AirPodsのアラームは、特別な設定をしなくてもiPhone本体と両方で鳴らすことが可能です。
アラームの音が小さいと感じる場合は、iPhone本体の「着信/通知音量」を調整すれば解決します。
また、片耳だけの装着時やマナーモードに設定している間でも、アラームは問題なく作動するので安心です。
この記事では、AirPodsのアラームに関する基本的な使い方から、音が鳴らないといったトラブルの解決策まで詳しくお答えします。
あなたの朝がより快適になるヒントが、きっと見つかりますよ。
AirPodsのアラームは本体でも鳴る?基本的な設定と便利な使い方
- AirPodsからだけアラームを鳴らす設定は可能?
- iPhone本体とAirPodsの両方でアラームを鳴らす方法
- アラームの音量をピンポイントで調整するには?
- 片耳だけの装着でもアラームは聞こえるのか
- マナーモード設定時のアラームの挙動について
- 純正「時計」アプリでの具体的な設定手順
- 「睡眠」モードとアラームの連携機能と注意点
- AirPodsを装着していない場合、アラームはどこで鳴るのか
- 他社製アラームアプリを使用する際の注意点
- バイブレーションを確実に作動させる設定
AirPodsからだけアラームを鳴らす設定は可能?
残念ながら、iPhoneの標準「時計」アプリのアラームを、AirPodsから「だけ」鳴らす公式な設定は用意されていません。
これは、万が一AirPodsの充電が切れていたり、Bluetooth接続が途切れたりしても、ユーザーが確実に起きられるようにするための安全設計なんです。
そのため、アラームを設定すると、基本的にはiPhone本体とAirPodsの両方から音が鳴る仕組みになっています。
どうしてもAirPodsだけで音を鳴らしたい場合、裏技的な方法が2つ考えられます。
一つは、アラーム音に「無音」のオーディオファイルを設定する方法です。
iTunes Storeなどで無音の音源を入手し、アラームのサウンドに設定すれば、iPhone本体からは音が鳴らなくなります。
ただし、この方法だとAirPodsの接続が切れた場合に完全に音が鳴らなくなってしまうので、寝過ごすリスクがとても高くなります。
もう一つは、「ショートカット」アプリを使って、指定時刻に「音量をゼロにする」という設定と「音楽を再生する」という設定を組み合わせる方法です。
これも少し複雑で、うまく作動しない可能性もあるため、あまりおすすめはできません。
やはり、寝坊しないためにも、iPhone本体とAirPodsの両方でアラームを鳴らすのが一番安心できる使い方と言えるでしょう。
iPhone本体とAirPodsの両方でアラームを鳴らす方法
特別な設定をしなくても、iPhoneの標準「時計」アプリでアラームをセットすれば、AirPodsを接続しているだけでiPhone本体とAirPodsの両方でアラームが鳴ります。
これはiOSの基本的な機能なので、何かをオンにしたり、アプリを追加したりする必要は一切ありません。
とても簡単ですよね。
手順としては、いつも通りiPhoneの「時計」アプリを開いてアラームをセットするだけです。
- 「時計」アプリを開き、下部の「アラーム」タブを選択します。
- 右上の「+」ボタンをタップして、新しいアラームを作成します。
- 時刻や繰り返す曜日など、お好みの設定を行います。
- 「サウンド」の項目で、好きなアラーム音を選んでください。
- 最後に右上の「保存」をタップすれば完了です。
この状態で、就寝時にAirPodsを耳に装着していれば、設定した時刻になるとiPhoneのスピーカーとAirPodsの両方からアラーム音が聞こえてきます。
AirPodsを着けていると、まず耳元でアラームが鳴り始めるので、周りを気にせず静かに目覚めたい時にとても便利です。
もしiPhone本体の音を小さくしたい場合は、アラームを設定する前に、iPhone側面の音量ボタンで着信/通知音量を調整しておくと良いでしょう。
ただし、音量をゼロにしても、アラームだけは設定された音量で鳴る仕組みなので注意してくださいね。
アラームの音量をピンポイントで調整するには?
