が作られます。
この設定をしておくと、全体のバランスを保ちながら、足りない部分の音を自然に持ち上げてくれます。
もちろん、重低音もしっかりと響かせてくれるので、ミュージックのイコライザーと併用すれば、まさに自分だけの最強サウンドが手に入りますよ。
イコライザーで高音質と重低音を両立させる秘訣
せっかくなら、迫力のある重低音と、クリアな高音質を両立させたいですよね。
そのための秘訣は、イコライザーで低音を上げすぎないことと、元の音源の質にこだわることです。
重低音が欲しいからといって、イコライザーで低音域だけを極端に上げてしまうと、全体の音のバランスが崩れてしまうことがあります。
特に、ボーカルや楽器の音が低音に埋もれてしまい、結果的に音がこもったように聞こえてしまう原因になるんです。
これを防ぐには、まずイコライザー設定を「Flat」や「オフ」の状態から始めてみましょう。
そして、少し物足りないと感じる部分を、ほんの少しだけ持ち上げてあげるイメージで調整するのがおすすめです。
iPhoneの標準プリセットの中では、「Loudness（ラウドネス）」が比較的バランスを取りやすいかもしれません。
この設定は、音量が小さいときでも低音と高音が聞こえやすくなるように、人間が聞き取りやすい音のカーブに自動で調整してくれるんですよ。
また、Apple Musicの「ロスレスオーディオ」のように、できるだけ高音質な音源で音楽を聴くことも、とても大切なポイントになります。
設定を元に戻すリセットの方法
いろいろなイコライザー設定を試していると、「あれ、元の音ってどんな感じだったっけ？」と分からなくなってしまうこともありますよね。
でも、安心してください。
iPhoneのイコライザーは、いつでも簡単に最初の状態に戻すことができます。
設定をリセットする方法は、とっても簡単です。
これまでと同じように、「設定」アプリから「ミュージック」へ進み、「イコライザ」の画面を開きましょう。
たくさんの設定項目が並んでいる一覧の一番上に、「オフ」という項目があります。
ここをタップしてチェックマークをつけるだけで、イコライザーの全ての効果がなくなり、iPhoneの標準のサウンドに戻ります。
これで、いつでも好きな時にリセットできるので、心配せずに色々な設定をどんどん試すことができますね。
設定を「オフ」にした状態で一度聴いてみてから、もう一度違う設定を選んで聴き比べてみると、それぞれの特徴がより分かりやすくなるかもしれません。
気軽に試しながら、あなたの音楽ライフにぴったりの設定を見つけてみてください。
iPhoneのイコライザーとアプリで重低音をブーストする最適な方法
- さらに重低音を強化するイコライザーアプリの選び方
- 無料で使える優秀なイコライザーアプリ3選
- Apple Musicの音質を最適化するイコライザー設定
- Spotifyでイコライザーを設定する方法
- YouTube Musicで重低音を響かせる設定
- 音がこもる時に試したいイコライザー調整術
- 設定しても効果が変わらない原因と対処法
- イコライザーがきかない時のチェックポイント
さらに重低音を強化するイコライザーアプリの選び方
iPhoneの標準機能だけでは物足りない、もっと自分好みの重低音を追求したい！という方には、専用のイコライザーアプリがおすすめです。
アプリを使えば、音の高さごとに細かく調整できるので、理想のサウンドをピンポイントで作れますよ。
でも、たくさんアプリがあってどれを選べば良いか迷ってしまいますよね。
アプリ選びでチェックしたいポイント
アプリを選ぶときは、以下のポイントをチェックすると失敗しにくいです。
- 調整できる周波数帯（バンド数）は多いか
- 好みに合いそうなプリセットが用意されているか
- 普段使っている音楽サービスに対応しているか
- 画面が見やすく、直感的に操作できるか
特に、周波数帯を細かく調整できる「グラフィックイコライザー」機能があるアプリは、こだわりの音作りをしたい方にぴったりです。
低音から高音まで、スライダーを動かすだけで簡単に音質を変えられます。
無料でも高機能なアプリはたくさんあるので、まずはいくつか試してみて、自分の耳と使い方に合ったものを見つけるのが良いでしょう。
無料で使える優秀なイコライザーアプリ3選
「まずは無料で試してみたい」という方のために、たくさんのユーザーに支持されている、実力派の無料イコライザーアプリを3つご紹介しますね。
どれも個性があって、標準機能にはない楽しさがありますよ。
KaiserTone
音質にこだわる日本の開発者さんが作った、高機能な音楽プレイヤーアプリです。
