arrowsで「充電異常を検知したため充電を停止しました」と出た時の原因と解決策｜修理前に試すべきこと

2025-08-10

arrowsの画面に「充電異常を検知したため充電を停止しました」と表示された場合、原因は主に本体の高温や充電器の不具合です。

これはスマホを故障から守るための大切なサインなので、まずは落ち着いて原因を探りましょう。

多くの場合、再起動や充電環境の見直しといった簡単な対処法で解決できます。

この記事では、ご自身で今すぐ試せる具体的な解決策から、修理やバッテリー交換の判断基準まで分かりやすく紹介します。

修理に出すことを決める前に、ぜひ最後まで読んで試してみてください。

「充電異常を検知したため充電を停止しました」とarrowsに表示された時の原因

エラーが表示される5つの原因とは

arrowsの画面に「充電異常」のメッセージが表示される原因は、主に5つ考えられます。

スマホ本体が高温になっていたり、使っている充電器やケーブルに問題があったりすることが多いんですよ。

このエラーは、スマホを守るための大切な機能が働いているサインでもあるので、慌てず原因を探っていきましょう。

考えられる原因をリストアップしたので、ご自身の状況と照らし合わせてみてくださいね。

スマホ本体の温度が高い
充電器やUSBケーブルの故障・不具合
スマホ本体の充電ポートの不具合
バッテリーの劣化
水濡れによる内部の故障

特に、夏場の車内や直射日光が当たる場所での充電は、本体が高温になりやすく、このエラーが出やすい代表的なケースです。

また、長く使っている充電器や、100円ショップなどで購入した非純正のケーブルが原因でトラブルが起きることも少なくありません。

まずは、これから紹介する項目を一つずつチェックして、原因を特定していくのが解決への近道になります。

充電器やケーブルに問題がある場合の確認点

充電エラーが出た時、まず疑いたいのが充電器やUSBケーブルです。

これらに問題がある場合、交換するだけであっさり解決することがよくありますよ。

まずは、今使っている充電セット（ACアダプタとUSBケーブル）で、他のスマホやタブレットなどが正常に充電できるか試してみてください。

もし他の機器も充電できないなら、充電セットのどちらか、あるいは両方が故障している可能性が高いですね。

確認するべきポイントを以下にまとめました。

別の充電器で試す: 家族が使っている充電器など、正常に使えることがわかっている別のものがあれば、それで充電できるか確認します。
ケーブルを交換してみる: ACアダプタは同じままで、USBケーブルだけを別のものに交換して試してみましょう。ケーブルは内部で断線しやすい消耗品なんです。
コンセントを変えてみる: 壁のコンセントや、電源タップの別の差し込み口で試すのも有効です。意外と見落としがちなポイントですよ。
端子部分の汚れを確認する: ケーブルのUSB端子やType-C端子にホコリが詰まっていたり、汚れていたりすると接触不良の原因になります。柔らかい布で優しく拭き取ってみましょう。

これらの方法を試してみて、特定の充電器やケーブルを使った時だけエラーが出るのであれば、それが原因です。

新しいものに買い替えることをおすすめします。

高温が原因で充電が止まる時の正しい対処法

スマホ本体の温度が高くなりすぎて、充電が停止してしまうのは、バッテリーを守るための正常な保護機能です。

無理に充電を続けるとバッテリーの劣化を早めたり、故障の原因になったりするので、まずはスマホをしっかりと冷ましてあげることが大切ですよ。

一番安全で効果的なのは、充電ケーブルを抜いて、スマホの電源をオフにし、涼しい場所に置いて自然に温度が下がるのを待つことです。

その際、スマホケースやカバーを付けている場合は、熱がこもりやすくなるので外しておくと、より早く冷却できます。

絶対にやってはいけないのが、冷蔵庫に入れたり、保冷剤を直接当てたりして急激に冷やすことです。

急な温度変化はスマホ内部に結露を発生させ、水濡れと同じような故障を引き起こす原因になってしまうので注意してくださいね。

涼しい室内で、扇風機の風を軽く当てるくらいなら問題ありません。

スマホが十分に冷めたと感じたら、再度電源を入れて充電を試してみてください。

夏場に車内でナビ代わりに使っていたり、ゲームをしながら充電したりすると高温になりやすいので、心当たりがある方はこの方法を試すのが良いでしょう。

水濡れが疑われる時に絶対にやってはいけないこと

雨に濡れたり、飲み物をこぼしたりしてスマホが水に濡れたかもしれない時に充電エラーが出たら、絶対に充電ケーブルを差し込んではいけません。

内部に水分が残っている状態で通電させると、ショートしてしまい、完全に故障するリスクが非常に高くなります。

これは一番やってはいけないNG行動なので、まずは落ち着いてくださいね。

もし水濡れの可能性があるなら、すぐに以下の対応を取りましょう。

電源をオフにする: まだ電源が入っているなら、すぐにシャットダウンします。
ケーブル類やSIMカードを抜く: 接続しているものや、SIMカード、SDカードをすべて取り出します。
水分を拭き取る: 乾いたタオルや布で、本体表面の水分を優しく拭き取ります。イヤホンジャックや充電ポートの中も、ティッシュをこより状にしてそっと水分を吸い出しましょう。
乾燥させる: 風通しの良い日陰で、数日間かけてじっくりと自然乾燥させます。乾燥剤と一緒にジップロックに入れるのも効果的です。

