LINEのライブアクティビティは、ロック画面でリアルタイムに情報を確認できる便利な機能です。
この記事では、ライブアクティビティの基本的な使い方から、詳しい設定方法を解説します。
また、「表示されない」「邪魔だから消したい」といったよくあるお悩みの解決策も紹介します。
対応機種やバッテリー消費の疑問にもお答えするので、ぜひ参考にしてください。
これであなたもLINEライブアクティビティを使いこなせるようになります。
LINEのライブアクティビティとは何か、その基本を解説
- そもそもライブアクティビティで何ができるのか
- LINEのプッシュ通知との決定的な違いは何か
- ライブアクティビティを利用するメリットと便利な使い方
- 知っておきたいデメリットと注意点
- バッテリーはどのくらい消費するのか
そもそもライブアクティビティで何ができるのか
LINEのライブアクティビティは、LINEアプリをわざわざ開かなくても、ロック画面でLINEの情報をリアルタイムに確認できる機能です。
一番イメージしやすいのが、LINE NEWSで速報が表示される使い方ではないでしょうか。
例えば、応援している野球チームの試合状況や、台風の進路といった情報を、ロック画面上でずっと追いかけることができます。
今までは通知が来ても、その一瞬の情報しかわかりませんでしたよね。
でもライブアクティビティなら、試合のスコアが変わったり、台風が近づいてきたりする状況の変化を、継続して表示してくれるんです。
この機能はLINE NEWSだけでなく、LINEの他のサービスでも対応が期待されています。
具体的には、以下のような活用が考えられます。
- LINEデリマ:注文した商品の配達状況をリアルタイムで追跡
- LINEショッピング:セールの残り時間やタイムセールの開始をお知らせ
- LINEマンガ:読んでいるマンガの新刊リリース情報を表示
このように、ライブアクティビティは「今、どうなっているか」を知りたい情報を、ロック画面で手軽にチェックできる便利な機能といえるでしょう。
LINEのプッシュ通知との決定的な違いは何か
ライブアクティビティとプッシュ通知の決定的な違いは、情報の「継続性」にあります。
プッシュ通知は、メッセージの受信やニュースの速報など、その瞬間の出来事を一度だけ知らせるものです。
一方、ライブアクティビティは、刻一刻と状況が変わる情報を、ロック画面上の一つの通知内で更新し続けてくれます。
例えば、友だちとの待ち合わせをイメージしてみてください。
これまでのプッシュ通知だと、「〇〇さんがトークを送信しました」という通知が来るだけでした。
もし相手が「あと5分で着くよ」「今、駅に着いた!」と連続でメッセージを送ってきたら、そのたびに通知が届いてロック画面が埋め尽くされてしまいます。
しかしライブアクティビティがトークに対応すれば、友だちとのやり取りがロック画面の一つのスペースにまとまって表示されるようになります。
| 機能 | 情報の伝え方 | 特徴 |
|---|---|---|
| プッシュ通知 | その都度、新しい通知として表示 | 一時的な情報伝達向き |
| ライブアクティビティ | 1つの通知内で情報を更新 | 継続的な状況変化の確認に便利 |
このように、情報の種類によって使い分けられているのが大きな違いです。
たくさんの通知でごちゃごちゃするのが嫌な人にとっては、情報をまとめてくれるライブアクティビティは、とてもすっきりして見やすい機能だと感じられるはずです。
ライブアクティビティを利用するメリットと便利な使い方
ライブアクティビティを利用する一番のメリットは、アプリを開く手間なく、ロック画面からダイレクトに情報を確認できる手軽さです。
特に、常に最新の状況を知りたい情報がある時に、その便利さを実感できるでしょう。
私が実際に便利だと感じた使い方をいくつか紹介しますね。
- スポーツの試合速報をチェック
応援しているサッカーチームの試合がある日、仕事中でずっとスマホを触れない時でも、ロック画面で得点経過を追いかけることができます。
休憩時間にチラッとスマホを見るだけで試合状況がわかるので、とても助かります。 - 災害情報の確認
台風や大雨の時、自分の住んでいる地域に関する警報や避難情報をリアルタイムで確認できます。
アプリを何度も起動して情報を探し回る必要がなく、ロック画面で常に最新の状況を把握できるのは大きな安心材料になります。 - LINE NEWSで気になるトピックを追う
特定のニュース、例えば選挙の開票速報や、注目しているイベントの情報を追いかけるのにも便利です。
わざわざニュースアプリを開かなくても、ロック画面に情報が表示され続けるので、見逃しがありません。
このように、ライブアクティビティは「ながら見」に最適な機能なんです。
