アンドロイドで充電中のランプがつかない!原因と自分でできる9つの対処法

アンドロイドで充電中のランプがつかない不具合は、多くの場合、簡単な設定の見直しやスマートフォンの再起動で解決します。

まずは落ち着いて、通知(LED)ランプの設定や、省電力モードがオンになっていないか確認してみましょう。

それでも改善しない場合は、充電ケーブルの故障や、OSの不具合なども考えられます。

この記事では、ご自身で今すぐ試せる簡単な対処法から、故障が疑われる場合の原因の見分け方まで順番に解説します。

最終的な修理費用の目安も紹介しているので、あなたの状況に合った解決策がきっと見つかります。

目次

充電中のランプがつかないアンドロイドですぐに試せる対処法

最初に試すべきスマートフォンの再起動で直る?

アンドロイドの充電ランプがつかない時、まず試してほしいのがスマートフォンの再起動です。

多くの場合、この再起動だけであっさり問題が解決することがありますよ。

なぜなら、スマホも小さなパソコンと同じで、長時間使い続けていると目に見えない小さなエラーがシステム内に溜まってしまうことがあるからです。

そのせいで、充電ランプを光らせる命令がうまく伝わらなくなっているのかもしれません。

再起動をすると、こうしたシステムの状態が一旦リセットされて、まっさらな状態から動き始めるので、不具合が解消される可能性が高いのです。

再起動のやり方はとても簡単です。

  1. スマートフォンの側面にある電源ボタンを長押しします。
  2. 画面に「電源を切る」や「再起動」といったメニューが表示されます。
  3. 「再起動」をタップするだけで、自動的に電源がオフになり、再び起動します。

もし画面が固まって操作できない場合は、電源ボタンを10秒以上押し続けてみてください。

ほとんどの機種で強制的に再起動がかかります。

お金もかからず、時間も1分ほどで終わるので、何かおかしいなと感じたら、まずは再起動を試すのがおすすめです。

通知(LED)ランプの設定をオンにする方法

再起動しても直らないなら、そもそも通知ランプの設定がオフになっていないか確認してみましょう。

自分では設定を変えたつもりがなくても、何かの拍子に設定が変わってしまっていることは意外とよくあることです。

通知ランプは、正式には「LEDランプ」や「通知LED」と呼ばれることが多いですね。

この設定がオフになっていると、充電中はもちろん、LINEやメールの通知が来てもランプは光りません。

設定の確認方法は、お使いのアンドロイドの機種によって少し異なりますが、大まかな流れは同じです。

  1. まず、ホーム画面やアプリ一覧から「設定」アプリを探して開きます。歯車のアイコンが目印です。
  2. 設定メニューの中から「通知」や「ディスプレイ」、「設定」→「便利な機能」といった項目を探します。
  3. その中に「LEDインジケーター」や「通知ライト」「LED通知」といった項目がないか確認してください。
  4. もし見つけたら、その項目をタップして、スイッチが「オン(有効)」になっているか確かめます。

もしオフになっていたら、スイッチをタップしてオンに切り替えてください。

この設定をオンにした後、もう一度充電ケーブルを挿してみて、ランプがつくか確認してみましょう。

見つからない場合は、設定画面の上にある検索窓に「LED」や「ライト」と入力して探すのが近道ですよ。

省電力モードの設定が影響していないか確認する

充電ランプがつかない原因として、スマートフォンの「省電力モード」や「バッテリーセーバー」が影響している可能性も考えられます。

この機能は、バッテリーの消費を抑えるために、一部の機能を自動的に制限するものだからです。

機種によっては、画面の明るさを落としたり、バックグラウンドでの通信を止めたりするのと一緒に、通知ランプの点灯もオフにしてしまうことがあります。

特に、バッテリー残量が少なくなった時に自動で省電力モードに切り替わる設定にしていると、気づかないうちにランプがつかなくなっていた、なんてことも。

まずは、お使いのスマホが省電力モードになっていないか確認してみましょう。

確認と解除の手順は以下の通りです。

  1. 「設定」アプリを開きます。
  2. 「バッテリー」や「電池」、「デバイスケア」といった項目をタップします。
  3. 「省電力モード」や「バッテリーセーバー」というメニューがあるので、これがオンになっていないか確認します。
  4. もしオンになっていたら、一度オフに切り替えてみてください。

