スマートフォンのバッテリーセーバーを常にオンにすると、充電の持ちは良くなります。
しかし、処理速度の低下やLINEなどの通知が遅れるといったデメリットも存在します。
この記事では、バッテリーセーバーを常にオンにした場合のメリットと、パフォーマンスや通知に与える影響を詳しくお伝えします。
Android・iPhoneそれぞれの設定方法や、バッテリー寿命は縮むのか、といった疑問にもお答えします。
あなたの使い方に合った最適な設定を見つける手助けとなれば幸いです。
バッテリーセーバーを常にオンにするとどうなる?デメリット一覧
- そもそもバッテリーセーバー(低電力モード)とは?
- 常にオンにするメリットはある?
- パフォーマンスや処理速度はどのくらい低下する?
- LINEやメールの通知が来ない・遅れるって本当?
- アプリのバックグラウンド更新が制限される影響は?
- バッテリーの寿命は縮む?それとも延びる?
- 位置情報(GPS)の精度に影響はでる?
- 画面の明るさや表示への影響は?
そもそもバッテリーセーバー(低電力モード)とは?
バッテリーセーバーとは、スマートフォンのバッテリー消費を抑えるために、一部の機能を自動で制限してくれる便利な機能のことです。
iPhoneでは「低電力モード」という名前で呼ばれていますね。
この機能をオンにすると、スマホがバックグラウンドで行っているいくつかの活動を控えめにして、バッテリーの減りを緩やかにしてくれますよ。
具体的には、以下のような動作が制限されることが一般的です。
- メールの自動受信
- アプリの自動更新
- CPUの処理速度
- 画面の明るさ
- 一部の視覚効果(アニメーションなど)
例えば、あなたが特にスマホを操作していなくても、メールアプリは新しいメールが来ていないか定期的に確認しに行っています。
バッテリーセーバーは、こうした「見えないところでの頑張り」を少しお休みさせて、バッテリーを長持ちさせる仕組みなんです。
普段はあまり意識しないかもしれませんが、スマホは私たちが快適に使えるように、裏側でたくさんの通信や処理を行っています。
バッテリーセーバーは、その中から「今すぐじゃなくても大丈夫かな」という部分を賢く見極めて、一時的にストップさせてくれる省エネモードと考えると分かりやすいかもしれません。
常にオンにするメリットはある?
バッテリーセーバーを常にオンにしておく一番のメリットは、充電の頻度を減らせることです。
バッテリーの消費が緩やかになるため、一度の充電でスマホを使える時間が長くなります。
これにより、外出先で「充電がない!」と慌てる場面が少なくなるのは嬉しいポイントですね。
また、長期的な視点で見ると、バッテリーの寿命を延ばす効果も期待できます。
スマホのバッテリーは、充電を繰り返すことで少しずつ劣化していく性質があります。
バッテリーセーバーで充電の回数そのものを減らせれば、バッテリーの劣化を遅らせることにも繋がるでしょう。
具体的に考えられるメリットをリストアップしてみますね。
- 1回の充電でスマホが使える時間が延びる
- モバイルバッテリーを持ち歩く手間や荷物が減る
- 充電する回数が減り、バッテリーの劣化を遅らせる可能性がある
- スマホを使う必要最低限の機能に絞られ、デジタルデトックスになることも
特に「スマホをつい触りすぎてしまう」という方にとっては、少し動作が遅くなることで、逆にスマホから離れる良いきっかけになるかもしれません。
このように、バッテリーセーバーを常にオンにすることには、単に電池を長持ちさせるだけでなく、私たちのスマホとの付き合い方にも良い影響を与えてくれる可能性があるんですよ。
パフォーマンスや処理速度はどのくらい低下する?
