スマホの音声収集は、いくつかの簡単な設定でオフにすることが可能です。
この記事では、iPhoneとAndroid、それぞれのデバイスに合わせた具体的な停止手順を解説します。
気づかないうちに会話が記録される不安を解消し、プライバシーを守るための設定を見直しましょう。
設定が正しく行われたかの確認方法や、過去に記録された音声履歴の削除方法までわかります。
安心してスマホを使うための、すべての手順を一つずつ見ていきましょう。
スマホの音声収集をオフにする具体的な設定方法
- iPhoneの音声収集をオフにする全手順
- Androidの音声収集をオフにする簡単設定
- Googleアシスタントの音声収集を完全に停止させるには
- 「ウェブとアプリのアクティビティ」で音声録音をオフにする設定
- Siriからの音声収集を無効化する設定
- アプリごとのマイク設定を見直してオフにする方法
- オフライン音声認識を停止する手順
iPhoneの音声収集をオフにする全手順
iPhoneの音声収集は、主に「Siri」と「音声入力」の2つの機能をオフにすることで停止できますよ。
特に、意図せずSiriが起動して会話を聞かれてしまう、なんてことを防ぐために設定を見直しておくと安心です。
具体的な手順は、設定アプリから簡単に行えます。
以下の3つのステップで進めていきましょう。
- 「”Hey Siri”を聞き取る」をオフにする
- 設定アプリを開き、「Siriと検索」をタップします。
- 「”Hey Siri”を聞き取る」という項目のスイッチをオフ(白色)にしてください。
- これで、話しかけてもSiriが勝手に起動することはなくなります。
- Siriを完全にオフにする
- 同じく「Siriと検索」の画面で、「サイドボタン(またはホームボタン)を押してSiriを使用」のスイッチもオフにします。
- こうすることで、ボタンの長押しでもSiriは起動しなくなります。
- 「Siriをオフにする」という確認画面が出たら、タップして進めましょう。
- 音声入力をオフにする
- 次に、キーボードでの音声入力を無効にします。
- 設定アプリの「一般」から「キーボード」を選んでください。
- 画面を一番下までスクロールし、「音声入力を有効にする」のスイッチをオフにします。
- これで、キーボードに表示されるマイクのマークが消え、音声での文字入力ができなくなりますよ。
この3つの設定で、iPhoneがあなたの音声を収集する主な機能を止めることが可能です。
Androidの音声収集をオフにする簡単設定
Androidスマホの音声収集は、「Googleアシスタント」と「マイクの権限」の2つを見直すことで、簡単にオフにできます。
気づかないうちに会話が記録されているかも、と不安に思う方は、この設定を確認してみてくださいね。
操作は少し多いように感じるかもしれませんが、一つひとつはとてもシンプルです。
主にGoogleアプリの設定から行いますので、一緒に見ていきましょう。
- Googleアシスタントをオフにする
- まず、Googleアプリを開きます。
- 右上の自分のアイコンをタップし、「設定」を選んでください。
- 次に「Googleアシスタント」をタップします。
- 少し下にスクロールして「全般」という項目を探してタップしましょう。
- 一番上にある「Googleアシスタント」のスイッチをオフ(灰色)にします。
- これで、アシスタント機能が無効になりますよ。
- 「OK Google」での起動をオフにする
- アシスタントを完全にオフにしたくない場合は、呼び出しのきっかけとなる「OK Google」だけを無効にすることもできます。
- Googleアシスタントの設定画面で、「OK GoogleとVoice Match」を選びます。
- 「OK Google」のスイッチをオフにしてください。
- これで、スマホに話しかけてもアシスタントが反応しなくなります。
これらの設定で、Androidスマホが勝手に音声を拾う機会をぐっと減らすことができます。
次のステップで紹介する「ウェブとアプリのアクティビティ」の設定も合わせて行うと、さらに安心感が増しますよ。
Googleアシスタントの音声収集を完全に停止させるには
Googleアシスタントによる音声の収集を完全に止めたいなら、「音声アクティビティ」の保存をオフにすることが一番のポイントです。
これを設定しないと、アシスタントをオフにしても、過去のデータが残ったままになってしまうんですよ。
