グーグルアースが怖いと言われるのは、偶然写り込んだ不気味なものや、安全上の理由で施された謎のモザイクが原因です。
この記事では、ストリートビューで見つかった心霊現象が噂される場所から、UFOらしき謎の物体まで、具体的な座標を交えて紹介します。
なぜモザイク処理がされているのかといった理由や、現在は削除されてしまった有名な場所についても解説します。
怖い場所を自分で探すコツもわかるので、まるでミステリーツアーのように楽しめます。
安全な場所から、世界の奇妙な光景を覗いてみてください。
グーグルアースが怖いと言われる理由とは
なぜモザイクやぼかし処理がされているの?
グーグルアースやストリートビューで一部の場所や物にモザイク処理がされているのは、主にプライバシー保護と安全保障上の理由からです。
多くの人が目にするものなので、個人の特定につながる情報は慎重に扱われています。
具体的には、通行人の顔や、車のナンバープレートなどが自動でぼかされる仕組みになっています。
これは、知らないうちに自分の顔や所有物が世界中に公開されてしまうのを防ぐためです。
また、個人の住宅も、表札や窓から見える家の中などが分からないように処理されることがあります。
もし自分の家がはっきりと写っていて気になる場合は、Googleにぼかし処理を依頼することもできますよ。
安全保障に関わる施設も、ぼかし処理の対象です。
例えば、軍事基地や政府の重要施設、原子力発電所といった場所は、テロの標的になるリスクなどを考慮して、上空から見ても詳細が分からないようにされています。
このように、私たちが安心してサービスを使えるように、そして国の安全を守るために、モザイクやぼかし処理は欠かせないものなのです。
ストリートビューで偶然見つかった怖いものとは?
ストリートビューでは、世界中のユーザーによって、説明のつかない「怖いもの」が偶然発見されることがあります。
これらは撮影のタイミングや光の加減で生まれた偶然の産物であることが多いですが、中には本当に不気味なものも存在します。
例えば、廃墟の窓にこちらを覗くような人影が写り込んでいたり、森の中に謎の儀式のような集団がいたりする画像が見つかっています。
特に有名なのは、海外で見つかったハトのマスクをかぶった人々の集団で、その異様な光景は多くの人を驚かせました。
また、日本では誰もいないはずの場所に手が写っていたり、マネキンが不法投棄されている場所が不気味だと話題になったりした事例があります。
これらの画像の多くは、発見されて話題になると、Googleによって修正されたり、場所が特定されてアートプロジェクトの一環だったと判明したりします。
しかし、なぜそこにあったのか、それが何だったのか、いまだに説明がつかないものも少なくありません。
そうした謎が、見る人の想像力をかき立て、ストリートビューの「怖さ」を一層引き立てているのかもしれませんね。
事件や事故の現場は映っている?
ストリートビューの撮影車が偶然、事件や事故の現場を撮影してしまうことは実際にあります。
世界中の道を常に走行しているため、その瞬間に起きた出来事が意図せず記録されてしまう可能性があるのです。
過去には、海外で殺人事件の現場近くで撮影された画像に、被害者の生前の姿が写り込んでいたという悲しい事例がありました。
また、交通事故の直後と思われる、警察や救急隊が集まっている生々しい状況が記録されてしまったこともあります。
ほかにも、麻薬の取引現場ではないかと疑われるような瞬間が撮影され、話題になったケースも存在します。
ただし、Googleはこうしたプライバシーや倫理的に問題のある画像に対して、厳しいポリシーを設けています。
ユーザーからの報告を受けたり、自社で発見したりした場合、速やかに画像のぼかし処理や削除といった対応を取っています。
そのため、現在では、私たちがショッキングな事件や事故の現場をストリートビューで目にする機会はほとんどありません。
もしそのような画像を見つけたとしても、それは非常に稀なケースだと言えるでしょう。
削除されてしまった有名な場所の事例
以前はグーグルアースで見ることができたのに、現在は見られなくなってしまった「削除された場所」が存在します。
これらの場所が非公開になる主な理由は、国家の安全保障や、個人のプライバシー保護のためです。
例えば、安全保障上の理由で削除された場所として、フランスやオランダの空軍基地が挙げられます。
テロの標的になるのを防ぐため、詳細な施設の情報が分からないように、広範囲にわたってぼかされたり、古い画像に差し替えられたりしています。
また、アメリカの元副大統領の自宅のように、要人の私邸もセキュリティ上の懸念から厳重にぼかし処理が施されています。
政治的にデリケートな場所も対象となることがあります。
北朝鮮にあるとされる強制収容所の一部は、以前は比較的鮮明に見えていましたが、現在は解像度が落とされ、詳細が確認できなくなっています。
個人のプライバシーに関わるケースでは、建物の所有者からの申請によって、その建物自体が削除されることもあります。
一度見ることができた場所が消えてしまうと、「何か隠しているのでは?」というかえって人々の興味や憶測を呼んでしまい、それが「怖い」というイメージにつながるのかもしれませんね。
グーグルアースの怖い場所を座標付きで紹介
- 怖い場所を自分で探すコツ
- 座標の具体的な検索方法
- 【日本編】心霊現象が報告された場所一覧
- 【海外編】行ってはいけない不気味な場所リスト
- UFOや未確認飛行物体が写っている?
