「リンクを開くことができません」と表示されるのは、URLの間違いやサーバーダウン、端末側の設定など様々な原因が考えられます。
この問題は、原因を一つずつ切り分けて確認することで、解決することが可能です。
この記事では、考えられる主な原因と、スマートフォンやPC、LINEなどのアプリ別に試せる具体的な対処法を紹介します。
まずは簡単な再読み込みから試すことで、すぐに解決するケースも少なくありません。
一つずつチェックして、リンクが開けないストレスから解放されましょう。
「リンクを開くことができません」と表示される主な原因
- URLが無効になっている可能性は?
- 「安全ではありません」と警告が出る理由
- サーバーがダウンしている場合の確認方法
- 通信制限が原因かチェックする手順
- お使いのブラウザに問題がある場合の解決策
- セキュリティソフトがブロックしている場合の許可設定
- OSが古いバージョンのままだとどうなる?
URLが無効になっている可能性は?
リンクが開けないとき、まず考えられるのはURLそのものが間違っている可能性です。
URLはインターネット上の住所のようなものなので、一文字でも違うと目的地にたどり着けません。
例えば、ウェブサイトのアドレスが変更されたり、ページが削除されたりすると、以前のURLは無効になってしまいます。
また、メールやSNSで送られてきたURLを手で入力した場合、打ち間違いもよくある原因の一つです。
特に「l(エル)」と「1(イチ)」、「o(オー)」と「0(ゼロ)」などは見間違いやすいので注意が必要になります。
URLが途中で切れてしまっているケースも考えられます。
長いURLが改行によって分割され、一部分しかリンクとして認識されていないこともあります。
もし心当たりがある場合は、URL全体が正しくコピーできているか、もう一度確認してみてください。
ウェブサイトの管理者側の設定ミスで、リンクが間違っている場合もあります。
この場合は、残念ながら私たちユーザー側でできることはありません。
サイトのトップページから目的のページを探してみるのが、一番の近道かもしれませんね。
「安全ではありません」と警告が出る理由
「この接続ではプライバシーが保護されません」や「安全ではありません」といった警告が表示されるのは、サイトの安全性を証明する「SSLサーバー証明書」に問題があるからです。
SSLサーバー証明書は、ウェブサイトとあなたの通信を暗号化し、個人情報などを守るための大切な仕組みです。
この証明書が正しく導入されていないサイトにアクセスしようとすると、ブラウザが「このサイトは危ないかもしれないですよ」と教えてくれるのです。
証明書に問題が起こる主な原因は3つ考えられます。
1つ目は、証明書の有効期限が切れているケースです。
証明書には有効期限があり、サイト運営者が更新を忘れていると、期限切れで警告が出てしまいます。
2.つ目は、そもそも証明書が導入されていない場合です。
URLが「http://」で始まるサイトは、通信が暗号化されていないため、警告の対象になることがあります。
最近ではほとんどのサイトが「https://」で始まりますが、古いサイトなどではまだ見かけることがあります。
3つ目は、自己署名証明書など、信頼された第三者機関から発行されていない証明書を使っている場合です。
企業の内部ネットワークなどで使われることがありますが、一般的なウェブサイトでこれが出てきたら少し注意したほうが良いでしょう。
基本的には、この警告が出たサイトへのアクセスはおすすめできません。
どうしてもアクセスする必要がある場合は、個人情報の入力などは絶対に避けてくださいね。
サーバーがダウンしている場合の確認方法
アクセスしようとしているウェブサイトのサーバー自体が停止している(ダウンしている)と、リンクを開くことはできません。
サーバーダウンは、サイトへのアクセスが集中しすぎたり、メンテナンス作業中であったり、何らかの技術的なトラブルが原因で起こります。
この場合、私たちのスマホやパソコンに問題があるわけではないので、少し時間をおいてから再度アクセスを試みるのが基本的な対処法です。
でも、「これって自分だけが見られないの?それともみんな見られないの?」って気になりますよね。
そんなときは、他の人も同じ状況か確認できる便利なツールがあります。
例えば、「Down For Everyone or Just Me」といった海外のサイトや、X(旧Twitter)でサイト名を検索してみるのがおすすめです。
Xで検索すると、「〇〇(サイト名)見れない」「〇〇、サーバー落ちてる?」といった投稿が見つかることがあります。
同じような投稿がたくさんあれば、サーバーダウンの可能性が高いと判断できます。
もし友人や同僚など、周りに同じサイトを見ようとしている人がいれば、その人に状況を聞いてみるのも確実な方法です。
サーバーダウンが原因だった場合は、私たちにできることは残念ながらありません。
