着信拒否をしていないのに電話が繋がらない場合、原因はご自身のスマートフォン設定、相手の状況、または通信障害のいずれかが考えられます。
流れるアナウンスの種類によって、原因をある程度特定することが可能です。
この記事では、考えられる全ての原因と、iPhone・Android別の具体的な確認・対処方法を分かりやすくお伝えします。
まずは簡単な再起動や設定の見直しから試すことで、問題が解決することがよくあります。
どうしても解決しない場合の最終手段まで、順を追って見ていきましょう。
着信拒否してないのに電話が繋がらない場合に考えられる原因
- 何も設定してないのに電話が繋がらない主な原因一覧
- 流れるアナウンスの種類で原因を特定する方法
- 【自分編】考えられる設定ミスやスマートフォンの状態
- 【相手編】相手側の設定や状況が影響している可能性
- ドコモ・au・ソフトバンク等のキャリア別通信障害の確認方法
- 特定の番号からだけ着信できない場合の理由
- 携帯料金の未払いで利用停止になっていないか
何も設定してないのに電話が繋がらない主な原因一覧
何も設定した覚えがないのに電話が繋がらない場合、原因は大きく分けて「自分側」「相手側」「通信会社側」の3つに分けられます。
電話は、自分のスマートフォン、相手のスマートフォン、そしてその間を繋ぐ通信会社のネットワークがあって初めて成り立つものです。
そのため、この中のどこか1つにでも問題があると、電話は繋がらなくなってしまいます。
具体的な原因としては、以下のようなものが考えられます。
自分側の原因:
- スマートフォンの設定ミス(おやすみモードや機内モードなど)
- 端末の一時的な不具合や故障
- SIMカードの接触不良
- 携帯料金の未払いによる利用停止
相手側の原因:
- 電源がオフになっている、または圏外にいる
- 通話中である
- 意図的に着信を拒否されている
- 相手のスマートフォンに何らかの問題が発生している
通信会社側の原因:
- 通信障害の発生
- メンテナンスの実施
このように、原因は多岐にわたります。
まずは、問題がどこで起きているのかを冷静に切り分けていくことが、解決への一番の近道になりますよ。
流れるアナウンスの種類で原因を特定する方法
電話が繋がらないときに流れるアナウンスメッセージは、実は原因を特定するための大きなヒントになります。
通信キャリアは、繋がらない理由に応じて異なる種類のガイダンスを用意しているため、その内容を聞き分けることで、ある程度の状況を推測することが可能です。
代表的なアナウンスと、考えられる原因を以下にまとめました。
流れるアナウンスの内容 | 考えられる主な原因 |
---|---|
「プーッ、プーッ」という話し中の音 | 相手が通話中、または着信を拒否されている可能性。 |
「おかけになった電話は、電波の届かない場所におられるか、電源が入っていないためかかりません」 | 相手が圏外にいる、電源をオフにしている、または着信拒否設定。 |
「お客様のご都合により、おつなぎできません」 | 自分または相手の携帯料金が未払いで、利用が停止されている可能性が高いです。 |
「おかけになった電話番号は、現在使われておりません」 | 相手が電話番号を変更した、または解約した場合に流れます。 |
呼び出し音がならずにすぐに切れる | 相手に着信拒否をされている、または相手の端末に深刻なエラーが起きている可能性があります。 |
このように、ただ「繋がらない」と焦るのではなく、まずは流れてくるアナウンスに耳を傾けてみてください。
何が原因なのか見当がつけば、その後の対処もスムーズに進みます。
【自分編】考えられる設定ミスやスマートフォンの状態
着信拒否をしていないのに電話が繋がらない場合、意外と多いのが自分自身のスマートフォンの設定ミスや、一時的な不具合が原因であるケースです。
自分では何もしていないつもりでも、無意識のうちに設定を変更してしまっていることは少なくありません。
特に確認したいのは、以下の4つのポイントです。
- おやすみモード(iPhone)や集中モード(Android):
特定の時間帯や状況で通知をオフにする機能です。これがオンになっていると、着信音も鳴らず、相手には話し中のように聞こえることがあります。画面の上部に月のマークや人の形のマークが表示されていないか確認してみましょう。 - 機内モード:
全ての通信を遮断する機能です。これがオンになっていると、電話はもちろん、インターネットも利用できません。飛行機のマークが表示されていないかチェックしてください。 - 特定の番号のみ着信拒否:
