【解決】PC版Googleマップでコンパスが表示されない原因と簡単な表示方法

PC版のGoogleマップでコンパスが表示されないのは、故障ではなく仕様です。

スマホアプリとは違い、コンパスは常に表示されるわけではありません。

特定の条件である「航空写真」モードで地図を回転させると、コンパスは表示されます。

この記事では、PCでGoogleマップのコンパスを表示させる具体的な手順を解説します。

これを読めば、PCでの方角確認に迷うことはもうありません。

目次

google mapのコンパスがpcで表示されない原因

PC版Googleマップではコンパスが常に表示されない仕様?

PC版のGoogleマップでは、常にコンパスが表示されるわけではありません。

これは故障や設定ミスではなく、Googleマップの仕様なんです。

スマホアプリ版だと、いつでも画面上にコンパスが表示されていて便利ですよね。

でも、PC版の場合は特定の条件を満したときにだけ、コンパスが現れる仕組みになっています。

普段私たちがよく目にする、上から見下ろす形の平坦な地図(2Dマップ)では、基本的にコンパスは表示されないんです。

なぜなら、この2Dマップは常に北が上になるように固定されているから。

向きが変わることがないので、コンパスで方角を示す必要がない、ということみたいですね。

じゃあ、どんな時にコンパスが出てくるの?と気になりますよね。

それは、地図を「航空写真」モードにして、さらに地図を傾けたり回転させたりしたときです。

立体的な表示(3D)にすると、地図の向きが北向きでなくなるため、「今どっちが北だっけ?」と迷わないようにコンパスが表示されるようになります。

なので、「PCでコンパスが出ない!」と焦らなくても大丈夫。

それは正常な状態で、特定の操作をすればちゃんと表示されますよ。

コンパスが表示されるのは航空写真モードだけ?

基本的にはその通りで、PC版のGoogleマップでコンパスが表示されるのは主に「航空写真」モードのときです。

もう少し詳しく言うと、「航空写真」モードで、かつ「3D表示」が有効になっている状態ですね。

画面の左下にあるレイヤー(四角が重なったアイコン)にカーソルを合わせると、「地図」と「航空写真」を選べます。

ここで「航空写真」を選択しただけでは、まだコンパスは出てきません。

ここからさらに、地図を立体的に見る操作をすると、コンパスが登場します。

具体的には、キーボードのShiftキーを押しながらマウスをドラッグして地図を傾けたり、回転させたりしたときです。

この操作をすると、画面の右下に丸いコンパスのアイコンが表示されます。

つまり、PC版のGoogleマップにおけるコンパスは、平坦な地図を見るためのものではなく、立体的な地図の向きを把握するための補助機能という位置づけなんです。

通常の地図モードでは北が常に上なので、コンパスは必要ない、ということですね。

もし、旅行の計画などで方角をしっかり確認したい場合は、まず「航空写真」モードに切り替える、ということを覚えておくとスムーズですよ。

2Dマップ表示ではコンパスは出ない?

その通りです。PC版Googleマップの通常の2Dマップ表示では、コンパスは表示されません。

これは、2Dマップが常に「北」を上にして表示されるように設計されているためです。

地図の上が必ず北なので、わざわざコンパスで方角を示す必要がない、というのが理由ですね。

「でも、昔は表示されていたような…?」と感じる方もいるかもしれません。

確かに、過去のバージョンでは異なる仕様だった時期もあるようですが、現在のGoogleマップではこのような仕組みになっています。

もし、あなたが普段使っているのが、道路や地名がはっきり描かれているシンプルな地図画面であれば、それは2Dマップ表示です。

この状態では、いくら探してもコンパスのアイコンは見つからないので安心してくださいね。

故障や設定の問題ではないんです。

どうしても方角の感覚をつかみたい場合は、太陽の位置や建物の向きなどから推測するか、次に説明する航空写真モードに切り替える必要があります。

普段使いでサッと地図を確認するだけなら、上が北と覚えておけば特に困ることはないはずです。

コンパスが表示されないのは、あくまでも「そういう仕様だから」と割り切ってしまうのが一番かもしれません。

スマホアプリ版とのコンパス機能の主な違い

PC版とスマホアプリ版のGoogleマップでは、コンパスの機能に大きな違いがあります。

一番の違いは、コンパスが「いつ表示されるか」という点です。

スマホアプリ版では、基本的にいつでも画面上にコンパスが表示されていますよね。

自分が向いている方角に合わせて地図が回転する「ヘディングアップ機能」と連動していて、とても直感的です。

一方、PC版では先ほどから説明している通り、航空写真モードで地図を回転させるなど、特定の操作をしたときだけ表示されます。

普段の2Dマップでは表示されません。

この違いを分かりやすく表にまとめてみました。

機能スマホアプリ版PC版
常時表示◯(常に表示可能)×(特定条件下のみ)
連動機能自分の向きと連動なし
主な役割現在地の向きを把握3D表示時の北を把握
表示条件アプリ起動中航空写真で回転・傾斜時