サイトの公式Xアカウントなどでお知らせが出ていないか確認しつつ、復旧するのを待つようにしましょう。
通信制限が原因かチェックする手順
スマホのデータ通信量が契約プランの上限を超えてしまい、通信速度が極端に遅くなっている(いわゆる「ギガ死」の状態)と、ページの読み込みに時間がかかりすぎてリンクが開けないことがあります。
特に画像の多いサイトや動画サイトへのリンクは、低速化した通信ではタイムアウトしてしまい、エラー画面が表示されがちです。
自分が通信制限にかかっているか確認するには、いくつかの簡単な方法があります。
まず、契約している携帯キャリアのマイページ(My docomo, My au, My SoftBankなど)にアクセスし、現在のデータ使用量を確認するのが一番確実です。
ほとんどのキャリアでは、アプリやウェブサイトから簡単にデータ残量を確認できます。
もう一つの簡単なチェック方法は、Wi-Fiに接続してみることです。
自宅や職場のWi-Fiに接続した状態で、さっき開けなかったリンクをもう一度開いてみてください。
もしWi-Fi環境下では問題なくページが表示されるなら、モバイルデータ通信の速度制限が原因である可能性が非常に高いです。
また、通信速度を測定するアプリやウェブサイトを使ってみるのも良いでしょう。
「スピードテスト」などのキーワードで検索すると、現在の通信速度を手軽にチェックできるサービスが見つかります。
測定結果が1Mbpsを下回るような極端に遅い速度だった場合、通信制限を疑ってみる必要があります。
もし通信制限が原因なら、追加でデータを購入するか、翌月になって制限が解除されるのを待つしかありません。
お使いのブラウザに問題がある場合の解決策
リンクが開けない原因が、今使っているウェブブラウザ(Safari, Chrome, Firefoxなど)自体にあることも少なくありません。
ブラウザの一時的な不具合であれば、アプリを完全に終了させてから再起動するだけで解決することがあります。
スマホの場合は、マルチタスク画面からブラウザアプリを上にスワイプして終了させ、もう一度アプリアイコンをタップして開いてみてください。
パソコンであれば、ブラウザのウィンドウを閉じるだけでなく、メニューから「終了」を選ぶか、タスクマネージャー(アクティビティモニタ)からプロセスを終了させると確実です。
また、ブラウザに溜まったキャッシュやCookieといった一時データが、動作に悪影響を及ぼしている可能性も考えられます。
これらのデータは、一度訪れたサイトを次に速く表示するために保存されるのですが、古くなったり壊れたりすると、かえってページの表示を妨げることがあるのです。
各ブラウザの設定メニューから、「閲覧履歴の削除」や「プライバシー」といった項目を探し、キャッシュやCookieを削除してみてください。
ただし、これを実行すると、各サイトのログイン状態が解除されたりするので、その点は注意が必要です。
ブラウザのバージョンが古い場合も、最新のウェブ技術に対応できずにリンクが開けない原因となります。
App StoreやGoogle Play、またはブラウザの公式サイトで、最新版へのアップデートが提供されていないか確認してみましょう。
セキュリティの観点からも、ブラウザは常に最新の状態に保つことをおすすめします。
セキュリティソフトがブロックしている場合の許可設定
パソコンやスマホにインストールしているセキュリティソフト(ウイルス対策ソフト)が、安全でないと判断したウェブサイトへのアクセスをブロックすることがあります。
これは、フィッシング詐欺サイトやウイルスが仕込まれた危険なサイトから私たちを守るための重要な機能です。
しかし、時には安全なサイトまで過剰に反応してしまい、誤ってブロックしてしまうケースもゼロではありません。
もし特定のリンクだけが開けない場合、セキュリティソフトが原因かもしれないと疑ってみましょう。
確認するには、一時的にセキュリティソフトの保護機能を無効にしてみるのが一番手っ取り早い方法です。
保護をオフにした状態でリンクを開くことができれば、原因はセキュリティソフトで間違いありません。
ただし、この方法は無防備な状態になるため、アクセスするサイトが絶対に安全だと確信できる場合にのみ、自己責任で行ってください。
原因が特定できたら、すぐに保護機能を元に戻しましょう。
そして、そのサイトを安全なサイトとしてセキュリティソフトに登録する「例外設定(許可リスト)」を行います。
設定方法はソフトによって異なりますが、一般的には「設定」や「オプション」メニューの中に、「除外リスト」「許可するウェブサイト」「セーフリスト」といった項目があります。
そこに、ブロックされてしまうサイトのURLを登録すれば、次回からは保護機能を有効にしたままでもアクセスできるようになります。
具体的な設定方法がわからない場合は、お使いのセキュリティソフトの名前と「例外設定」というキーワードで検索してみてください。
OSが古いバージョンのままだとどうなる?