- 海の中に写る謎の物体の正体
- 不気味な人影や幽霊のようなものの報告例
- 奇妙な生き物や未確認生物の目撃情報
怖い場所を自分で探すコツ
グーグルアースで怖い場所を自分で見つけたいなら、特定のキーワードで検索したり、気になる場所をじっくり拡大して探したりするのがおすすめです。
ただ闇雲に地球を回しているだけでは、なかなか面白い場所には出会えません。
まずは、検索機能を活用してみましょう。
「廃墟」「心霊スポット」「立ち入り禁止」といった直接的な言葉や、過去に話題になった場所の名前で検索すると、目的地にすぐにジャンプできます。
次に試してほしいのが、航空写真とストリートビューの切り替えです。
上空からの航空写真で、森の中に不自然な建物があったり、地面に奇妙な模様が描かれていたりする場所を見つけたら、すかさずストリートビューに切り替えてみてください。
実際にその場に立ったような視点で、周囲の雰囲気をよりリアルに感じることができますよ。
また、グーグルアースのPC版には「タイムマシン機能」というものがあります。
過去に撮影された古い画像にさかのぼることができるので、都市開発で消えてしまった建物や、今は修正されて見られなくなった不気味な光景を発見できるかもしれません。
少し手間はかかりますが、宝探しのような感覚で探索するのが、怖い場所を見つける一番の近道です。
座標の具体的な検索方法
グーグルアースで特定の場所をピンポイントで表示させたい時、座標を使った検索がとても便利です。
やり方はとても簡単で、検索窓に緯度と経度の数値を入力するだけです。
座標の入力方法は、主に2つの形式があります。
一つ目は、「度(10進数)」形式で、数字をカンマで区切って入力します。
例えば、東京タワーの座標は「35.658581, 139.745433」のようになります。
ネットで「〇〇(場所名) 座標」と検索して出てきたこの数値をコピーして、グーグルアースの検索窓に貼り付けるのが一番簡単な方法です。
二つ目は、「度分秒(DMS)」形式です。
「35°39’30.9″N 139°44’43.6″E」のように、方角(N:北緯, S:南緯, E:東経, W:西経)も一緒に指定します。
こちらも同様に、検索窓に入力して検索ボタンを押すだけで、カメラがその場所へ一気にズームインしてくれます。
この方法を知っていると、ネットやSNSで話題になっている「怖い場所の座標」を見つけた時に、すぐに自分でその場所を確認しに行くことができます。
スマホのアプリ版でもパソコン版でも同じように使えるので、ぜひ試してみてくださいね。
【日本編】心霊現象が報告された場所一覧
日本国内にも、グーグルアースやストリートビュー上で心霊現象らしきものが報告されている場所がいくつか存在します。
その多くは、もともと心霊スポットとして有名な場所で、不気味なものが写り込んでいると噂されています。
以下に、特に有名な場所をいくつか紹介しますね。
| 場所の名称 | 都道府県 | 噂されている現象 |
|---|---|---|
| 旧野木病院 | 栃木県 | 廃墟として知られ、窓に人影が写るとの噂がある |
| 稲取隔離病棟 | 静岡県 | 海沿いの廃墟で、不気味な雰囲気が漂う場所 |
| 旧吹上トンネル | 東京都 | 有名な心霊スポットで、異様な空気が感じられると話題 |
| 松尾鉱山アパート | 岩手県 | 霧の中に浮かぶ巨大な廃墟群で、非現実的な光景 |
これらの場所は、ストリートビューで近づくと、昼間でもどこかひんやりとした空気が感じられるかもしれません。
例えば、廃墟の窓を一つひとつ拡大していくと、カーテンの揺れが人の顔に見えたり、暗がりに誰かが立っているように見えたりすることがあります。
もちろん、そのほとんどは光の加減や画像の劣化による見間違いでしょう。