このように、スマホアプリ版のコンパスは「歩きながら方角を確認する」といった、現在地でのナビゲーションを強く意識した機能になっています。

対してPC版のコンパスは、デスクで地図を立体的に眺めながら、建物の向きや地形を把握するための補助的な役割が強いと言えますね。

それぞれの利用シーンに合わせて、機能が最適化されている結果だと考えられます。

「地球表示」がオフだとコンパスは表示されない?

その通りです。「地球表示」がオフになっていると、コンパスは表示されません。

これは、コンパスが表示される条件である「3D表示」の土台となる機能が「地球表示」だからです。

「地球表示」というのは、Googleマップを平面の地図としてではなく、文字通りリアルな地球儀のように立体的に表示する機能のことを指します。

この機能がオンになっていることで、航空写真モードで地図を傾けたり、回転させたりといった3D操作が可能になるんです。

もし、航空写真モードにしても地図が傾けられない、コンパスが出てこない、という場合は、この「地球表示」がオフになっている可能性が高いですね。

確認と設定の変更はとても簡単です。

  1. Googleマップの画面左上にあるメニューアイコン(三本線)をクリックします。
  2. 表示されたメニューの中から「地球表示」を探します。
  3. もし「地球表示」の項目にチェックが入っていなかったら、そこをクリックしてオンにしてください。

これだけで設定は完了です。

基本的にはデフォルトでオンになっていることが多いですが、何かの拍子にオフになってしまうこともあります。

PCのスペックによっては、地球表示をオンにすると動作が少し重く感じられる場合もあるかもしれません。

ですが、コンパス機能を使いたいのであれば、この「地球表示」は必須の設定だと覚えておきましょう。

google mapのコンパスがpcで表示されない時の表示方法

航空写真(3D表示)に切り替える手順

PC版のGoogleマップでコンパスを表示させるには、まず「航空写真」モードに切り替える必要があります。

手順はとても簡単なので、一緒にやってみましょう。

  1. まず、Googleマップを開きます。画面の左下に、四角が重なったような「レイヤー」というアイコンがあるのが見えますか?
  2. その「レイヤー」アイコンにマウスカーソルを合わせてみてください。そうすると、メニューがふわっと表示されます。
  3. メニューの中に「航空写真」という項目があるので、そこをクリックします。

これで、いつもの地図がリアルな航空写真に切り替わります。

ただ、これだけではまだコンパスは表示されません。

ここからがポイントです。

  1. キーボードの「Shift」キーを押したまま、マウスの左ボタンをクリックして、地図を上下左右にドラッグしてみてください。
  2. すると、地図がぐぐっと傾いて、建物などが立体的に見えるようになります。

この立体的な表示(3D表示)になった瞬間に、画面の右下にコンパスのアイコンが現れます。

もし3D表示に切り替わらない場合は、前の見出しで説明した「地球表示」がオフになっている可能性があるので、設定を確認してみてくださいね。

この手順さえ覚えてしまえば、いつでも好きな時に立体的な地図とコンパスを表示できるようになりますよ。

旅行先の街並みをリアルに確認したい時などに、とても便利な機能です。

地図を回転させてコンパスを出す方法は?

地図を回転させることで、PC版Googleマップにコンパスを表示させることができます。

操作方法はいくつかありますが、一番簡単なのはキーボードとマウスを組み合わせる方法です。

まず、前提として「航空写真」モードになっていることを確認してくださいね。

一番直感的な操作方法は、以下の通りです。

  1. キーボードの「Shift」キーを長押しします。
  2. 「Shift」キーを押したまま、マウスの左ボタンで地図をクリックし、そのまま左右にドラッグ(マウスを動かす)します。