過去に迷惑電話対策などで、特定の番号だけを着信拒否リストに登録したまま忘れている可能性があります。設定アプリ内の「電話」や「ブロック中の連絡先」といった項目を確認してみることをおすすめします。 - ストレージ容量の不足:
スマートフォンの空き容量が極端に少ないと、システム全体の動作が不安定になり、着信などの基本的な機能に影響が出ることがあります。不要な写真やアプリを整理して、容量を確保してみましょう。
まずはこれらの基本的な設定を見直すだけで、問題が解決することがよくありますよ。
【相手編】相手側の設定や状況が影響している可能性
自分のスマートフォンに何も問題が見当たらない場合、次に考えられるのは電話をかけている相手側の状況です。
当然ですが、相手が電話を受けられる状態でなければ、何度かけても繋がることはありません。
相手側に原因があると考えられるケースには、以下のようなものが挙げられます。
- 電源がオフになっている:
単純にスマートフォンの充電が切れている、または意図的に電源を落としている状態です。 - 電波が届かない場所にいる:
地下やトンネルの中、山間部など、電波が不安定な場所にいると電話は繋がりません。 - 機内モードに設定している:
飛行機に乗っている最中や、何かの理由で意図的に通信を遮断している可能性があります。 - 通話中である:
別の人と電話で話している最中は、当然ながら繋がりません。話し中の「プーッ、プーッ」という音がします。 - 着信を拒否されている:
残念ながら、あなたからの電話を意図的にブロックしている可能性も考えられます。この場合、相手には着信があったことすら通知されないことが多いです。 - 相手の料金が未払いで利用停止中:
相手が携帯電話の料金を支払っておらず、キャリアからサービスの利用を止められている場合もあります。
これらの原因は、こちらから直接確認することが難しいものばかりです。
もし急ぎの用事であれば、SMSやLINEなど、別のコミュニケーション手段を使って「電話したんだけど、繋がらなかったよ」と一度メッセージを送ってみるのが確実かもしれませんね。
ドコモ・au・ソフトバンク等のキャリア別通信障害の確認方法
自分にも相手にも特に心当たりがないのに電話が繋がらないときは、利用している携帯電話会社の通信障害が原因かもしれません。
大規模な通信障害や、夜間のメンテナンス作業などが発生している場合、一時的に電話が使えなくなることがあります。
このような場合、自分で何かを試しても状況は改善しないため、まずは公式の情報を確認することが大切です。
各キャリアの通信障害やメンテナンスの情報は、以下の方法で確認できます。
- 公式サイトの障害情報ページを確認する:
各社の公式サイトには、必ず障害情報を掲載するページが用意されています。「〇〇(キャリア名) 通信障害」と検索するのが早くて確実です。- NTTドコモ:「重要なお知らせ(通信障害等)」
- au (KDDI):「通信障害等に関するお知らせ」
- ソフトバンク:「障害・メンテナンス情報」
- 楽天モバイル:「通信障害・メンテナンスのお知らせ」
- 公式SNSアカウントを確認する:
X(旧Twitter)などの公式アカウントは、障害発生時にリアルタイムで情報を発信することが多いです。公式サイトよりも情報が早い場合があるので、合わせてチェックすると良いでしょう。 - ニュース速報などを確認する:
社会的に影響の大きい大規模な障害の場合は、テレビやネットニュースでも報じられます。
もし通信障害が原因だった場合は、残念ながら私たちにできることはなく、復旧を待つしかありません。
まずは情報を確認して、落ち着いて状況を見守りましょう。
特定の番号からだけ着信できない場合の理由
不特定多数ではなく、なぜか特定の決まった人からだけ電話がかかってこない、繋がらないという場合は、その番号に特化した何らかの設定が原因である可能性が高いです。
全体的な設定ではなく、個別の番号に対する設定を一度見直してみる必要があります。
考えられる主な理由は以下の通りです。
- 個別の番号を着信拒否している:
これが最も可能性の高い原因です。以前に迷惑電話として登録したり、間違って操作してしまったりして、着信拒否リストにその番号が入ったままになっているかもしれません。iPhoneなら「設定」→「電話」→「ブロックしている連絡先」、Androidなら電話アプリの設定内にある「ブロック」などの項目を確認してみましょう。 - 非通知からの着信を一括で拒否している:
相手の方が何らかの理由で電話番号を非通知にしてかけている場合、スマートフォン側で「非通知の着信をすべて拒否する」設定がオンになっていると繋がりません。この設定は、キャリアが提供するサービスの場合もあります。 - キャリアの迷惑電話撃退サービスに登録している:
各キャリアが提供している迷惑電話対策サービス(例:ドコモの「迷惑電話ストップサービス」など)に、該当の番号を登録してしまっているケースも考えられます。
心当たりがある場合は、まず自分のスマートフォンの着信拒否リストにその番号がないかを確認してみてください。
それでも解決しない場合は、相手の方に連絡が取れるのであれば、非通知で発信していないかなどを確認してもらうのが良いでしょう。
携帯料金の未払いで利用停止になっていないか
もし携帯電話料金の支払いをうっかり忘れていると、それが原因で電話の着信ができなくなることがあります。
支払い期日を過ぎて一定の期間が経つと、通信キャリアはサービスの利用を停止する措置を取ります。
この利用停止の状態になると、自分から電話をかけることができなくなるだけでなく、相手からの着信も受けられなくなってしまいます。
利用停止の際によく聞かれるアナウンスは、「お客様のご都合により、おつなぎできません」というメッセージです。
支払い期日を過ぎてすぐに止まるわけではなく、通常はハガキやSMSで督促の通知が届いた後に停止されるのが一般的です。
利用停止には段階があり、最初は発信やデータ通信ができなくなり、それでも支払いがない場合に次いで着信も停止される、という流れになることが多いです。
Wi-Fi環境下ではインターネットが使えるため、普段あまり電話を使わない人だと、利用停止に気づきにくいケースもあります。
もし心当たりがある場合は、My docomoやMy au、My SoftBankといった各キャリアの契約者向けサイトにログインして、ご自身の支払い状況を確認するのが最も確実です。
未払いが原因であれば、コンビニ払いやクレジットカードなどで料金を支払うことで、通常は数時間以内にサービスの利用が再開されます。
着信拒否してないのに電話が繋がらないときの確認・対処方法
- 最初に試すべきスマートフォンの再起動と初期対応
- 【iPhone】おやすみモード・集中モードの設定確認と解除手順
- 【Android】サイレントモードや通知設定の見直し方
- 意外と見落としがちな機内モードのオン・オフを確認
- SIMカードの接触不良や故障を疑うべき症状
- 留守番電話サービスの設定が影響していないかチェック
- どうしても解決しない場合の最終確認手段
- 相手にブロックされているか確認する術はある?
最初に試すべきスマートフォンの再起動と初期対応
電話が繋がらない原因がよくわからないとき、まず最初に試してほしいのがスマートフォンの再起動です。
なんだ、そんなことかと思うかもしれませんが、一時的なシステムの不具合やバックグラウンドで動いているアプリの干渉など、多くの軽微な問題は再起動するだけであっさり解決することがよくあります。
難しい設定をいじる前に、一度電源を完全にオフにして、少し時間をおいてから再び電源を入れてみてください。
これだけで、電波を正常に掴み直して問題が解消されるケースは非常に多いです。
再起動と合わせて試したい簡単な初期対応としては、以下のようなものがあります。
- 機内モードのオン・オフ:
一度機内モードをオンにして全ての通信を遮断し、30秒ほど待ってからオフに戻すことで、通信機能がリセットされます。 - Wi-Fiのオン・オフ:
Wi-Fiに接続している場合、一度オフにしてモバイルデータ通信に切り替えて電話をかけてみるのも有効です。
これらの方法は、専門的な知識もいらず、誰でもすぐに試せる対処法です。
複雑な原因を考える前に、まずはこの「再起動」と「通信機能のリセット」から始めてみましょう。
【iPhone】おやすみモード・集中モードの設定確認と解除手順
もしお使いのスマートフォンがiPhoneの場合、「おやすみモード」や「集中モード」がオンになっていることが電話が繋がらない原因かもしれません。
これらの機能は、仕事や睡眠に集中したいときなどに、着信音や通知が鳴らないようにする便利な機能ですが、意図せず有効になっていると大切な電話も受けられなくなってしまいます。
設定されていると、相手には通話中のようなアナウンスが流れることがあります。
確認と解除の方法はとても簡単です。
- 画面の右上隅から下にスワイプして「コントロールセンター」を開きます。
- 月のマークや人の形をしたアイコンが表示されている「集中モード」の項目を探します。
