iPhoneの時計で秒を表示するには、ウィジェットや専用アプリを使うのが簡単な方法です。
標準の時計アプリアイコンでも秒針は動いていますが、画面に大きく表示させることはできません。
この記事では、ロック画面やホーム画面にデジタル・アナログで秒を表示させる具体的な設定手順を紹介します。
また、秒針が動かない、時刻がずれるといったトラブルの対処法もわかります。
あなたに合った方法で、iPhoneで正確な秒を確認しましょう。
iPhoneの時計で秒を表示させる方法は?
- iPhone標準の時計アプリで秒針を見るには?
- ロック画面に秒まで表示させるウィジェットの設定手順
- ホーム画面にデジタルで秒を表示するウィジェットの追加方法
- ステータスバーに秒を表示することはできる?
- 秒表示できるおすすめ無料アプリ5選
- iOS 17のスタンバイモードで秒を表示させるやり方
- カスタマイズ性の高い人気の時計ウィジェットアプリ
iPhone標準の時計アプリで秒針を見るには?
iPhoneに最初から入っている「時計」アプリのアイコン自体が、実はリアルタイムで動くアナログ時計になっています。
特別な設定は一切不要で、ホーム画面にある時計アプリのアイコンを見れば、赤い秒針が動いているのが確認できますよ。
この機能は、iPhoneの隠れた便利機能の一つですね。
アプリをわざわざ開かなくても、ホーム画面やAppライブラリでアイコンを見るだけで、現在の時刻を秒単位まで知ることができます。
ただし、アイコンはとても小さいので、チケットの予約開始時間など、正確な秒数を見たい場面では少し見づらいかもしれません。
また、時計アプリを開くと、世界時計やアラーム、ストップウォッチなどの機能画面に切り替わってしまい、秒針付きのアナログ時計は表示されません。
あくまで秒を確認できるのは「アイコン」だけ、と覚えておいてください。
もっと大きな画面で秒を確認したい、デジタルで秒を見たい、という場合は、これから紹介するウィジェット機能や専用のアプリを使うのがおすすめです。
ロック画面に秒まで表示させるウィジェットの設定手順
iOS 16以降のiPhoneなら、ロック画面をカスタマイズして秒表示付きの時計を置くことができます。
ただし、残念ながらApple標準の時計ウィジェットには秒表示のオプションがないため、App Storeから専用のウィジェットアプリをインストールする必要があります。
ここでは、人気の無料アプリ「Widgetsmith」を使った設定手順を紹介しますね。
- まず、App Storeで「Widgetsmith」を検索し、インストールします。
- アプリを開き、下部のメニューから「Lock Screen」を選びます。
- 「Circular Widgets」(円形のウィジェット)の欄にある「Add Circular Widget」をタップします。
- 作成された新しいウィジェットをタップし、デザイン一覧から「Time」の項目を探します。
- 「Hour, Min, Sec」や、秒針付きのアナログ時計など、秒が表示されるデザインを選んで、左上の「Back」で戻り、右上の「Save」をタップします。
- 次に、iPhoneのロック画面を長押しして「カスタマイズ」モードに入り、「ロック画面」を選択します。
- 時刻の下にあるウィジェットエリアをタップし、アプリ一覧から「Widgetsmith」を選びます。
- 先ほど作成した円形のウィジェットをタップして、ロック画面に追加し、最後に「完了」をタップすれば設定完了です。
ホーム画面にデジタルで秒を表示するウィジェットの追加方法
ホーム画面に「時:分:秒」をデジタルで大きく表示させたい場合も、ロック画面と同じくウィジェット機能を使います。
Apple標準の時計ウィジェットは秒を表示できないため、ここでもサードパーティ製のアプリの力を借りましょう。
パタパタと時刻が変わるデザインが人気の「FlipClock」というアプリなら、簡単に設定できますよ。
- App Storeから「FlipClock – digital clock」をダウンロードしておきます。
- ホーム画面のアプリがない場所を長押しして、画面が震えだしたら、左上の「+」ボタンをタップします。
- ウィジェットの検索窓に「FlipClock」と入力するか、一覧から探して選択します。
- ウィジェットのサイズを選びます。秒までしっかり見たいなら、中サイズか大サイズがおすすめです。
- 「ウィジェットを追加」をタップし、ホーム画面の好きな場所に配置すれば完了です。
このウィジェットは、背景色や文字色などを細かくカスタマイズすることも可能です。
アプリを開いて「スタイル」タブから、自分のホーム画面の壁紙に合わせたデザインに変更するのも楽しいですよ。
ウィジェットを追加すると、バッテリーの消費が少しだけ増えることがありますが、利便性が大きく向上するので、ぜひ試してみてください。
ステータスバーに秒を表示することはできる?
