iPhoneボイスメモの連続再生、できない時の解決策。PC・アプリでのやり方を紹介

iPhoneの標準ボイスメモアプリには、複数のファイルを連続再生する機能がありません。

一つの録音が終わるたびに、手動で次のファイルを選択する必要があります。

しかし、いくつかの方法を試せば、この問題を解決して快適に連続再生することが可能です。

この記事では、ミュージックアプリへの転送や便利なアプリの活用、パソコンを使った方法などを紹介します。

あなたに合ったやり方で、ボイスメモの連続再生を実現しましょう。

目次

ボイスメモで連続再生ができない時の解決策

iPhone標準アプリに連続再生の機能はない?

残念ながら、2024年現在のiPhoneに標準で搭載されている「ボイスメモ」アプリには、複数の録音データを自動で連続再生する機能がありません。

一つの録音が終わると、再生はそこで止まってしまいます。

そのため、次のファイルを聴くには、手動でリストに戻って選択し直す必要があります。

これは、講義の録音を続けて聴きたい時や、語学学習で複数のフレーズを流しっぱなしにしたい時などには、少し不便に感じてしまいますよね。

この仕様は、ボイスメモアプリが「録音して、その場で確認する」というシンプルな使い方を想定して作られているためだと考えられます。

音楽プレーヤーのように、プレイリストを組んで長時間聴き続けるような用途は、元々想定されていないんですね。

しかし、がっかりする必要はありません。

標準アプリに機能がないだけで、いくつかの工夫をすることで、iPhoneでもボイスメモの連続再生は実現可能です。

例えば、録音データを「ミュージック」アプリに転送してプレイリストを作成したり、他のアプリの力を借りたりする方法があります。

この後の見出しで、具体的なやり方を詳しく解説していくので、あなたに合った方法を見つけてみてくださいね。

ミュージックアプリに転送してプレイリストを作る方法

ボイスメモのデータを、iPhoneに標準で入っている「ミュージック」アプリに転送すれば、音楽と同じようにプレイリストを作成して連続再生ができます。

少し手間はかかりますが、一度プレイリストを作ってしまえば、いつでも好きな順番で快適に聴けるようになりますよ。

この方法には、パソコン(MacまたはWindows)が必要です。

手順は以下の通りです。

  1. まず、iPhoneとパソコンをUSBケーブルで接続します。
  2. Macの場合は「ミュージック」アプリ(またはFinder)、Windowsの場合は「iTunes」を起動します。
  3. iPhoneの管理画面を開き、「ミュージック」の同期設定に進みます。
  4. 「ボイスメモを含める」にチェックを入れて、同期を実行してください。これで、ボイスメモがパソコンのミュージックライブラリに取り込まれます。
  5. 次に、パソコンのミュージックアプリ(またはiTunes)で、新規プレイリストを作成し、先ほど取り込んだボイスメモのファイルを追加します。
  6. 最後に、作成したプレイリストをiPhoneと再度同期します。

これで、iPhoneのミュージックアプリに、ボイスメモのデータが入ったプレイリストが作成されます。

あとは、そのプレイリストを開いて再生すれば、音楽と同じように連続再生やシャッフル再生、リピート再生が自由自在です。

語学の学習教材や、会議の録音などをまとめて聴きたい時に、非常に便利な方法と言えるでしょう。

PC(iTunes/ミュージック)で再生リストを作る手順

パソコンを使ってボイスメモの再生リスト(プレイリスト)を作成すると、再生順の管理や編集がとても簡単になります。

ここでは、Windowsの「iTunes」とMacの「ミュージック」アプリ、それぞれの詳しい手順を紹介しますね。

基本的な流れはどちらも同じです。

  1. iPhoneとパソコンをUSBケーブルで繋ぎ、ボイスメモのデータをパソコンに取り込みます。(詳しい方法は前の見出しを参考にしてください)