- もしオンになっていたら、そのアイコンをタップするだけで簡単にオフに切り替えられます。
また、「設定」アプリから「集中モード」を選択すると、特定の時間帯や場所で自動的にモードがオンになるようにスケジュール設定されている可能性もあります。
もし特定の時間になると電話が繋がらなくなる、という場合は、このスケジュール設定を見直してみてください。
普段あまり使わない機能だからこそ、一度確認してみることをおすすめしますよ。
【Android】サイレントモードや通知設定の見直し方
Androidのスマートフォンをお使いの場合、「サイレントモード」やそれに類する通知設定が原因で、着信に気づかなかったり、電話が繋がらなかったりすることがあります。
これらのモードは、会議中や就寝中など、音や振動を鳴らしたくないときに非常に便利ですが、解除し忘れると普段の着信も受けられなくなってしまいます。
まずは、クイック設定パネルで確認してみましょう。
画面の上部から下にスワイプすると出てくるパネルに、「サイレントモード」や「通知のミュート」、「DND(Do Not Disturb)」といったアイコンがないか確認してください。
もし有効(オン)になっていたら、アイコンをタップして簡単に解除できます。
機種によっては、より詳細な設定が可能な場合もあります。
「設定」アプリの中から「サウンド」や「通知」といった項目を開いてみてください。
そこでは、特定の連絡先からの着信は許可する、といった例外ルールを設定したり、特定の曜日や時間帯に自動でサイレントモードになるようスケジュールしたりできます。
自分では設定したつもりがなくても、いつの間にか有効になっていることもあるので、一度設定内容全体を見直してみると、思わぬ原因が見つかるかもしれません。
意外と見落としがちな機内モードのオン・オフを確認
着信拒否もしていないし、特に設定をいじった覚えもないのに電話が繋がらない…。そんな時に意外と見落としがちなのが「機内モード」です。
機内モードは、その名の通り飛行機に乗る際に使う機能で、これをオンにすると電話やモバイルデータ通信、Wi-Fi、Bluetoothといった全ての通信機能が一括でオフになります。
もちろん、この状態では電話をかけたり受けたりすることはできません。
自分で設定したつもりがなくても、カバンの中で何かに触れてしまったり、ふとした瞬間に誤って画面をタップしてしまったりして、意図せずオンになっていることがたまにあります。
確認方法はとても簡単で、スマートフォンの画面の上部、ステータスバーに「飛行機のマーク」が表示されていないか見るだけです。
もし飛行機のマークが表示されていたら、それが原因です。
iPhoneならコントロールセンター、Androidならクイック設定パネルを開いて、飛行機のアイコンをタップすればすぐにオフにできます。
ちなみに、この機内モードのオン・オフは、通信環境を強制的にリセットする効果もあります。
電波の調子が悪いなと感じた時に一度試してみるのも、手軽なトラブルシューティングとして有効ですよ。
SIMカードの接触不良や故障を疑うべき症状
いろいろな設定を確認しても全く改善しない場合、少し厄介ですが、スマートフォンの中に入っている「SIMカード」の不具合を疑う必要があります。
SIMカードは、あなたの電話番号などの契約情報が記録されている小さなICカードで、これが正しく認識されないと通話やデータ通信は一切できません。
SIMカードの不具合を疑うべき症状としては、以下のようなものが挙げられます。
- 画面のステータスバーに「SIMなし」や「無効なSIM」と表示される
- 電波のアンテナマークが常に「×」や圏外表示になっている
- 再起動しても一時的にしか電波を掴まない
もしこのような症状が出ている場合は、一度SIMカードの抜き差しを試してみましょう。
- まず、スマートフォンの電源を必ずオフにします。
- 本体の側面にある小さな穴に、付属のSIMピンを差し込んでSIMトレイを取り出します。
- SIMカードを取り出し、金色のICチップ部分を乾いた柔らかい布で優しく拭いてみてください。
- 正しい向きでSIMカードをトレイに戻し、本体にしっかり挿入します。
- 電源を入れ直し、正常に電波を認識するか確認します。
これで改善しない場合は、SIMカード自体の故障や、スマートフォン本体の読み取り部分の故障が考えられます。
その際は、契約している携帯電話会社のショップに相談してくださいね。
留守番電話サービスの設定が影響していないかチェック