結論から言うと、現在のiPhoneでは、画面の一番上にあるステータスバーに秒を表示させることはできません。
ステータスバーは、時刻、電波強度、Wi-Fi、バッテリー残量など、必要最低限の情報をシンプルに表示するための場所として設計されています。
そのため、Appleは標準機能として秒表示のオプションを用意していないのです。
過去のAndroidスマートフォンや、特殊なカスタマイズを施したiPhone(いわゆる「脱獄」)では、ステータスバーに秒を表示できることもありました。
しかし、現在のiOSでは、セキュリティやシステムの安定性を保つために、そのような深い階層のカスタマイズは許可されていません。
どうしても常に秒を確認したい場合は、別の方法で代用する必要があります。
- 時計ウィジェットをホーム画面に置く
- 秒表示に対応したアプリを起動しておく
- 時計アプリのアイコンを見る
ステータスバーでの表示はできませんが、これらの方法を使えば、いつでも1〜2回のアクションで秒を確認できます。
自分の使い方に合った方法を見つけてみてくださいね。
秒表示できるおすすめ無料アプリ5選
iPhoneの標準機能だけでは物足りないと感じたら、秒表示に特化した無料アプリを試してみるのがおすすめです。
ここでは、それぞれに特徴がある人気の無料アプリを5つ紹介します。
- シンプル秒時計
その名の通り、余計な機能が一切なく、アプリを起動するとすぐに全画面でデジタル時計が秒まで表示されます。広告も控えめで、とにかくシンプルに秒を確認したいという方にぴったりです。 - FlipClock – digital clock
パタパタと数字が変わるフリップ式のおしゃれな時計です。デザイン性が高く、ウィジェットとしてホーム画面に置いても映えます。横向き表示にも対応しています。 - Widgetsmith
時計だけでなく、カレンダーや天気、写真など、様々な情報を組み合わせたオリジナルウィジェットを作成できるアプリです。ロック画面のウィジェットにも対応しており、カスタマイズ好きにはたまりません。 - 時刻合わせ(日本標準時)
日本の標準時(JST)を管理している情報通信研究機構(NICT)の時刻情報と同期し、非常に正確な秒を表示してくれます。時報機能もついているので、時報に合わせて行動したい時に便利です。 - Widgy
上級者向けですが、ウィジェットのデザインをゼロから作成できる究極のカスタマイズアプリです。他のユーザーが作ったデザインを読み込むこともでき、可能性は無限大です。
iOS 17のスタンバイモードで秒を表示させるやり方
iOS 17から登場した「スタンバイ」モードは、iPhoneを充電中に横向きに置くと、スマートディスプレイのように変身する新機能です。
このスタンバイモードを使えば、秒針付きの大きなアナログ時計を表示させることができ、まるで置き時計のように使えてとても便利ですよ。
設定手順は以下の通りです。
- まず、この機能を使うにはiOS 17以降にアップデートされている必要があります。
- 次に、「設定」アプリを開き、「スタンバイ」という項目をタップして、機能がオンになっていることを確認してください。
- iPhoneを充電ケーブルに接続し、横向きにして安定した場所に置きます。MagSafe対応のスタンドなどがあると非常に便利です。
- 自動的にスタンバイモードが起動します。もし起動しない場合は、置き方が不安定でないか確認してください。