何か他の作業をしながらでも、重要な情報を見逃したくない、というわがままを叶えてくれます。
情報のチェックを時短したい忙しい人にとって、これ以上ない便利な機能と言えるのではないでしょうか。
知っておきたいデメリットと注意点
便利なライブアクティビティですが、利用する上で知っておきたいデメリットや注意点もいくつか存在します。
一番大きいのは、常に画面に情報が表示されるため、他の人に見られてしまうプライバシーの問題です。
例えば、LINEのトーク内容がライブアクティビティに対応した場合、ロック画面にメッセージのやり取りが表示される可能性があります。
デスクにスマホを置きっぱなしにしていると、同僚や家族にプライベートな会話を見られてしまうかもしれません。
また、意図しない情報が表示されて不快に感じる可能性もあります。
LINE NEWSの設定によっては、興味のないニュース速報や、気分の落ち込むようなニュースが常に表示されることも考えられます。
利用する上での注意点をまとめました。
- プライバシー:表示される情報を他人に見られる可能性があることを意識する。
- 情報の選択:どのサービスのライブアクティビティを許可するか、自分でしっかり管理する。
- バッテリー消費:常に情報を更新するため、バッテリーの減りが早くなる可能性がある。
- データ通信量:リアルタイムで情報を取得するため、データ通信量が増加する場合がある。
特にLINE NEWSのライブアクティビティは、初期設定でオンになっている場合があるので注意が必要です。
もし「このニュース速報、いらないな」と感じたら、後からでも設定でオフにできます。
便利な機能だからこそ、自分が快適に使えるように、設定をきちんと見直すことが大切ですよ。
バッテリーはどのくらい消費するのか
ライブアクティビティを利用すると、バッテリーの消費量は通常時よりも増加する傾向にあります。
これは、アプリがバックグラウンドで常に情報を取得し、ロック画面の表示をリアルタイムで更新し続けるために電力が必要だからです。
具体的に「何%消費が増える」と断言することは難しいのが正直なところです。
なぜなら、バッテリーの消費量は以下の要因によって大きく変わってくるからです。
- 情報の更新頻度:試合速報のように数分おきに更新される情報と、1時間ごとに更新される情報では消費電力が異なります。
- スマホの機種:最新のiPhoneは、省電力性能に優れたディスプレイを搭載しているため、古い機種よりも消費が少ない場合があります。
- OSのバージョン:OSのアップデートによって、バックグラウンド処理の効率が改善され、バッテリー消費が抑えられることもあります。
実際に使っている人の口コミを見ると、「いつもより少し減りが早いかな?」と感じる程度の人が多いようです。
ただし、一日中ライブアクティビティを表示させっぱなしにしたり、複数のライブアクティビティを同時に利用したりすると、明らかにバッテリーの減りが早くなる可能性があります。
もしバッテリーの消費が気になる場合は、以下の対策を試してみてください。
- 不要なライブアクティビティはオフにする。
- 外出先など、充電がすぐにできない環境では利用を控える。
- iPhoneの「低電力モード」を活用する。
ライブアクティビティは便利な機能ですが、バッテリーとのトレードオフの関係にあることを覚えておくと良いでしょう。
自分の使い方に合わせて、上手に付き合っていくのがおすすめです。
LINEのライブアクティビティで困った時の設定と解決策
- ライブアクティビティが使える対応機種とOSのバージョン
- 誰でも簡単!LINEライブアクティビティの初期設定方法
- iOS17での変更点と新たな使い方
- ライブアクティビティが表示されない時の原因と対処法
- ロック画面からライブアクティビティを消す(オフにする)方法
- LINE NEWSのライブアクティビティだけを停止する設定
- 邪魔だと感じる場合の非表示設定はどこでできるのか
ライブアクティビティが使える対応機種とOSのバージョン
LINEのライブアクティビティ機能は、iOS 16.1以降を搭載したiPhoneで利用できます。
これは、ライブアクティビティがAppleのiOSに搭載された機能であり、LINEはその機能に対応する形でサービスを提供しているためです。
そのため、残念ながらAndroidのスマートフォンでは、LINEのライブアクティビティ機能は使えません。
具体的には、以下のiPhoneモデルで利用することができます。
- iPhone 8、iPhone 8 Plus
- iPhone X、iPhone XR、iPhone XS、iPhone XS Max
- iPhone 11シリーズ
- iPhone 12シリーズ
