インスタグラムで「自動化された操作」という警告が表示されるのは、短時間の「いいね」やフォローのしすぎが主な原因です。
これは、あなたの行動がボット(自動ツール)によるものと疑われた際の一時的な利用制限(アクションブロック)を意味します。
この記事では、制限される機能や、原因不明の場合に確認すべきサードパーティ製アプリの連携について解説します。
警告を無視した場合のアカウント停止リスクや、パスワード変更などの具体的な解除方法も紹介します。
最後まで読めば、警告が消えない時の対処法を理解し、安全なアカウント運用ができるようになります。
インスタで「自動化された操作」と表示される原因と制限される機能
- 「自動化された操作」と判断される主な原因
- 短時間に「いいね」をしすぎるとどうなる?
- フォロー・アンフォローのやりすぎも警告対象に
- 原因不明の場合はサードパーティ製アプリの連携を確認
- 同じハッシュタグの使いすぎはスパム判定される?
- この警告が出ると何が制限される?(アクションブロックとは)
「自動化された操作」と判断される主な原因
この警告は、あなたの操作が人間ではなく、機械的なボット(自動化ツール)によるものだとInstagramのAIに疑われた時に表示されます。
特に、フォロワーを増やしたい一心で、短時間にたくさんのアクションを起こしてしまったことが主な原因として考えられます。
Instagramは、ユーザー同士の自然なコミュニケーションを大切にしているため、機械的で過剰な操作を厳しくチェックしているんですね。
具体的には、以下のような行動が「自動化された操作」と判断されやすいです。
- 短時間での大量の「いいね」
- 短時間での大量のフォローやアンフォロー
- 同じ内容のコメントをいろいろな投稿に書き込む
- 非公式の連携アプリ(サードパーティ製アプリ)を使っている
- 毎回まったく同じ組み合わせのハッシュタグを使い回している
もしこの警告が表示されたら、まずは最近の自分の行動に心当たりがないか、一度振り返ってみることが大切です。
焦って何かをするのではなく、なぜ警告が出たのかを理解することが、解決への第一歩になりますよ。
短時間に「いいね」をしすぎるとどうなる?
短時間のうちにたくさんの投稿へ「いいね」をしすぎると、Instagramからスパム行為と見なされ、「自動化された操作」の警告が表示される直接的な原因になります。
これは、アカウントの宣伝目的で、無差別に「いいね」を繰り返すボットがいるため、そうした行為と間違われてしまうからです。
一般的に、安全とされる「いいね」の数には目安があると言われています。
- 1時間あたり:60件以内
- 1日あたり:300〜350件以内
ただし、この数字は公式に発表されているものではなく、アカウントの作成時期や信頼度によっても変わってきます。
例えば、作ったばかりのアカウントでいきなりたくさんの「いいね」をすると、より厳しくチェックされる傾向にあります。
好きな投稿を見つけて「いいね」をするのはインスタの醍醐味ですが、夢中になって数秒おきに押し続けるのは少し危険かもしれません。
特にハッシュタグ検索で表示された投稿に、上から順番に機械的に「いいね」をしていくような使い方は避けましょう。
少し時間を空けながら、ゆっくり楽しむのがアカウントを安全に保つコツですよ。
フォロー・アンフォローのやりすぎも警告対象に
フォロワーを増やすため、または整理するために、短時間でフォローやアンフォローを繰り返す行為も「自動化された操作」と判断される原因になります。
「いいね」と同じように、InstagramのAIが「これはボットによる操作かもしれない」と判断してしまうんですね。
こちらも、一般的に言われているアクション数の目安があります。
- 1時間あたり:20〜30人程度
- 1日あたり:200人以内
特に、フォローバックがないアカウントをすぐにアンフォローする、という作業を高速で繰り返すと、警告を受けやすくなるので注意が必要です。
一気にフォロー整理をしたい気持ちはとても分かりますが、アカウントを守るためには、数日に分けて少しずつ行うのがおすすめです。
また、フォロワー管理を楽にしてくれる外部のアプリを使っている場合も注意してください。
そうした非公式アプリの中には、あなたの知らないところで自動的にフォローやアンフォローを行っているものがあり、それが原因で警告につながるケースも少なくありません。
あくまで自然なペースでの交流を心がけることが大切です。
原因不明の場合はサードパーティ製アプリの連携を確認
自分では特に過剰な操作をしたつもりがなくても、「自動化された操作」の警告が表示されることがあります。
その場合、あなたが気づかないうちに、連携している外部のアプリ(サードパーティ製アプリ)が原因となっている可能性が考えられます。
例えば、以下のようなアプリを連携させていませんか?
