おやすみモード中に電話がかかってきても、設定すれば大切な人からの着信だけを受け取れます。
電話をかけた相手には、あなたが設定中だと直接バレることはないので安心してください。
この記事では、iPhoneとAndroidそれぞれの詳しい設定方法を分かりやすくお伝えします。
LINE電話や緊急速報がどうなるかといった、細かい疑問にもしっかりお答えします。
これを読めば、おやすみモードを安心して使いこなせるようになりますよ。
おやすみモードの電話はどうなる?基本的な仕組みを解説
- おやすみモード中に電話がかかってきたらどのように表示される?
- 相手にはどのように通知されバレることはある?
- LINE電話の着信は通知される?
- 非通知設定の相手からの着信はどう扱われる?
- 緊急地震速報はおやすみモード中でも鳴る?
- 集中モードや就寝モードとの違いは何?
- iPhoneで特定の人だけ着信を許可する設定方法は?
- Androidで例外設定をするにはどうすればいい?
- 繰り返し着信があった場合にのみ電話を鳴らすには?
- 特定のアプリからの通知だけを許可する方法
- スケジュール設定で自動的にオン・オフを切り替えるには?
- 意図せず解除されるのはどんな時?
- 家族や恋人からの緊急の電話に気づくための設定は?
おやすみモード中に電話がかかってきたらどのように表示される?
おやすみモード中に電話がかかってきても、画面は光らず、着信音も鳴りません。
通知はされますが、音や振動がないため、気づかないことがほとんどです。
ロック画面や通知センターには「不在着信」として履歴が残るので、後から誰から電話があったかを確認することはできますよ。
具体的には、iPhoneでもAndroidでも、画面はオフのままか、ロック画面が表示されている場合はその状態が維持されます。
着信があったこと自体は、スマホの内部で記録されています。
そのため、おやすみモードを解除したタイミングや、スマホを操作した時に通知センターを開くと、「〇〇さんからの不在着信」といった表示で確認が可能です。
スマートウォッチを連携させている場合は、機種や設定によって手元だけで通知が来ることもあります。
ただし、これも振動や通知音がオフになる設定が多いため、基本的には静かな状態が保たれると考えて良いでしょう。
あくまで「通知を知らせない」モードなので、着信を拒否しているわけではない、という点がポイントですね。
相手にはどのように通知されバレることはある?
電話をかけた相手には、おやすみモードに設定していることが直接的にバレることはありません。
相手側には、通常の不在時と同じようにコール音が鳴り続け、最終的に留守番電話サービスに接続されるか、通話が切れる流れになります。
「おやすみモードに設定されています」といった特別なアナウンスが流れることは一切ないです。
そのため、相手はあなたが「電話に出られない状況なんだな」と思うだけで、おやすみモードが原因だとは判断できません。
ただし、iPhone同士でiMessageを使っている場合は少し注意が必要です。
集中モード(おやすみモードもその一種)をオンにしていると、相手のメッセージ画面に「〇〇さんは通知を知らせないようにしています」と表示されることがあります。
これは設定でオフにすることもできますが、初期設定ではオンになっていることが多いです。
この表示が出ると、相手はおやすみモード中だと察する可能性がありますね。
とはいえ、通常の電話機能だけを使っている限りは、相手に知られる心配はしなくて大丈夫です。
LINE電話の着信は通知される?
おやすみモード中は、LINEの無料通話がかかってきても通知されません。
通常の電話と同じように、着信音やバイブレーションは作動せず、画面も光ることがないです。
後からLINEアプリを開いたときに、トーク画面や通話履歴に「不在着信」の表示が残るだけになります。
これは、おやすみモードがスマホ全体の通知を制御する機能だからです。
LINEも一つのアプリとして扱われるため、例外設定をしていない限り、他の通知と同様に知らされることはありません。
ただし、LINEにも独自の通知オフ機能があります。
特定のトークルームだけ通知をオフにすることもできますが、スマホ本体のおやすみモードは、それよりも強力な機能です。
LINEの通知設定がオンになっていても、おやすみモードが優先される、と覚えておくと分かりやすいですね。
もし、特定の人からのLINE電話だけは受けたい、という場合は、後ほど説明する「例外設定」でその人を許可リストに追加する必要があります。
そうしない限り、LINE電話に気づくことは難しいでしょう。
非通知設定の相手からの着信はどう扱われる?