ドライヤーの温風を当てて乾かそうとするのもNGです。

熱によって内部の部品がダメージを受ける可能性があります。

「少し濡れただけだから大丈夫」と油断せず、内部が完全に乾くまで充電は我慢することが、スマホを守るためにとても重要ですよ。

純正以外の充電器を使うリスク

100円ショップや雑貨店などで手軽に買える非純正の充電器は魅力的ですが、利用にはいくつかのリスクが伴います。

「充電異常」のエラーが表示される原因が、この非純正品の利用にあるケースも少なくありません。

一番大きな問題は、スマホが必要とする電圧や電流と、充電器が供給する電力の規格が合っていない可能性があることです。

規格が合わない充電器を使い続けると、バッテリーに余計な負荷がかかり、寿命を縮めてしまう原因になります。

最悪の場合、バッテリーが異常に発熱したり、スマホ本体の故障につながったりすることもあるんですよ。

純正品は、そのスマホに合わせて安全に充電できるよう設計されているので、やはり一番安心できます。

非純正品を使うことのリスクをまとめると、以下のようになります。

バッテリーの劣化を早める可能性がある
充電速度が極端に遅くなることがある
スマホ本体の充電回路を損傷させるリスクがある
発火などの事故につながる危険性もゼロではない

もちろん、全ての非純正品が危険というわけではありません。

信頼できるメーカーが製造し、「PSEマーク」が付いている製品を選ぶなど、最低限の安全基準を確認することは大切です.

しかし、もし原因不明の充電エラーに悩んでいるなら、一度arrowsの純正充電器に戻して試してみることを強くおすすめします。

「充電異常を検知したため充電を停止しました」とarrowsに表示された時の対処法

まず自分で試せる応急処置の具体的な方法

充電エラーが表示されたら、修理に出す前にまず自分でできる応急処置を試してみましょう。

意外と簡単なことで解決するケースも多いので、ぜひ落ち着いて一つずつ確認してみてください。

一番手軽で効果的なのが、スマホの「再起動」です。

一時的なシステムのエラーや、バックグラウンドで動いているアプリの不具合が原因の場合、再起動するだけで正常に戻ることがありますよ。

電源ボタンを長押しして、メニューから「再起動」を選ぶだけなので、最初に試す価値は十分にあります。

それでも改善しない場合は、「放電」を試してみるのも一つの手です。

やり方はとても簡単で、充電ケーブルを抜いた状態で、スマホの電源が自然に切れるまでそのまま放置するだけ。

動画を再生したり、ゲームをしたりして意図的にバッテリーを消費させると早く放電できます。

バッテリーを一度空っぽにすることで、内部の電気的なエラーがリセットされることがあるんです。

完全に放電して電源が落ちたら、1時間ほど置いてから再度充電ケーブルを挿してみてください。

これらの方法で解決すれば、修理費用もかからず一番うれしいですよね。

arrowsを強制終了する手順

通常の再起動でも改善しない、あるいは画面が固まって操作できないという場合は、「強制終了」を試してみてください。

強制終了は、スマホの電源を強制的にオフにする操作で、システムに起きた深刻なエラーをリセットするのに効果的です。

パソコンでいうところの、Ctrl+Alt+Deleteキーのような最終手段と考えると分かりやすいかもしれません。

arrowsシリーズの多くの機種では、共通した操作で強制終了ができます。

手順は以下の通りです。

「電源キー」と「音量上ボタン」を同時に長押しします。
だいたい8秒以上押し続けると、本体がブルっと振動します。
振動したら、ボタンから指を離してください。これで強制的に電源がオフになります。
その後、再度電源キーを押してスマホを起動させ、充電ができるか確認してみましょう。