すると、地図がクリックした地点を中心にくるくると回転します。

この地図が回転したタイミングで、画面右下にコンパスが表示されるはずです。

コンパスの赤い針が北を指しているので、どちらが北か一目でわかりますね。

もう一つの方法として、キーボードだけでも操作ができます。

  • 「Shift」キーを押しながら、キーボードの「←」(左矢印キー)を押すと、地図が反時計回りに回転します。
  • 「Shift」キーを押しながら、キーボードの「→」(右矢印キー)を押すと、地図が時計回りに回転します。

マウス操作が苦手な方や、微調整したい時にはこちらの方法が便利かもしれません。

この回転操作をすることで、普段とは違う角度から街並みを眺めることができます。

例えば、ホテルの部屋から見える景色をシミュレーションしたり、建物の日当たりを考えたりするのにも役立ちますよ。

コンパスを使って北を上に固定するには?

地図を回転させているうちに、「やっぱり北が上の状態に戻したい!」と思うこと、ありますよね。

そんな時は、表示されたコンパスをクリックするだけで、一瞬で地図の向きを元に戻すことができます。

操作は本当にワンクリックだけです。

  1. 航空写真モードで地図を回転させ、画面右下にコンパスを表示させます。
  2. コンパスのアイコンを見ると、赤い針が北を指しているのがわかります。
  3. このコンパスのアイコン自体を、マウスでカチッとクリックしてください。

たったこれだけで、回転していた地図がスッと動き、北が真上になるように向きが補正されます。

クリックするのは、コンパスのアイコンのどこでも大丈夫です。

赤い針の部分を狙ってクリックする必要はありません。

この機能は、3D表示で色々な角度から街並みを眺めた後、基準となる方角に素早く戻りたいときにとても便利です。

回転させすぎて方向感覚がわからなくなってしまっても、この方法を知っていれば安心ですね。

ちなみに、コンパスをクリックして北を上に戻しても、地図の傾き(アングル)は維持されたままになります。

もし完全に真上からの視点に戻したい場合は、コンパスの隣や下にある「2D」ボタンや、傾きを調整するボタンをクリックしてくださいね。

地図の向きを自由に変えるショートカット操作

PC版Googleマップでは、キーボードのショートカットを使うと、マウス操作よりも素早く快適に地図の向きを変えられます。

コンパス表示と合わせて使うと、とても便利ですよ。

覚えておくと便利なショートカット操作をいくつかご紹介しますね。

これらはすべて「航空写真」モードで有効な操作です。

操作内容ショートカットキー
地図を傾ける(3D表示にする)Shift + ↓(下矢印キー)
地図の傾きを戻す(水平にする)Shift + ↑(上矢印キー)
反時計回りに回転させるShift + ←(左矢印キー)
時計回りに回転させるShift + →(右矢印キー)
北を上に戻す(コンパスアイコンをクリック)

特に便利なのが、回転と傾きの操作です。

マウスでドラッグするよりも、キーボードで少しずつ動かす方が微調整しやすい場面もあります。

例えば、特定の建物を真横から見たい時などに、Shiftキーと矢印キーを使って少しずつ角度を変えていくと、イメージ通りの視点に合わせやすいですよ。

また、マウス操作と組み合わせることもできます。

  • Shiftキーを押しながらマウスを上下にドラッグ → 傾きを調整
  • Shiftキーを押しながらマウスを左右にドラッグ → 回転

これらのショートカットを使いこなせるようになると、PC版Googleマップでの地図の閲覧がもっと楽しく、効率的になります。

まるでドローンを飛ばしているような感覚で、自由に街を探索してみてくださいね。

コンパスが正常に回らない時のチェックリスト

航空写真モードにしても、コンパスが表示されなかったり、地図がうまく回転しなかったりすることが稀にあります。

そんな時は、お使いのパソコンやブラウザの設定を見直してみましょう。

以下のチェックリストを上から順番に確認してみてください。

  1. 「地球表示」はオンになっていますか?
    まずは基本の確認です。Googleマップのメニューから「地球表示」が有効になっているか確かめてください。これがオフだと3D機能自体が使えません。
  2. ウェブブラウザは最新版ですか?
    Googleマップの全ての機能を使うには、最新版のウェブブラウザが推奨されています。お使いのGoogle ChromeやFirefox、Edgeなどが古いバージョンの場合は、アップデートを試してみてください。
  3. ブラウザの「ハードウェアアクセラレーション」は有効ですか?
    これは、ブラウザがパソコンのグラフィック機能(GPU)を使って表示をスムーズにする設定です。この設定がオフになっていると、3D表示がうまく機能しないことがあります。各ブラウザの設定画面で「ハードウェアアクセラレーション」を探し、オンになっているか確認しましょう。
  4. 別のブラウザで試すとどうなりますか?
    特定のブラウザとの相性の問題も考えられます。もしGoogle Chromeで問題が起きているなら、Microsoft Edgeで試すなど、別のブラウザでGoogleマップを開いてみると解決することがあります。
  5. パソコンのスペックは十分ですか?
    3D表示は、ある程度のパソコンの処理能力を必要とします。もしお使いのパソコンが古いモデルの場合、スペック不足でスムーズに動作しない可能性も考えられます。