バッテリーセーバーをオンにすると、スマートフォンの処理速度、つまりパフォーマンスは確実に低下します。
これは、バッテリー消費を抑えるために、スマホの頭脳にあたるCPUの性能を意図的に制限するためです。
どれくらい遅くなるかは機種や状況によりますが、体感として「少し動きがカクカクするな」と感じるレベルの変化があります。
具体的には、以下のような場面で遅れを感じやすくなるでしょう。
- アプリを起動するときの読み込み時間
- 複数のアプリを切り替えながら使うときの反応
- ウェブサイトやSNSの画像を読み込むとき
- 文字入力の際のキーボードの表示
特に、普段からゲームアプリで遊んだり、動画編集のような重い作業をしたりする方にとっては、このパフォーマンス低下は大きなストレスに感じるかもしれません。
例えば、いつもは一瞬で開くアプリが1〜2秒待たされる、画面のスクロールが滑らかでなくなる、といったイメージです。
一方で、電話やLINEでの簡単なメッセージ交換、ウェブサイトの閲覧が中心といった使い方であれば、それほど気にならないという人もいます。
要するに、バッテリーセーバーによるパフォーマンス低下は、スマホのヘビーユーザーほど影響を大きく感じやすいと言えます。
自分のスマホの使い方を一度振り返ってみて、この「少しのもっさり感」が許容できる範囲かどうかを考えてみるのが良さそうですね。
LINEやメールの通知が来ない・遅れるって本当?
本当です。バッテリーセーバーを常にオンにしていると、LINEやメールなどの通知がリアルタイムで届かなくなったり、遅れたりすることがあります。
これは、バッテリーセーバーの機能の一つである「バックグラウンド通信の制限」が原因です。
通常、スマホはアプリを閉じていても、新しい情報がないかを定期的にインターネットへ確認しに行っています。
このおかげで、私たちは新しいLINEメッセージやメールが届けばすぐに通知を受け取れるのです。
しかし、バッテリーセーバーはこの確認の頻度を大幅に減らしたり、場合によっては完全に停止させたりします。
その結果、何が起こるかというと…
- LINEのメッセージが来てもすぐに通知音が鳴らない
- メールを受信しても、アプリを開くまで気づかない
- ニュース速報やセールの通知が、終わった頃に届く
といった事態が発生しやすくなります。
例えば、友人からの「今どこ?」というLINEにすぐ返信したい場面や、仕事の緊急メールを待っている状況では、この通知の遅れはかなり困りますよね。
実際にアプリを開けば新着メッセージは受信できるのですが、「通知が来ないから気づかなかった」ということが起こるわけです。
ただし、電話の着信は通常通り知らされることが多いです。
この通知の遅れは、バッテリーセーバーのデメリットの中でも特に日常生活への影響が大きい部分です。
緊急の連絡を待つことが多い方や、通知をすぐに確認したい方は、常にオンにするのは少し考えた方が良いかもしれません。
アプリのバックグラウンド更新が制限される影響は?
アプリのバックグラウンド更新が制限されると、アプリを開いたときに表示される情報が最新のものでなくなります。
「バックグラウンド更新」とは、あなたがアプリを直接操作していない間に、アプリが自動で新しい情報を読み込んでおく機能のことです。
この機能が制限されることで、具体的には次のような影響が出てきます。
- ニュースアプリを開いても、少し前のニュースが表示される
- SNSを開いたとき、タイムラインがすぐに更新されない
- 地図アプリで、現在地が正確に反映されるまで時間がかかる
- クラウドストレージのファイルが自動で同期されない
例えば、朝起きてすぐに天気予報アプリを開いたとします。
バックグラウンド更新が有効なら、あなたが寝ている間に最新の天気情報が読み込まれているので、すぐに今日の天気が分かります。
しかし、更新が制限されていると、アプリを開いてから「更新ボタン」を押したり、しばらく待ったりしないと、昨日の古い情報のまま表示されてしまうことがあるのです。
これは、バッテリー節約のために「アプリが開かれたときに、初めて情報を取得しにいく」という動作に変わるためです。
この影響は、情報の鮮度が重要なアプリほど大きく感じられます。
SNSで友達の最新の投稿をチェックしたい時や、電車の運行情報をリアルタイムで知りたい時などには、少し不便に感じるでしょう。
常に最新の情報をすぐに手に入れたい、という使い方をしている方にとっては、バックグラウンド更新の制限はデメリットに感じられる部分ですね。
バッテリーの寿命は縮む?それとも延びる?
