iPadがアップデートできない古い機種でも解決!原因と対処法

iPadがアップデートできないとお困りですね。特に古いモデルだと、「もう買い替え時?」と不安になるかもしれません。

しかし、多くの場合、いくつかの対処法で解決できる可能性がありますよ。

容量不足やWi-Fi環境、互換性の問題など、原因はさまざまです。

この記事では、アップデートできない古いiPadでも試せる解決策を分かりやすくご紹介します。

諦める前に、ぜひこの記事を読んで試してみてください。

目次

iPadがアップデートできない古いモデルへの対処法

容量不足でアップデートできない時の解決策

iPadのアップデートができない原因の多くは、容量不足です。特に古いiPadだとストレージが足りなくて、アップデートのダウンロードすら始まらないことがありますよね。

そんな時は、まず不要なデータを整理して空き容量を増やすのが一番の解決策になりますよ。

iPadのアップデートには、最低でも数GBの空き容量が必要だと言われています。

例えば、iOS 17へのアップデートでは約6GB以上の空き容量が推奨されていますね。

この容量が足りないと、新しいiOSをダウンロードしたり、インストールしたりできません。

具体的に空き容量を増やす方法としては、いくつかあります。

  1. 使っていないアプリを削除する
  2. 写真や動画をクラウドサービス(iCloudなど)に移すか、パソコンに保存してからiPadから削除する
  3. 大容量のゲームアプリや動画ファイルを削除する
  4. 「設定」アプリから「一般」→「iPadストレージ」を見て、何が容量を圧迫しているか確認する

これらの作業で空き容量を確保できれば、スムーズにアップデートを進められる可能性が高いですよ。

どうしても削除したくないデータが多い場合は、一度iPadをパソコンに接続して、iTunes(またはFinder)を使ってバックアップを取り、その後初期化してからアップデートを試すという方法もあります。

ただし、この方法は少し手間がかかりますし、万が一のデータ損失に備えて、必ずバックアップを取っておくことが大切です。

ストレージの空き容量を増やす手順

iPadのストレージ容量が足りなくてアップデートできない時、具体的にどうやって空き容量を増やせばいいのか、その手順を詳しくお伝えしますね。

意外と簡単にできることが多いので、ぜひ試してみてください。

まずは、「設定」アプリを開いて、今どのくらいストレージを使っているかを確認しましょう。

「一般」をタップして、「iPadストレージ」という項目を選んでみてください。

ここには、どんなアプリやデータがどれくらいの容量を使っているかがグラフで表示されます。

写真や動画、アプリ、その他システムデータなど、何がiPadの容量を圧迫しているのか一目でわかりますよ。

次に、具体的な整理の手順です。

  1. 使っていないアプリを削除する
    • iPadストレージの画面で、容量の大きいアプリから順に見ていきます。
    • 「Appを取り除く」(アプリのデータは残したままアプリ本体だけ削除)か、「Appを削除」(アプリと全てのデータを削除)を選びます。使わないアプリは迷わず「Appを削除」を選んでくださいね。
    • ホーム画面でアプリアイコンを長押しして「Appを削除」を選んでもOKです。
  2. 写真や動画を整理する
    • 写真や動画は、あっという間に容量を埋めてしまう代表的なデータです。
    • iCloud写真を使っているなら、「オリジナルをダウンロード」ではなく「iPadのストレージを最適化」を選ぶと、iPad内の写真の容量を減らせます。
    • GoogleフォトやAmazon Photosなどのクラウドサービスにアップロードしてから、iPad内の写真を削除するのもおすすめですよ。
    • パソコンに保存するのも有効な手段ですね。
  3. Safariの履歴やWebサイトデータを消去する
    • 「設定」→「Safari」→「履歴とWebサイトデータを消去」をタップします。これで、Safariが溜め込んでいる不要なデータが削除できますよ。

これらの手順を試すことで、アップデートに必要な空き容量を確保できるはずです。

空き容量が増えたら、もう一度アップデートを試してみてくださいね。

Wi-Fiの接続状況を確認する方法

iPadのアップデートは、安定したWi-Fi環境が必須です。もしアップデートが始まらない、途中で止まってしまうといった場合は、まずWi-Fiの接続状況をしっかり確認してみましょう。