自分の声のデータがGoogleのサーバーに残っているのは、ちょっと気になりますよね。
設定は「Googleアカウント」の管理ページから行います。
少し分かりにくい場所にあるので、手順にそって進めていきましょう。
- Googleアカウントにアクセスする
- スマホの設定アプリから「Google」を選び、「Googleアカウントの管理」をタップします。
- または、ブラウザで「Googleアカウント」と検索してログインしても大丈夫です。
- アクティビティ管理を開く
- アカウントの管理画面で、「データとプライバシー」というタブをタップしてください。
- 「履歴の設定」という項目の中にある「ウェブとアプリのアクティビティ」を選びます。
- 音声アクティビティのチェックを外す
- 「ウェブとアプリのアクティビティ」の管理画面を下にスクロールすると、「サブ設定」という部分があります。
- ここに「音声アクティビティを含める」というチェックボックスがあるので、このチェックを外しましょう。
- 確認画面が表示されたら、内容を確認して「OK」や「オフにする」をタップします。
この設定を行うことで、今後Googleアシスタントや検索などで行った音声の操作が、Googleアカウントに記録されなくなります。
すでに保存されている音声データを削除する方法もあるので、気になる方はそちらも合わせて確認するのがおすすめですよ。
「ウェブとアプリのアクティビティ」で音声録音をオフにする設定
Googleのサービスを利用した際の音声録音が気になる方は、「ウェブとアプリのアクティビティ」の設定を見直すことがとても重要です。
実は、この設定がオンになっていると、Google検索やマップなどで音声を使った操作の記録が、お使いのGoogleアカウントに保存されてしまうことがあるんです。
これをオフにすることで、音声データがアカウントに紐づけて保存されるのを防げます。
設定はGoogleアカウントの管理ページから行いますので、安心のために確認しておきましょう。
- 「ウェブとアプリのアクティビティ」のページを開く
- スマホの設定から「Google」→「Googleアカウントの管理」と進みます。
- 「データとプライバシー」タブをタップし、「ウェブとアプリのアクティビティ」を選択してください。
- 音声録音の保存を停止する
- アクティビティの管理画面にある「音声アクティビティを含める」という項目のチェックを外します。
- チェックを外そうとすると、機能が制限される旨の案内が表示されることがあります。
- 内容をよく読んで、問題がなければ「音声アクティビティの保存を停止」をタップして完了です。
- アクティビティ自体をオフにする(オプション)
- もし、音声だけでなく検索履歴や閲覧履歴など、すべてのアクティビティを保存したくない場合は、「ウェブとアプリのアクティビティ」自体をオフにすることもできます。
- 管理画面の上部にある「オフにする」をタップし、指示に従って設定を進めてください。
ただし、アクティビティを完全にオフにすると、検索候補の表示やおすすめ情報の精度が下がるといった影響が出る可能性もあります。
まずは「音声アクティビティを含める」のチェックを外すことから始めてみるのが良いかもしれませんね。
Siriからの音声収集を無効化する設定
Siriからの音声収集を無効にするには、「Siriと音声入力の改善」への協力をやめる設定がカギになります。
AppleはSiriの精度向上のために、ユーザーの音声データの一部を分析することがあるのですが、この設定をオフにすれば、自分のデータが分析に使われることはなくなりますよ。
プライバシーが気になる方は、この設定を見直しておくと、より安心してiPhoneを使えるようになります。
設定はプライバシーの項目から行いますので、一緒に確認していきましょう。
- 「解析と改善」の項目を探す
- まず、iPhoneの設定アプリを開いてください。
- 画面を下にスクロールして、「プライバシーとセキュリティ」をタップします。
- さらに一番下までスクロールすると、「解析と改善」という項目があるので、これを選びましょう。
- 「Siriと音声入力の改善」をオフにする
- 「解析と改善」の画面に、さまざまなデータ共有のオン・オフを切り替えるスイッチが並んでいます。
- この中から「Siriと音声入力の改善」という項目を見つけて、スイッチをオフ(白色)にしてください。