AirPodsで聞くアラームの音量は、iPhoneの「着信/通知音量」と連動しています。
そのため、アラームの音だけを個別に、ピンポイントで調整する直接的な設定項目は存在しません。
音量を調整したい場合は、以下の手順でiPhone本体の着信/通知音量を設定する必要があります。
- iPhoneの「設定」アプリを開きます。
- 「サウンドと触覚」をタップしてください。
- 「着信音と通知音の音量」というスライダーが表示されます。
- このスライダーを左右に動かして、お好みの音量に調整します。
この設定が、アラームが鳴るときの基本的な音量になります。
注意点として、このスライダーの下にある「ボタンで変更」というスイッチをオンにしていると、iPhone側面の音量ボタンで着信/通知音量(つまりアラーム音量)が変わってしまいます。
寝る前に動画を見たり音楽を聴いたりして音量ボタンを操作すると、意図せずアラーム音量が小さくなっていることがあるので、注意が必要です。
アラームの音量を一定に保ちたい方は、「ボタンで変更」のスイッチをオフにしておくことを強くおすすめします。
こうすることで、側面の音量ボタンはメディア音量(音楽や動画の音)の調整だけに使われるようになり、アラームの音量が勝手に変わってしまうのを防げますよ。
片耳だけの装着でもアラームは聞こえるのか
はい、AirPodsを片耳だけ装着している場合でも、アラームは問題なく聞こえます。
AirPodsは両耳だけでなく、右だけ、あるいは左だけでも単独で使えるように設計されています。
そのため、アラーム機能も片耳での使用にきちんと対応しているのです。
例えば、右耳だけを装着して眠りについた場合、設定した時刻になると右耳のAirPodsからアラーム音が鳴ります。
もちろん、この時もiPhone本体のスピーカーからも同時にアラームが鳴るので、寝過ごす心配は少ないでしょう。
片耳だけ使いたいシーンは意外と多いですよね。
例えば、横向きで寝る時に、枕に当たらない方の耳だけに着けたい場合や、周囲の音も少し聞こえるようにしておきたい場合などに便利です。
また、パートナーと同じ寝室で寝ているけれど、起きる時間は別々、というシチュエーションでも役立ちます。
片耳のAirPodsで自分だけに聞こえるようにアラームを鳴らせば、相手を起こさずにそっと起きることができます。
(もちろん、iPhone本体の音量は小さめにしておく配慮は必要ですが)
設定方法は特に必要なく、単純に片方のAirPodsだけをケースから取り出して耳に装着するだけです。
あとは通常通りアラームをセットすれば、装着している方の耳できちんとアラームを聞くことができますよ。
マナーモード設定時のアラームの挙動について
iPhoneをマナーモード(サイレントモード)に設定していても、AirPodsを接続している場合、アラームはiPhone本体とAirPodsの両方でしっかりと音が鳴ります。
電話の着信音や通知音は鳴らなくなりますが、アラーム音はマナーモードの影響を受けないように設計されているのです。
これは、絶対に寝坊したくないというユーザーのための、とても重要な機能と言えますね。
具体的には、iPhoneの側面にあるサイレントスイッチをオレンジ色が見える状態(マナーモードオン)にしていても、設定時刻になれば容赦なくアラームが鳴り響きます。
AirPodsを装着していれば、もちろん耳元でもアラーム音が聞こえます。
この仕様を知らないと、「マナーモードにしたからアラームも鳴らないかも?」と不安に思うかもしれませんが、その心配は全くありません。
ただし、注意点が一つあります。
それは、アラーム音量です。
前述の通り、アラームの音量はiPhoneの「着信/通知音量」の設定に依存します。
マナーモードにしていても、この設定音量で音が鳴ることを覚えておきましょう。
もし、夜間に大きな音で家族を驚かせたくない場合は、あらかじめ「設定」→「サウンドと触覚」から着信/通知音量のスライダーを少し下げておくと安心です。
それでも、AirPodsを着けていれば耳元でしっかり聞こえるので、自分だけが起きるには十分な音量を確保できますよ。
純正「時計」アプリでの具体的な設定手順