おやすみモード中に非通知設定の電話がかかってきた場合も、他の電話と同様に通知されません。
着信音や振動はなく、画面も暗いままです。
通常、非通知からの電話は出るべきか迷うことが多いですが、おやすみモード中はその心配自体が不要になりますね。
着信履歴には「非通知設定」や「非通知」といった形で記録が残ります。
そのため、後から「この時間帯に非通知の着信があったんだな」と確認することは可能です。
ただ、誰からの電話だったかを知るすべはありません。
もし、普段から非通知の着信をすべて拒否する設定にしている場合は、おやすみモードとは関係なく、その設定が優先されて着信自体が拒否されます。
おやすみモードはあくまで「通知を知らせない」機能であり、「着信を拒否する」機能ではないという点がポイントです。
非通知からの着信が多い方にとっては、夜間や集中したい時間帯に余計な着信で邪魔をされずに済むので、便利な使い方の一つと言えるかもしれません。
緊急地震速報はおやすみモード中でも鳴る?
おやすみモードを設定していても、緊急地震速報や津波警報などの「緊急速報」は受信し、警告音が鳴ります。
これは、国民の安全に関わる非常に重要な通知だからです。
スマホのOS(基本ソフト)レベルで、おやすみモードの設定を無視して強制的に通知するよう設計されています。
そのため、就寝中におやすみモードにしていても、災害時にはしっかりと警報を受け取ることができるので安心してください。
具体的には、以下のような通知が対象となります。
- 緊急地震速報
- 津波警報
- 災害・避難情報(国や地方公共団体が配信するもの)
これらの警報は、マナーモードやおやすみモードに設定していても、最大音量で鳴るのが基本です。
ただし、注意点もいくつかあります。
一つは、スマホの設定で「緊急速報」の受信自体をオフにしている場合です。
この場合は、おやすみモードとは関係なく警報が届きません。
心配な方は、一度ご自身のスマホの設定画面から「緊急速報」や「アラート」の項目を確認してみることをおすすめします。
また、電源がオフになっている場合は受信できないので、就寝中も充電しながら電源はオンにしておきましょう。
集中モードや就寝モードとの違いは何?
「集中モード」や「就寝モード」は、実は「おやすみモード」の仲間であり、より目的に特化した進化版のようなものです。
iPhoneでは、iOS 15から「おやすみモード」が「集中モード」という大きな枠組みの中の一機能になりました。
Androidでも、「Digital Wellbeing」機能の中に同様のモードが含まれています。
それぞれの違いを簡単に表にまとめてみました。
モードの種類 | 主な目的 | 特徴 |
---|---|---|
おやすみモード | 通知を全般的に制限する | 最もシンプルで基本的な通知制限モード。 |
集中モード (iPhone) | 状況に応じて通知を管理する | 「仕事」「パーソナル」「睡眠」など、状況に合わせた通知設定を複数作成・切り替えできる。 |
就寝モード (Android) | 快適な睡眠をサポートする | 画面を白黒にしたり、壁紙を暗くしたりと、睡眠を妨げないための機能が充実している。 |
つまり、「おやすみモード」は通知を止めるという基本的な機能です。
それに対して「集中モード」は、仕事中は仕事関係の通知だけ、プライベートな時間は家族からの連絡だけを許可するなど、より細かくカスタマイズできるのが特徴です。
「就寝モード」は、さらに睡眠に特化しており、画面の色を変えることでブルーライトを抑え、脳の興奮を鎮める効果も期待できます。
どれを使えば良いか迷うかもしれませんが、「とりあえず通知を止めたい」なら「おやすみモード」、「目的ごとに細かく設定したい」なら「集中モード」、「ぐっすり眠りたい」なら「就寝モード」と覚えておくと分かりやすいですよ。
1つ目のH2はこれで終わりです。
iPhoneで特定の人だけ着信を許可する設定方法は?
