Apple Watchがリンゴマークのまま起動しない場合、まずは強制再起動を試すことで解決することがあります。
この症状の多くは、システムの不具合や充電不足が原因です。
この記事では、ご自身で簡単にできる復旧方法から、バッテリー劣化や水没といった原因別の見分け方まで解説します。
さらに、修理が必要になった場合の料金や期間、データがどうなるかといった疑問にもお答えします。
落ち着いて一つずつ確認していけば、きっと解決策が見つかります。
アップルウォッチが起動しないリンゴマークの状態になる原因
watchOSのアップデートが終わらない時の状態
Apple Watchがリンゴマークのまま動かない原因として、watchOSのアップデートの失敗が考えられます。
アップデート中にWi-Fiの接続が切れたり、Apple WatchとペアリングしているiPhoneとの距離が離れてBluetooth接続が途切れたりすると、アップデートが正常に完了しないことがあるのです。
また、アップデートのファイルサイズに対して、本体の空き容量が不足している場合も、インストールが途中で止まってしまう原因になります。
アップデートが完了する前に充電が切れてしまうケースも考えられます。
通常、watchOSのアップデートは以下の手順で進みます。
- iPhoneのWatchアプリでアップデートを開始する
- Apple Watchが再起動し、リンゴマークと進行状況を示すリングが表示される
- インストールが完了すると、再び自動で再起動する
- 文字盤が表示され、通常通り使えるようになる
この手順の途中で何らかのエラーが起こると、リンゴマークが表示されたまま先に進まない、いわゆる「リンゴループ」の状態に陥ってしまうのです。
この状態は、システムが正常に起動できず、再起動を繰り返していることを示しています。
もしアップデート中にこの状態になったら、まずは慌てずに、iPhoneとApple Watchが近くにあり、両方ともWi-Fiに接続されていることを確認してみましょう
バッテリーの劣化を示すサイン
Apple Watchがリンゴマークから進まないのは、バッテリーの劣化が原因かもしれません。
長年使っていると、内蔵されているリチウムイオンバッテリーは少しずつ劣化していきます。
バッテリーが劣化すると、見た目上は充電が残っているように見えても、OSを起動させるための十分な電力を供給できなくなることがあるのです。
特に、起動時には一時的に多くの電力が必要となるため、劣化したバッテリーではその要求に応えられず、リンゴマークの表示と再起動を繰り返す「リンゴループ」に陥りやすくなります。
お使いのApple Watchのバッテリーが劣化しているかどうかは、以下の手順で確認できます。
- Apple Watchの「設定」アプリを開く
- 「バッテリー」を選択する
- 「バッテリーの状態」をタップする
- 「最大容量」のパーセンテージを確認する
この「最大容量」が80%を下回っている場合は、バッテリーの交換を検討する一つの目安となります。
また、最近バッテリーの減りが異常に早くなった、充電してもすぐに残量が減ってしまう、といった症状もバッテリー劣化のサインです。
これらのサインに心当たりがある場合、リンゴマークから起動しない原因はバッテリーにある可能性が高いと言えるでしょう。
水没が疑われる場合の判断基準
リンゴマークが表示されたまま起動しない原因として、水没による故障も考えられます。
Apple Watchには耐水性能がありますが、完全な防水ではないため、使い方によっては内部に水が浸入してしまう可能性があります。
特に、以下のような状況で使ったことがある場合は注意が必要です。
- 装着したままお風呂やサウナに入った
- プールや海で泳いだ
- シャワーを浴びた
- 激しい雨に濡れた
水没が疑われる場合、まずは慌てずにApple Watchの状態を確認しましょう。
ディスプレイの表示がおかしくなったり、タッチ操作に反応しなくなったり、スピーカーから出る音がこもっていたりする場合、水没の可能性が高いです。
また、デジタルクラウン(側面の丸いボタン)やサイドボタンの反応が悪くなることもあります。
もし水没してしまったかもしれないと思ったら、絶対にやってはいけないことがあります。
それは、電源を入れたり、充電したりすることです。
内部に水分が残った状態で通電させると、回路がショートしてしまい、完全に故障してしまう危険性が高まります。
水没が疑われる場合は、まず電源を切り、乾いた布で優しく水分を拭き取ってから、専門の修理業者に相談するのが最も安全な対処法です。
本体が熱を持つことで起こる症状
Apple Watchがリンゴマークのまま起動せず、本体が異常に熱くなっている場合、内部で何らかの問題が起きているサインです。
この熱は、CPU(中央処理装置)への過剰な負荷や、バッテリーの不具合が原因で発生することが多いです。
例えば、ソフトウェアのアップデート失敗や、アプリのクラッシュなどが原因で、システムが正常に起動できずに何度も再起動を繰り返していると、CPUに大きな負荷がかかり続けます。
この状態が続くと、人間が全力疾走を続けると体温が上がるように、Apple WatchのCPUも熱を帯びてくるのです。