しかし、「何かいるかもしれない」と思いながら見ると、普段は何とも思わない風景が途端に怖く見えてくるから不思議ですよね。
興味本位で探索するのは面白いですが、これらの情報はあくまで噂話として楽しむのがおすすめです。
【海外編】行ってはいけない不気味な場所リスト
海外に目を向けると、その国の歴史や文化を背景に持つ、スケールの大きな「行ってはいけない」と言われる不気味な場所がたくさん見つかります。
物理的に危険な場所から、呪われていると噂される場所まで様々です。
グーグルアースなら、そんな場所にも安全に訪れることができますよ。
| 場所の名称 | 国 | 概要 |
|---|---|---|
| チェルノブイリ遊園地 | ウクライナ | 原発事故で廃墟となったプリピャチ市にある遊園地 |
| 人形の島 | メキシコ | 供養のために木々に吊るされた無数の人形が不気味 |
| アヴェロンの共同墓地 | フランス | カタコンベ(地下墓地)が有名で、無数の人骨が見られる |
| セントラリア | アメリカ | 50年以上続く地下火災でゴーストタウン化した町 |
特に有名なのが、ウクライナのチェルノブイリ遊園地です。
誰もいないのに回り続けているように見える観覧車や、錆びついたゴーカートが、事故の悲惨さを物語っています。
メキシコの「人形の島」も非常に不気味です。
亡くなった少女を供養するために吊るされ始めたという人形が、今では島の木々を埋め尽くしており、その光景はまさに悪夢のようです。
これらの場所は、ただ怖いだけでなく、その背景にある歴史や物語を知ることで、より深く考えさせられる場所でもあります。
バーチャルで世界中を旅できるグーグルアースだからこそ、こうした場所に思いを馳せることができるのかもしれません。
UFOや未確認飛行物体が写っている?
グーグルアース上には、UFOや未確認飛行物体ではないかとされる画像が世界中のユーザーによって発見されています。
空に浮かぶ円盤状の物体や、ありえない速さで動いているかのような光の筋が写っていることがあります。
しかし、これらの不思議な物体のほとんどは、残念ながらUFOではない可能性が高いです。
その正体の多くは、カメラのレンズと光が作り出す「レンズフレア」という現象です。
強い太陽光などがレンズ内で反射して、円盤や奇妙な形の光として写り込んでしまうことがあります。
また、高速で飛んでいる鳥や虫、飛行機や人工衛星なども、撮影のタイミングによってはブレたり引き伸ばされたりして、謎の飛行物体に見えることがあります。
特に、ストリートビューの画像は複数の写真を合成して作られているため、その過程で飛行機が途切れて奇妙な形に写ってしまうことも少なくありません。
もちろん、「絶対にUFOではない」と断言することは誰にもできません。
もしかしたら、その中には本物の未確認飛行物体が紛れ込んでいる可能性もゼロではないでしょう。
「これはレンズフレアかな?」「いや、もしかしたら…」と考えながら世界中の空を探検してみるのも、グーグルアースの楽しみ方の一つかもしれませんね。
海の中に写る謎の物体の正体
グーグルアースで海の中を覗いてみると、時々「これは何だ?」と思うような巨大な影や奇妙な形が見つかることがあります。
巨大なタコのような生物や、海底に沈む古代遺跡ではないかと話題になることもありますが、その正体のほとんどは、自然の地形や人工物、あるいはデータの特性によるものです。
例えば、巨大生物の影に見えるものの多くは、実際には海底にある岩やサンゴ礁の形です。
光の当たり方や水の透明度によって、偶然生き物のようなシルエットに見えてしまうのです。
また、クジラやイルカの群れが、解像度の低い衛星写真では一つの大きな謎の物体として写ることもあります。
「海底ピラミッド発見か?」と騒がれたケースでは、その後の調査で、船のソナー(音波探知機)が海底のデータを収集した際のエラーやノイズであったことが判明しました。