AirPodsでアラームを利用するために、iPhoneに最初から入っている純正の「時計」アプリを使った具体的な設定手順を改めて確認しましょう。
特別なことは何もなく、とても簡単ですよ。
まず、AirPodsがiPhoneに接続されていることを確認してください。
コントロールセンターを開いて、Bluetoothのアイコンが青くなっていればOKです。
次に、以下のステップでアラームを設定します。
- ホーム画面から「時計」アプリのアイコンをタップして開きます。
- 画面下部にあるメニューの中から「アラーム」を選んでください。
- 画面の右上にある「+」ボタンを押して、新しいアラームの追加画面に進みます。
- 時間を設定する画面になるので、上下にスクロールして起きたい時刻に合わせましょう。
- 「繰り返し」の項目では、アラームを鳴らしたい曜日を選択できます。毎日、平日のみ、といった設定が可能です。
- 「ラベル」には、「起床時間」や「薬の時間」など、アラームの目的をメモしておくと便利です。
- 「サウンド」をタップすると、好きなアラーム音を選ぶことができます。たくさんの種類があるので、お気に入りを見つけてみてくださいね。
- 「スヌーズ」のオン・オフもここで設定できます。オンにしておくと、アラームを一度止めても9分後にもう一度鳴らしてくれます。
全ての設定が終わったら、画面右上の「保存」を忘れずにタップしてください。
これで設定は完了です。あとはAirPodsを耳に着けて眠るだけで、指定した時間に耳元とiPhone本体からアラームが鳴り始めます。
「睡眠」モードとアラームの連携機能と注意点
iPhoneの「ヘルスケア」アプリにある「睡眠」モードとアラームを連携させると、より快適な目覚めをサポートしてくれます。
この機能を使うと、ただ時間を指定するだけでなく、就寝時間や起床時間のリズムを整えたり、優しい音で起こしてくれたりするんです。
「睡眠」モードのアラームは、通常の「時計」アプリのアラームとは少し違い、穏やかなサウンドが徐々に大きくなるように作られています。
もちろん、この睡眠用アラームもAirPodsに対応しています。
設定方法は以下の通りです。
- 「ヘルスケア」アプリを開き、「ブラウズ」タブから「睡眠」を選択します。
- 「通常スケジュール」や「次の起床時刻のみ」を設定します。
- 「編集」をタップし、「アラームオプション」の中の「起床アラーム」をオンにします。
- 「サウンドと触覚」から、お好みの起床サウンドを選びます。通常の攻撃的なアラーム音とは違い、心地よい音楽が多いのが特徴です。
- 音量もこの画面で調整できます。
この設定をしておくと、設定した起床時刻にAirPodsとiPhone本体から、選んだ優しい音楽が流れ始めます。
注意点としては、「睡眠」モードがオンになると、連動して「集中モード」が働き、ロック画面が暗くなったり、通知が制限されたりする点です。
これは安眠を妨げないための機能ですが、緊急の連絡に気づきにくくなる可能性もあります。
特定の人からの連絡は許可するなどのカスタマイズも可能なので、自分に合った設定を見つけてみてください。
また、「睡眠」モードのアラームはスヌーズ機能が少し特殊で、一度止めると自動でオフになります。再度鳴らしたい場合は、画面を操作する必要がありますので、寝坊が心配な方は通常の「時計」アプリのアラームと併用するとより安心ですよ。
AirPodsを装着していない場合、アラームはどこで鳴るのか
もしAirPodsを耳に装着せずに眠ってしまった場合でも、アラームはiPhone本体のスピーカーから鳴るので安心してください。
アラーム機能は、AirPodsの接続状況に関わらず、iPhone側で独立して動作するように設計されています。
例えば、以下のようなケースでもアラームはきちんと機能します。
- AirPodsをケースに入れたままにしている場合
- AirPodsの充電が切れてしまっている場合
- 机の上などにAirPodsを置き忘れている場合
どの場合でも、設定した時刻になれば、iPhone本体から設定した音量でアラthumbs_up_sign:ラーム音が鳴り響きます。