これだけで、あなたのSiriや音声入力の利用データが、Appleのサーバーに送られて分析されることはなくなります。
この設定は、Siriの機能自体をオフにするわけではありません。
あくまで、品質改善のためのデータ提供を停止する設定です。
Siriの便利さはそのままに、プライバシーの安心感を高めることができるので、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。
以前に紹介したSiri自体をオフにする設定と合わせて行うと、さらに音声収集への対策が万全になります。
アプリごとのマイク設定を見直してオフにする方法
スマホにインストールしているアプリが、いつの間にかマイクにアクセスして音声を収集しているのでは、と不安に思うことはありませんか。
その対策として、アプリごとにマイクへのアクセス許可(権限)を見直し、不要なものはオフにすることがとても効果的です。
特に、音声通話や録音機能がないのにマイクの許可を求めてくるアプリは、注意が必要かもしれませんね。
設定はiPhoneもAndroidも簡単に行えますので、この機会に一度チェックしてみましょう。
【iPhoneの場合】
- 設定アプリを開き、「プライバシーとセキュリティ」をタップします。
- 項目の中から「マイク」を選んでください。
- マイクへのアクセスを許可しているアプリの一覧が表示されます。
- 許可を取り消したいアプリのスイッチをオフ(白色)にするだけで完了です。
【Androidの場合】(機種により少し表示が異なります)
- 設定アプリを開き、「アプリ」や「アプリと通知」をタップします。
- 「権限マネージャー」や「許可マネージャー」といった項目を選びましょう。
- 権限の一覧から「マイク」を選択します。
- マイクの利用を許可されているアプリが「常に許可」「アプリの使用中のみ許可」などのカテゴリに分かれて表示されます。
- 設定を変更したいアプリをタップし、「許可しない」を選べば完了です。
定期的にこのリストを見直して、使っていないアプリや、なぜマイクが必要なのかわからないアプリの権限はオフにしておくことをおすすめします。
セキュリティ対策の基本として、ぜひ習慣にしてみてくださいね。
オフライン音声認識を停止する手順
スマホの音声認識機能の中には、インターネットに接続していなくても使える「オフライン音声認識」というものがあります。
これをオフにすることで、スマホ本体に保存されている音声認識用のデータが削除され、意図しない場面での音声認識を防ぐことにつながりますよ。
特にAndroidスマホで、より徹底的に音声収集を止めたいと考えている方におすすめの設定です。
設定はGoogleアプリの中から行います。
少し階層が深い場所にありますが、手順通りに進めれば大丈夫です。
- Googleアプリの設定を開く
- まず、スマホにインストールされている「Google」アプリを開いてください。
- 右上の自分のプロフィールアイコンをタップし、表示されたメニューから「設定」を選びます。
- 「音声」の設定項目に進む
- 設定画面の中から「音声」という項目を探してタップしましょう。
- すると、音声アシスタントや言語に関するさまざまな設定項目が出てきます。
- オフライン音声認識を管理する
- 「音声」の設定画面の中に、「オフライン音声認識」という項目がありますので、これをタップしてください。
- すると、「インストール済み」や「自動更新」といったタブが表示されます。
- 「インストール済み」のタブに、「日本語」などの言語パックが表示されているはずです。
- 言語パックをアンインストールする
- インストールされている言語パック(例: 日本語)をタップします。
- 「アンインストールしますか?」という確認メッセージが表示されるので、「アンインストール」をタップしてください。
これで、スマホ本体に保存されていたオフライン音声認識用のデータが削除されます。
この設定をしても、オンラインでの音声認識は引き続き利用できますので安心してくださいね。
スマホの音声収集をオフに設定した後の効果と確認手順
- 録音された音声履歴を削除する方法
- スマホが勝手に録音していないか確認するには
- 音声収集がオフになっているかの最終確認
- スマホが監視されていないかチェックするポイント
- 盗聴を防ぐために今すぐできる対策とは
- 設定後も音声アシスタントが反応する場合の対処法
- OSアップデート後に再設定は必要?