【WindowsのiTunesの場合】

  1. iTunesの左上にあるメニューから「ファイル」→「新規」→「プレイリスト」を選択します。
  2. 作成したプレイリストに分かりやすい名前をつけます。
  3. 左側のサイドバーから「曲」を選んでライブラリを開き、連続再生したいボイスメモのファイルを、先ほど作成したプレイリストにドラッグ&ドロップで追加します。
  4. iPhoneを同期して、このプレイリストをiPhoneに転送すれば完了です。

【Macのミュージックアプリの場合】

  1. ミュージックアプリのメニューバーから「ファイル」→「新規」→「プレイリスト」を選択します。
  2. プレイリストに名前をつけます。
  3. サイドバーの「最近追加した項目」などからボイスメモのファイルを見つけ、作成したプレイリストにドラッグ&ドロップします。
  4. MacとiPhoneの同期はiCloud経由で自動で行われることが多いですが、ケーブル接続で手動同期してもOKです。

この方法なら、パソコンの大きな画面で操作できるので、たくさんのファイルを整理するのも楽ちんですね。

複数の録音をフォルダ分けして管理する基本

連続再生の準備として、まずボイスメモアプリ内で録音データをフォルダ分けしておくと、後の作業がとても楽になります。

録音したデータがすべて「すべての録音」にごちゃ混ぜになっていると、目的のファイルを探すだけで一苦労ですよね。

テーマごとにフォルダを作って整理するだけで、管理のしやすさが格段にアップしますよ。

フォルダを作成し、データを整理する手順は以下の通りです。

  1. ボイスメモアプリを開き、メインのリスト画面の右下にあるフォルダのアイコンをタップします。
  2. 新しいフォルダの名前を入力する画面になるので、「会議用」「語学学習」など、分かりやすい名前をつけて「保存」をタップします。
  3. これで、新しいフォルダが作成されました。
  4. 次に、整理したい録音データがあるフォルダ(例えば「すべての録音」)を開きます。
  5. 右上の「編集」をタップし、移動させたい録音データにチェックを入れます。
  6. 画面下のメニューから「移動」をタップし、先ほど作成した新しいフォルダを選択します。

この作業を繰り返すことで、録音データをテーマごとにきちんと分類できます。

例えば、「A社の打ち合わせ」というフォルダを作って関連の録音をすべて入れておけば、後からその打ち合わせ内容だけをまとめて聴きたい時にすぐに見つけ出せます。

ミュージックアプリに転送する際も、フォルダごとに作業ができるので非常に効率的です。

まずはこのフォルダ分けから始めてみるのが、快適なボイスメモライフへの第一歩ですよ。

「ショートカット」アプリを使った裏ワザ的再生術

パソコンを使わずに、iPhoneだけでボイスメモの連続再生を実現したいなら、「ショートカット」アプリを使う裏ワザがあります。

少し設定が複雑に感じるかもしれませんが、一度作ってしまえばワンタップで連続再生がスタートするので、とても便利ですよ。

この方法は、指定したフォルダ内のボイスメモを順番に再生するショートカットを作成するというものです。

作成手順の概要は以下の通りです。

  1. まず、「ボイスメモ」アプリで連続再生したいファイルを入れるための専用フォルダを作成しておきます。(例:「連続再生用フォルダ」)
  2. 次に、「ショートカット」アプリを起動し、新しいショートカットを作成します。
  3. アクションを追加する画面で、「ファイル」を検索し、「フォルダの内容を取得」を選択します。ここで、先ほど作成したボイスメモのフォルダを指定します。
  4. 次に、「繰り返し(各項目)」というアクションを追加します。これは、フォルダ内のファイルを一つずつ処理するための命令です。
  5. 「繰り返し」のアクションの中に、「サウンドを再生」というアクションを追加します。
  6. 最後に、このショートカットをホーム画面に追加すれば、アイコンをタップするだけで連続再生が始まります。