- フォロワーの増減をチェックする分析アプリ
- 自動で「いいね」やフォローをしてくれるアプリ
- 特定の時間に自動で投稿してくれるアプリ
これらのアプリは、バックグラウンドであなたのInstagramアカウントにアクセスし、自動で情報を取得したり操作したりしています。
この動きが、InstagramのAIに「自動化された操作」と判断されてしまうことがあるのです。
連携しているアプリは、以下の手順で確認・解除できます。
- インスタの「設定」を開きます。
- 「セキュリティ」内の「アプリとウェブサイト」を選択します。
- 「アクティブ」の欄に、現在連携中のアプリが表示されます。
- 心当たりのないアプリや、今は使っていないアプリがあれば、「削除」をタップして連携を解除しましょう。
定期的にこの連携リストを見直すことで、アカウントを安全に保つことができますよ。
同じハッシュタグの使いすぎはスパム判定される?
毎回同じ組み合わせのハッシュタグを、投稿内容に関わらずコピー&ペーストして使い続けていると、スパム行為と見なされてしまう可能性があります。
Instagramは、それぞれの投稿に最も関連性の高い情報(ハッシュタグ)がつけられることを理想としています。
そのため、投稿の中身と関係なく、いつも同じ人気のハッシュタグばかりを使っていると、「検索結果を操作しようとしている」と判断されかねません。
これが、「自動化された操作」の警告につながるケースもあるのです。
安全にハッシュタグを使うためには、少し工夫が必要です。
- その投稿の写真や動画に合ったハッシュタグを毎回選ぶようにする。
- ハッシュタグの組み合わせをいくつか用意しておき、投稿ごとに使い分ける。
- 毎回上限の30個ギリギリまで、同じタグで埋め尽くさない。
- 投稿と無関係なトレンドのハッシュタグは避ける。
ハッシュタグ選びは少し手間に感じるかもしれませんが、この一手間がアカウントの健全性を保ち、結果的にたくさんの人に見てもらうきっかけにもなります。
丁寧なハッシュタグ選びを心がけてみてください。
この警告が出ると何が制限される?(アクションブロックとは)
「自動化された操作」という警告が表示されると、Instagram上での特定の行動が一時的にできなくなります。この状態を「アクションブロック」と呼びます。
これは、Instagramからの「少しアクティブすぎなので、一旦休憩してくださいね」というイエローカードのようなものです。
ブロックされるアクションは、違反の度合いによって異なりますが、主に以下のような操作が制限されます。
- 他の人の投稿に「いいね」する
- コメントを書き込む
- 他のユーザーをフォロー、またはアンフォローする
- ダイレクトメッセージ(DM)を送る
- 新しいフィード投稿やストーリーズを投稿する
初めて警告を受けた場合など、軽度なブロックであれば、数時間から長くても24〜48時間程度で自然に解除されることがほとんどです。
しかし、警告を無視して何度も違反を繰り返すと、ブロックされる期間が数日間、数週間と長くなったり、制限される機能が増えたりします。
もしこの警告が出たら、焦って何度も操作を試すのは逆効果です。
まずは落ち着いて、制限が解除されるまで待つようにしましょう。
インスタの「自動化された操作」という警告の解除方法と今後の対策
- 基本的な対処法は「待つ」こと、どのくらいの期間が必要?
- パスワード変更が有効な理由とやり方
- 警告が消えない時に「問題を報告」する方法
- 一度ログアウトして再ログインを試す
- この警告を無視するとアカウント停止(垢バン)のリスクは?
- 警告が何度も表示される場合の根本的な見直しポイント
- 【PC版】ブラウザからログインして直す方法
基本的な対処法は「待つ」こと、どのくらいの期間が必要?