録音された音声履歴を削除する方法
音声収集をオフにする設定をしても、これまでに録音されてしまった音声データは残ったままなんです。
プライバシーが気になるなら、この機会に過去の履歴もすっきり削除してしまいましょう。
GoogleとiPhone(Siri)で削除方法が違うので、それぞれの手順を紹介しますね。
【Googleの音声履歴を削除する手順】
- まず、「Googleマイアクティビティ」にアクセスします。ブラウザで検索するか、Googleアカウントの「データとプライバシー」からも移動できますよ。
- 「ウェブとアプリのアクティビティ」の管理画面に入ります。
- 画面を下にスクロールし、「アクティビティの管理」から「音声アクティビティ」を探して、履歴を削除するオプションを選びます。
- 期間を指定して削除したり、すべてのアクティビティを削除したりすることが可能です。
- また、「自動削除」を設定しておけば、3か月や18か月などの期間が過ぎたデータを自動で消してくれるので、今後の手間が省けておすすめですよ。
【Siriの音声履歴を削除する手順】
- iPhoneの設定アプリを開き、「Siriと検索」をタップします。
- 「Siriと音声入力の履歴」という項目を選んでください。
- 「Siriと音声入力の履歴を削除」という赤い文字をタップします。
- 確認画面が表示されるので、再度「履歴を削除」をタップすれば完了です。
GoogleもSiriも、一度削除した履歴は元に戻せないので注意してくださいね。
これで、過去の音声データに関する心配もなくなります。
スマホが勝手に録音していないか確認するには
スマホが勝手に録音していないかを確認する一番簡単な方法は、画面の上部に表示される「インジケーター」をチェックすることです。
最近のスマホには、マイクやカメラが作動しているときに、小さな印が点灯してお知らせしてくれる機能がついています。
これを知っておくだけで、意図しないアプリの動作に気づけるようになりますよ。
【iPhoneの場合】
- 画面の右上(時刻やバッテリー表示のあたり)に、オレンジ色や緑色の点が表示されたら、マイクやカメラが使用されているサインです。
- オレンジ色の点はマイク、緑色の点はカメラ(マイクも含む)が作動していることを意味します。
- コントロールセンターを開くと、どのアプリが直前にマイクを使用したかを確認できます。
【Androidの場合】
- こちらも画面右上に、緑色のマイクやカメラのアイコンが表示されます。
- このアイコンをタップしたり、クイック設定パネルを開いたりすると、どのアプリが権限を使用しているか詳しく見ることが可能です。(機種によって表示方法は異なります)
もし、何もアプリを操作していないのにインジケーターが点灯した場合は、バックグラウンドで何らかのアプリがマイクを動かしている可能性があります。
その際は、どのアプリが原因なのかを特定し、不要であればアプリのマイク権限をオフにしたり、アプリ自体を削除したりすることを検討しましょう。
日頃からこの小さなサインに気を配る癖をつけておくと、安心感が増しますね。
音声収集がオフになっているかの最終確認
これまで行ってきた設定が、本当に正しく反映されているか最終確認をしておきましょう。
設定したつもりでも、何かの操作ミスでオンのままだった、ということも考えられますからね。
いくつかの簡単なテストと設定画面の再チェックで、確実にオフになっているか確かめることができますよ。
以下のチェックリストを試してみてください。
- 音声アシスタントに話しかけてみる
- 「OK Google」や「Hey Siri」とスマホに話しかけてみましょう。
- アシスタントが起動しなければ、音声での呼び出し機能は無効になっています。
- ボタンを長押ししてみる
- iPhoneならサイドボタン、Androidならホームボタンや電源ボタンを長押ししてみてください。
- アシスタントが起動しないことを確認します。
- キーボードを確認する