このショートカットは、少しプログラミングに似た考え方が必要なので、最初は難しく感じるかもしれません。

しかし、インターネットで「ボイスメモ 連続再生 ショートカット」と検索すると、詳しい作り方を紹介しているサイトがたくさん見つかります。

それらを参考に挑戦してみる価値は十分にありますよ。

連続再生におすすめのサードパーティ製アプリ

iPhoneの標準アプリにこだわらないのであれば、ボイスメモの連続再生機能を持つサードパーティ製のアプリ(Apple以外が開発したアプリ)を利用するのが最も手軽で簡単な解決策です。

App Storeには、音声ファイルの再生に特化した高機能なアプリがたくさんあり、その多くが連続再生やリピート再生に対応しています。

連続再生ができるアプリを探す際のポイントは以下の通りです。

  • フォルダ管理機能:ボイスメモのデータをアプリ内に取り込み、フォルダで整理できるか。
  • プレイリスト機能:好きなファイルを好きな順番で再生するリストを作れるか。
  • 対応フォーマット:「m4a」というボイスメモのファイル形式に対応しているか。
  • バックグラウンド再生:他のアプリを使いながらや、画面をロックした状態でも再生が続くか。

例えば、「Evernote」のようなノートアプリは、複数のボイスメモを一つのノートに貼り付けて、上から順番に再生できることがあります。

また、「Documents by Readdle」のような高機能なファイル管理アプリも、音声ファイルのプレイリスト作成に対応していることが多いです。

まずはApp Storeで「ボイスメモ 連続再生」「音声プレーヤー プレイリスト」といったキーワードで検索し、レビューなどを参考にしながら自分に合ったアプリを探してみるのがおすすめです。

無料でも高機能なアプリがたくさん見つかるはずですよ。

Androidスマホでボイスメモを連続再生するには

iPhoneのボイスメモを、Androidのスマートフォンで連続再生したい、というケースもあるかもしれませんね。

その場合は、まずiPhoneからAndroidへ音声ファイルを転送する必要があります。

転送した後は、Androidの音楽プレーヤーアプリを使えば、簡単に連続再生ができます。

手順は以下の通りです。

  1. まず、iPhoneのボイスメモアプリで、送りたいファイルを選択し、共有機能を使ってファイルとして書き出します。GoogleドライブやDropboxなどのクラウドストレージに保存するのが一番簡単です。
  2. 次に、Androidスマホで同じクラウドストレージのアプリを開き、先ほど保存したボイスメモのファイル(.m4a形式)をダウンロードします。
  3. ダウンロードしたファイルは、Androidのファイル管理アプリ(Files by Googleなど)で確認できます。
  4. 最後に、Androidにプリインストールされている音楽プレーヤーアプリ(YouTube Musicなど)や、Google Playストアからダウンロードしたお好みの音楽プレーヤーアプリを開きます。
  5. ほとんどの音楽プレーヤーアプリは、端末内の音声ファイルを自動で認識してライブラリに表示してくれます。
  6. あとは、音楽を聴くのと同じように、連続再生したいボイスメモのファイルでプレイリストを作成すればOKです。

Androidのスマートフォンは、ファイル管理の自由度が高いのが特徴です。

一度ファイルを転送してしまえば、あとはお気に入りの音楽プレーヤーで、連続再生やリピート再生などを自由自在に楽しむことができますよ。

ボイスメモの連続再生をさらに便利にする応用テクニック

1つのファイルを繰り返しリピート(ループ)再生するには

特定のボイスメモだけを、何度も繰り返し再生したい(ループ再生)場合がありますよね。

例えば、語学学習で特定のフレーズを覚えたい時や、楽器の練習で一部分だけを集中して聴きたい時などです。

残念ながら、ボイスメモアプリ自体には、1つのファイルをリピート再生する機能はありません。

しかし、この問題も「ミュージック」アプリを使えば簡単に解決できます。

手順は以下の通りです。

  1. まず、前の見出しで解説した方法を使い、リピート再生したいボイスメモのファイルをパソコン経由でiPhoneの「ミュージック」アプリに転送します。
  2. iPhoneで「ミュージック」アプリを起動し、転送したボイスメモのファイルを再生します。
  3. 再生画面の下部に表示されている、再生や早送りのボタンの右側に、曲リストのアイコン(三本線のマーク)があるので、これをタップします。
  4. 「次に再生」のリストが表示されたら、その右上にあるリピートアイコン(矢印が円を描いているマーク)をタップします。
  5. アイコンを1回タップすると、リスト全体のリピート(矢印が白くなる)になり、もう1回タップすると、1曲だけのリピート(矢印に「1」がつく)に切り替わります。