これらの項目を確認しても改善しない場合は、一度ブラウザのキャッシュをクリアしたり、パソコンを再起動したりするのも有効な手段ですよ。

コンパスの代わりになる便利な機能とは?

PC版Googleマップでコンパスが表示されない2Dマップの状態でも、方角を知るためのヒントはいくつかあります。

コンパスの直接的な代わりにはなりませんが、知っておくと便利な機能や見方をご紹介しますね。

  1. 常に「上が北」と意識する
    最も基本的なことですが、2Dマップでは常に画面の上が北に固定されています。したがって、下が南、右が東、左が西となります。目的地への方角を大まかに把握するだけなら、これで十分な場合も多いです。
  2. ランドマークや地形を利用する
    地図上の大きな川の流れや、線路の走っている方向、大きな公園の形など、特徴的なランドマークを基準に方角を判断する方法です。例えば、「この川は北から南に流れている」といった知識があれば、それを元に現在地の向きを推測できます。
  3. 航空写真で影の向きを見る
    航空写真モードに切り替えると、建物や木の影が写っているのが見えます。太陽は東から昇り、南の空を通って西に沈むため、北半球では影は北側にできやすいです。写真が撮影された時間帯にもよりますが、影の向きからおおよその方角を推測する手がかりになります。
  4. ストリートビューを活用する
    次に詳しく説明しますが、ストリートビューの中には専用のコンパスが表示されます。建物の入口の向きや、特定の場所から見える景色の方向などを正確に知りたい場合は、ストリートビューを使うのが最も確実な方法です。

これらの方法を組み合わせることで、コンパスが表示されていない状況でも、地図上の向きや方角をかなり正確に把握することができますよ。

ストリートビューで方角を確認する方法

建物の玄関がどちらを向いているかなど、より具体的な場所の方角を知りたい時には「ストリートビュー」機能が非常に役立ちます。

ストリートビューの中には、ちゃんとコンパスが表示されるんです。

使い方はとても簡単です。

  1. 方角を知りたい場所の近くに、画面右下にあるオレンジ色の人型アイコン「ペグマン」をドラッグ&ドロップします。
  2. ストリートビューの画面に切り替わります。
  3. 画面上に、半透明のコンパスが表示されているのが見えるはずです。場所は画面の中央付近や、少し下あたりに表示されることが多いです。

このコンパスも、赤い針が北(North)を指しています。

画面をドラッグして視点をぐるぐる動かすと、その動きに合わせてコンパスも回転するので、今どちらを向いているかが一目でわかります。

例えば、「このマンションのバルコニーは南向きかな?」と調べたい時。

ストリートビューでそのマンションの前に立ち、マンションの方を向きます。

その状態でコンパスを見て、自分が南(S)を向いていれば、バルコニーは南向きだと判断できますね。

また、コンパス自体をクリックすると、視点がカチッと北を向いた状態にリセットされます。

これも地図上のコンパスと同じで、基準に戻りたい時に便利な機能です。

PC版Googleマップで詳細な方角を確認したい場合は、航空写真の3D表示と合わせて、このストリートビューのコンパスを使いこなすのが最も確実で分かりやすい方法と言えるでしょう。

google map コンパス 表示されない pcまとめ

  • PC版Googleマップのコンパスは、特定の条件下でのみ表示される仕様です。
  • コンパスが表示されるのは、主に「航空写真」モードで3D表示にした時だけです。
  • 通常の2Dマップ表示では、常に北が上に固定されているためコンパスは出ません。
  • コンパスを出すには、Shiftキーを押しながら地図を回転または傾ける操作が必要です。
  • 表示されたコンパスをクリックすると、一瞬で地図を北が上の状態に戻せます。
  • うまく表示されない時は、ブラウザの「地球表示」設定などを確認してください。
  • ストリートビューを使えば、より詳細な場所の方角をコンパスで確認できます。
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