iPhoneで特定の人からの電話だけを受け取るには、「集中モード」の「連絡先」設定を使います。
この設定をしておけば、大切な人からの緊急の電話を逃す心配がなくなりますよ。
手順は以下の通りです。
- まず、iPhoneの「設定」アプリを開きます。
- 次に、「集中モード」という項目をタップしてください。
- いくつかのモードが表示されるので、「おやすみモード」を選びます。
- 画面の中ほどにある「通知を許可」の欄の「連絡先」をタップします。
- 「以下の連絡先からの通知を許可」が選択されていることを確認し、その下にある「+追加」ボタンを押します。
- あなたの連絡先リストが表示されるので、着信を許可したい人をすべて選び、右上の「完了」をタップします。
これで、選択した人から電話やメッセージがあった時だけ、おやすみモード中でも通知が届くようになります。
家族や恋人、職場の上司など、絶対に出たい電話がある場合にとても便利な機能ですね。
ちなみに、この設定画面では「通話を許可」という項目もあります。
ここで「許可した連絡先のみ」の他に、「よく使う項目」や「連絡先アプリのすべての人」といった選択も可能です。
自分の使い方に合わせて、柔軟に設定を変更してみてください。
一度設定しておけば、次からおやすみモードをオンにするたびに、この設定が自動で適用されます。
Androidで例外設定をするにはどうすればいい?
Androidスマホでも、特定の人からの電話だけを着信させる例外設定ができます。
機種によって少し言葉が違うことがありますが、基本的な流れは同じです。
ここでは一般的な手順を紹介しますね。
- まず、スマホの「設定」アプリを開きます。
- 「通知」や「サウンドとバイブ」といった項目を探してタップします。
- その中にある「おやすみ時間モード」(または「サイレントモード」など)を選択してください。
- 「例外」や「割り込み」といった項目があるので、そこをタップします。
- 「通話」または「連絡先からの通話」を選びます。
- ここで、「スター付きの連絡先のみ」や「連絡先のみ」などを選ぶことができます。
「スター付きの連絡先」というのは、連絡先アプリで特にお気に入り(星マーク)を付けた人のことです。
あらかじめ家族や親しい友人などを「スター付き」に登録しておけば、この設定がすぐに使えて便利ですよ。
連絡先をスター付きに登録する方法は簡単です。
- 「連絡先」または「電話」アプリを開きます。
- 例外に設定したい人の名前をタップして詳細画面を開きます。
- 画面の上部や隅にある星(☆)のマークをタップするだけです。
この設定をしておけば、おやすみ時間モード中でも、大切な人からの着信には気づけるようになります。
仕事とプライベートをしっかり分けたい時や、夜間の安眠を確保したいけれど、緊急の連絡は受け取りたい、という時に活用してみてください。
繰り返し着信があった場合にのみ電話を鳴らすには?
「もしかしたら緊急の用事かもしれない」という、同じ人からのしつこい電話だけは受け取りたい、という場合もありますよね。
そんな時に便利なのが「繰り返しの着信を許可」する機能です。
この設定をオンにしておくと、3分以内に同じ人から2回目の電話がかかってきた場合、おやすみモードが一時的に解除されて着信音が鳴るようになります。
iPhoneとAndroid、それぞれの設定方法を説明します。
【iPhoneの場合】
- 「設定」アプリから「集中モード」→「おやすみモード」と進みます。
- 「通知を許可」の欄にある「連絡先」をタップします。
- 画面を少し下にスクロールし、「繰り返しの着信を許可」のスイッチをオン(緑色)にします。
【Androidの場合】
- 「設定」アプリから「通知」→「おやすみ時間モード」と進みます。
- 「例外」や「割り込み」といった項目をタップします。
- 「リピート発信者」(または「繰り返しの通話を許可」など)のスイッチをオンにします。
この機能は、本当に緊急の連絡を見逃さないためのセーフティーネットとして非常に役立ちます。
例えば、子どもが熱を出した時の保育園からの連絡や、家族に何かあった時の電話など、一度で出なくても、もう一度かかってくる可能性が高いですよね。
普段は静かに過ごしたいけれど、万が一の事態には備えておきたい、という方にぴったりの設定です。
ただし、緊急性のない用件で何度もかけてくる人からの電話も鳴ってしまう可能性はあるので、その点は理解しておきましょう。
特定のアプリからの通知だけを許可する方法
おやすみモード中でも、特定のアプリからの通知だけは受け取りたい、というケースもありますよね。
例えば、仕事で使うチャットツールや、家族と位置情報を共有するアプリの通知は見逃したくない、といった場合です。
これも、おやすみモードの例外設定で簡単にできます。
【iPhoneの場合】
- 「設定」アプリから「集中モード」→「おやすみモード」と進みます。
- 「通知を許可」の欄にある「App」をタップします。
- 「以下のAppからの通知を許可」が選択されていることを確認し、「+追加」ボタンを押します。
- スマホにインストールされているアプリの一覧が表示されるので、通知を許可したいアプリを選んで「完了」をタップします。
【Androidの場合】
- 「設定」アプリから「通知」→「おやすみ時間モード」と進みます。
- 「例外」や「割り込み」といった項目の中に、「アプリの通知」や「アプリ」といった項目があるのでタップします。
- 「+アプリを追加」などのボタンを押し、通知を許可したいアプリを選択します。
この設定を使えば、おやすみモードの便利さはそのままに、自分にとって重要な情報だけをキャッチすることができます。
例えば、以下のようなアプリを許可しておくと便利かもしれません。
- 仕事用のチャットアプリ(Slack, Microsoft Teamsなど)
- 家族との連絡用アプリ(LINEなど ※ただし相手も設定が必要な場合あり)
- 防災速報アプリ
- カレンダーアプリ(重要な予定の通知)
あまり多くのアプリを許可しすぎると、おやすみモードの意味がなくなってしまうので、本当に必要なものだけに絞り込むのがおすすめです。
スケジュール設定で自動的にオン・オフを切り替えるには?