バッテリーセーバーを常にオンにすることが、直接バッテリーの寿命を縮めることはありません。
むしろ、使い方によってはバッテリーの寿命を延ばす助けになる可能性があります。
スマホのバッテリーが劣化する主な原因は「充電サイクル」の回数と「熱」です。
充電サイクルとは、バッテリーを0%から100%まで充電するのを1回と数える考え方です。
この充電を繰り返すほど、バッテリーは少しずつ蓄えられる電気の最大量が減っていきます。
バッテリーセーバーを常にオンにすると、バッテリーの消費が抑えられ、充電する頻度そのものが減ります。
つまり、充電サイクルの回数が少なくなるので、バッテリーの劣化を緩やかにする効果が期待できるのです。
例えば、これまでは毎日充電していたのが、1日半や2日に1回の充電で済むようになれば、それだけバッテリーへの負荷は軽くなります。
ただし、注意点が一つあります。
それは、バッテリーセーバーを使ったからといって、高温の環境でスマホを使ったり、充電しながら動画を見続けたりすると、バッテリーは熱で劣化してしまいます。
まとめると、以下のようになります。
- バッテリーセーバー自体がバッテリーを傷つけることはない。
- 充電回数を減らすことで、バッテリーの劣化を遅らせる可能性がある。
- バッテリー劣化の大きな原因である「熱」対策は別途必要。
結論として、バッテリーセーバーを賢く使うことは、バッテリーを長持ちさせる上でプラスに働くことが多いと考えて良いでしょう。
位置情報(GPS)の精度に影響はでる?
バッテリーセーバーをオンにしていると、位置情報(GPS)の精度に影響が出ることがあります。
特に、地図アプリをナビとして使っている時や、移動した道のりを記録するフィットネスアプリを使っている時に、その影響を感じやすいです。
これは、バッテリーを節約するために、GPSの更新頻度を下げたり、Wi-Fiやモバイルネットワークを使った簡易的な位置測定に切り替えたりするためです。
具体的には、以下のような状況が起こりえます。
- 地図アプリで、自分の現在地を示す青い点がスムーズに動かず、カクカクと飛ぶように移動する。
- ナビを使っている時に、曲がるべき交差点を通り過ぎてから「右に曲がります」と案内される。
- ランニングの記録アプリで、走ったルートが実際とは違う直線で結ばれてしまう。
- 「特定の場所に着いたら通知する」というリマインダー機能がうまく作動しない。
なぜこうなるかというと、高精度なGPSは多くの電力を消費するからです。
バッテリーセーバーは、この電力消費を抑えるために、GPSの利用を必要最低限にしようとします。
スマホの画面がオフになっている間は、位置情報の取得を完全に停止してしまう場合もあるくらいです。
そのため、常に正確な位置情報が必要な使い方をする人にとっては、バッテリーセーバーの常時オンは不便に感じるでしょう。
例えば、車の運転中にナビとしてスマホを頼りにしている場合や、ポケモンGOのような位置情報ゲームを楽しんでいる場合には、一時的にバッテリーセーバーをオフにすることをおすすめします。
画面の明るさや表示への影響は?
バッテリーセーバーをオンにすると、画面の明るさが自動的に抑えられ、全体的に暗くなります。
これは、スマホの部品の中でディスプレイが最もバッテリーを消費する部分の一つであるため、その消費電力を減らすための分かりやすい措置です。
また、明るさだけでなく、画面の表示に関わるいくつかの機能も変更・制限されます。
具体的には、以下のような影響があります。
- 画面の明るさが強制的に低くなる(手動で明るくしても、すぐに戻されることがある)
- 画面がオフになるまでの時間が短くなる(例:通常は1分でオフになるところが、15秒になる)
- 有機ELディスプレイの機種では、自動的にダークモードに切り替わることがある
- 画面の動きを滑らかに見せるリフレッシュレートが低い値に固定される(例:120Hzから60Hzへ)
- アニメーションなどの視覚効果が簡素化される
特に、屋外の明るい場所でスマホを見るときには、画面が暗くて内容が見えにくいと感じることがあります。
リフレッシュレートの低下は、画面をスクロールしたときの滑らかさが失われるため、人によっては目の疲れを感じる原因になるかもしれません。
これらの表示に関する制限は、バッテリー消費を抑える上では非常に効果的です。
しかし、動画を綺麗な画質で楽しみたい時や、電子書籍を快適に読みたい時など、ディスプレイの表示品質を重視する場面では、デメリットとして感じられるでしょう。
バッテリーセーバーをオンにすると、画面は「省エネ仕様」に切り替わると覚えておくと良いですね。
バッテリーセーバーを常にオンに設定する方法と賢い使い方
- Androidでの常時オン設定と解除のやり方
- iPhoneの低電力モードを常にオンにする方法
- バッテリーセーバーが勝手にオンになる原因は?