お使いのスマートフォンやパソコンのOS(iOS, Android, Windows, macOSなど)が古いバージ超のままだと、それが原因でリンクが開けないことがあります。
OSは、デバイス全体の動作を管理する最も基本的なソフトウェアです。
古いOSは、最新のセキュリティ基準や通信技術に対応していないことがあるため、新しいウェブサイトとの相性が悪くなるのです。
例えば、ウェブサイトの安全性を保証する「SSL/TLS」という暗号化通信の仕組みは、日々進化しています。
ウェブサイト側が新しいバージョンの暗号化方式を採用した場合、古いOSではその通信を正しく処理できず、結果として「接続できません」といったエラーが表示されることがあります。
これは、安全な通信が確立できないために、ブラウザがアクセスをブロックしている状態です。
また、OSのアップデートには、ブラウザ本体や、ブラウザが利用する基本機能の更新も含まれています。
OSを最新に保つことは、単に新しい機能を使うためだけでなく、インターネットを安全かつ快適に利用するための土台を整えることにも繋がるのです。
お使いのデバイスでOSのアップデートが提供されていないか、設定画面から確認してみましょう。
iPhoneなら「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」、Androidなら「設定」→「システム」→「システムアップデート」といった項目からチェックできます。
アップデートは時間がかかる場合があるので、Wi-Fi環境と、充電が十分にある状態で実行することをおすすめします。
「リンクを開くことができません」と表示されたときの対処法
- まず試したい再読み込みの簡単な手順
- キャッシュクリアで不具合は解消する?
- iPhoneでリンクが開かない時の設定確認
- Androidスマホで試せる対処法一覧
- PCでハイパーリンクが開かない原因の特定方法
- LINEアプリ内でURLが開かない時の直し方
- Outlookでメールのリンクが開けない場合のチェック項目
- 自分が送ったURLを相手が開けないと言われたら
まず試したい再読み込みの簡単な手順
リンクが開かない、ページがうまく表示されない、そんな時に真っ先に試してほしいのが「再読み込み(リロード)」です。
これは、表示されているページをもう一度サーバーから読み込み直す操作で、一時的な通信エラーや表示の崩れなら、これだけで解決することがほとんどです。
やり方はとっても簡単なので、何かトラブルがあったら、まずこれを試すクセをつけると良いかもしれません。
スマートフォンでブラウザを使っている場合、画面の上部から下に向かって指をスワイプするだけで、ほとんどのアプリで再読み込みができます。
また、ブラウザのアドレスバーの横に、円を描くような矢印のアイコン(リロードボタン)があれば、それをタップしてもOKです。
パソコンのブラウザでも同様に、アドレスバーの近くにあるリロードボタンをクリックします。
もっと簡単な方法として、キーボードのショートカットキーを使うのも便利です。
Windowsなら「F5」キー、または「Ctrl」キーを押しながら「R」キーを押します。
Macの場合は、「command」キーを押しながら「R」キーを押してください。
この再読み込みで、ページの最新情報が読み込まれ、リンクが正しく機能し始めることがあります。
サイトのサーバーが一時的に混み合っていたり、ご自身の通信環境が少し不安定だったりした場合、最初のアクセスでは失敗しても、再読み込みで成功するケースは意外と多いのです。
本当に基本的な操作ですが、効果は絶大なので、ぜひ覚えておいてくださいね。
キャッシュクリアで不具合は解消する?