- メモ帳など文字入力ができるアプリを開き、キーボードを表示させます。
- キーボード内にマイクのアイコンが表示されていなければ、音声入力機能はオフになっています。
- Googleアカウントの設定を再確認する
- 「Googleマイアクティビティ」にアクセスし、「ウェブとアプリのアクティビティ」の管理画面を開きます。
- 「音声アクティビティを含める」のチェックが外れていることを、もう一度目で見て確認しましょう。
これらの確認作業を行って、すべて問題なければ設定は完璧です。
これで安心してスマホを使うことができますね。
スマホが監視されていないかチェックするポイント
自分のスマホが、もしかして誰かに監視されているかも、と不安になったときのチェックポイントをいくつかご紹介します。
監視アプリなどが仕込まれている場合、スマホの動作に普段とは違うサインが現れることがあります。
決定的な証拠にはなりませんが、以下のような異変がないか確認してみてください。
- バッテリーの減りが異常に早い
- 特にスマホを使っていないのに、バッテリーの消耗が激しい場合、バックグラウンドで監視アプリが常に動いている可能性があります。
- 設定の「バッテリー」項目から、どのアプリが多く電力を消費しているか確認してみましょう。見慣れないアプリがあれば要注意です。
- データ通信量が急に増えた
- 監視アプリは、収集した情報を外部に送信するため、データ通信量が増加する傾向にあります。
- Wi-Fiに接続していない状態で、身に覚えのない通信量の増加がないかチェックしてみてください。
- スマホの動作が不自然
- 急に動作が重くなったり、フリーズしたり、勝手に再起動したりすることが増えた場合も注意信号です。
- また、自分が操作していないのに画面が点灯したり、アプリが起動したりするのも不審な兆候と言えます。
- インストールした覚えのないアプリがある
- アプリ一覧を隅々まで確認し、見慣れないアイコンや名前のアプリがないか探してみましょう。
これらの兆候が複数当てはまる場合は、一度専門の機関に相談するか、最終手段としてスマホの初期化を検討するのも一つの手です。
盗聴を防ぐために今すぐできる対策とは
スマホを使った盗聴や監視のリスクを減らすには、日頃からの基本的なセキュリティ対策が何よりも大切です。
特別なアプリを入れる前に、まずは誰でもすぐにできる対策から始めてみましょう。
難しいことは何もないので、ぜひ習慣にしてみてくださいね。
- 画面ロックを必ず設定する
- これが一番の基本です。パスコードや指紋認証、顔認証などで、他人が勝手にスマホを操作できないようにしましょう。
- 第三者が物理的にスマホを触れないようにすることが、不正なアプリを仕込まれるのを防ぐ第一歩です。
- 公式ストア以外からアプリをインストールしない
- iPhoneなら「App Store」、Androidなら「Google Play」以外からアプリをダウンロードするのは避けましょう。
- 公式サイトを装った偽サイトからアプリをインストールさせ、情報を盗み取る手口があります。
- OSとアプリは常に最新の状態に保つ
- OSやアプリのアップデートには、セキュリティ上の弱点を修正する重要な更新が含まれています。
- 面倒くさがらず、アップデートの通知が来たら早めに実行するように心がけましょう。
- 知らない人からのWi-Fiや不審なメールに注意
- 提供元が不明なフリーWi-Fiに安易に接続するのは危険です。通信内容を傍受される可能性があります。
- また、不審なメールに記載されたリンクを開いたり、添付ファイルをダウンロードしたりしないようにしましょう。
これらの基本的な対策を徹底するだけで、スマホの安全性は格段に高まりますよ。
設定後も音声アシスタントが反応する場合の対処法
音声収集の設定をオフにしたはずなのに、なぜか「OK Google」や「Hey Siri」にスマホが反応してしまうことがあります。
そんなときは、慌てずにいくつかの点を見直してみましょう。設定が完全でなかったり、他の機能が影響していたりする可能性があります。