この操作は、あくまでも通常の操作ができない場合の緊急的な対処法です。

保存していないデータは消えてしまう可能性があるので、多用は避けてくださいね。

もし、この手順でうまくいかない場合は、お使いのarrowsの取扱説明書で正しい強制終了の方法を確認することをおすすめします。

機種によって若干操作が異なる場合もありますからね。

セーフモードで充電を試すやり方

自分で後からインストールしたアプリが、実は充電エラーの原因になっている可能性もあります。

そんな時に原因を切り分けるのに役立つのが「セーフモード」での起動です。

セーフモードとは、スマホを購入した時の状態、つまり最初から入っている必要最低限のアプリだけで起動する診断用のモードのこと。

もしセーフモードで問題なく充電ができるなら、後から入れた何かのアプリが悪さをしている可能性が非常に高いと判断できます。

セ-フモードの起動方法は、以下の通りです。

電源キーを長押しします。
画面に表示された「電源を切る」の文字を、さらに長押しします。
「セーフモードで再起動」というポップアップが表示されたら、「OK」をタップします。
再起動後、画面の左下に「セーフモード」と表示されていれば成功です。

この状態で充電を試してみてください。

もし正常に充電できるなら、最近インストールしたアプリや、バッテリー管理系のアプリなどを一つずつアンインストールして、原因となっているアプリを特定していきましょう。

セーフモードを終了するには、通常通りスマホを再起動するだけです。

修理に出す前に必須のデータバックアップの手順

いろいろ試しても改善せず、いよいよ修理に出すことになりそうな場合、その前に必ずデータのバックアップを取っておきましょう。

修理の内容によっては、スマホが初期化されてしまい、大切な写真や連絡先などのデータが全て消えてしまう可能性があるからです。

バックアップの方法はいくつかありますが、手軽なのはSDカードを利用する方法と、Googleのクラウドサービスを利用する方法です。

SDカードが使える機種であれば、以下の手順で主要なデータを保存できます。

「設定」アプリを開きます。
「システム」や「便利機能」などの中にある「バックアップとリセット」といった項目を探します。
「バックアップ」を選び、保存先に「SDカード」を指定して実行します。

写真や動画などは、Googleフォトを使えば無料で容量無制限（高画質設定の場合）でバックアップできるので、とても便利ですよ。

連絡先やカレンダーの予定は、Googleアカウントに同期設定をしておけば、新しいスマホや修理後のスマホでも同じアカウントでログインするだけで自動的に復元されます。

万が一の事態に備えて、普段からこまめにバックアップを取っておく習慣をつけておくと、いざという時に慌てずに済みますね。

ドコモの保証サービスを使った修理の流れと費用

ドコモで購入したarrowsの場合、「ケータイ補償サービス」に加入していれば、修理や交換を安価に行うことができます。

このサービスは、故障や水濡れ、紛失など、万が一のトラブルの際に、少ない負担金で交換用の電話機を提供してくれる心強い味方です。

充電異常が本体の故障が原因だった場合、このサービスを利用するのが最もスムーズで経済的でしょう。

サービスの利用料金は月額料金に加えて、交換時に1回あたり8,250円（税込）などの負担金が必要になります。（料金は契約時期や機種により異なります）

手続きは、My docomo（Web）、電話、またはドコモショップの窓口から申し込むことができます。

Webからだと24時間いつでも申し込めて、手続きも簡単なのでおすすめです。

申し込み後の流れは以下のようになります。

補償を申し込み、審査が行われます。
審査が通ると、1〜2日程度で交換用の電話機（リフレッシュ品）が自宅に届きます。
古いスマホのデータを新しいスマホに移します。
古いスマホを、送られてきた返送用キットに入れてポストに投函すれば完了です。