ブラウザに保存されている「キャッシュ」を削除(クリア)することで、リンクが開かない問題が解決する場合があります。
キャッシュとは、一度表示したウェブページの情報(画像やテキストなど)を、スマホやPC内に一時的に保存しておく仕組みのことです。
これにより、次に同じページを開くときに、わざわざサーバーから全てのデータをダウンロードしなくても、保存された情報を利用して素早く表示できるというメリットがあります。
しかし、この保存されたキャッシュデータが古くなったり、何かの拍子で壊れてしまったりすると、ウェブサイトの表示に悪影響を及ぼすことがあります。
例えば、サイト側でデザインやリンク先が変更されたのに、自分のブラウザは古いキャッシュを読み込もうとしてしまい、結果としてリンクが機能しない、といった状況が起こるのです。
そんな時は、キャッシュを一度きれいに削除して、まっさらな状態でページを読み込み直すことで、問題が解消される可能性があります。
キャッシュクリアの操作は、各ブラウザの設定メニューから行えます。
一般的には、「プライバシーとセキュリティ」や「閲覧履歴データの削除」といった項目の中にあります。
iPhoneのSafariであれば、「設定」アプリから「Safari」を選び、「履歴とWebサイトデータを消去」をタップします。
Chromeの場合は、アプリの設定から「プライバシーとセキュリティ」→「閲覧履歴データの削除」と進みます。
ただし、キャッシュをクリアすると、サイトの表示速度が一時的に遅くなったり、一部のサイトで再ログインが必要になったりする場合があるので、その点は覚えておいてくださいね。
iPhoneでリンクが開かない時の設定確認
iPhoneで急にリンクが開かなくなった場合、いくつかの設定を見直すことで解決できるかもしれません。
特にSafariで問題が起きているなら、まずは設定アプリを確認してみましょう。
最初にチェックしたいのは、「JavaScript」が有効になっているかです。
JavaScriptは、ウェブページに動きをつけたり、複雑な機能を実現したりするためのプログラムで、多くのサイトで利用されています。
これがオフになっていると、リンクがボタンとして機能しないなど、サイトが正しく表示されない原因になります。
確認方法は、「設定」アプリを開き、「Safari」→「詳細」と進み、「JavaScript」のスイッチがオン(緑色)になっているかチェックしてください。
次に、コンテンツブロッカーや広告ブロックアプリを入れている場合、それが原因でリンクを妨げている可能性も考えられます。
一度、それらの機能をオフにしてから、再度リンクを開けるか試してみてください。
「設定」→「Safari」→「機能拡張」から、各ブロッカーのオン・オフを切り替えられます。
また、あまりないケースですが、Safariの「ポップアップブロック」機能が、新しいタブやウィンドウで開くタイプのリンクを妨害していることもあります。
「設定」→「Safari」と進み、「ポップアップブロック」のスイッチを一時的にオフにして試してみるのも一つの手です。
これらの設定を確認しても改善しない場合は、iPhone本体の再起動や、前述したキャッシュクリア、OSのアップデートなども合わせて試してみてください。
Androidスマホで試せる対処法一覧
Androidスマートフォンでリンクが開けなくなったときは、いくつかの原因が考えられるので、一つずつ試せる対処法をチェックしていきましょう。
まず基本となるのが、Chromeなどお使いのブラウザアプリの再起動です。
アプリの一覧画面から完全に終了させて、もう一度開くだけで直ることもあります。
次に試したいのが、ブラウザのキャッシュクリアです。
データが溜まりすぎて不具合を起こしている場合、これを削除することで改善する可能性があります。
「設定」アプリ→「アプリ」→お使いのブラウザアプリ(例:Chrome)→「ストレージとキャッシュ」→「キャッシュを削除」の順で操作できます。
ブラウザアプリ自体が最新バージョンでない可能性も考えられます。
Google Playストアを開いて、Chromeなどのブラウザアプリに更新が来ていないか確認してみましょう。
アップデートすることで、バグが修正されて問題が解決する場合があります。