主な原因と対処法は以下の通りです。
- 関連設定がオンのままになっている
- もう一度、GoogleアシスタントやSiriの設定画面を開き、音声で呼び出すためのスイッチが確実にオフになっているか確認してください。
- 見落としがちなのが、Androidの「Voice Match」やiPhoneの「”Hey Siri”を聞き取る」の設定です。
- Bluetoothイヤホンなどの周辺機器の設定
- ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチには、アシスタントを呼び出す機能がついているものが多いです。
- スマホ本体の設定はオフでも、接続している機器側の設定でアシスタントが起動してしまうことがあります。
- 各機器の専用アプリや設定を見直してみてください。
- 一度、設定をオンにしてからオフにし直す
- 何らかの不具合で、表示はオフなのに内部的にはオンになっているケースも稀にあります。
- その場合は、一度アシスタント機能をオンにしてから、再度オフに設定し直すことで正常に動作することがあります。
- スマホを再起動する
- 設定変更がうまくシステムに反映されていないだけの可能性もあります。
- 困ったときの基本ですが、一度スマホの電源を完全に切ってから再起動してみると、あっさり解決することもありますよ。
これらの対処法を試しても改善しない場合は、少し面倒ですが、関連する設定を一つずつ丁寧に見直していくことが解決への近道です。
OSアップデート後に再設定は必要?
OSをアップデートした後、せっかくオフにした音声収集の設定が元に戻ってしまわないか、心配になりますよね。
結論から言うと、ほとんどの場合、設定はそのまま引き継がれるので再設定の必要はありません。
ただ、念のために確認しておくと、より安心してスマホを使い続けられますよ。
特に、年に一度の大きなメジャーアップデート(iOS 18やAndroid 15など)の後は、設定項目が変更されたり、新しいプライバシー機能が追加されたりすることがあります。
そんなときは、以下のポイントをチェックする習慣をつけておくと良いでしょう。
- SiriやGoogleアシスタントの設定画面を一度開いてみる
- アップデート後、初めて設定画面を開いたときに、新しい機能に関する同意を求められることがあります。
- その際に、意図せず設定をオンにしてしまわないよう、内容をよく読んでから選択しましょう。
- もちろん、これまでオフにしていた設定がオンに戻っていないかも、ついでに確認します。
- マイクのプライバシー設定を確認する
- 「設定」→「プライバシー」からマイクの項目を開き、各アプリへのアクセス許可状況が変わっていないかチェックします。
基本的には、アップデートによって勝手に設定がオンに戻ることは考えにくいです。
AppleもGoogleも、ユーザーのプライバシー保護には力を入れていますからね。
ただ、「念のため確認する」というひと手間が、余計な心配をなくすコツです。
アップデートはセキュリティを守るためにとても重要なので、ためらわずに行い、その後にサッと設定を確認する流れをセットにしておきましょう。
スマホの音声収集をオフにするまとめ
- スマホの音声収集は、iPhoneもAndroidも簡単な設定でオフにできます。
- iPhoneでは「Siri」、Androidでは「Googleアシスタント」の設定を見直すのが基本です。
- Googleアカウントの「ウェブとアプリのアクティビティ」で音声録音の保存を停止させましょう。
- アプリごとにマイクへのアクセス許可を確認し、不要なものはオフにすることが監視対策に有効です。
- 設定後は、音声アシスタントに話しかけて反応しないか最終確認を行うと確実です。
- 過去の音声履歴は残るため、GoogleやSiriの設定から削除することでより安心できます。
- OSをアップデートした後も設定は維持されますが、念のため再確認する習慣をつけましょう。