つまり、AirPodsはあくまで「アラーム音の出力先の一つ」という位置づけなんです。
メインの機能はiPhone本体が担っていると考えると分かりやすいかもしれません。
ですので、「寝る前にAirPodsを着け忘れたらどうしよう…」と心配する必要は全くありません。
いつものアラームと同じように、iPhoneがあなたを起こしてくれます。
ただし、AirPodsを装着している場合に比べて、当然ながら音の聞こえ方は変わります。
iPhoneをベッドから遠い場所に置いていると、音が小さく聞こえて気づきにくいかもしれません。
また、同室に他の人がいる場合は、iPhone本体から鳴る大きなアラーム音で迷惑をかけてしまう可能性もあります。
AirPodsで静かに起きたいと考えている方は、寝る前に耳への装着と、ケースの充電が十分にあるかを確認する習慣をつけると良いでしょう。
他社製アラームアプリを使用する際の注意点
App Storeには、純正の「時計」アプリ以外にもたくさんの便利なアラームアプリがありますよね。
しかし、これらの他社製アプリでアラームを設定した場合、AirPodsでの挙動が純正アプリとは異なる可能性があるので注意が必要です。
一番の注意点は、アラーム音がAirPodsから鳴るかどうかは「アプリの仕様による」という点です。
多くの音楽再生アプリや動画アプリの音声が自動的にAirPodsに切り替わるように、アラーム音が鳴るアプリも多いです。
しかし、一部のアプリでは、AirPodsを接続していてもiPhone本体のスピーカーからしか音が鳴らない、あるいはその逆のケースも考えられます。
また、純正アプリの強みである「マナーモードでも強制的に鳴る」という機能が、他社製アプリでは働かないことがあります。
アプリによっては、iPhoneがマナーモードだとアラームも通知音扱いになり、音が鳴らずにバイブレーションだけ、あるいは完全に無音になってしまう危険性があるのです。
これでは目覚まし時計としての役割を果たせませんよね。
もし他社製のアラームアプリをメインで使いたい場合は、必ず以下の2点を確認してください。
- AirPodsを接続した状態で、アラーム音がきちんとAirPodsから聞こえるか。
- iPhoneをマナーモードにした状態で、アラームが音で鳴るか。
休日の昼間など、寝過ごしても問題ない時間帯に一度テストをしてみて、そのアプリが自分の使い方に合っているかを見極めることが非常に重要です。
安心して朝を迎えたいのであれば、やはりApple純正の「時計」アプリか「睡眠」モードのアラーム機能を使うのが最も確実で安全な方法と言えるでしょう。
バイブレーションを確実に作動させる設定
音だけでなく、振動(バイブレーション)でもアラームに気づきたい、という方は多いと思います。
AirPods自体には振動する機能はありませんが、iPhone本体のバイブレーションを確実に作動させることで、より強力に目覚めを促すことができます。
アラームのバイブレーションを設定するには、2つの項目を確認する必要があります。
まず1つ目は、アラームごとの個別設定です。
- 「時計」アプリを開き、設定したいアラームの「編集」画面に入ります。
- 「サウンド」の項目をタップしてください。
- サウンドを選択する画面の一番上に「触覚」という項目があります。ここをタップします。
- 「標準」の中から好きな振動パターンを選ぶか、「新規バイブレーションを作成」でオリジナルのパターンを作ることもできます。「なし」以外が選択されていればOKです。
そして2つ目は、iPhone全体のバイブレーション設定です。こちらがオフになっていると、個別設定をしても振動しないので注意してください。
- 「設定」アプリを開き、「サウンドと触覚」に進みます。
- 「サイレントモードで触覚を再生」と「着信モードで触覚を再生」の両方のスイッチをオン(緑色)にしておきましょう。
この2つの設定が正しく行われていれば、アラームが鳴るのと同時に、iPhone本体が力強く振動します。
ベッドサイドにiPhoneを置いている場合、この振動が意外と効果的です。
特に、AirPodsの充電切れなどで音が鳴らなかった場合の保険にもなります。