ハイレゾ音源の再生にも対応していて、プロが使う機材のように、とっても細かく音を調整できるのが魅力です。
少し設定項目が多いので、じっくり音作りを楽しみたい玄人向けのアプリかもしれません。
Onkyo HF Player
日本の有名な音響メーカーであるONKYOが作ったアプリです。
さすがメーカー製というだけあって、音質の良さには定評があります。
誰でも簡単にプロが作ったような音質設定を試せるのが嬉しいポイントですね。
基本的な機能は無料で使えますが、より高音質なハイレゾ音源を聴きたい場合はアプリ内での課金が必要になります。
Boom
音楽を聴くだけでなく、動画やゲームの音も迫力満点にしてくれるアプリです。
特に、立体的な音響効果を生み出す「3Dサラウンド」機能と、強力な重低音ブースト機能が人気です。
いつもの音楽や映画が、まるでライブ会場や映画館にいるかのような臨場感で楽しめますよ。
Apple Musicの音質を最適化するイコライザー設定
Apple Musicを使っている方は、iPhoneの標準イコライザー設定がそのまま反映されるので、設定方法はとっても簡単です。
「設定」アプリから「ミュージック」へ進み、「イコライザ」でお好みのプリセットを選ぶだけでOKですよ。
ただ、Apple Musicならではの注意点も少しだけあります。
ドルビーアトモス（空間オーディオ）との関係
Apple Musicには、音が四方八方から聞こえてくるような「ドルビーアトモス（空間オーディオ）」という機能があります。
このドルビーアトモスをオンにしていると、イコライザーの設定は自動的にオフになってしまうんです。
これは、アーティストが意図した立体的な音響をそのまま楽しんでもらうための仕様なんですね。
もし、イコライザーを使って自分で音質を調整したい場合は、「設定」→「ミュージック」の中にある「ドルビーアトモス」を「オフ」または「自動」以外に設定しておく必要があります。
重低音を自分で強調したいのか、臨場感あふれる空間オーディオを楽しみたいのか、聴きたい曲の気分に合わせて使い分けるのがおすすめです。
Spotifyでイコライザーを設定する方法
世界中で人気の音楽アプリSpotifyは、アプリの中に独自のイコライザー機能を持っています。
そのため、iPhone本体の設定ではなく、Spotifyアプリの中で直接、音質を調整する必要があります。
設定方法は、iPhone本体の設定よりも簡単かもしれません。
Spotifyアプリ内の設定手順
まず、Spotifyのアプリを開いて、ホーム画面の右上にある歯車のマーク（設定）をタップします。
次に、「再生」という項目を見つけてタップしてください。
その中に「イコライザ」というメニューがあるので、そこから設定画面に進めます。
Spotifyのイコライザーも、たくさんのプリセットが用意されているほか、自分でスライダーを動かしてオリジナルの設定を作ることも可能です。
もちろん、「Bass Booster」のような重低音を強調する設定もありますよ。
iPhone本体のイコライザー設定はSpotifyには影響しない、という点だけ覚えておいてくださいね。
YouTube Musicで重低音を響かせる設定
YouTube Musicで音楽を楽しんでいる方も多いですよね。
iPhone版のYouTube Musicアプリには、残念ながらSpotifyのような独自のイコライザー機能は内蔵されていません。
ですが、心配はいりませんよ。
YouTube Musicは、Apple Musicと同じように、iPhone本体のイコライザー設定がちゃんと適用される仕組みになっています。
ですので、YouTube Musicで重低音を効かせたい場合も、これまでにご紹介した「設定」アプリからの方法で調整すればOKです。
「設定」アプリを開いて、「ミュージック」→「イコライザ」と進み、「Bass Booster」や「Hip Hop」といったプリセットを選んでみてください。
それだけで、YouTube Musicで聴く音楽の重低音がグッと増すはずです。
アプリごとに設定場所が違うと少しややこしく感じますが、「YouTube Musicは本体設定」と覚えておけば大丈夫ですね。
音がこもる時に試したいイコライザー調整術
重低音を強調しようとしてイコライザーを調整したら、なんだか音がモコモコとこもって聞こえる…なんて経験はありませんか。
それは、低音や中低音の音域を上げすぎていることが原因かもしれません。
ベースやバスドラムの音を大きくしすぎると、ボーカルの声やギターのきれいな音が隠れてしまい、全体的にスッキリしないサウンドになってしまうんです。