インターネット接続が不安定だと、アップデートファイルを正しくダウンロードできませんからね。

まず、基本的な確認ポイントです。

  • Wi-Fiがオンになっているか?: 「設定」アプリを開き、「Wi-Fi」の項目がオンになっているか確認します。
  • 正しいネットワークに接続しているか?: 普段使っている自宅のWi-Fiネットワーク名が表示され、「接続済み」と表示されているかチェックします。もし間違ったWi-Fiに繋がっていたり、公共のWi-Fiのように不安定なものに繋がっていたりすると、アップデートはうまくいきません。
  • 電波は届いているか?: ルーターから離れすぎていると電波が弱くなります。iPadをルーターの近くに移動させて、電波状況が良くなるか試してみてください。Wi-Fiのアイコンの棒の数が多いほど、電波が強い証拠です。

次に、少し踏み込んだ確認と対処法です。

  • Wi-Fiルーターの再起動: ルーターもずっと電源が入っていると調子が悪くなることがあります。一度電源を抜いて、数分待ってから再度電源を入れてみましょう。これで接続が安定することがよくあります。
  • iPadのネットワーク設定をリセット: 「設定」→「一般」→「転送またはiPadをリセット」→「リセット」→「ネットワーク設定をリセット」を選びます。これでWi-Fiの設定が一度消えるので、もう一度Wi-Fiパスワードを入力して接続し直してください。この操作はデータが消えるわけではないので安心してくださいね。
  • 他のWi-Fiを試す: もし可能なら、別のWi-Fiネットワークに接続してアップデートできるか試してみるのも良いでしょう。例えば、スマートフォンのテザリング機能を使うなどですね。