また、バッテリー自体が劣化していたり、内部でショートしていたりする場合も、異常な発熱の原因となります。
本体が熱を持っていることに気づいたら、まずは以下の手順で対処してみてください。
- すぐに充電ケーブルから外す
- 風通しの良い涼しい場所に置く
- 熱が冷めるまで、しばらく放置する
このとき、冷蔵庫に入れたり保冷剤を当てたりして急激に冷やすのは避けてください。
急激な温度変化は、内部に結露を発生させ、水没と同じような故障を引き起こす原因になる可能性があります。
熱が完全に冷めてから、再度電源を入れたり、強制再起動を試したりしてみましょう。
それでも症状が改善しない場合は、内部のハードウェアに深刻な問題が発生している可能性が高いため、専門家による診断が必要です。
ソフトウェアに不具合が起きる主な要因
リンゴマークのループが起こる最も一般的な原因の一つが、ソフトウェアの不具合です。
ソフトウェアとは、Apple Watchを動かしている基本システム(watchOS)や、追加でインストールしたアプリのことを指します。
このソフトウェアに何らかの問題が発生すると、正常に起動できなくなり、リンゴマークの画面を繰り返してしまうのです。
ソフトウェアに不具合が起きる主な要因としては、以下のようなものが挙げられます。
- watchOSのアップデート失敗:アップデート中に通信が途切れたり、空き容量が不足したりすると、システムファイルが破損することがあります。
- アプリの不具合:新しくインストールしたアプリや、特定のアプリがシステムの動作を不安定にさせることがあります。
- システムファイルの破損:長期間の使用や、予期せぬシャットダウンなどによって、OSの重要なファイルが壊れてしまうケースです。
- iPhoneとの連携エラー:Apple WatchはiPhoneと連携して動作するため、iPhone側の設定や通信に問題があると、Apple Watchの動作にも影響が出ることがあります。
これらのソフトウェア上の問題は、見た目では判断がつきにくいことが多いです。
しかし、多くの場合、強制再起動やペアリングの再設定といった操作で改善する可能性があります。
もし特定のアプリを入れてから調子が悪くなったなど、原因に心当たりがある場合は、そのアプリを削除してみるのも一つの手です。
ハードウェアの故障と違って、ソフトウェアの不具合は、正しい手順で対処すればデータを失わずに復旧できる可能性も高いので、落ち着いて対処法を試してみましょう。
アップルウォッチが起動しないリンゴマークから復旧させる対処法
- まず試す強制再起動の正しいやり方
- 充電がたまらない時のチェックポイント
- 充電ケーブルの接触不良を確認する方法
- ペアリングを解除して再設定する手順
- 自分で直せる範囲とその限界
- Apple Storeへ持ち込む際の予約方法
- 正規店での修理料金はいくら?
- 修理にかかる期間の目安
- 修理に出すとデータは初期化される?
- リンゴループから画面が真っ暗になった場合の復旧方法
まず試す強制再起動の正しいやり方
Apple Watchがリンゴマークから進まない時に、まず最初に試してほしいのが「強制再起動」です。
システムの一時的な不具合であれば、この操作だけであっさり解決することがよくあります。
パソコンの調子が悪い時に再起動するのと同じ感覚ですね。
強制再起動は、通常の電源オフとは異なり、システムを強制的に終了させて、もう一度ゼロから起動させる方法です。
やり方はとても簡単なので、以下の手順に沿って試してみてください。
- Apple Watchの側面にあるデジタルクラウン(丸い竜頭)と、その下にあるサイドボタンを同時に長押しします。
- 画面が真っ暗になっても、そのまま押し続けてください。
- しばらくすると、画面に再びAppleのリンゴマークが表示されます。
- リンゴマークが表示されたら、両方のボタンから指を離します。
ポイントは、リンゴマークが表示されるまで、最低でも10秒以上は辛抱強くボタンを押し続けることです。
途中で指を離してしまうと、うまくいかないことがあります。
この強制再起動で無事に起動すれば、ソフトウェアの一時的なエラーが原因だったと考えられます。
もし強制再起動を試してもリンゴマークの表示が繰り返される、または画面が真っ暗なまま反応がない場合は、他の原因が考えられるため、次のステップに進む必要があります。
まずは、最も手軽で効果が期待できるこの方法から冷静に試してみましょう。
充電がたまらない時のチェックポイント
強制再起動でも改善しない場合、次に疑うべきは「充電」の問題です。
バッテリー残量が完全になくなっている、あるいは充電が正常に行われていないために、OSを起動するだけの電力が足りていない可能性があります。
一見、充電しているように見えても、実はうまくできていないケースは意外と多いのです。
まずは、Apple Watchがきちんと充電されているか、以下のポイントを確認してみてください。
- 充電ケーブルはしっかり接続されていますか?:Apple Watch本体と充電ケーブルの磁気部分、そして充電アダプタとコンセントの接続を、一度すべて抜いてから差し直してみましょう。