この「1」がついた状態にすれば、現在再生しているボイスメモが、手動で停止するまで無限に繰り返し再生されます。

少し準備は必要ですが、一度ミュージックアプリに入れてしまえば、好きなだけ集中して聴き込めるようになりますよ。

バックグラウンドで再生を続けることは可能?

はい、ボイスメモの再生は、バックグラウンドで行うことが可能です。

これは、ボイスメモアプリの便利な機能の一つですね。

再生を開始した後に、ホーム画面に戻って他のアプリ(例えばLINEやSafariなど)を開いても、音声は途切れずに再生され続けます。

また、iPhoneの画面をスリープ(ロック)させても、再生は止まりません。

これにより、ポケットやバッグの中にiPhoneを入れたまま、録音内容を聴き続けることができます。

このバックグラウンド再生は、移動中に講義の内容を復習したり、家事をしながらインタビューの録音を確認したりする際に非常に役立ちます。

バッテリーの節約にも繋がるので、長時間の音声を聴くときには積極的に活用したい機能です。

操作はとても簡単で、特別な設定は何もいりません。

ボイスメモアプリで再生を開始した後、いつも通りにホーム画面に戻ったり、サイドボタンを押して画面をロックしたりするだけです。

再生をコントロールしたい時は、ロック画面やコントロールセンターに表示される再生コントローラーから、一時停止や再開、早送りなどができます。

この手軽さが、ボイスメモの大きな魅力の一つと言えるでしょう。

再生速度を変更して効率的に聴くテクニック

ボイスメモには、再生速度を自由に変更できる便利な機能が標準で備わっています。

この機能を使いこなせば、長時間の会議の録音などを、短い時間で効率的に確認することができますよ。

逆に、早口で聞き取りにくい部分を、ゆっくり再生して正確に聴き取ることも可能です。

再生速度を変更する手順は、とても簡単です。

  1. ボイスメモアプリで、再生したい録音データを選択し、再生を開始します。
  2. 再生画面の左下にある、オプションボタン(三本線のスライダーのようなアイコン)をタップします。
  3. 「再生速度」という項目が表示され、その下にカメとウサギの絵が描かれたスライダーがあります。
  4. このスライダーを左右に動かすことで、再生速度を調整できます。左に動かすと遅く、右に動かすと速くなります。
  5. 標準の速度は中央の1.00xで、0.5x(半分)から2.0x(2倍)までの範囲で自由に設定可能です。

例えば、1時間の会議の録音を2倍速で再生すれば、半分の30分で全体の内容を把握できます。

また、このオプション画面では、「無音部分をスキップ」という機能もオンにできます。

これを有効にすると、会話の中の「間」や無音の部分を自動的に飛ばしてくれるので、さらに時間を短縮できます。

これらの機能を組み合わせることで、情報確認の効率が劇的にアップしますよ。

スリープタイマーを設定して就寝時に利用する方法

寝る前にボイスメモで録音した講義や心地よい音を聴きたいけれど、朝まで再生されっぱなしになるのは避けたい、という時がありますよね。

ボイスメモアプリ自体にスリープタイマー機能はありませんが、iPhoneの「時計」アプリのタイマー機能を応用することで、指定した時間に再生を自動で停止させることができます。