これらの確認をすることで、Wi-Fi環境が原因でアップデートできない問題を解決できるかもしれません。

バッテリー残量が少ない場合の対応

iPadのアップデートは、バッテリーの残量が十分にある状態で行うのが鉄則です。

もしバッテリー残量が少ないと、途中で電源が落ちてしまい、アップデートが失敗してしまう可能性が非常に高いんですよ。

アップデートの途中で電源が切れると、最悪の場合、iPadが動かなくなってしまうこともありますから、十分注意しましょう。

Appleの公式ガイドラインでは、アップデートを行う際は、iPadを充電器に接続し、バッテリー残量が50%以上あることが推奨されています。

理想を言えば、100%充電してからアップデートを始めるのが一番安全です。

もし今、iPadのバッテリー残量が少ない場合は、まず充電器に繋いでください。

そして、電源ケーブルがしっかりとiPadに挿さっているか、コンセントに差し込まれているかを確認しましょう。

充電中は、画面右上のバッテリーアイコンに稲妻マークが表示されますよ。

バッテリー残量が50%を超えるまで、少し時間がかかるかもしれませんが、焦らず待つことが大切です。

充電が完了したら、アップデートを再開してみてください。

また、アップデート中はiPadを操作しないようにすることも重要です。

アップデートには時間がかかることが多いので、寝る前や、しばらくiPadを使わない時間に始めるのがおすすめですよ。

安定した電力供給を確保し、途中で中断しないようにすることで、安全にアップデートを完了させられます。

電源を入れ直して再起動する意味

iPadの調子が悪い時や、アップデートがうまくいかない時に、まず試してほしいのが「再起動」です。

これは、パソコンでもよく使う基本的な対処法ですが、iPadでも非常に効果的ですよ。

再起動することで、一時的なシステムのエラーや不具合が解消され、フリーズしていたiPadが再び動き出すことがあります。

iPadの再起動は、たとえるなら「脳みその休憩」のようなものです。

長時間使い続けていると、色々なアプリや機能が裏側で動いていて、iPadのシステムが少し疲れてしまうことがあります。

そんな時に一度電源を完全に落とし、再度立ち上げることで、システムがリリフレッシュされて、軽くなるんですよ。

再起動のやり方は、お持ちのiPadのモデルによって少し異なります。

  • ホームボタンがあるモデルの場合:
    • トップボタン(電源ボタン)を、「スライドで電源オフ」が表示されるまで長押しします。
    • スライダをドラッグして、iPadの電源を切ります。
    • 電源が完全に落ちたら、再びトップボタンをAppleロゴが表示されるまで長押しして、電源を入れます。
  • ホームボタンがないモデルの場合(Face ID搭載モデルなど):
    • トップボタンといずれかの音量ボタンを同時に、「スライドで電源オフ」が表示されるまで長押しします。
    • スライダをドラッグして、iPadの電源を切ります。
    • 電源が完全に落ちたら、再びトップボタンをAppleロゴが表示されるまで長押しして、電源を入れます。

再起動が終わったら、もう一度アップデートを試してみてください。

意外とあっさりと問題が解決して、アップデートが始まることも少なくありませんよ。

古いiPadのモデルとiOSの互換性

お使いのiPadが古くなってきた場合、そもそも最新のiOSにアップデートできないことがあります。

これは、iPadのモデル(世代)によって、対応しているiOSのバージョンが決まっているからなんです。

新しいiOSは、新しいiPadの性能に合わせて作られているので、古いiPadではうまく動かせないことがあるんですね。

例えば、iPad Air(第1世代)やiPad mini 2、iPad mini 3などは、iOS 12までしかアップデートできません。

それ以降のiOS 13やiOS 14、さらに最新のiOS 17などには対応していないんです。

これは、CPUの性能やメモリ容量など、iPadのハードウェアが新しいiOSの要求スペックを満たしていないためです。

ご自身のiPadがどのモデルで、どこまでアップデートできるのかを確認するには、以下の手順で調べてみてください。

  1. iPadのモデルを確認する:
    • 「設定」アプリを開きます。
    • 「一般」をタップし、「情報」を選びます。
    • 「モデル名」の項目に、ご自身のiPadの正式な名称(例:iPad Air 2、iPad mini 4など)が表示されます。
    • または、iPadの裏面にある「Model AXXXX」という番号をAppleの公式サイトで検索しても確認できますよ。
  2. 対応するiOSバージョンを確認する:
    • Appleの公式サイトで、「お使いのiPadモデル名 対応iOS」といったキーワードで検索してみましょう。
    • Wikipediaなどでも、iPadのモデルごとの対応iOSバージョンがまとめられていることが多いです。