また、Androidでは「標準で開くアプリ」の設定が、意図せずリンクの動作を妨げていることがあります。
例えば、特定の種類のリンクが、対応していない別のアプリで開くように設定されているケースです。
「設定」アプリ→「アプリ」→「デフォルトのアプリ」→「リンクを開く」といった項目から、関連するアプリの設定を見直してみてください。
もし改善しない場合は、アプリの設定をリセットしてみるのも有効です。
「設定」→「アプリ」→該当アプリ→「ストレージとキャッシュ」で、「ストレージを消去」を選択すると、アプリが初期状態に戻ります。
ただし、ログイン情報なども消えるので最終手段として考えましょう。
PCでハイパーリンクが開かない原因の特定方法
パソコンでウェブサイト上のリンク(ハイパーリンク)をクリックしても反応しない、またはエラーが出る場合、原因を切り分けることで解決の糸口が見つかります。
まずは、そのリンクがどのブラウザでも開けないのか、特定のブラウザだけの問題なのかを確認しましょう。
いつも使っているブラウザ(例:Chrome)で開けないなら、別のブラウザ(例:Microsoft EdgeやFirefoxなど)を立ち上げて、同じリンクをコピー&ペーストして開けるか試してみてください。
もし別のブラウザでは問題なく開けるなら、原因はいつも使っているブラウザにある可能性が高いです。
その場合は、そのブラウザのキャッシュクリア、拡張機能の無効化、またはブラウザの再インストールなどを試すことになります。
拡張機能(アドオン)は便利なものが多いですが、時にウェブページの動作を妨害することがあるので、一度すべて無効にしてからリンクが開けるか確認してみるのがおすすめです。
どのブラウザを使っても同じリンクが開けない場合は、パソコン全体の設定や、ネットワーク環境に問題があるのかもしれません。
セキュリティソフトがリンク先をブロックしていないか、一時的に保護を無効にして試してみましょう。(※安全が確認できるサイトのみ)
また、会社のネットワークなどでは、特定のサイトへのアクセスが制限されていることも考えられます。
もし可能であれば、スマートフォンのテザリングなど、別のネットワークに接続して試してみることで、ネットワークが原因かどうかを切り分けられます。
これらの方法で、問題がブラウザにあるのか、PC全体の設定にあるのか、それともネットワーク環境にあるのかを特定し、適切な対処法に進むことができます。
LINEアプリ内でURLが開かない時の直し方
LINEのトーク画面で送られてきたURLをタップしても、ページが開かなかったり、真っ白な画面になったりすることがあります。
この場合、LINEアプリの一時的な不具合や、溜まったキャッシュが原因であることが多いです。
まず試してほしい一番簡単な方法は、LINEアプリの再起動です。
マルチタスク画面からLINEアプリを完全に終了させて、もう一度起動してからリンクを開いてみてください。
これだけであっさり解決することも少なくありません。
次に有効なのが、LINEアプリ内のキャッシュ削除です。
LINEは写真やスタンプ、トーク履歴など多くのデータを溜め込んでいるため、キャッシュが動作を重くしている可能性があります。
キャッシュを削除しても、トーク履歴や友だちリスト、写真などが消えることはないので安心してください。
操作方法は、LINEの「ホーム」タブ→右上の歯車アイコン(設定)→「トーク」→「データの削除」と進みます。
そこで「キャッシュ」の右側にある「削除」ボタンをタップすれば完了です。
また、LINEアプリ自体のバージョンが古いと、不具合が起きやすくなります。
App StoreやGoogle Playストアで、LINEアプリのアップデートが提供されていないか確認してみましょう。
もし、LINEの内蔵ブラウザ(リンクをタップした時にLINEアプリ内で開く画面)で問題が起きている場合は、設定を変更して、SafariやChromeなどの標準ブラウザで開くようにするのも一つの手です。
「設定」→「LINE Labs」の中に、「リンクをデフォルトのブラウザで開く」という項目があれば、それをオンにしてみてください。(※OSのバージョンによっては設定項目がない場合があります)
Outlookでメールのリンクが開けない場合のチェック項目