この方法は、ボイスメモだけでなく、ミュージックやYouTubeなど、音が出るすべてのアプリに応用できる裏ワザです。

設定手順は以下の通りです。

  1. まず、ボイスメモアプリで聴きたい録音の再生を開始します。
  2. 次に、ホーム画面に戻り、「時計」アプリを起動します。
  3. 画面下部のメニューから「タイマー」を選択します。
  4. タイマーをセットしたい時間(例:30分00秒)を設定します。
  5. 「タイマー終了時」という項目をタップしてください。
  6. 通常はアラーム音のリストが表示されますが、その一番下までスクロールすると、「再生停止」という項目があります。これを選択し、右上の「設定」をタップします。
  7. 最後に「開始」ボタンを押せば、タイマーがスタートします。

これで、設定した30分後に、ボイスメモの再生が自動的に停止します。

まるでスリープタイマー付きの音楽プレーヤーのように使えて、とても便利ですよ。就寝時だけでなく、勉強中の集中時間を区切るのにも役立ちますね。

再生する順番を自由に入れ替えるやり方

ボイスメモの録音データを、自分が聴きたい順番通りに並べ替えて再生したい場合、最も確実な方法は「ミュージック」アプリのプレイリスト機能を使うことです。

ボイスメモアプリ内では、録音の日時やタイトル順での並べ替えはできますが、手動で自由に順番を入れ替えることはできません。

ミュージックアプリを使えば、まるで好きな曲順でアルバムを作るように、ボイスメモの再生順を自由にコントロールできます。

具体的な手順は以下の通りです。

  1. まず、パソコンのiTunesやミュージックアプリを使って、再生したいボイスメモのファイルをiPhoneのミュージックアプリに同期します。
  2. iPhoneでミュージックアプリを開き、ライブラリから「プレイリスト」を選び、「新規プレイリスト」を作成します。
  3. プレイリストに名前をつけ、「ミュージックを追加」をタップして、先ほど同期したボイスメモのファイルを選択していきます。
  4. ファイルを追加し終えたら、プレイリストの編集画面で、右側に表示される三本線のアイコンを長押ししながら上下にドラッグすることで、曲順(ボイスメモの再生順)を自由に入れ替えることができます。
  5. 順番が決まったら、右上の「完了」をタップすれば、オリジナルの再生リストの完成です。

この方法なら、時系列がバラバラな会議の録音を議題の順番に並べ替えたり、語学学習で基本フレーズから応用フレーズへと順に聴いたりすることが可能になります。

次のファイルが再生されない時の原因とチェック項目

ボイスメモが次のファイルに自動で進まず、再生が止まってしまうのは、アプリの「仕様」です。

ボイスメモアプリには、元々、複数のファイルを連続で再生する機能が搭載されていないため、一つの録音データの再生が終わると、そこで停止するのが正常な動作となります。

そのため、「次のファイルが再生されない」というのは、故障や不具合ではありません。

もし、あなたが「ミュージック」アプリやサードパーティ製のアプリを使って連続再生を試みているにも関わらず、次のファイルに進まない場合は、いくつかの原因が考えられます。

以下の項目をチェックしてみてください。

  1. リピート設定の確認(ミュージックアプリの場合)
    再生画面で、1曲だけを繰り返す「1曲リピート」モードになっていないか確認しましょう。矢印に「1」がついている場合は、このモードです。もう一度タップして解除してください。
  2. プレイリストの確認
    そもそも、連続再生したいファイルが、正しく一つのプレイリストに入っているか確認します。再生しているのがプレイリストではなく、単体のファイルではないか見直してみましょう。
  3. アプリの不具合
    使っている再生アプリの一時的な不具合も考えられます。アプリを一度完全に終了(マルチタスク画面から上にスワイプ)させてから、再度起動してみてください。
  4. iPhone本体の不具合
    アプリの再起動でも改善しない場合は、iPhone本体を再起動すると直ることがあります。