毎日同じ時間におやすみモードをオン・オフするのが面倒、と感じることはありませんか。
そんな時は、スケジュール設定を使えば自動で切り替えることができて、とても便利です。
就寝時間や仕事の時間に合わせて設定しておけば、つけ忘れや消し忘れを防げますよ。
【iPhoneの場合】
- 「設定」アプリから「集中モード」→「おやすみモード」と進みます。
- 「スケジュールをセット」または「自動的にオンにする」という項目をタップします。
- 「+新規スケジュールを追加」や「時刻」を選びます。
- 開始時刻と終了時刻、そしてこのスケジュールを適用する曜日(毎日、平日のみなど)を設定します。
- 「完了」をタップすれば設定は終わりです。
【Androidの場合】
- 「設定」アプリから「Digital Wellbeing」や「おやすみ時間モード」を探します。
- 「スケジュール」や「就寝時間のルーティン」といった項目をタップします。
- 「時間と曜日に基づく」などを選択し、開始時刻と終了時刻、適用する曜日を設定します。
この機能を使えば、例えば「平日の夜23時から朝7時まで」や、「週末の午前中」といったように、ライフスタイルに合わせて自動化できます。
また、iPhoneの「集中モード」では、「スマートアクティベーション」という機能もあります。
これをオンにすると、iPhoneがあなたの行動パターンを学習し、適切なタイミングで自動的におやすみモードをオンにしてくれるようになります。
まずは時刻設定から試してみて、自分の生活に合った使い方を見つけるのがおすすめです。
意図せず解除されるのはどんな時?
おやすみモードを設定したはずなのに、いつの間にか解除されていて通知が来てしまった、という経験はありませんか。
意図せず解除されてしまうのには、いくつかの原因が考えられます。
代表的なパターンを知っておけば、慌てずに対処できますよ。
- スケジュールの終了時刻を過ぎた
これが最も多い原因です。スケジュール機能で「23時から7時まで」と設定していた場合、7時1分になれば自動的におやすみモードはオフになります。 - コントロールセンターで手動でオフにしてしまった
時間を確認しようとスマホを触った際に、無意識にコントロールセンター(画面をスワイプすると出てくるメニュー)のおやすみモードのアイコンを触ってしまい、オフにしてしまうことがあります。月のマークのアイコンが目印です。 - 特定の場所を離れた
iPhoneの集中モードでは、「特定の場所にいる間だけオンにする」という設定も可能です。この設定を使っている場合、その場所(例えばオフィスや図書館)から離れると自動で解除されます。 - 特定のアプリを使っている間だけオンの設定だった
これも集中モードの機能の一つで、「このアプリを開いている間だけ」という設定ができます。そのアプリを閉じると、おやすみモードもオフになります。
もし「勝手に解除されるな」と感じたら、まずは「集中モード」や「おやすみ時間モード」の設定画面を開いてみましょう。
「スケジュール」や「自動ルール」が、自分の意図しない設定になっていないか確認してみてください。
原因がわかれば、次から防ぐことができますね。
家族や恋人からの緊急の電話に気づくための設定は?