- 特定のアプリだけ通知を受け取るための設定
- 結局バッテリーセーバーはいつ使うのが最適?
Androidでの常時オン設定と解除のやり方
Androidスマートフォンでバッテリーセーバーを常にオンに設定するのは、実はとても簡単です。
設定アプリの中にある「バッテリー」の項目から、数回タップするだけで設定できますよ。
解除したいときも、同じ手順で元に戻せるので安心してくださいね。
具体的な設定方法は、お使いの機種によって少し言葉が違うことがありますが、大まかな流れは以下の通りです。
- まず、スマホの「設定」アプリを開きます。
- メニューの中から「バッテリー」や「電池」といった項目を探してタップします。
- 次に「バッテリーセーバー」や「省電力モード」という項目を選びます。
- 「常にON」や「今すぐONにする」といったスイッチをタップしてオンにします。
また、機種によっては「スケジュール設定」という項目があるかもしれません。
そこでは「充電が90%になったら自動でオフにする」といった設定がされていることがあります。
常にオンにしておきたい場合は、このスケジュール設定を「なし」に変更したり、関連するスイッチをオフにしたりする必要があります。
この設定をしておけば、充電してもバッテリーセーバーが勝手に解除されることがなくなります。
もし「常にオンにしたはずなのに、いつの間にかオフになっている」という場合は、この充電時の自動オフ設定が原因の可能性が高いです。
解除する際は、今の手順をもう一度繰り返して、オンにしたスイッチをオフに戻すだけです。
ぜひ一度、ご自身のスマホで試してみてくださいね。
iPhoneの低電力モードを常にオンにする方法
iPhoneでバッテリー消費を抑える「低電力モード」は、設定アプリから簡単にオンにできます。
ただし、iPhoneの仕様上、バッテリー残量が80%以上に充電されると自動的にオフになってしまう点には注意が必要です。
そのため、厳密な意味で「常にオン」にし続けるには、充電後に毎回手動でオンにし直す必要があります。
一番基本的な設定方法は以下の通りです。
- ホーム画面から「設定」アプリを開きます。
- 下にスクロールして「バッテリー」という項目をタップします。
- 一番上にある「低電力モード」の右側にあるスイッチをタップして緑色にします。
これで低電力モードはオンになります。バッテリーアイコンが黄色に変わるので、一目でオンになっているのが分かりますよ。
もっと手軽にオン・オフを切り替えたいなら、「コントロールセンター」にボタンを追加しておくのがおすすめです。
画面をスワイプして表示されるコントロールセンターに低電力モードのボタンがあれば、ワンタップで切り替えられてとても便利です。
コントロールセンターへの追加方法は、以下の手順です。
- 「設定」アプリから「コントロールセンター」を選びます。
- 下の方にある「低電力モード」の左側の緑色の「+」ボタンをタップします。
これだけで追加は完了です。
充電のたびにオフになるのは少し手間に感じるかもしれませんが、この一手間をかけることで、バッテリーの消費を継続的に抑えることができます。
バッテリーセーバーが勝手にオンになる原因は?