「自動化された操作」の警告が出てしまった場合、最も確実で安全な対処法は「何もしないで待つ」ことです。
この警告は一時的な利用制限なので、一定の時間が経過すれば自動的に解除される仕組みになっています。
焦って「いいね」やフォローを何度も試してしまうと、ペナルティの期間がさらに延長されてしまう可能性があるので、ぐっとこらえるのが大切です。
制限がかかる期間は、違反の度合いや警告を受けた回数によって変わります。
- 初めての警告の場合:数時間〜24時間程度
- 軽度な違反の場合:24時間〜48時間程度
- 違反を繰り返している場合:数日間〜1週間以上
まずは丸一日、Instagramのアプリをそっと閉じて、デジタルデトックスするくらいの気持ちで待ってみるのがおすすめです。
待っている間に、なぜ警告が出てしまったのか、自分の行動を振り返る時間にすると良いでしょう。
ほとんどの場合、この「待つ」という対処法だけで問題は解決しますよ。
パスワード変更が有効な理由とやり方
アクションブロックの解除に、パスワードの変更が有効な場合があります。
これは、Instagram側に「私のアカウントが乗っ取られて、第三者に不正操作されているかもしれません」と知らせる効果があるからです。
もし、あなた自身に過剰な操作の心当たりがない場合、連携アプリや不正ログインによって、知らないうちにアカウントが自動操作されている可能性も考えられます。
パスワードを変更することで、そうした外部からのアクセスを強制的に遮断し、「今操作しているのは正真正銘、本人ですよ」という意思表示になるのです。
パスワードの変更手順は簡単です。
- プロフィール画面右上の三本線メニューをタップします。
- 「設定とプライバシー」→「アカウントセンター」と進みます。
- 「パスワードとセキュリティ」を選び、「パスワードを変更」をタップします。
- 対象のアカウントを選び、現在のパスワードと新しいパスワードを2回入力して変更を完了させます。
ブロックが解除された後も、セキュリティ対策として定期的にパスワードを見直すことをおすすめします。
警告が消えない時に「問題を報告」する方法
2〜3日待ってもアクションブロックが解除されない場合や、警告の理由に全く心当たりがない場合は、Instagramに直接「問題を報告」するという手段があります。
システム側のエラーで、間違ってあなたのアカウントに制限がかけられてしまった可能性もゼロではありません。
その場合は、運営に状況を伝えることで、手動で制限を解除してもらえることがあります。
報告の手順は以下の通りです。
- プロフィール画面右上の三本線メニューをタップします。
- 「設定とプライバシー」を一番下までスクロールし、「ヘルプ」を選びます。
- 一番上の「問題を報告」をタップします。
- 表示される指示に従い、問題の内容を入力する画面に進みます。
- 「通常通り利用していたのに、自動化された操作という警告が表示され、いいねやフォローができません。心当たりがないため、確認をお願いします」といったように、状況を具体的に書きましょう。
必ず返信があるとは限りませんが、何もせずに待ち続けるよりは、試してみる価値のある方法です。
一度ログアウトして再ログインを試す
待つ、パスワードを変更する、といった方法で解決しない時に、試してみたいのが「一度ログアウトして、再ログインする」というシンプルな方法です。
これは、アプリの一時的な不具合や、おかしくなってしまったキャッシュ(一時保存データ)をリセットする効果が期待できます。
人間でいうところの、ちょっと気分転換してリフレッシュするようなイメージですね。
手順はとても簡単です。
- プロフィール画面右上の三本線メニューをタップします。
- 「設定とプライバシー」画面を一番下までスクロールします。
- 「(あなたのアカウント名)からログアウト」または「すべてのアカウントからログアウト」をタップして、ログアウトします。
- 一度Instagramアプリを完全に終了させます。(マルチタスク画面から上にスワイプして消す)
- 少し時間を置いてから、再度アプリを起動し、ユーザーネームとパスワードを入力してログインします。
これだけで、あっさり制限が解除されたというケースも少なくありません。
簡単ですぐに試せるので、困った時にはぜひやってみてください。
この警告を無視するとアカウント停止(垢バン)のリスクは?