おやすみモード中でも、家族や恋人からの本当に緊急な電話だけは絶対に見逃したくないですよね。
そのための設定は、これまで説明してきた機能の組み合わせで万全にすることができます。
ポイントは「特定の連絡先を許可する」ことと、「繰り返しの着信を許可する」ことの2つです。
具体的な設定手順をおさらいしてみましょう。
【ステップ1:特定の連絡先を許可する】
まずは、絶対に電話に出たい家族や恋人を、通知が届く例外リストに追加します。
- iPhoneの場合:「設定」→「集中モード」→「おやすみモード」→「連絡先」から、許可したい人を追加します。
- Androidの場合:「設定」→「通知」→「おやすみ時間モード」→「例外設定」から、「スター付きの連絡先」などを許可し、該当する人を事前にスター付きに設定しておきます。
【ステップ2:繰り返しの着信を許可する】
次に、万が一リストに追加し忘れた人や、公衆電話などからの緊急連絡にも対応できるように、「繰り返しの着信」をオンにします。
- iPhoneの場合:「連絡先」の設定画面で「繰り返しの着信を許可」をオンにします。
- Androidの場合:「例外設定」の画面で「リピート発信者」をオンにします。
この2つの設定を両方やっておけば、まず指定した大切な人からの電話はいつでも鳴ります。
さらに、それ以外の人からでも、3分以内にもう一度かかってきた「ただ事ではなさそうな電話」にも気づくことができます。
これなら、普段は通知に邪魔されずにぐっすり眠ったり、仕事に集中したりしながらも、家族のもしもの時にはすぐに対応できるので安心ですね。
おやすみモードで電話を受けるための具体的な設定方法
- iPhoneで特定の人だけ着信を許可する設定方法は?
- Androidで例外設定をするにはどうすればいい?
- 繰り返し着信があった場合にのみ電話を鳴らすには?
- 特定のアプリからの通知だけを許可する方法
- スケジュール設定で自動的にオン・オフを切り替えるには?
- 意図せず解除されるのはどんな時?
- 家族や恋人からの緊急の電話に気づくための設定は?
iPhoneで特定の人だけ着信を許可する設定方法は?
iPhoneで特定の人からの電話だけを受け取るには、「集中モード」の中にある「連絡先」の設定を利用します。
この設定をしておけば、おやすみモード中でも、家族や職場からの大切な電話を逃す心配がなくなりますよ。
具体的な手順はとても簡単です。
- まず、iPhoneのホーム画面から「設定」アプリを開きます。
- 次に、メニューの中から「集中モード」という項目をタップしてください。
- 「おやすみモード」や「仕事」などいくつかのモードが表示されるので、今回は「おやすみモード」を選びます。
- 画面の中ほどに「通知を許可」というカテゴリがあり、その中の「連絡先」をタップします。
- 「以下の連絡先からの通知を許可」が選ばれていることを確認し、その下にある人のアイコンと「+追加」ボタンを押しましょう。
- あなたのiPhoneに登録されている連絡先の一覧が出てくるので、着信を許可したい人を選んで、右上の「完了」をタップします。
これで設定は完了です。
この設定をしておけば、選んだ人から電話やメッセージが来た時だけ、おやすみモード中であってもきちんと着信音やバイブで知らせてくれます。
ちなみに、この設定画面には「通話を許可」という細かい設定項目もあります。
ここでは「許可した連絡先のみ」の他に、「よく使う項目に登録している人のみ」や「連絡先アプリに登録されているすべての人」といった柔軟な選択も可能です。
自分の使い方に合わせてカスタマイズしてみてくださいね。
Androidで例外設定をするにはどうすればいい?
Androidのスマホでも、おやすみモード中に特定の人からの電話だけは受け取る、という例外設定が可能です。
お使いの機種によってメニューの言葉が少し違うことがありますが、基本的な流れはほとんど同じなので安心してください。
一般的な設定手順は以下の通りです。
- まず、スマホの画面の上から下にスワイプするなどして、「設定」(歯車のアイコン)アプリを開きます。
- 「通知」や「サウンドとバイブ」といった項目を探してタップします。
- その中に「おやすみ時間モード」や「サイレントモード」といった名前の機能があるので、それを選択します。
- 「例外」や「割り込みを許可」、「通話とメッセージ」といった項目があるので、そこをタップしてください。
- 「通話」という項目を選び、どの範囲の人からの着信を許可するかを選択します。
ここで、「スター付きの連絡先のみ」や「連絡先のみ」、「すべての人」などから選ぶことができます。
「スター付きの連絡先」とは、連絡先アプリの中で、特にお気に入りとして星マークを付けた人のことです。
事前に家族や親しい友人、職場の上司などを「スター付き」に登録しておくと、この設定が非常にスムーズに行えるのでおすすめですよ。
この設定一つで、大事な連絡を見逃す心配なく、安心して自分の時間を確保できるようになります。
繰り返し着信があった場合にのみ電話を鳴らすには?