- iPhone 13シリーズ
- iPhone 14シリーズ
- iPhone 15シリーズ
- iPhone SE(第2世代以降)
お使いのiPhoneがこの機能に対応しているか確認するには、「設定」アプリを開き、「一般」→「ソフトウェアアップデート」と進んで、現在のiOSバージョンをチェックしてみてください。
もしバージョンが16.1より古い場合は、まずOSのアップデートを行う必要があります。
新しい機能なので、比較的新しいiPhoneとOSが必要になる、と覚えておくと分かりやすいですね。
誰でも簡単!LINEライブアクティビティの初期設定方法
LINEのライブアクティビティを使い始めるための設定は、LINEアプリの中ではなく、iPhone本体の「設定」アプリから行います。
OSレベルの機能なので、まずはiPhone側に「LINEにライブアクティビティの利用を許可しますよ」という設定をしてあげる必要があるんです。
設定方法はとてもシンプルで、以下の手順で進めるだけです。
- iPhoneのホーム画面にある「設定」アプリを開きます。
- 画面を下にスクロールして、アプリの一覧から「LINE」を探してタップします。
- LINEの設定項目の中に「ライブアクティビティ」というメニューがあります。
- この「ライブアクティビティ」をタップして、スイッチをオン(緑色の状態)にしてください。
たったこれだけで、基本的な設定は完了です。
この設定を一度オンにしておけば、LINE NEWSなどでライブアクティビティの対象となる情報が出てきた時に、自動でロック画面に表示されるようになります。
もし「設定」の中に「ライブアクティビティ」の項目自体が見当たらない場合は、お使いのiPhoneのOSがiOS 16.1以降になっているか、改めて確認してみてください。
まずはiPhoneの設定から、と覚えておきましょう。
iOS17での変更点と新たな使い方
iOS 17では、ライブアクティビティの機能がさらに進化し、より便利で視覚的に楽しめるようになりました。
特に大きな変化があったのは、特定のiPhoneモデルで利用できる「スタンバイモード」と「ダイナミックアイランド」への対応です。
まず「スタンバイモード」ですが、これはiPhoneを横向きで充電している時に、時計や写真などを表示してくれる機能です。
このスタンバイモード中に、ライブアクティビティを全画面で表示できるようになりました。
例えば、野球の試合速報をライブアクティビティで表示させておけば、充電中のiPhoneがまるで小さなスポーツ速報ボードのようになります。
次に「ダイナミックアイランド」です。
これはiPhone 14 ProやiPhone 15 Proシリーズの画面上部にある表示エリアのことで、ここにもライブアクティビティの情報がすっきりと表示されるようになりました。
アプリを操作している時でも、画面の上部で常に試合のスコアやニュースのヘッドラインを確認できるので、わざわざロック画面に戻る必要がありません。
このように、iOS 17では機能の根本的な変更というよりは、新しい使い方や見せ方が加わった形です。
対応機種をお持ちの方は、より生活に溶け込む形でライブアクティビティの便利さを実感できるはずですよ。
ライブアクティビティが表示されない時の原因と対処法
LINEのライブアクティビティが表示されなくて困っている場合、考えられる原因は設定ミスやOSのバージョンなど、いくつかのポイントに絞られます。
慌てずに、以下の項目を一つずつチェックしてみてください。
多くの場合は、これらのどこかの設定を見直すことで解決するはずです。
| チェック項目 | 確認する場所と対処法 |
|---|---|
| OSのバージョン | 「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」でiOS 16.1以降か確認。古ければアップデートする。 |
| LINEアプリへの許可 | 「設定」→「LINE」で「ライブアクティビティ」がオン(緑色)になっているか確認する。 |
| iPhone全体の許可 | 「設定」→「Face IDとパスコード」(またはTouch IDとパスコード)で「ライブアクティビティ」がオンになっているか確認する。 |
| LINEアプリ内の設定 | LINE NEWSなど、特定の機能の通知がオフになっていないか、LINEアプリ内で確認する。 |
| 低電力モード | 低電力モード中はライブアクティビティの更新が制限されることがあります。一度オフにして試してみてください。 |
このチェックリストを上から順番に試しても表示されない場合は、一度iPhoneを再起動してみるのも有効な手段です。