音のこもりを解消するコツ
もし音がこもってしまったら、一度イコライザーの設定を「オフ」や「Flat」に戻してみましょう。
その上で、今度は「上げる」のではなく「下げる」ことを意識してみてください。
例えば、音がこもる原因になりやすい中音域（周波数でいうと250Hz〜500Hzあたり）を少しだけ下げてみましょう。
すると、隠れていた高音や低音が聞こえやすくなり、サウンド全体の見通しが良くなることがあります。
また、単純に低音域の上げすぎが原因なら、ブーストのレベルを一段階下げてみるだけでも、クリアなサウンドとのバランスが取れるかもしれません。
「上げすぎない」を合言葉に、少しずつ調整するのが、迫力とクリアさを両立させるコツですよ。
設定しても効果が変わらない原因と対処法
「イコライザーを設定したのに、なんだか音が変わった気がしない…」そんな時は、いくつかの原因が考えられます。
でも、ほとんどの場合は簡単なチェックで解決できるので、焦らずに一つずつ確認していきましょう。
ドルビーアトモスがオンになっている
これはApple Musicでよくあるケースですが、立体的な音響が楽しめる「ドルビーアトモス」機能がオンになっていると、イコライザーは無効になります。
「設定」→「ミュージック」でドルビーアトモスの設定を確認してみてください。
使っているアプリが対応していない
iPhone本体のイコライザー設定は、主にApple純正の「ミュージック」アプリのために用意されています。
Spotifyのように、アプリ内で独自のイコライザーを設定する必要がある場合も多いです。
Bluetoothイヤホンとの相性
使っているワイヤレスイヤホンによっては、イヤホン自体の音質設定が優先されて、iPhone側のイコライザーが効きにくいことがあります。
一度イヤホンの接続を解除して、もう一度ペアリングし直すと改善されるかもしれません。
一時的なソフトウェアの不具合
単純に、iPhoneやアプリの一時的な不具合という可能性もあります。
一度音楽アプリを完全に終了させてからもう一度開いたり、iPhone自体を再起動したりすると、あっさり解決することもありますよ。
イコライザーがきかない時のチェックポイント
色々試してもイコライザーが効かない時は、設定の根本的な部分を見直してみましょう。
意外と見落としがちなポイントを確認するだけで、問題が解決することがあります。
設定している場所は正しい？
まず、どの音楽アプリで音を変えたいのかをはっきりさせましょう。
- Apple Music / YouTube Music → iPhone本体の「設定」アプリ
- Spotify → Spotifyアプリの中の「設定」
この使い分けが合っているか、もう一度確認してみてください。
接続している機器は大丈夫？
ワイヤレスイヤホンを使っている場合は、iPhoneとのBluetooth接続がうまくいっているか確認しましょう。
一度、設定からデバイスの登録を削除して、最初からペアリングをやり直してみるのも有効な方法です。
有線のイヤホンの場合は、プラグが奥までしっかりと刺さっているか、意外と見落としがちなのでチェックしてみてください。
ソフトウェアは最新バージョン？
iPhoneのOS（iOS）や、使っている音楽アプリのバージョンが古いと、予期せぬ不具合が起きることがあります。
App Storeでアプリのアップデートがないか、また「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」でiOSが最新になっているかを確認してみましょう。
これらの基本的なポイントをチェックすれば、ほとんどの場合はイコライザーが正常に機能するようになるはずです。
iphoneのイコライザーと重低音まとめ
- iPhone標準のイコライザーは「設定」アプリの「ミュージック」から簡単に変更できます。
- 重低音を強化したい場合、まずはプリセットの「Bass Booster」や「Hip Hop」を試すのがおすすめです。
- さらに自分好みの音を追求するなら、音域を細かく調整できる無料のイコライザーアプリが便利です。
- AirPodsを使っているなら、アクセシビリティの「ヘッドフォン調整」でより最適な音質に設定できます。
- Apple MusicやYouTube MusicはiPhone本体のイコライザー設定が反映されます。
- Spotifyはアプリ内に独自のイコライザーがあるため、そちらで設定が必要です。
- 音が変わらない時は、ドルビーアトモスの設定がオンになっていないか確認してみましょう。