- 充電マークは表示されますか?:正常に充電が開始されると、画面に緑色の稲妻マークが表示されます。赤い稲妻マークの場合は、バッテリー残量が少ないことを示していますが、充電自体は行われているはずです。
- 充電器はApple純正品ですか?:非純正の充電器を使用している場合、OSのアップデートなどが原因で、突然使えなくなることがあります。可能であれば、Apple純正の充電ケーブルとアダプタで試してみてください。
これらの基本的な点を確認しても充電が始まらない、または長時間充電してもリンゴマークのまま起動しない場合は、充電ケーブルやアダプタ自体の故障も考えられます。
もし家族や友人がApple Watchを持っていれば、その人の充電器を借りて試してみるのも、原因を特定するのに有効な方法です。
充電ケーブルの接触不良を確認する方法
充電しているはずなのに起動しない場合、充電ケーブルの接触不良が原因かもしれません。
Apple Watchの充電は磁気を利用しているため、見た目では問題ないように見えても、わずかな汚れやズレでうまく通電していないことがあります。
接触不良をチェックするには、以下の点を丁寧に確認してみてください。
まずは、一番簡単なところから見ていきましょう。
- 充電器の磁気面をきれいにする:Apple Watch本体の裏側と、充電ケーブルの磁気部分を、乾いた柔らかい布(メガネ拭きなど)で優しく拭いてみてください。皮脂やホコリが付着していると、通電の妨げになることがあります。
- 保護フィルムやケースを外す:Apple Watchに保護ケースやフィルムを装着している場合、それが原因で充電器との間に隙間ができ、接触不良を起こしている可能性があります。一度すべて取り外してから充電を試してみてください。
次に、充電ケーブル自体に問題がないかを確認します。
ケーブルの根元や、USB端子の部分をよく見て、断線しかかっている場所や、端子が汚れたり曲がったりしていないかチェックしましょう。
長年使っているケーブルは、内部で断線していても外見からは分かりにくいことがあるため注意が必要です。
もし可能であれば、iPhoneに付属しているUSB電源アダプタなど、別のUSBポートに接続して試すのも有効です。
それでも改善しない場合は、ケーブル自体の故障が濃厚です。
新しい純正の充電ケーブルを用意して試すことで、問題が解決するかどうかを切り分けることができます。
ペアリングを解除して再設定する手順
強制再起動や充電の確認でも問題が解決しない場合、iPhoneとのペアリングを一度解除し、再設定することで改善することがあります。
これは、Apple WatchとiPhoneの間で情報のやり取りに何らかのエラーが発生している場合に有効な手段です。
ただし、この操作を行うとApple Watchが初期化(工場出荷時の状態に戻る)されるため、最終手段の一つとして考えてください。
ペアリングの解除は、ペアリングしているiPhoneの「Watch」アプリから行います。
以下の手順で進めてください。
- iPhoneで「Watch」アプリを開きます。
- 画面下部の「マイウォッチ」タブをタップします。
- 画面上部に表示されている、お使いのApple Watchの名前をタップします。
- 右側に表示される「i」マーク(インフォメーションマーク)をタップします。
- 「Apple Watchとのペアリングを解除」という赤い文字をタップします。
- 確認画面が表示されるので、再度「ペアリングを解除」をタップして確定します。この時、Apple IDのパスワード入力を求められる場合があります。
この操作により、Apple Watch内のデータはすべて消去され、初期設定画面に戻ります。
ペアリングが正常に解除された後、Apple WatchをiPhoneに近づけると、再び初期設定の画面が表示されるはずです。
画面の指示に従って、もう一度ペアリングと設定を行ってください。
以前のバックアップから復元するオプションも表示されるので、バックアップがあれば元の設定に近い状態に戻すことも可能です。
この方法で無事に起動すれば、ソフトウェアの深刻な不具合が原因だったと考えられます。
自分で直せる範囲とその限界
Apple Watchが起動しないトラブルに見舞われた時、どこまでが自分で対処できる範囲で、どこからが専門家に任せるべきかの見極めはとても重要です。
基本的には、これまでご紹介してきた「強制再起動」や「充電環境の見直し」、「ペアリングの再設定」といった、ソフトウェアに関する操作が自分で直せる範囲と言えます。
これらの操作は、特別な工具も必要なく、Appleが公式に案内している手順に沿って行えば、誰でも安全に試すことができます。
もし、これらの方法で問題が解決すれば、一時的なシステムの不具合や通信エラーが原因だった可能性が高いです。
一方で、以下のような症状が見られる場合は、自分で対処する限界を超えていると考え、無理に直そうとせず専門家に相談すべきです。
- 画面が割れている、表示がおかしい
- 本体が明らかに膨張している(バッテリー膨張のサイン)
- 水没させた心当たりがある