それでも解決しない時は、LINEアプリ自体が最新のバージョンになっているか、App Storeで確認してみましょう。
表示されない原因は一つではないので、丁寧に見直していくことが解決への近道です。
ロック画面からライブアクティビティを消す(オフにする)方法
ロック画面に表示されるLINEのライブアクティビティを、まとめて非表示にしたい場合は、iPhone本体の「設定」から簡単にオフにできます。
この方法なら、LINE NEWSの速報など、LINEから届くすべてのライブアクティビティを一度に停止させることが可能です。
詳しい手順は以下の通りです。
- iPhoneのホーム画面から「設定」アプリを開いてください。
- 画面を下にスクロールしていき、アプリの一覧の中から「LINE」を見つけてタップします。
- LINEに関する様々な設定項目が表示されるので、その中から「ライブアクティビティ」という項目を探します。
- 「ライブアクティビティを許可」の右側にあるスイッチをタップして、オフ(白色の状態)にします。
これだけで設定は完了です。
この設定を行うと、今後LINEアプリがライブアクティビティ機能を使うことができなくなります。
「もうこの機能は使わない」と決めた場合や、一時的に表示を完全に止めたい時に便利な方法です。
もしまた使いたくなった場合は、同じ手順でスイッチをオンに戻すだけで、いつでも機能を復活させることができますよ。
LINE NEWSのライブアクティビティだけを停止する設定
「ライブアクティビティ機能は便利だけど、LINE NEWSの速報だけは止めたい」と感じる方もいるかもしれません。
その場合は、iPhoneの設定ではなく、LINEアプリの中にある設定を変更することで、LINE NEWSだけをピンポイントで停止できます。
この設定を行えば、今後もしLINEの他のサービスがライブアクティビティに対応した時に、そちらは利用しつつニュース速報だけを非表示にできます。
設定方法は、以下の通りです。
- LINEアプリを開き、画面下部のメニューから「ホーム」をタップします。
- 画面の右上にある、歯車の形をした「設定」アイコンをタップしてください。
- 設定メニューの中から「通知」を選びます。
- 通知設定の一覧にある「LINE NEWS」をタップします。
- 一番上にある「通知を受信」のスイッチをオフにします。
この設定をオフにすることで、LINE NEWSからのプッシュ通知とライブアクティビティの両方が停止されます。
注意点として、この方法ではニュースに関するすべての通知が来なくなります。
あくまで「LINE NEWSからの通知が一切不要」という方向けの設定方法だと理解しておくと良いでしょう。
邪魔だと感じる場合の非表示設定はどこでできるのか
LINEのライブアクティビティが邪魔だと感じた時の非表示設定は、大きく分けて2つの方法があります。
どちらの方法を選ぶかは、「LINEのライブアクティビティを全て止めたいか」それとも「特定の情報だけを止めたいか」によって決まります。
それぞれの目的に合った設定場所を選びましょう。
- 方法1:すべてのライブアクティビティを完全に止める場合
この場合は、iPhone本体の「設定」アプリから行います。
「設定」→「LINE」→「ライブアクティビティ」と進み、スイッチをオフにしてください。
これを実行すると、LINE NEWSの速報を含め、今後LINEから発信される全てのライブアクティビティが表示されなくなります。 - 方法2:LINE NEWSの速報だけを止めたい場合
この場合は、LINEアプリ内の設定を変更します。
LINEアプリの「設定」→「通知」→「LINE NEWS」と進み、「通知を受信」をオフにしましょう。
こうすることで、他の機能でライブアクティビティが使われた場合でも、ニュース速報だけは表示されなくなります。
「とにかくロック画面がごちゃごちゃするのが嫌!」という方は方法1を、「ニュース速報さえなければ便利なのに」と感じる方は方法2を選ぶのがおすすめです。
自分の使い方に合わせて、快適な設定を選んでみてくださいね。
LINEライブアクティビティとはまとめ
- LINEライブアクティビティとは、ロック画面で情報をリアルタイム更新する機能です。
- 利用にはiOS 16.1以降を搭載した対応機種のiPhoneが必要です。
- 初期設定はiPhone本体の「設定」アプリからLINEの項目で行います。
- ライブアクティビティが表示されない時はOSやアプリの設定を見直しましょう。
- 邪魔な場合や消したい時は、iPhone設定からオフにするか、LINE NEWSの通知を停止します。
- 便利な一方、バッテリー消費が増えるデメリットも知っておくことが大切です。
- iOS 17ではスタンバイモードに対応するなど、さらに使い方が広がっています。