基本的には、ボイスメモアプリ単体では連続再生できない、ということを覚えておくのが重要です。

複数のファイルを1つに結合して再生する裏ワザ

複数のボイスメモの録音データを、つなぎ合わせて1つの長い音声ファイルにしてしまえば、疑似的に連続再生ができます。

この方法は、毎回プレイリストを再生するのが面倒な場合や、1つのファイルとして誰かに共有したい時に便利です。

残念ながら、iPhoneのボイスメモアプリや標準機能だけでは、ファイルの結合はできません。

この裏ワザを実現するには、パソコンの音声編集ソフトや、特定の機能を持つアプリの力が必要になります。

パソコンを使う場合の簡単な手順は以下の通りです。

  1. まず、結合したいボイスメモのファイルをすべてiPhoneからパソコンに転送します。
  2. Windowsなら「Audacity」、Macなら標準で入っている「GarageBand」などの音声編集ソフトを起動します。(Audacityは無料で高機能なのでおすすめです)
  3. ソフトのタイムライン上に、結合したいボイスメモのファイルを順番にドラッグ&ドロップで並べていきます。
  4. ファイルの継ぎ目に不自然な間があれば、編集機能でカットして調整します。
  5. 最後に、全体を1つの音声ファイル(MP3やm4a形式など)として書き出せば完了です。

また、App Storeで「音声 結合」「オーディオ 編集」などのキーワードで検索すると、iPhone上でファイルの結合ができるアプリも見つかります。

手間はかかりますが、一度結合してしまえば、どのプレーヤーでも確実に途切れることなく再生できる、という大きなメリットがありますよ。

Bluetoothイヤホンで再生が途切れる場合の対処法

Bluetoothイヤホンでボイスメモを聴いている時に、音が途切れたり、再生が止まったりする場合、いくつかの原因が考えられます。

問題の原因を切り分けて、一つずつ対処法を試してみましょう。

まず最初に確認すべきは、iPhoneとイヤホンの距離と障害物です。

Bluetoothの電波は、壁などの障害物に弱く、デバイス間の距離が離れすぎると接続が不安定になります。一般的に10メートル以内が推奨されています。iPhoneを体の反対側のポケットに入れるだけでも、途切れやすくなることがあります。

次に、バッテリー残量もチェックしてください。

iPhone本体、そして特にBluetoothイヤホン自体のバッテリーが少なくなっていると、パフォーマンスが低下して音が途切れやすくなります。両方を十分に充電した状態で試してみてください。

また、他の電子機器からの電波干渉も原因の一つです。

電子レンジやWi-Fiルーター、他のBluetooth機器などが近くにあると、電波が混信して接続が不安定になることがあります。場所を移動して改善するか確認してみましょう。

ソフトウェアの観点からは、以下の対処法が有効です。

  • イヤホンの再ペアリング:iPhoneの設定から一度イヤホンの登録を削除し、再度ペアリングし直します。
  • iPhoneの再起動:iPhone本体の一時的な不具合をリセットします。
  • ネットワーク設定のリセット:「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」→「リセット」→「ネットワーク設定をリセット」を試します。Wi-Fiのパスワードなどを再入力する必要がありますが、接続に関する多くの問題が解決します。

これらの方法を試すことで、ほとんどの音途切れ問題は改善されるはずです。

iPhoneのボイスメモ 連続再生まとめ

  • iPhone標準のボイスメモアプリ単体では、仕様上、連続再生やリピート再生はできません。
  • 最も確実な方法は、PCを使いミュージックアプリへ転送し、音楽と同じようにプレイリストを作成することです。
  • iPhone単体で完結させたい場合は、「ショートカット」アプリの活用や、連続再生に対応したサードパーティ製アプリを導入するのがおすすめです。
  • 1つのファイルだけを繰り返しリピート再生したい場合も、ミュージックアプリの機能を使えば可能です。
  • 再生速度の変更や「無音部分をスキップ」機能を使えば、長時間の録音も効率的に聴けます。
  • 連続再生の準備として、ボイスメモアプリ内で事前にフォルダ分けをしておくと管理が楽になります。
  • バックグラウンド再生は標準機能で対応しており、他のアプリを操作しながらでも再生を続けられます。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次