- 強制再起動や初期化を試しても、リンゴループが解消しない
- そもそも電源が全く入らない、充電マークも表示されない
これらの症状は、バッテリーの劣化や水没、基板の損傷など、内部の部品(ハードウェア)が故障していることを示唆しています。
ハードウェアの修理には専門的な知識と特殊な工具が必要であり、無理にこじ開けようとすると、かえって状態を悪化させてしまう危険性が高いです。
自分でできる限りのことを試してダメなら、潔くプロに任せるのが、結果的に時間も費用も節約できる賢明な判断と言えるでしょう。
Apple Storeへ持ち込む際の予約方法
自分でできる対処法をすべて試しても改善しない場合は、Appleの正規サポートを受けることを検討しましょう。
その最も代表的な窓口が、Apple Storeのジーニアスバーです。
ジーニアスバーでは、専門のスタッフに直接Apple Watchの状態を見てもらい、診断や修理の相談ができます。
ただし、直接店舗に行ってもすぐに対応してもらえるわけではなく、事前の予約が必須です.
予約は、Appleの公式サイトまたは専用の「Appleサポート」アプリから簡単に行えます。
「Appleサポート」アプリを使うと、お使いのデバイス情報が自動で表示されるのでスムーズです。
予約の手順は以下の通りです。
- 「Appleサポート」アプリを起動、またはAppleのサポートページにアクセスします。
- 製品の一覧から「Apple Watch」を選択します。
- 「修理と物理的な損傷」といった、症状に近いトピックを選びます。
- 「持ち込み修理」の項目を探し、「修理持ち込みの予約」を選択します。
- 位置情報を利用して、最寄りのApple Storeや正規サービスプロバイダを検索します。
- 希望の店舗と、空いている日時を選択して予約を確定します。
予約なしで訪問すると、長時間待つことになったり、その日のうちに受け付けてもらえなかったりすることがほとんどです。
また、訪問する際は、Apple Watch本体とペアリングしているiPhone、そしてApple IDとパスワードを忘れずに持っていきましょう。
事前に予約をしておくことで、店舗でスムーズに相談を進めることができます。
正規店での修理料金はいくら?
Apple Storeや正規サービスプロバイダで修理する場合、気になるのがその料金です。
修理料金は、お使いのApple Watchのモデルや保証状況によって大きく異なります。
まず確認したいのが、「AppleCare+」に加入しているかどうかです。
AppleCare+に加入している場合、バッテリー交換は無償、その他の損傷についても、保証対象であれば安価なサービス料金で修理できます。
もし保証期間が過ぎていたり、AppleCare+に未加入だったりする場合は、「保証対象外修理サービス料金」が適用されます。
これは、モデルによって金額が固定されています。
例えば、バッテリー交換の場合、多くのモデルで1万円台半ばから後半の料金が設定されています。
一方で、リンゴループの原因がバッテリー以外、例えばメイン基板の故障などだった場合は、「本体交換」という扱いになることがほとんどです。
この場合の料金は、モデルによっては新品が購入できるくらいの高額になることもあります。
正確な料金は、Appleの公式サイトにある「Apple Watch の修理サービス」のページで、お使いのモデルを選択し、修理の種類を選ぶことで見積もりを確認できます。
実際にジーニアスバーなどに持ち込んで診断してもらった後、最終的な修理料金が提示されるので、その金額を見てから修理を進めるかどうかを判断することも可能です。
まずは公式サイトでご自身のモデルのおおよその修理料金を把握しておくことをお勧めします。
修理にかかる期間の目安
Apple Watchを修理に出した場合、どのくらいの期間で手元に戻ってくるのかは気になるところです。
修理期間は、依頼する場所や故障の内容によって変わってきます。
最も早く解決する可能性があるのは、Apple Storeのジーニアスバーに持ち込むケースです。
もし店舗に交換用の在庫があれば、その日のうちに交換品を受け取れることもあります。
ただし、これはあくまで在庫がある場合に限られ、必ずしも即日対応してもらえるわけではありません。
バッテリー交換や、より複雑な修理が必要な場合は、「リペアセンター」という専門の修理施設に送られるのが一般的です。
この場合、Apple Storeや正規サービスプロバイダに預けてから、通常5〜7営業日ほどで修理が完了し、手元に戻ってくることが多いです。
配送にかかる時間も含まれるため、1週間から10日程度を見ておくと良いでしょう。
修理の進捗状況は、Appleのサポートページから修理IDを入力することで、いつでもオンラインで確認できます。
また、Apple Watchを修理に出している間は、当然ながら腕につけておくことはできません。
ワークアウトの記録や通知の確認など、日常的にApple Watchを活用している方にとっては不便に感じる期間かもしれません。
修理を依頼する際は、こうした期間も考慮に入れて、スケジュールに余裕を持って申し込むことをお勧めします。
修理に出すとデータは初期化される?