音と振動のダブルの刺激で、朝が苦手な方でも安心して起きられるようになりますよ。ぜひ設定を確認してみてください。
AirPodsのアラームが鳴らない?よくあるトラブル解決法
- アラーム音が小さいと感じる時の主な原因と解決策
- アラームが全く聞こえない場合に確認すべき5つのこと
- アラームが勝手に止まってしまう原因と対策
- Bluetooth接続が不安定でアラームが鳴らない時の対処法
- バッテリー切れでアラームが作動しない場合の確認事項
アラーム音が小さいと感じる時の主な原因と解決策
AirPodsから聞こえるアラーム音が小さいと感じる場合、いくつかの原因が考えられます。
一番に確認したいのは、iPhoneの「着信/通知音量」の設定です。
AirPodsのアラーム音量は、この設定と直接連動しているため、ここが小さくなっているとアラームも小さな音でしか鳴りません。
解決策として、「設定」アプリから「サウンドと触覚」を開き、「着信音と通知音の音量」のスライダーを右に動かして、適切な音量に調整してください。
また、この画面にある「ボタンで変更」のスイッチがオンになっていると、意図せず音量が変わってしまうことがあります。
寝る前に音量ボタンを操作する癖がある方は、このスイッチをオフにしておくと、アラーム音量が固定されるので安心です。
次に考えられる原因は、AirPods自体の音量制限です。
iPhoneには、聴力を保護するためにヘッドフォンの大きな音を自動的に抑える「ヘッドフォンセーフティ」という機能があります。
これがオンになっていると、アラーム音も小さく調整されてしまう可能性があります。
確認するには、「設定」→「サウンドと触覚」→「ヘッドフォンセーフティ」と進み、「大きな音を抑える」のスイッチを一時的にオフにしてみるか、音量の上限レベルを引き上げてみましょう。
最後に、まれなケースですが、AirPodsのスピーカー部分に耳垢やホコリが詰まって、物理的に音が小さくなっていることもあります。
乾いた綿棒や柔らかいブラシで優しく掃除をしてみると、音質が改善されることがありますよ。
これらの点を一つずつ確認・対処することで、アラーム音量が小さいという問題はほとんど解決するはずです。
アラームが全く聞こえない場合に確認すべき5つのこと
AirPodsからアラームが全く聞こえない場合、焦ってしまいますよね。
でも、いくつかの簡単なチェックで解決することがほとんどです。
以下の5つのポイントを順番に確認してみてください。
- AirPodsの充電は十分ですか?
ケースだけでなく、AirPods本体の充電が切れていると音は鳴りません。iPhoneのウィジェットや、AirPodsを耳に装着した際に表示されるポップアップでバッテリー残量を確認しましょう。 - Bluetoothはオンになっていますか?
基本的なことですが、iPhoneのコントロールセンターを開き、Bluetoothのアイコンが青色になっているかを確認してください。オフになっているとAirPodsに接続できません。 - AirPodsは正しく接続されていますか?
コントロールセンターの右上にある音楽再生ウィジェットを長押ししてみてください。出力先を示すアイコンがヘッドフォンの形になっていれば、AirPodsに接続されています。もしiPhoneのスピーカーになっていたら、タップしてAirPodsを選択し直しましょう。 - iPhoneの音量はゼロになっていませんか?
「設定」→「サウンドと触覚」で「着信音と通知音の音量」スライダーが一番左(消音)になっていないか確認してください。ゼロになっていると、アラーム音も鳴りません。 - アラームの設定は正しいですか?
「時計」アプリで、アラームがオンになっているか、設定した時刻や曜日に間違いがないか、サウンドが「なし」になっていないかを再確認しましょう。意外と見落としがちなポイントです。
これらの5つを確認しても解決しない場合は、一度iPhoneを再起動してみるのも有効な手段です。
一つずつ落ち着いてチェックすれば、きっと原因が見つかりますよ。
アラームが勝手に止まってしまう原因と対策
セットしたはずのアラームが、いつの間にか勝手に止まってしまっているという経験はありませんか?