「もしかしたら、何か緊急の用事かもしれない」と感じる、同じ人からの連続着信だけは受け取りたい、という時に役立つ機能があります。
それが「繰り返しの着信を許可」する設定です。
この機能をオンにしておくと、3分以内に同じ電話番号から2回目の着信があった場合に限り、おやすみモードが一時的に無効になって着信音が鳴る仕組みになっています。
iPhoneとAndroid、それぞれの設定方法を解説しますね。
【iPhoneでの設定方法】
- 「設定」アプリを開き、「集中モード」→「おやすみモード」の順に進みます。
- 「通知を許可」のカテゴリにある「連絡先」をタップします。
- 画面を少し下に送ると、「繰り返しの着信を許可」という項目があるので、その右側にあるスイッチをオン(緑色)にしてください。
【Androidでの設定方法】
- 「設定」アプリから「通知」→「おやすみ時間モード」と進みます。
- 「例外」や「割り込みを許可」といったメニューをタップします。
- 「リピート発信者」や「繰り返しの通話を許可」といった名前の項目があるので、そのスイッチをオンにします。
この設定は、まさに緊急時のためのセーフティーネットです。
例えば、普段は連絡先を登録していない保育園や学校からの緊急連絡など、本当に大事な用件は複数回かかってくることが多いですよね。
普段は静かな環境を保ちつつ、万が一の事態にはしっかり対応したいという方に、ぜひ設定をおすすめしたい機能です。
特定のアプリからの通知だけを許可する方法
おやすみモード中でも、仕事で使うチャットツールの通知や、家族と位置情報を共有しているアプリの通知は見逃したくない、ということがありますよね。
そういった特定のアプリだけを例外として許可する設定も、もちろん可能です。
これにより、自分にとって本当に重要な情報だけをフィルタリングして受け取ることができます。
【iPhoneでの設定方法】
- 「設定」アプリから「集中モード」→「おやすみモード」と進みます。
- 「通知を許可」のカテゴリに「App」という項目があるので、それをタップします。
- 「以下のAppからの通知を許可」が選ばれているのを確認し、「+追加」ボタンを押します。
- スマホにインストールされているアプリの一覧が表示されるので、通知を受け取りたいアプリを選んで、右上の「完了」をタップすればOKです。
【Androidでの設定方法】
- 「設定」アプリから「通知」→「おやすみ時間モード」へと進みます。
- 「例外」や「割り込みを許可」のメニューの中に、「アプリの通知」や「アプリ」といった項目があるのでタップします。
- 「+アプリを追加」のようなボタンを押して、通知を許可したいアプリをリストから選択します。
この設定を使えば、例えば仕事用のチャットアプリや、重要な予定を知らせてくれるカレンダーアプリなどを許可しておくことで、おやすみモードの快適さを損なわずに大事な用件をこなせます。
ただし、許可するアプリが多すぎるとおやすみモードの効果が薄れてしまうので、厳選することがポイントですよ。
スケジュール設定で自動的にオン・オフを切り替えるには?
毎日、寝る前に手動でおやすみモードをオンにして、朝起きたらオフにする、というのは少し面倒ですよね。
そんな手間を省いてくれるのが、スケジュール設定機能です。
決まった時間に自動でオン・オフを切り替えるように設定しておけば、つけ忘れや消し忘れの心配がなくなります。
【iPhoneでの設定方法】
- 「設定」アプリを開き、「集中モード」→「おやすみモード」と進みます。
- 「自動的にオンにする」というカテゴリの中にある「+新規スケジュールを追加」や「時刻」をタップします。
- おやすみモードを開始したい時刻と、終了したい時刻を設定します。
- さらに、このスケジュールを適用する曜日(毎日、平日のみ、週末のみなど)を細かく選ぶことができます。
- 設定が終わったら右上の「完了」をタップします。
【Androidでの設定方法】
- 「設定」アプリから「Digital Wellbeing」や「おやすみ時間モード」の項目を探します。
- 「スケジュール」や「就寝時間のルーティン」といったメニューをタップします。
- 「時間と曜日に基づく」などを選び、開始時刻、終了時刻、そして適用する曜日を設定します。
この機能を活用すれば、「平日の夜23時から朝7時までは自動でおやすみモードにする」といったように、自分のライフスタイルに合わせた自動化が可能です。
一度設定してしまえば、あとはスマホが自動で管理してくれるので、とても快適になりますよ。
意図せず解除されるのはどんな時?