修理に出す際に最も心配なことの一つが、本体に保存されているデータがどうなるか、ということだと思います。
結論から言うと、Apple Watchを修理に出した場合、データはほぼ確実に初期化され、工場出荷時の状態になって戻ってきます。
これは、修理の過程で本体ごと交換されるケースが多いためです。
たとえバッテリー交換のような部分的な修理であっても、動作確認などのために初期化されるのが原則となっています。
そのため、SuicaやPASMOといった交通系ICカードや、Apple Payに登録しているクレジットカードの情報もすべて消去されてしまいます。
しかし、心配しすぎる必要はありません。
Apple Watchのデータは、ペアリングしているiPhoneに自動でバックアップが作成される仕組みになっています。
ペアリングを解除する際に、最新のバックアップが自動的にiPhone内に保存されるのです。
修理から戻ってきた新しいApple Watchを、再びiPhoneとペアリングする際に、「バックアップから復元」を選択すれば、文字盤の設定やアプリの配置、健康に関するデータなどを、修理に出す直前の状態に復元することができます。
ただし、Suicaやクレジットカードの情報はセキュリティの観点からバックアップに含まれないため、これらは手動で再設定する必要があります。
修理に出す前には、念のためiPhoneのWatchアプリを開き、正常にペアリングされていることを確認しておくと、より安心です。
リンゴループから画面が真っ暗になった場合の復旧方法
リンゴマークのループが続いていたのに、突然画面が真っ暗になって何も反応しなくなった、というケースがあります。
これは、症状が悪化したように感じて不安になるかもしれませんが、考えられる原因は主に2つです。
1つ目は、リンゴループを繰り返すうちに、バッテリーを完全に使い果たしてしまった可能性です。
起動を試みる動作は電力を消費するため、何度も繰り返しているうちに電池が空になってしまうのです。
この場合は、まず落ち着いてApple Watchを純正の充電器に接続し、最低でも30分以上はそのまま充電してみてください。
しばらくすると、画面に充電マークが表示され、さらに充電が進むとリンゴマークが表示されて正常に起動することがあります。
2つ目は、システムが完全にフリーズしてしまっている状態です。
この場合は、充電しても反応がないことがあります。
そこで試してほしいのが、再度「強制再起動」です。
デジタルクラウンとサイドボタンを、リンゴマークが表示されるまで10秒以上、根気よく長押ししてみてください。
もし、十分な充電を行い、強制再起動を試しても画面が真っ暗なまま全く反応がない場合は、残念ながらバッテリーや基板など、内部のハードウェアが深刻なダメージを受けている可能性が非常に高いです。
この段階になると、個人でできる対処法は残されていません。
速やかにApple Storeや正規サービスプロバイダに相談し、専門家による診断を受けることをお勧めします。
アップルウォッチが起動しないリンゴマークのまとめ
- アップルウォッチがリンゴマークで起動しない主な原因は、OSの不具合やバッテリーの劣化です。
- 最初に試すべき対処法は、デジタルクラウンとサイドボタンを10秒以上長押しする強制再起動です。
- 充電できない時は、充電ケーブルの接触不良や汚れ、非純正品の使用が原因の場合があります。
- 強制再起動でも改善しないなら、iPhoneからペアリングを解除し再設定すると直ることがあります。
- 本体が熱い、画面が割れているなど物理的な損傷がある場合は、専門家による修理が必要です。
- Apple正規店での修理料金は保証状況で異なり、修理に出すとデータは基本的に初期化されます。
- リンゴループの後に画面が真っ暗になったら、まずは30分以上充電してから再度操作を試してください。