グーグルアースの海の地図は、たくさんの衛星写真や調査データを繋ぎ合わせて作られています。
そのため、データの継ぎ目が不自然な線として見えたり、解像度の違う画像が混ざったりして、それが謎の物体に見える原因となることもあるのです。
海の中にはまだ私たちの知らないことがたくさんありますが、グーグルアースで見つかる謎の物体の多くは、科学的に説明がつくものだと言えそうです。
不気味な人影や幽霊のようなものの報告例
ストリートビューを見ていると、誰もいないはずの窓に人影が写っていたり、透き通った幽霊のような人が歩いていたり、ドキッとするような場面に遭遇することがあります。
このような心霊写真のような報告は世界中から寄せられていますが、その多くはカメラの仕組みや人間の目の錯覚によるものです。
最も多い原因の一つが、画像の合成エラーです。
ストリートビューは、360度カメラで撮影した何枚もの写真を繋ぎ合わせて作られています。
その際、撮影の瞬間にカメラの前を通り過ぎた人が、完全に消えずに半透明の状態で写り込んでしまうことがあるのです。
これが、まるで幽霊が透けているかのように見えてしまいます。
また、壁のシミや木の模様、カーテンのドレープなどが、偶然人の顔や姿の形に見えることもよくあります。
これは「パレイドリア効果」と呼ばれる心理現象で、脳が意味のないものから無意識に意味のあるパターン(特に顔)を探してしまうために起こります。
もちろん、中には本当に説明のつかない不気味なものもあるかもしれません。
しかし、もしストリートビューで幽霊らしきものを見つけても、まずは「カメラのいたずらかな?」と冷静に考えてみると、怖さが少し和らぐかもしれませんね。
奇妙な生き物や未確認生物の目撃情報
グーグルアースを使っていると、ネス湖のネッシーや巨大なクラーケンのような、未確認生物(UMA)らしき影が発見されたというニュースを時々目にします。
世界中の未知の場所を探索できるだけに、「何かとんでもない生き物が写っているのでは?」と期待してしまいますよね。
しかし、これまでに報告された目撃情報のほとんどは、残念ながら別の何かの見間違いである可能性が高いです。
例えば、イギリスのネス湖で発見されたネッシーらしき細長い影は、その後の分析でボートが通った後にできる航跡や、波の影であるという見方が有力です。
また、南極沖の海で「クラーケンか?」と話題になった巨大な影も、専門家が調べた結果、海底にある巨大な岩礁であろうと結論付けられています。
なぜこのような見間違いが起こるのでしょうか。
一つは、衛星写真の解像度に限界があるためです。
上空から撮影した画像は、どうしても不鮮明になりがちで、船やクジラ、岩などがぼやけて、謎の生物のシルエットに見えてしまうのです。
本当に未確認生物が写っている可能性は低いかもしれませんが、「これは何だろう?」と想像を膨らませながら地球の隅々を探検するのは、まるで冒険のようでワクワクしますね。
グーグルアースが怖いまとめ
- グーグルアースが怖い理由は、プライバシー保護のためのモザイクや偶然の写り込みにあります。
- ストリートビューでは、説明のつかない不気味な人影や物が偶然発見されることがあります。
- 軍事施設や事件現場など、安全保障上の理由で削除されたり、ぼかされたりする場所も存在します。
- 怖い場所を探すには、「廃墟」などのキーワード検索やタイムマシン機能の活用がコツです。
- 気になる場所は座標を検索窓に直接入力すれば、すぐにその地点へ移動できます。
- 日本や海外には、ストリートビューで心霊現象が報告された場所や、行ってはいけない不気味な場所が点在しています。
- UFOや未確認生物に見えるものの多くは、光の反射や画像の合成エラーが原因の可能性が高いです。