おやすみモードを設定したはずなのに、いつの間にか解除されていて通知が来てしまった、という経験はありませんか?
意図せず解除されてしまうケースには、いくつかの典型的な原因が考えられます。
そのパターンを知っておくことで、次から防ぐことができますよ。
最も多い原因は、「スケジュールの終了時刻を過ぎた」ことです。
例えば、自動化スケジュールで「朝7時まで」と設定していた場合、7時になった瞬間に自動でおやすみモードはオフになります。
次に考えられるのは、「コントロールセンターでの誤操作」です。
時間などを確認しようとスマホの画面をつけた際に、無意識にコントロールセンター(画面の上からスワイプすると出てくるメニュー)にある月のマークのアイコンに触れてしまい、オフにしてしまうことがあります。
また、iPhoneの集中モード特有の原因として、「場所やアプリと連動した自動設定」が挙げられます。
例えば、「職場にいる間だけオン」という設定をしていた場合、職場から離れると自動で解除されます。
同様に、「特定のアプリを開いている間だけオン」という設定なら、そのアプリを閉じるとおやすみモードもオフになる仕組みです。
もし「勝手に解除されてしまう」と感じたら、まずは「集中モード」や「おやすみ時間モード」の設定画面を開いてみてください。
意図しないスケジュールや自動ルールが設定されていないか、一度確認してみることをおすすめします。
家族や恋人からの緊急の電話に気づくための設定は?
おやすみモードを使っていても、家族や恋人からの本当に緊急な電話だけは、絶対に見逃したくないですよね。
そのための設定は、これまでにご紹介した機能を組み合わせることで、万全の状態にすることができます。
大切なポイントは2つ、「特定の連絡先からの着信を許可する」ことと、「繰り返しの着信を許可する」ことです。
この両方を設定しておくことで、緊急時の連絡に気づける確率が格段に上がります。
具体的な設定方法を、おさらいしてみましょう。
【ステップ1:大切な連絡先を例外に設定する】
まず、何があっても電話に出たい家族や恋人を、通知が届く許可リストに追加します。
- iPhone:「設定」→「集中モード」→「おやすみモード」→「連絡先」から、許可したい人を追加。
- Android:「設定」→「通知」→「おやすみ時間モード」→「例外設定」から、「スター付きの連絡先」などを許可し、該当者を事前にスター付きに登録。
【ステップ2:繰り返しの着信を許可する】
次に、リストに登録していない人や、非通知、公衆電話からの緊急連絡にも備えるため、「繰り返しの着信」機能をオンにします。
- iPhone:「連絡先」の設定画面内にある「繰り返しの着信を許可」をオン。
- Android:「例外設定」の画面内にある「リピート発信者」をオン。
この2段構えの設定をしておけば、まず指定した大切な人からの電話はいつでも鳴ります。
それに加えて、誰からであっても3分以内に再度かかってきた「緊急性が高そうな電話」にも気づくことができます。
これなら、普段は通知に邪魔されずに自分の時間を大切にしながらも、もしもの時にはすぐに対応できるので、大きな安心感が得られますね。
おやすみモード 電話 まとめ
- おやすみモード中の電話は、着信音もバイブもなく、後から不在着信として通知されます。
- 電話をかけた相手には通常通りコール音が聞こえ、おやすみモードだとバレることはありません。
- iPhone・Androidともに、家族など特定の人だけ着信を許可する例外設定が可能です。
- LINE電話の着信も、例外設定をしない限り通常の電話と同じように通知されません。
- 緊急の用件に備え、同じ人からの繰り返しの着信があった場合のみ電話を鳴らす設定もできます。
- 国民保護に関わる緊急地震速報は、おやすみモードを設定していても強制的に鳴ります。
- スケジュール機能を活用すれば、毎日決まった時間に自動でオン・オフを切り替えられて便利です。