この設定をオフにした状態で充電ケーブルを繋ぎ、ランプが点灯するか試してみましょう。

もしこれでランプがつくようになったら、原因は省電力モードだったということになります。

便利な機能ですが、時にはこうした予期せぬ動作をすることもあるので、覚えておくと良いかもしれませんね。

特定のアプリの通知設定を見直すには

「充電中だけじゃなく、LINEや他のアプリの通知が来たときもランプが光らない…」という場合は、アプリごとの通知設定が原因かもしれません。

アンドロイドは、アプリ一つひとつに対して、通知のオン・オフや通知方法を細かく設定できるのが特徴です。

そのため、スマホ全体の通知ランプ設定はオンになっていても、特定のアプリだけランプを光らせないように設定されている可能性があります。

特に、頻繁に通知が来るアプリを一時的に静かにさせようとして、無意識のうちにランプの通知を切ってしまっているケースが考えられます。

設定を見直す手順は、次の通りです。

  1. 「設定」アプリを開き、「通知」または「アプリと通知」をタップします。
  2. 「アプリの通知」や、最近通知を送信したアプリの一覧が表示されますので、確認したいアプリを選びます。
  3. アプリごとの通知設定画面が開くので、「通知の表示」や「通知の許可」がオンになっているか確認してください。
  4. さらに詳細な設定項目がある場合は、「通知カテゴリ」などを確認し、ランプ(LED)に関する設定がオフになっていないか見直します。

例えば、LINEの場合はLINEアプリ内の「設定」→「通知」からもLEDに関する設定ができます。

心当たりのあるアプリの設定をいくつか確認してみて、オフになっているものがあればオンに戻してみましょう。

全体の不具合だと思っていたら、実は個別の設定が原因だった、ということはよくありますので、一度チェックしてみてください。

OSのソフトウェアアップデートで改善する可能性

これまで紹介した方法を全部試してもダメだった場合、スマートフォンの基本ソフトである「OS」の不具合が原因かもしれません。

この場合、OSを最新のバージョンにアップデートすることで、問題が解決することがあります。

ソフトウェアアップデートには、新しい機能の追加だけでなく、発見された不具合の修正や、セキュリティの強化といった大事な内容が含まれています。

充電ランプがつかない、というのも、実はOS側のちょっとしたバグが原因で起きている可能性があるのです。

メーカー側もこうした不具合を把握していて、次のアップデートで修正プログラムを配布しているケースは少なくありません。

自分のスマホが最新の状態になっているか、確認してみましょう。

アップデートの確認と実行の手順はこちらです。

  1. 「設定」アプリを開きます。
  2. メニューの一番下あたりにある「ソフトウェア更新」や「システムアップデート」という項目をタップします。
  3. 「ダウンロードとインストール」や「更新をチェック」といったボタンを押すと、新しいバージョンがあるか自動で確認してくれます。
  4. もし新しいアップデートが見つかったら、画面の指示に従ってダウンロードとインストールを進めてください。