もし、お使いのiPadのモデルが、インストールしたいiOSのバージョンに対応していないとわかった場合は、残念ながらそれ以上のアップデートはできません。

そのiPadで最新の機能を使いたいなら、新しいモデルへの買い替えを検討する必要があるかもしれませんね。

最新のiOSに対応しない世代のiPad

お持ちのiPadが古い世代だと、最新のiOSにどうしてもアップデートできないことがあります。

これは、iPadの製造された時期やモデルによって、対応できるiOSのバージョンに限界があるためなんですよ。

例えば、車に例えるなら、古いタイプの車には最新のカーナビを搭載できないのと同じようなイメージですね。

Appleは、新しいiOSをリリースするたびに、対応するiPadのモデルを発表しています。

この対応リストから外れてしまったiPadは、それ以上の新しいiOSにはアップデートできません。

なぜなら、新しいiOSは最新のiPadの高性能なチップや増えたメモリに合わせて作られているからです。

古いiPadの性能では、新しいiOSをスムーズに動かすことが難しい、あるいは全く動かせない可能性があるんです。

例えば、iPad Air (第1世代) や iPad mini 2、iPad mini 3 といったモデルは、最新のiOS 17には対応していません。

これらのモデルがサポートしているのは、最大でiOS 12までです。

もしお使いのiPadがこれらのモデルに該当する場合、残念ながらもうアップデートはできないということになりますね。

ご自身のiPadがどのモデルかを確認するには、「設定」→「一般」→「情報」の順に進んで、「モデル名」をチェックしてみてください。

そして、そのモデル名で「対応iOS」と検索すると、どこまでアップデートできるかがわかります。

もし、あなたのiPadが最新のiOSに対応していない世代だと判明しても、すぐに使えなくなるわけではありません。

現在のiOSのままでも、ほとんどのアプリは引き続き利用できますし、基本的なWebブラウジングや動画視聴などは問題なく行えますよ。

ただ、最新の機能やセキュリティアップデートは受けられなくなる、という点は理解しておきましょう。

アップデートできないiPadの寿命

「アップデートできないiPadは、もう寿命なの?」と心配になりますよね。

結論から言うと、アップデートできなくなったからといって、すぐに「寿命」と断じる必要はありません。

しかし、使い続ける上でいくつかの制約が出てくるのは事実です。

iPadの「寿命」は、いくつか考えることができます。

  1. OSのアップデートが打ち切られる時:
    これが今回のお話のポイントですね。新しいiOSへのアップデートができなくなると、最新の機能が使えない、セキュリティ面でのリスクが高まる、ということが起こります。
    しかし、OSのアップデートができなくても、しばらくの間はほとんどのアプリが問題なく使えますよ。アプリによっては、古いOSのサポートを終了することもありますが、すぐに全てのアプリが使えなくなるわけではありません。
  2. バッテリーの持ちが悪くなる時:
    何度も充電を繰り返していると、バッテリーが劣化して、充電の減りが早くなったり、急に電源が落ちたりすることがあります。これは、iPadの年数と使い方による物理的な寿命ですね。
  3. アプリの動作が重くなる時:
    新しいアプリは、どんどん高性能なiPad向けに作られていくので、古いiPadで動かすと動作が遅くなったり、アプリが頻繁に落ちたりすることがあります。これは、iPadのハードウェアの性能が、アプリの要求に追いつかなくなるためです。
  4. 物理的な故障:
    画面が割れた、ボタンが効かない、充電ができなくなったなど、見た目や機能に明らかな不具合が出た場合も、物理的な寿命と言えます。

OSのアップデートができないからといって、すぐに使えなくなるわけではないのですが、セキュリティの面を考えると、あまりにも古いOSのままで使い続けるのは少し心配です。

インターネットバンキングや個人情報を取り扱うアプリを使う場合は、特に注意が必要ですよ。

iPadがアップデートできない時に確認するポイント

修理が必要なアップデート失敗

iPadのアップデート中に何か問題が起こってしまい、iPadが全く動かなくなってしまったら、それは「文鎮化」と呼ばれる状態です。

この場合は、ご自身で直すのが難しいので、修理が必要になる可能性が高いですよ。

アップデート失敗は、予期せぬエラーや電力供給の途絶などで起こることがあります。

アップデート中に画面がフリーズしたまま動かない、Appleロゴが表示されたまま先に進まない、リカバリモード(パソコンのケーブルの絵とiTunesのマークが表示される画面)になってしまう、といった症状が出たら、修理を検討しましょう。

修理を依頼する前に、いくつか試せることもあります。

  1. 強制再起動:
    • ホームボタンがあるモデル:ホームボタンとトップボタン(電源ボタン)を同時に、Appleロゴが表示されるまで10秒以上長押しします。
    • ホームボタンがないモデル:音量アップボタンを押してすぐに放し、音量ダウンボタンを押してすぐに放し、その後トップボタンをAppleロゴが表示されるまで長押しします。
      これで一時的な不具合なら改善する場合があります。
  2. リカバリモードからの復元:
    iPadをパソコンに接続し、iTunes(またはFinder)を使ってリカバリモードからiPadを復元する試みです。これは少し専門的な作業になりますが、Appleのサポートページにも手順が載っています。
    ただし、この方法を試すとiPad内のデータが全て消えてしまうので、事前にバックアップを取っていない場合は注意が必要です。

これらの方法を試しても改善しない場合は、Apple StoreのGenius Bar(ジーニアスバー)に予約を入れるか、Apple正規サービスプロバイダに相談するのが一番確実です。