バッテリーセーバーが、自分で操作していないのに勝手にオンになるのは、故障ではありません。
ほとんどの場合、お使いのスマートフォンに最初から備わっている「バッテリー残量に応じた自動設定」が働いているだけなので、安心してくださいね。
多くのAndroidスマートフォンでは、バッテリー残量がある一定の割合まで減ると、バッテリー切れを防ぐために自動でバッテリーセーバーに切り替わるように設定されています。
これは、私たちがいざという時にスマホを使えなくならないようにするための、親切な機能なんです。
具体的には、以下のような仕組みになっています。
- バッテリー残量が20%や15%など、決められた数値を下回る。
- 「バッテリーセーバーをONにしますか?」という通知が表示されるか、もしくは通知なしで自動的にオンになる。
もし、この自動切り替えを止めたい場合は、設定から変更することが可能です。
「設定」アプリから「バッテリー」へ進み、「バッテリーセーバー」の項目の中に「スケジュール設定」や「自動的にONにする」といったメニューがあります。
ここで「スケジュールなし」を選んだり、「残量に応じてONにする」のスイッチをオフにしたりすれば、勝手に切り替わることはなくなります。
iPhoneの低電力モードの場合は、残量が20%や10%になった時に「低電力モードにしますか?」と尋ねてくれるだけで、勝手にオンになることはありません。
このように、意図せずオンになるのはスマホの省エネ機能が働いている証拠なので、慌てずに設定を見直してみてください。
特定のアプリだけ通知を受け取るための設定
バッテリーセーバー中でも、LINEや仕事で使うメールなど、特定のアプリからの通知だけはちゃんと受け取りたい、と思いますよね。
一部のAndroidスマートフォンでは、そうした要望に応えるための便利な設定が用意されています。
これは、バッテリーセーバーの制限から特定のアプリを除外して、通常通りに動作させる機能です。
ただし、残念ながらiPhoneの「低電力モード」や、全てのAndroid機種にこの機能があるわけではありません。
もしお使いのAndroidスマホにこの機能があれば、設定方法は以下のようになります。
- 「設定」アプリから「バッテリー」へ進みます。
- 「バッテリーセーバー」の項目をタップします。
- 機種によって「制限されていないアプリ」「常に許可するアプリ」「例外のアプリ」などの名前のメニューがありますので、それを選択します。
- スマホにインストールされているアプリの一覧が表示されます。
- 通知や動作を制限したくないアプリ(例えばLINEやGmailなど)を選んで、スイッチをオンにします。
この設定をしておけば、選んだアプリはバッテリーセーバーがオンの状態でも、バックグラウンドでの通信や通知が制限されなくなります。
これにより「バッテリーは節約したいけど、大事な連絡は見逃したくない」というわがままを両立できるわけです。
特に、より強力な「ウルトラ省電力モード」などでは、使えるアプリそのものが数個に限定されますが、その中に自分で必要なアプリを追加できる場合もあります。
ご自身のスマホにこうした便利な機能があるかどうか、一度バッテリー設定の中を探してみてはいかがでしょうか。
結局バッテリーセーバーはいつ使うのが最適?
結局のところ、バッテリーセーバーをいつ使うのが一番良いかは、あなたのスマホの使い方次第です。
パフォーマンスの低下や通知の遅れといったデメリットを許容できるなら常にオンでも問題ありませんが、一般的には「必要な時にだけオンにする」のが最も賢い使い方と言えるでしょう。
バッテリーセーバーが特に活躍してくれるのは、やはり充電がすぐにできない状況です。
具体的なおすすめシーンをいくつか挙げてみますね。
- 外出時間が長くて、モバイルバッテリーも持っていない時
- 旅行中や出張中で、コンセントを確保しにくい時
- 災害時など、停電していて電源が貴重な時
- 就寝中など、スマホをアクティブに使わない時間帯
- 会議中や映画鑑賞中など、通知が不要な場面
一方で、以下のような場面では、バッテリーセーバーを一時的にオフにした方が快適にスマホを使えます。
- 友人や家族からの大事な連絡を待っている時
- 地図アプリをナビ代わりにして移動している時
- オンラインゲームや動画の視聴、編集など、スマホにパワーが必要な作業をする時
- 最新のニュースやSNSの情報をリアルタイムで追いたい時
このように、その日の予定や状況に合わせて、オンとオフを柔軟に切り替えるのがおすすめです。
そのためにも、iPhoneならコントロールセンター、Androidならクイック設定パネルにバッテリーセーバーのボタンを置いておくと、いつでもサッと切り替えられてとても便利ですよ。
バッテリーセーバーを常にオンまとめ
- バッテリーセーバーとは、スマホの機能を一部制限して電池の消費を抑える機能です。
- 常にオンにするメリットは、充電の頻度が減り、結果的にバッテリーの寿命を延ばす可能性がある点です。
- デメリットとして処理速度が低下し、アプリの起動やウェブサイトの表示が遅くなることがあります。
- LINEやメールの通知がリアルタイムで来ない、または遅れるという影響が最も出やすいです。
- 位置情報(GPS)の精度が落ちるため、地図アプリのナビ機能などでは不便を感じる場合があります。
- AndroidやiPhoneでの設定は簡単ですが、常にオンにし続けるには充電時の自動オフ設定などに注意が必要です。
- パフォーマンスを重視するなら、外出時や災害時など、本当に必要な場面でオンにするのが最適な使い方です。