かけてきた相手から「呼び出し音が鳴らずに、すぐに留守番電話サービスに繋がるよ」と言われた場合は、留守番電話サービスや転送でんわサービスの設定が原因かもしれません。
通常、留守番電話は一定時間呼び出し音が鳴った後に繋がります。
しかし、「呼び出し時間」を「0秒」に設定していると、着信があった瞬間に即座に留守番電話に転送されてしまうのです。
これでは、電話に出る暇がありませんよね。
また、「無条件転送」という設定がオンになっている可能性もあります。
これは、かかってきた電話をすべて、問答無用で指定した別の番号(この場合は留守番電話センター)に転送する機能です。
これらの設定は、スマートフォン本体の設定ではなく、ドコモやau、ソフトバンクといった通信キャリアが提供しているサービスです。
そのため、設定の確認や変更は、各キャリアが定めた専用の番号に電話をかけて、音声ガイダンスに従って操作するのが一般的です。
例えば、ドコモなら「1417」に発信して留守番電話の設定を確認・変更できます。
各キャリアの公式サイトで「留守番電話 設定」などと検索すれば、詳しい操作方法が見つかります。
心当たりがある方は、一度ご自身の契約キャリアのサービス設定を見直してみましょう。
どうしても解決しない場合の最終確認手段
ここまでご紹介したすべての対処法を試しても、一向に電話が繋がらない…。
そうなると、残念ながらソフトウェアの単純な設定ミスではなく、スマートフォン本体の故障や、より複雑な通信契約上の問題が発生している可能性が高いです。
こうなってしまうと、自力での解決は難しいかもしれません。
そんな時は、無理せず専門家の力を借りるのが一番の近道です。
具体的な相談先としては、以下のような場所が考えられます。
- 契約している通信キャリアのショップ(ドコモショップ、au Style、ソフトバンクショップなど)
- スマートフォンのメーカーのサポート窓口(Apple Storeやメーカー公式サイト)
- 街のスマートフォン修理専門店
どこに相談に行く場合でも、スムーズに話を進めるために、事前に以下の情報を整理しておくと良いでしょう。
- いつ頃から、どんな状況で繋がらないのか
- 特定の相手からだけか、不特定の相手からか
- 相手にはどんなアナウンスが流れると言われたか
- これまでに自分で試した対処法
これらの情報をメモにまとめておけば、店員さんにも状況が伝わりやすく、原因の特定が早まるはずです。
一人で抱え込まず、プロに診断してもらいましょう。
相手にブロックされているか確認する術はある?
特定の相手にだけ電話が繋がらない場合、もしかしてブロックされている…?と不安になってしまいますよね。
正直にお伝えすると、「あなたが相手にブロックされているか」を100%確実に知るための、公式な方法というものは残念ながら存在しません。
プライバシー保護の観点から、ブロックしたことが相手に通知されないように作られているからです。
しかし、ブロックされている可能性が高いかどうかを推測するための、いくつかのヒントはあります。
- 呼び出し音が全く鳴らずに、すぐに話し中(プープーという音)になる。
- 呼び出し音が鳴らずに、すぐに留守番電話サービスに接続される。
- 何度かけても、いつかけても、常に同じ状況が続く。
- SMS(ショートメッセージ)を送っても、相手に届いている様子がない。
- LINEなどのメッセージアプリで、送ったメッセージがいつまでも「既読」にならない。
ただし、これらの状況は、相手が「電源をオフにしている」「圏外にいる」「おやすみモード中」といった場合と非常によく似ています。
そのため、これらのサインだけで「絶対にブロックされている」と決めつけてしまうのは早計です。
もし共通の友人がいるなら、それとなく様子を聞いてもらうのも一つの手ですが、一番良いのは、決めつけずに少し時間を置いてみることかもしれません。
着信拒否してないのに電話が繋がらないまとめ
- 電話が繋がらない原因は「自分」「相手」「通信会社」の3つに大きく分けられます。
- 流れるアナウンスの種類を聞き分けることで、原因を特定するヒントになります。
- iPhoneのおやすみモードやAndroidのサイレントモードなど、意図しない設定が原因の場合があります。
- 特定の番号からだけ着信できない場合は、個別の着信拒否リストを確認してください。
- 相手が圏外にいる、通話中、または電源オフの可能性も考えましょう。
- 携帯料金の未払いで利用停止になっていないか、一度支払い状況を確認することも大切です。
- あらゆる対処法を試しても解決しない場合は、契約キャリアのショップへ相談するのが確実です。