- 画面を左右にスワイプすると、写真やウィジェット、時計など、表示を切り替えられます。時計の画面に合わせてください。
- アナログ時計が表示されたら、その画面を長押しします。するとカスタマイズモードに切り替わります。
- 右下にある白い丸いボタンをタップすると、時計盤のデザインを変更できます。ここで、赤い秒針が表示されているデザインを選び、「完了」をタップすれば設定完了です。
カスタマイズ性の高い人気の時計ウィジェットアプリ
iPhoneのホーム画面やロック画面を、もっと自分らしく、おしゃれに飾りたい。
そんな方には、カスタマイズ性に優れた人気の時計ウィジェットアプリがおすすめです。
ここでは、代表的な2つのアプリ、「Widgetsmith」と「Widgy」を紹介します。
Widgetsmith(ウィジェットスミス)
初心者から中級者の方に特におすすめなのがこのアプリです。
直感的な操作で、誰でも簡単におしゃれなウィジェットを作成できます。
時計のフォントや色、背景に好きな写真を選ぶなど、組み合わせは自由自在です。
カレンダーや天気予報といった他の情報と組み合わせた多機能なウィジェットも作れるのが魅力ですね。
テンプレートが豊富なので、デザインに自信がない方でも安心して始められます。
Widgy(ウィジー)
とことんこだわりたい上級者の方には、Widgyがぴったりです。
レイヤーを重ねるように、テキスト、画像、図形などを自由に配置し、ゼロからオリジナルのウィジェットをデザインできます。
その自由度はほぼ無限大で、プロが作ったような複雑で美しいウィジェットも作成可能です。
また、他のユーザーが作成したデザインをQRコードでインポートする機能もあり、世界中のクリエイターのデザインを手軽に試すこともできます。
どちらのアプリも、あなたのiPhoneをより個性的で便利なものに変えてくれますよ。
iPhoneの時計で秒に関するトラブルと豆知識
デジタル時計で秒を常時表示させるには?
iPhoneの画面上で、デジタル時計の秒を常に表示させておきたい場合、専用のアプリを起動したままにしておくのが最も確実な方法です。
残念ながら、iPhoneの標準機能では、ホーム画面やロック画面に常に秒を表示し続ける設定はありません。
ウィジェット機能を使えばホーム画面に秒を表示できますが、リアルタイムでの更新頻度には限界があり、バッテリー消費を抑えるために動きが止まって見えることもあります。
そこで役立つのが、「フルスクリーン表示」に対応した時計アプリです。
App Storeで「時計 秒 全画面」などと検索すると、多くの無料アプリが見つかります。
例えば、「シンプル秒時計」や「FlipClock」といったアプリが人気です。
これらのアプリを起動すると、iPhoneの画面全体がデジタル時計になり、秒数がリアルタイムで更新され続けます。
使い方はとても簡単です。
- お好みの時計アプリをApp Storeからダウンロードします。
- アプリを起動するだけで、全画面に時計が表示されます。
- iPhoneを充電しながらスタンドに置けば、まるで置き時計のように使えます。
ただし、画面を常に点灯させるため、バッテリーの消費は通常より早くなる点には注意してくださいね。
アナログ時計の秒針が動かない時の原因
iPhoneのホーム画面にある標準の「時計」アプリのアイコン。
いつもは赤い秒針がチクタクと動いているはずなのに、ふと見たら止まっていた、という経験はありませんか?