アップデートには時間がかかり、バッテリーも消費するので、Wi-Fiに接続した状態で、充電しながら行うのがおすすめです。

すぐに解決策が見つからない時は、OSアップデートで直ることもあると覚えておくと、いざという時に役立ちますよ。

充電中のランプがつかないアンドロイドの主な原因と最終手段

充電はできるのにランプだけつかない時の原因とは

充電自体は問題なくできているのに、ランプだけがつかない場合、原因は大きく3つに絞られます。

1つ目は、これまで見てきたような「ソフトウェアや設定の問題」です。

再起動や通知設定の見直し、省電力モードの解除などで直る可能性が一番高いパターンになります。

ソフトウェアの一時的なエラーで、ランプを光らせる命令だけがうまく機能していない状態ですね。

2つ目の原因として考えられるのが、「LEDランプ自体の物理的な故障」です。

スマホを落とした時の衝撃や、長年使っていることによる部品の劣化で、ランプそのものが壊れてしまうことがあります。

この場合は、いくら設定を見直してもランプは光りません。

LEDは小さな部品なので、これだけがピンポイントで故障することも珍しくないのです。

そして3つ目が、「充電端子と基板の接続不良」です。

充電ケーブルを挿すポート(端子)の内部で、ランプに電気信号を送る部分だけが接触不良を起こしているケースが考えられます。

充電するための回路と、ランプを光らせるための回路は別になっているため、充電はできてもランプはつかない、という症状が出ることがあるのです。

まずは設定を見直してみて、それでも改善しない場合は部品の故障を疑う、という順番で原因を探っていくのがスムーズですよ。

充電ケーブルやACアダプターの故障を見分けるポイント

充電ランプがつかない時、意外と見落としがちなのが充電ケーブルやACアダプター(コンセントに挿す四角い部分)の故障です。

スマホ本体の不具合だと思い込んでいても、実は充電器側に問題があったというケースは少なくありません。

これらが原因かどうかを見分けるには、いくつかの簡単な方法があります。

一番手っ取り早いのは、「別の充電器セットで試してみる」ことです。

家族が持っている充電器や、以前使っていたものがあれば、そのケーブルとACアダプターを使って充電してみてください。

もし別の充電器でランプがつけば、原因はいつも使っている充電ケーブルかACアダプターのどちらかにあると特定できます。

次に、どちらが壊れているかを特定するために、ケーブルだけ、あるいはACアダプターだけを交換して試してみましょう。

例えば、いつも使っているケーブルを、パソコンのUSBポートやモバイルバッテリーに挿して充電ランプがつくか確認します。

もしこれでもランプがつかなければケーブルの故障が濃厚ですし、もしランプがつけばACアダプターの故障が疑わしいということになります。

ケーブルは、内部で断線していても外見からは分かりにくいことが多いです。

特に、コネクタの根元部分は負担がかかりやすいので、見た目はきれいでも壊れていることがあります。

本体の修理を考える前に、まずは身近にある別の充電器で試してみることを強くおすすめします。

セーフモードで起動して原因アプリを特定するやり方

いろいろ試しても原因がわからない場合、「セーフモード」で起動してみるのが有効な手段です。

セーフモードとは、スマホを購入した時の状態、つまり後から自分でインストールしたアプリを一切動かさない状態で起動する、診断用のモードのことです。

もしセーフモードで充電ランプが正常に点灯するなら、原因は後から入れたいずれかのアプリにあると断定できます。

特定のアプリが、OSの動作を邪魔して、ランプの点灯を妨げている可能性があるのです。

セーフモードの起動方法は機種によって少し異なりますが、一般的な手順は以下の通りです。

  1. 電源ボタンを長押しして、電源メニューを表示させます。
  2. 「電源を切る」のアイコンを長押しします。
  3. すると「セーフモードで再起動しますか?」という確認画面が表示されるので、「OK」や「有効にする」をタップします。

再起動後、画面の左下などに「セーフモード」と表示されていれば成功です。

この状態で充電ケーブルを挿し、ランプがつくか確認してください。

もしランプがついたら、原因となっているアプリを特定してアンインストールする必要があります。

最近インストールしたアプリや、挙動が怪しいと感じるアプリから順番にアンインストールし、その都度スマホを通常モードで再起動して、ランプがつくか確認する作業を繰り返します。

少し手間はかかりますが、修理に出す前に原因を特定できるかもしれない、とても有効な方法ですよ。

ランプが赤やオレンジに点滅するときの意味は?