専門家に見てもらうことで、正確な原因を特定し、適切な修理をしてもらえますよ。

保証期間内であれば無償修理の対象になることもありますので、保証状況も確認しておきましょう。

サポートに相談する際の注意点

iPadのアップデートで困った時、Appleのサポートに相談するのはとても心強い解決策ですよね。

でも、スムーズに問題を解決するためには、いくつか押さえておきたいポイントがありますよ。

まず、サポートに連絡する前に、お使いのiPadの情報をまとめておきましょう。

  • iPadのモデル名: 「設定」→「一般」→「情報」で確認できます。例:iPad Air 2、iPad Pro (第3世代)など。
  • 現在のiOSバージョン: 同じく「情報」の画面で確認できます。
  • 問題が起きている状況:
    • アップデート中に具体的にどんな表示が出ているか(エラーメッセージなど)
    • いつから、どんな症状が出ているか
    • 自分でどんな対処法を試したか(再起動したか、空き容量を増やしたかなど)
      これらの情報をメモしておくと、サポート担当者に状況を正確に伝えられますよ。

次に、Appleサポートへの連絡方法ですが、主に電話、チャット、またはApple StoreのGenius Bar(ジーニアスバー)の予約があります。

  • 電話やチャット: 自宅から相談できるので便利です。Appleの公式サイトからサポートページに進み、案内に従って連絡してください。
  • Genius Bar: 対面で直接見てもらえるので安心感があります。ただし、予約が必要なので、Appleの公式サイトから事前に予約を入れましょう。近くにApple Storeがない場合は、Apple正規サービスプロバイダでも同様のサポートが受けられます。

サポートに相談する際は、落ち着いて状況を説明し、指示されたことを一つずつ確認しながら進めるのが大切です。

もし専門用語が出てきても、わからなければ「これはどういう意味ですか?」と遠慮なく聞いてみましょう。

保証期間内であれば無償修理や交換の対象になることもあるので、購入日や保証状況も合わせて確認しておくと良いですよ。

アップデートが失敗するときの確認ポイント

iPadのアップデートは、新しい機能やセキュリティの強化など、良いことがたくさんありますよね。

でも、途中で失敗すると大変なので、事前にしっかり準備をしておくことが大切ですよ。

ちょっとした準備で、アップデートの失敗リスクをぐっと減らせますから、ぜひ試してみてください。

まず、アップデートを始める前に、以下の3つのポイントを必ず確認しましょう。

  1. 十分な空き容量を確保する:
    新しいiOSのファイルは数GBと大きいので、iPadのストレージに十分な空き容量が必要です。目安として、最低でも10GB程度の空き容量があると安心ですよ。不要なアプリや写真、動画などを整理して、空き容量を増やしておきましょう。
    「設定」→「一般」→「iPadストレージ」で確認・整理できます。
  2. 安定したWi-Fi環境を準備する:
    アップデートファイルのダウンロードには、安定したインターネット接続が不可欠です。電波の弱い場所や公共のWi-Fiではなく、自宅の安定したWi-Fi環境で行いましょう。途中で通信が途切れると、アップデートが失敗する原因になります。
  3. 充電器に接続し、十分なバッテリー残量があることを確認する:
    アップデートは時間がかかりますし、途中でバッテリーが切れるとiPadが起動しなくなる恐れがあります。必ず充電器に接続し、バッテリー残量が50%以上、できれば100%の状態でアップデートを開始してくださいね。

さらに、万が一の事態に備えて、バックアップを取っておくことも非常に重要です。

  • iCloudでバックアップ: 「設定」→「自分の名前」→「iCloud」→「iCloudバックアップ」をオンにして、「今すぐバックアップを作成」をタップします。
  • パソコンでバックアップ: iPadをパソコンに接続し、iTunes(Windowsの場合)またはFinder(Macの場合)を使ってバックアップを作成します。

これらの準備をしっかりしておけば、安心してiPadのアップデートを進められますよ。

アップデート前にはバックアップを取る

iPadをアップデートする前に、必ず「バックアップ」を取っておくことが本当に大切です。

これは、万が一の時に、あなたの大切なデータが失われるのを防ぐための、いわば「お守り」のようなものだと思ってくださいね。

アップデート作業は、基本的には安全に行われるように設計されていますが、稀に予期せぬトラブルが起こることがあります。

例えば、アップデート中に電源が落ちてしまったり、エラーが発生してiPadが正常に起動しなくなってしまったりする可能性もゼロではありません。

もし、バックアップを取らずにアップデート中にそのようなトラブルが起きてしまうと、写真や動画、連絡先、アプリのデータなど、iPadに保存されている全ての情報が消えてしまう恐れがあるんです。