修理に出して何日もスマホが使えなくなる、という期間がないのがこのサービスの大きなメリットですね。

自分がサービスに加入しているか分からない場合は、My docomoやドコモショップで確認できますよ。

バッテリー交換にかかる料金と期間の目安

充電エラーの原因がバッテリーの劣化だった場合、バッテリー交換で解決します。

その際にかかる料金は、メーカーの保証や、ドコモの「ケータイ補償サービス」に加入しているかどうかで大きく変わってきます。

保証期間内であったり、ケータイ補償サービスを利用したりする場合、バッテリー交換の費用は比較的安く抑えられます。

例えば、ドコモの保証を利用した場合、修理上限額が3,300円（税込）になることがあり、実質その金額でバッテリー交換が可能です。

一方で、保証が一切ない状態でメーカーに修理を依頼すると、一般的に1万円以上の費用がかかることが多いですね。

修理にかかる期間は、ドコモショップなどに持ち込んでから手元に戻ってくるまで、大体1週間から2週間程度を見ておくと良いでしょう。

スマホを預けて修理する形になるので、その間は代替機を借りる必要があります。

ドコモショップで代替機を借りられる場合もありますが、数に限りがあるので事前に確認しておくと安心です。

自分のスマホが保証の対象になるのか、具体的な費用はいくらかかるのか、まずはドコモの窓口やWebサイトで確認してみるのが確実な方法といえます。

arrows Weで充電できない場合のチェックポイント

比較的新しい機種である「arrows We」で充電異常のメッセージが出た場合も、基本的なチェックポイントは他のarrowsシリーズと変わりません。

まずは、これまでにご紹介した対処法を一つずつ試してみてください。

特に、arrows Weはエントリーモデルとして幅広い層に使われているため、充電器の規格が合っていないケースも考えられます。

急速充電に対応した「PD（Power Delivery）」規格の充電器とケーブルを使っているか、一度確認してみるのも良いでしょう。

arrows Weで試してほしいチェックポイントを改めてまとめます。

スマホ本体の再起動、強制終了
純正品、または信頼できるメーカーの充電器・ケーブルで試す
充電ポートにホコリなどが詰まっていないか確認
セーフモードで起動して充電できるかチェック
本体が高温になっていないか確認し、冷ます

これらの基本的な対処法で解決することがほとんどです。

また、arrows Weには操作を簡単にする「シンプルモード」が搭載されていますが、このモードが直接充電に影響を与えることは考えにくいです。

もし上記を全て試しても改善しない場合は、購入してからの期間が短い可能性が高いので、初期不良も視野に入れて購入した店舗やドコモに相談するのが最善策ですね。

F-41Aで同じ症状が出た時の解決策

「arrows Be4 F-41A」をお使いで、「充電異常を検知しました」というエラーに遭遇した場合も、解決策はこれまでお伝えしてきた内容と基本的に同じです。

F-41Aは丈夫さが魅力の機種ですが、精密機器であることに変わりはありません。

まずは慌てずに、基本的なトラブルシューティングから試していきましょう。

特に確認していただきたいのは、以下のステップです。

再起動と強制終了: まずは基本の再起動を。ダメなら電源ボタンと音量上ボタンの8秒長押しで強制終了を試します。
充電環境の見直し: 使っているACアダプタやUSB Type-Cケーブルに問題がないか、別のものと交換して試してみてください。ケーブルの根本が折れかかっていることもよくあります。
充電ポートの清掃: ポケットやバッグの中のホコリが、意外と充電ポートに溜まっていることがあります。電源を切り、爪楊枝の先などで優しく取り除いてみましょう。
セーフモードでの確認: 最近インストールしたアプリが原因か切り分けるために、セーフモードで充電できるかチェックします。

F-41Aは発売から少し時間が経っているモデルなので、バッテリー自体が劣化してきている可能性も考えられます。

もし2年以上同じ機種を使い続けているのであれば、バッテリーの寿命が原因かもしれません。

基本的な対処法で改善が見られない場合は、バッテリー交換や修理を検討するタイミングと言えるでしょう。

何をしても充電できない場合の最終手段

これまでにご紹介したすべてのセルフチェックや応急処置を試しても、まったく充電ができるようにならない…。

そんな時の最終手段は、残念ながら専門家に見てもらうしかありません。

選択肢としては、主に2つあります。

一つは、契約している携帯キャリアのショップ（ドコモショップなど）に持ち込んで相談することです。

ショップでは、その場で解決できる簡単な問題か、あるいは預かり修理が必要かの切り分けをしてくれます。

ケータイ補償サービスなどの保証に入っている場合は、手続きもスムーズに進むので、まずはこちらに相談するのが王道ルートですね。

もう一つの選択肢は、街のスマートフォン修理専門店に依頼することです。

キャリアを通すよりも修理がスピーディーだったり、費用が安く済んだりする場合があります。

ただし、非正規の店で修理をすると、メーカーやキャリアの保証が受けられなくなる可能性があるので注意が必要です。

どちらを選ぶにしても、これ以上自分でどうにかしようとするのは危険です。

基板の損傷など、さらに状態を悪化させてしまう前に、プロの判断を仰ぎましょう。

修理に出す前には、可能な限りデータのバックアップを取ることを忘れないでくださいね。

修理と買い替えのどちらを選ぶべきかの判断基準

修理という選択肢が見えてくると、次に悩むのが「修理して使い続けるか、いっそ新しい機種に買い替えるか」という問題ですよね。

この判断は、スマホの使用期間と、修理にかかる費用の2つの軸で考えるのがおすすめです。

分かりやすく表にまとめてみましたので、参考にしてみてください。

使用期間	修理費用	おすすめの選択	理由
2年未満	安い（保証適用など）	修理	まだ本体も新しく、修理すれば快適に使える可能性が高いから。
2年未満	高い（保証なしなど）	買い替えを検討	高額な修理費を払うなら、新しい機種の購入資金に充てる方がお得な場合も。
2年以上	安い（保証適用など）	修理	低コストで延命できるならアリ。ただ、他の部分の劣化も考慮に入れる。
2年以上	高い（保証なしなど）	買い替え	バッテリー以外の部品も劣化している可能性大。新しい機種の方が性能も良く快適。