秒針が動かない場合、ほとんどの原因はiPhoneの一時的なソフトウェアの不具合です。
故障を心配する前に、まずは以下の簡単な対処法を試してみてください。
一番効果的なのは、iPhone本体の再起動です。
長時間使っていると、システムに小さなエラーが溜まり、アイコンのアニメーションのような細かい部分がうまく動かなくなることがあります。
一度電源をオフにしてから、再度オンにすることで、システムがリフレッシュされ、問題が解決することがほとんどです。
もう一つの原因として考えられるのが、「低電力モード」です。
バッテリーの消費を抑えるために、一部の視覚効果やバックグラウンドでの動作が制限されます。
この影響で、時計アイコンの秒針の動きが止められることがあります。
コントロールセンターや「設定」→「バッテリー」から低電力モードをオフにしてみて、秒針が動き出すか確認してみましょう。
それでも動かない場合は、iOSのアップデートで改善されることもあるので、最新バージョンになっているかもチェックしてみてくださいね。
ウィジェットを追加しても時計が表示されない場合の対処法
ホーム画面に時計ウィジェットを追加したのに、なぜか時刻が表示されなかったり、真っ白や真っ黒な表示になったりすることがあります。
このトラブルも、ほとんどが一時的な不具合によるものなので、以下の手順で対処してみてください。
まず最初に試すべきなのは、問題のウィジェットを一度削除して、もう一度追加し直すことです。
ホーム画面の何もないところを長押しして編集モードにし、表示されないウィジェットの左上にある「-」マークをタップして削除します。
その後、再度ウィジェットを追加する手順を踏んでみてください。これだけで直ることがよくあります。
もし再追加してもダメな場合は、iPhone本体の再起動が有効です。
ウィジェットはバックグラウンドで情報を更新していますが、そのプロセスが何らかの理由で止まってしまうことがあります。
iPhoneを再起動することで、このプロセスがリセットされ、正常に表示されるようになる可能性が高いです。
また、ウィジェットを提供しているアプリ自体のバージョンが古いと、最新のiOSでうまく動かないことも考えられます。
App Storeを開いて、時計ウィジェットのアプリにアップデートが来ていないか確認してみるのも良いでしょう。
これらの方法を試せば、ほとんどの表示トラブルは解決するはずですよ。
時計の時刻がずれるのを正確に合わせる設定
iPhoneの時計は、通常はインターネット経由で自動的に正確な時刻を取得しているため、基本的にずれることはありません。
もし時刻がずれていると感じたら、それは設定が「自動設定」になっていないことが原因かもしれません。
以下の手順で、簡単に正しい時刻に合わせることができますよ。
- まず、「設定」アプリを開きます。
- 「一般」をタップし、次に「日付と時刻」を選択します。
- 「自動設定」という項目があるので、ここのスイッチがオン(緑色)になっているか確認してください。
- もしオフになっていたら、タップしてオンに切り替えます。
たったこれだけで、iPhoneはすぐに通信会社のネットワークやWi-Fiから正確な時刻情報を取得し、自動で時刻を修正してくれます。
タイムゾーン(国や地域)も自動で設定されるので、海外旅行に行った際も現地時間に自動で切り替わり、とても便利です。
手動で時刻を設定することもできますが、サマータイムの切り替えなどでズレが生じやすいため、特別な理由がない限りは「自動設定」をオンにしておくことを強くおすすめします。
正確な時刻は、様々なアプリの動作や通知のタイミングにも影響するので、常にこの設定を確認しておくと安心ですね。
iPhoneの時計で秒を表示のまとめ
- iPhone標準の時計アプリアイコンは、赤い秒針が動くアナログ時計になっています。
- ロック画面やホーム画面に秒を表示するには、専用のウィジェットアプリの追加が必要です。
- デジタル時計で秒を常時表示させたい場合は、時計アプリを全画面で起動しておくのが確実です。
- 画面上部のステータスバーに秒を表示させることは、現在のiPhoneではできません。
- アナログ時計の秒針が動かない原因の多くは、iPhoneの再起動や低電力モードの解除で直ります。
- iOS 17の新機能「スタンバイモード」を使えば、充電中に秒針付きの置き時計として利用できます。
- 時計の時刻がずれるトラブルは、「設定」から「日付と時刻」の自動設定をオンにすれば解決します。