これにはいくつかの原因が考えられますが、最も多いのは「スヌーズ」機能に関する勘違いです。
iPhoneのアラームは、一度画面をタップするなどして止めると、スヌーズがオンになっていれば9分後にもう一度鳴りますが、オフになっているとその一回で完全に止まってしまいます。
対策としては、「時計」アプリでアラームを編集する際に、「スヌーズ」のスイッチがきちんとオン(緑色)になっているかを確認することが重要です。
次に考えられるのは、iPhoneの「アテンションアウェア機能」の影響です。
これは、ユーザーがiPhoneの画面を見ていることをFace IDが認識すると、通知音などを自動で小さくしてくれる便利な機能です。
しかし、アラームが鳴った瞬間に無意識にiPhoneの画面を見てしまうと、本体の音が小さくなり、止まったと勘違いしてしまうことがあります。
この機能をオフにするには、「設定」→「Face IDとパスコード」と進み、「アテンションアウェア機能」のスイッチをオフにします。
ただし、この機能をオフにすると電話の着信音などが常に最大音量で鳴るようになるので、一長一短かもしれません。
また、「睡眠」モードのアラームを使っている場合は、一度止めるとスヌーズが自動でオフになる仕様です。
寝坊が心配な方は、「睡眠」モードのアラームとは別に、通常の「時計」アプリでも予備のアラームをセットしておくと二重に安心できます。
これらの設定を見直すことで、アラームが意図せず止まってしまうのを防ぐことができますよ。
Bluetooth接続が不安定でアラームが鳴らない時の対処法
AirPodsはBluetoothでiPhoneと接続されているため、この接続が不安定だとアラームが正しく鳴らない原因になります。
もし接続が不安定だと感じたら、以下の対処法を試してみてください。
一番簡単で効果的なのは、Bluetoothのオン・オフを切り替えることです。
iPhoneのコントロールセンターを開き、青いBluetoothアイコンを一度タップしてオフ(白色)にし、数秒待ってからもう一度タップしてオン(青色)に戻します。
これだけで接続がリフレッシュされ、安定することがよくあります。
それでも改善しない場合は、AirPodsをiPhoneに再接続してみましょう。
手順は以下の通りです。
- AirPodsを両耳に装着します。
- iPhoneの「設定」アプリを開き、「Bluetooth」をタップします。
- デバイスのリストからお使いのAirPodsの横にある「i」マークをタップします。
- 一番下にある「このデバイスの登録を解除」を選択し、実行します。
- その後、AirPodsをケースに戻して蓋を閉め、15秒ほど待ちます。
- 蓋を開けて、iPhoneの近くに置くと、再設定の画面が表示されるので、指示に従って接続し直してください。
この「ペアリングのやり直し」は、多くの接続問題を解決してくれます。
また、電子レンジやWi-Fiルーターなど、他の電波を発する機器がiPhoneとAirPodsの間にあると、電波干渉を起こして接続が不安定になることがあります。
寝室の環境を見直してみるのも一つの手です。
これらの対処法を試しても頻繁に接続が切れる場合は、iPhoneやAirPodsのソフトウェアが最新になっているかを確認し、アップデートがあれば適用してみてくださいね。
バッテリー切れでアラームが作動しない場合の確認事項
AirPodsのアラームで最も気をつけたいのが、バッテリー切れです。
AirPods本体の充電が切れてしまうと、当然ながら音を鳴らすことはできません。
寝る前に必ずバッテリー残量を確認する習慣をつけましょう。
バッテリー残量を確認する方法はいくつかあります。
一つは、iPhoneのホーム画面に「バッテリー」ウィジェットを追加する方法です。
ウィジェットのサイズにもよりますが、iPhone本体、Apple Watch、そして接続中のAirPodsのバッテリー残量を一目で確認できて非常に便利です。
もう一つの簡単な方法は、AirPodsが入ったケースの蓋を、ロック解除したiPhoneの近くで開けることです。
すると、画面下からポップアップが表示され、ケースとAirPods本体両方の充電状況が表示されます。
もし、片耳だけ充電の減りが早いなど、バッテリーの劣化が気になる場合は、「設定」→「Bluetooth」からお使いのAirPodsの「i」マークをタップし、「バッテリー充電の最適化」がオンになっているかを確認してください。
この機能は、AirPodsがフル充電の状態を長く保つのを防ぎ、バッテリーの劣化を遅らせてくれる効果があります。
万が一、AirPodsの充電が切れてしまっても、前述の通りiPhone本体からはアラームが鳴るので、寝過ごす可能性は低いです。
しかし、AirPodsで静かに目覚めたいという目的を達成するためには、やはり事前のバッテリーチェックが欠かせません。
寝る前のルーティンとして、ケースごと充電ケーブルに繋いでおくと最も安心ですよ。
AirPodsのアラームまとめ
- AirPodsのアラームは、基本的にiPhone本体と両方で鳴るのが仕様です。
- アラーム音量は、iPhoneの「設定」にある「着信音と通知音の音量」で調整します。
- マナーモードにしていてもアラーム音は鳴るため、寝過ごす心配はありません。
- アラームが鳴らない場合、まずAirPodsの充電とBluetooth接続を確認しましょう。
- 音が小さいと感じる時は、音量設定のほかに本体の掃除も試してみてください。
- 片耳だけの装着でもアラームは聞こえるので、横向きで寝る時などに便利です。
- 安心して利用するには、Apple純正の「時計」アプリか「睡眠」モードが最も確実です。