Microsoft Outlookで受信したメール内のハイパーリンクをクリックしても、ブラウザが起動しなかったり、エラーメッセージが出たりする場合があります。
この原因の多くは、Windowsの「既定のブラウザ」の設定にあります。
何かの拍子で既定のブラウザの設定が解除されたり、正しく認識されなくなったりすると、Outlookはどのブラウザでリンクを開けばよいか分からなくなり、エラーを起こしてしまうのです。
この問題を解決するには、既定のブラウザを再設定するのが最も効果的です。
Windowsの設定画面を開き、「アプリ」→「既定のアプリ」と進みます。
その中にある「Webブラウザー」の項目を見て、自分が普段使っているブラウザ(Chrome, Edgeなど)が正しく設定されているか確認してください。
もし違うブラウザが設定されていたり、何も設定されていなかったりした場合は、クリックして普段使いのブラウザを選択し直します。
設定を変更したら、一度パソコンを再起動してから、Outlookで再度リンクが開けるか試してみてください。
また、まれにOutlookのセキュリティ設定が厳しすぎて、リンクのクリック自体をブロックしているケースも考えられます。
Outlookの「ファイル」→「オプション」→「トラストセンター」→「トラストセンターの設定」を開き、「電子メールのセキュリティ」の項目などを確認してみましょう。
ただし、セキュリティ設定の変更はリスクも伴うため、よくわからない場合は触らない方が無難です。
まずは既定のブラウザの再設定から試してみることを強くおすすめします。
自分が送ったURLを相手が開けないと言われたら
自分が送ったリンクを、友人や同僚から「このリンク、開けないよ」と言われてしまった経験はありませんか?
この場合、相手側の環境に問題がある可能性もありますが、まずは自分の方でできることを確認してみましょう。
最初にチェックすべきは、送ったURLが本当に正しいか、そして完全な形で送れているかです。
まず、そのURLを自分自身のブラウザのシークレットモード(プライベートブラウジングモード)で開いてみてください。
シークレットモードではログイン情報やキャッシュが影響しないため、URLが一般公開されているページのものか、それともログインが必要なページのものかを客観的に確認できます。
もしシークレットモードで開けないなら、URLそのものが間違っている可能性が高いです。
次に、URLが途中で切れていないかを確認します。
長いURLは、メールやチャットアプリの仕様で、改行が入ってしまいリンクが途中で途切れてしまうことがよくあります。
相手には、URLの最初から最後まで、すべてをコピーしてブラウザのアドレスバーに貼り付けてもらうようにお願いしてみましょう。
また、短縮URLサービス(Bitlyなど)を使っている場合は、そのサービス自体に障害が発生している可能性もゼロではありません。
短縮する前の、元の長いURLを送って試してもらうのも一つの手です。
会員限定のページや、特定の権限がないと見られないページのURLを送ってしまっているケースも考えられます。
例えば、オンラインショッピングの購入完了ページや、自分がログインしている状態のマイページのURLを送っても、相手はアクセスできません。
誰でも見られるページかどうか、一度立ち止まって確認してから送るように心がけましょう。
「リンクを開くことができません」のまとめ
- リンクが開けない主な原因は、URLが無効、サーバーダウン、通信制限、ブラウザやOSの問題です。
- まずはページの再読み込みや、ブラウザ・アプリの再起動といった簡単な対処法から試しましょう。
- ブラウザに溜まったキャッシュをクリアすることで、表示の不具合が解消される場合があります。
- 「安全ではありません」と警告が出る場合は、サイトの証明書に問題があるためアクセスは慎重に行います。
- iPhoneやAndroidなどスマホで開かない時は、OSやアプリのアップデート、設定を確認します。
- PCでリンクが開かない場合は、既定のブラウザ設定やセキュリティソフトが原因の可能性があります。
- LINEやOutlookなど特定のアプリ内でURLが開けない時は、アプリのキャッシュ削除や設定変更が有効です。