「自動化された操作」の警告は、決して無視してはいけません。
この警告はInstagramからの「イエローカード」であり、これを無視して同じような過剰なアクションを繰り返すと、最終的にはアカウントが永久に停止されてしまう、いわゆる「垢バン」のリスクがあります。
アカウント停止までの流れは、一般的に段階を踏んで厳しくなっていきます。
- 初回のアクションブロック(数時間〜1日程度)
- 違反を繰り返し、ブロック期間が延長(数日〜1週間程度)
- さらに違反を繰り返し、ブロック期間がさらに延長、一部機能の無期限停止
- 最終警告、または予告なくアカウントが永久凍結・削除
一度アカウントが停止されてしまうと、基本的には二度とそのアカウントを復活させることはできません。
これまで大切に育ててきた投稿や、フォロワーとの繋がりが全て失われてしまいます。
そうならないためにも、警告が表示されたら必ず一度立ち止まり、その原因となった行動を改めて、Instagramのルールに従った健全な使い方を心がけることが非常に重要です。
警告が何度も表示される場合の根本的な見直しポイント
もし、アクションブロックの警告が一度だけでなく、何度も繰り返し表示されるようなら、それはあなたのInstagramの使い方に根本的な問題があるサインです。
小手先の解除テクニックに頼るのではなく、アカウントの運用方針そのものを見直す必要があります。
特に、以下のような点に心当たりがないかチェックしてみてください。
- フォロワーを増やすことだけが目的になっていませんか?
「いいね周り」や「フォロー周り」をノルマのように、機械的にこなしていると警告を受けやすくなります。 - 非公式の便利ツールに頼っていませんか?
フォロワーを自動で増やしたり、管理したりする外部アプリの使用は、アカウント停止のリスクが非常に高い行為です。今すぐ連携を解除しましょう。 - コミュニケーションを楽しんでいますか?
数よりも質を重視し、本当に興味のある投稿にコメントしたり、フォロワーさんと交流したりするなど、丁寧なコミュニケーションを心がけることが、結果的にアカウントの成長につながります。
短期的な数字ばかりを追いかけるのではなく、長期的な視点で、ファンを一人ひとり増やしていくような運用に切り替えることが、最も確実な対策と言えるでしょう。
【PC版】ブラウザからログインして直す方法
スマホアプリで何を試してもうまくいかない、という時に意外な解決策となるのが、パソコンのブラウザからInstagramにログインしてみる方法です。
スマホアプリとPCのブラウザでは、接続している環境が異なるため、ログインし直すことでアカウントの状態がリフレッシュされ、制限が解除されることがあります。
「スマホアプリでロックされているけど、PCからなら『いいね』できた」という声も実際にあります。
手順は以下の通りです。
- パソコンで、Google ChromeやSafariなどのウェブブラウザを開きます。
- 検索エンジンで「Instagram」と検索し、公式サイトにアクセスします。
- あなたのユーザーネームとパスワードを入力して、ログインします。
- ログインできたら、フィードを少し見て、試しにいくつかの投稿に「いいね」ができるか試してみてください。
この方法でアクションが正常にできるようになったら、その後スマホアプリでログインし直すと、ブロックが解除されている可能性があります。
家にパソコンがないという方でも、スマホのブラウザアプリ(SafariやChromeなど)から「PC版サイトを表示」する機能を使えば、同じように試すことができますよ。
インスタで自動化された操作と表示まとめ
- インスタで「自動化された操作」と警告されるのは、短時間のいいねやフォロー・アンフォローのやりすぎが主な原因です。
- この警告が出ると、いいねやコメントなどができなくなる「アクションブロック」という状態になります。
- 原因不明の場合は、フォロワー管理などのサードパーティ製アプリとの連携が影響している可能性があります。
- 基本的な解除方法は、何もしないで24時間から48時間ほど待つことです。
- 待つ以外には、パスワードの変更や一度ログアウトして再ログインする方法も有効です。
- 警告が消えない時は、運営に「問題を報告」することで解決する場合があります。
- 警告を無視して違反を繰り返すと、最悪の場合アカウント停止(垢バン)になるリスクがあります。
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