そうなってからでは、もうデータを元に戻すことはできません。

長年使ってきたiPadなら、たくさんの思い出や大切な情報が入っていますよね。

だからこそ、アップデートを始める前に、必ず最新の状態でバックアップを取っておきましょう。

バックアップがあれば、たとえiPadに何が起こっても、新しいiPadや、修理した後のiPadに、以前の状態を復元することができます。

バックアップの方法は主に2つあります。

  1. iCloudバックアップ:
    • 「設定」アプリを開きます。
    • 一番上にある「自分の名前」をタップし、「iCloud」を選びます。
    • 「iCloudバックアップ」をタップして、「今すぐバックアップを作成」を押します。Wi-Fiに接続されていれば、自動でiCloudにデータが保存されます。
  2. パソコンでのバックアップ(iTunesまたはFinder):
    • iPadをパソコンに接続します。
    • WindowsならiTunesを、MacならFinderを開きます。
    • iPadのアイコンを選択し、「今すぐバックアップ」をクリックします。
      パソコンに直接データが保存されるので、iCloudの容量が足りない場合におすすめです。

どちらの方法でも良いので、必ずアップデート前にバックアップを取る習慣をつけましょう。

iPadのシステムアップデートのやり方

iPadのシステムアップデートは、Wi-Fiに接続していれば、とても簡単にできますよ。

新しい機能を使ったり、セキュリティを強化したりするためにも、定期的にアップデートすることをおすすめします。

やり方自体はシンプルなので、ぜひこの手順で試してみてくださいね。

まず、アップデートを始める前に、いくつか確認しておきたいことがあります。

  • 十分なバッテリー残量: アップデート中に電源が切れると問題が起こる可能性があるので、充電器に接続するか、バッテリーが50%以上あることを確認しましょう。
  • 安定したWi-Fi接続: アップデートファイルは大きいので、安定したWi-Fi環境で行うことが大切です。
  • 空き容量: アップデートには数GBの空き容量が必要です。「設定」→「一般」→「iPadストレージ」で確認し、足りなければ不要なデータを整理しておきましょう。
  • バックアップ: 万が一のために、iCloudやパソコンでバックアップを取っておくのが安心です。

準備が整ったら、以下の手順でアップデートを進めます。

  1. 「設定」アプリを開く: iPadのホーム画面にある歯車のアイコンをタップします。
  2. 「一般」をタップする: 設定画面の左側にある項目の中から「一般」を選びます。
  3. 「ソフトウェアアップデート」をタップする: ここに新しいiOSのアップデートが利用可能であれば表示されます。
  4. 「ダウンロードしてインストール」をタップする: アップデートの内容が表示されるので、確認してこのボタンを押します。
  5. パスコードを入力する: iPadのロック解除に使うパスコードの入力が求められることがあります。
  6. 利用規約に同意する: 内容を確認して「同意する」をタップします。

ここから、アップデートファイルのダウンロードが始まり、その後インストールが開始されます。

iPadは自動的に再起動を何度か繰り返しますので、途中で電源を切ったり、操作したりしないようにしましょう。アップデートが完了すると、最新のiOSでiPadが使えるようになりますよ。

iPadアップデートできない古い時のまとめ

  • iPadがアップデートできない主な原因は容量不足であることが多いです。
  • ストレージの空き容量を増やす手順を確認し、不要なデータを整理しましょう。
  • 安定したWi-Fi接続と十分なバッテリー残量があるか必ず確認してください。
  • 電源の再起動は、一時的な不具合を解消する効果的な対処法です。
  • お使いのiPadが最新のiOSに対応しない古い世代の場合、アップデートはできません。
  • アップデートの失敗を防ぐため、事前にデータのバックアップは必須です。
  • 解決しない場合は、Appleサポートへの相談や修理を検討しましょう。
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