充電ランプが、つかないのではなく「赤やオレンジ色で点滅している」場合、これはスマートフォンからの重要なサインです。

多くの機種で、この色の点滅は「バッテリー残量が極端に少ない」または「正常に充電ができていない」という警告を意味しています。

全くつかないのとは違い、スマホが何かを伝えようとしている状態なので、その意味を正しく理解することが大切です。

まず考えられるのは、バッテリーを完全に使い切ってしまい、残量がほぼゼロの状態です。

この場合、充電を開始してもすぐにランプが緑色に点灯せず、しばらくの間、赤やオレンジで点滅し続けることがあります。

これは「今、頑張って充電を溜めている最中ですよ」という合図なので、慌てずにそのまま15分から30分ほど充電を続けてみてください。

ある程度バッテリーが溜まれば、点滅から点灯に変わるはずです。

もう一つの可能性は、充電器やケーブル、またはスマホの接続端子に何らかの問題があり、うまく電力が供給されていないケースです。

例えば、ケーブルが半挿しになっていたり、充電器の出力が弱すぎたり、接続部分にホコリが溜まっていたりすると、電力不足で赤く点滅することがあります。

一度ケーブルを挿し直したり、別のコンセントや充電器で試したりしてみてください。

もし長時間充電しても点滅が続く場合は、バッテリー自体の劣化や故障も考えられます。

ランプもつかず充電もできない時に確認すべきこと

充電ランプがつかないだけでなく、画面にも充電マークが表示されず、全く充電ができていない場合は、より深刻な状況かもしれません。

この場合、原因はソフトウェアの問題ではなく、電力の供給経路のどこかに物理的なトラブルが発生している可能性が非常に高いです。

まず確認すべきなのは、一番基本的な「コンセント」と「充電器」です。

そのコンセントで他の家電製品が動くか試したり、別のACアダプターやケーブルのセットで充電できるか確認したりしましょう。

意外と、コンセント自体や充電器が壊れていることが原因のケースもあります。

次に疑うべきは、スマートフォン本体の「充電ポート(USB端子)」の汚れや故障です。

ポケットやバッグの中に入れているうちに、ポート内部にホコリや糸くずが溜まってしまい、ケーブルとの接触を妨げていることがあります。

電源を切り、爪楊枝やエアダスターなどで優しく内部を掃除してみてください。ただし、奥を突きすぎて端子を壊さないよう注意が必要です。

それでもダメな場合、考えられるのは「ケーブルの内部断線」や「バッテリーの完全放電または劣化・故障」、そして最悪のケースとして「スマートフォンのメイン基板の故障」です。

バッテリーが完全に空っぽになると、充電を開始してもすぐには反応しないことがあります。

まずは1時間ほど充電し続けて様子を見てください。

それでも全く反応がない場合は、個人で対処するのは難しいため、専門の修理業者に相談することをおすすめします。

自分で試せる対処法で直らない場合の修理相談先

これまで紹介したすべての対処法を試しても充電ランプがつかない場合、残念ながら個人で解決するのは難しいかもしれません。

ソフトウェアの設定でもなく、充電器の問題でもないとなると、スマホ本体の部品が物理的に故障している可能性が高いです。

具体的には、LEDランプ自体の故障、バッテリーの劣化、充電ポートの破損、あるいは内部の基板の不具合などが考えられます。

こうした場合、無理に自分で分解しようとせず、プロに相談するのが一番安全で確実な方法です。

修理の相談先としては、主に3つの選択肢があります。

  1. 契約している携帯キャリア(ドコモ、au、ソフトバンクなど)のショップ
  2. スマートフォンメーカーの公式サポートセンター
  3. 街のスマートフォン修理専門店

まず、保証サービスに加入しているなら、契約しているキャリアのショップに持ち込むのが第一候補です。

保証が適用されれば、比較的安価に修理や本体交換ができる場合があります。

メーカーの公式サポートは、質の高い修理が期待できますが、費用は高めになる傾向があります。

一方で、非正規の修理専門店は、正規店よりも安く、スピーディーに修理してくれることが多いのがメリットです。

ただし、一度非正規店で修理すると、その後メーカーの保証が受けられなくなる可能性があるので注意が必要です。

それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、ご自身の状況に合った相談先を選んでくださいね。

修理に出す前に知っておきたい料金の目安

いよいよ修理に出すとなった時、一番気になるのが「いくらかかるのか?」という料金の問題ですよね。

修理費用は、故障の原因や修理を依頼する先によって大きく変わってきます。

あらかじめ料金の目安を知っておくことで、安心して相談に進むことができます。

まず、原因が「充電ポートの故障」だった場合、修理費用の相場は8,000円から15,000円程度です。

ホコリの除去など簡単なクリーニングで直ればもっと安く済みますが、部品の交換が必要になるとこのくらいの金額がかかります。

次に、「バッテリーの劣化・故障」が原因だった場合は、10,000円から20,000円程度が目安です。

LEDランプの不具合も、バッテリーや充電ポートの修理と同時に行われることが多いです。

そして、最も費用が高くなるのが「メイン基板の故障」です。

基板はスマホの心臓部にあたるため、修理費用は数万円から、時には5万円以上になることもあります。

この場合、修理するよりも機種変更した方が安くつくケースも少なくありません。

これらの料金はあくまで目安であり、正規店か非正規店かによっても変動します。

キャリアやメーカーの保証サービスに加入している場合は、上記の金額よりもずっと安く修理できる可能性が高いです。

修理に出す前には、必ず複数の店舗で見積もりを取り、料金と修理内容を比較検討することをおすすめします。

充電中のランプがつかない アンドロイドまとめ

  • 充電ランプがつかない時、まずは慌てずにスマートフォンの再起動を試しましょう。
  • 通知(LED)ランプの設定や、省電力モードが意図せずオフになっていることがあります。
  • 充電はできるのにランプだけつかない場合、ソフトウェアかLEDランプ自体の故障が原因かもしれません。
  • 本体の不具合を疑う前に、別の充電ケーブルやACアダプターで充電できるか確認することが重要です。
  • ランプが赤やオレンジに点滅するのは、バッテリー残量が極端に少ないというサインです。
  • セーフモードで起動すると、不具合の原因となっているアプリを特定できる場合があります。
  • あらゆる対処法を試しても直らない場合は、無理せずキャリアのショップや専門の修理業者へ相談してください。
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