iPhoneのメールが消えたのはなぜ?考えられる原因と今すぐできる対処法15選

導iPhoneのメールが突然消えても、多くは設定の見直しや簡単な操作で元に戻せます。

データ自体が完全に削除されたのではなく、iPhone上で見えなくなっているだけの可能性が高いです。

原因は「メールの同期設定」や「iOSの不具合」など様々考えられます。

この記事では、メールが消えた原因と、それを解決するための具体的な対処法を解説します。

落ち着いて一つずつ確認し、大切なメールを取り戻しましょう。

目次

iPhoneのメールが消えたのはなぜか、考えられる原因

「メールの同期日数」の設定を確認する方法

iPhoneから過去のメールが消えたように見える場合、表示する期間を設定する「同期日数」が原因かもしれません。

この設定が「1週間」や「1ヶ月」になっていると、それより古いメールはiPhone上に表示されなくなります。

メールデータ自体が消えたわけではなく、サーバーには残っていることが多いので安心してください。

設定を変更すれば、過去のメールも再び表示されるようになります。

以下の手順で、メールの同期設定を確認・変更してみましょう。

  1. iPhoneの「設定」アプリを開きます。
  2. 下にスクロールして「メール」をタップしてください。
  3. 「アカウント」の項目を選択します。
  4. 設定を確認したいメールアカウント(例:Gmail、iCloudなど)を選んでください。
  5. アカウント情報の中にある「メールを同期」や「同期する日数」といった項目を探してタップします。
    (アカウントの種類によって表示名が少し違うことがあります)
  6. 「1日」「3日」「1週間」「2週間」「1ヶ月」「制限なし」などの選択肢が表示されます。
  7. ここで「制限なし」を選ぶと、サーバー上にあるすべてのメールがiPhoneに表示されるようになりますよ。

特に、iPhoneを新しくした時や、メールアカウントを再設定した際に、この同期日数が初期設定に戻ってしまうことがあります。

急に古いメールが見えなくなったと感じたら、まずこの設定を見直すのがおすすめです。

サーバーからメールが削除されている可能性はありますか?

iPhoneのメール設定によっては、他のデバイスでメールを削除すると、iPhone上のメールも同期して消えてしまうことがあります。

例えば、会社のパソコンでOutlookを使っていて、家ではiPhoneで同じメールアドレスを確認しているケースを考えてみましょう。

パソコンのメールソフトの設定で「サーバーにメッセージのコピーを置く」というチェックが外れていると、パソコンで受信したメールはサーバーから削除されてしまいます。

その結果、iPhoneがサーバーと同期したタイミングで、対応するメールが消えてしまうのです。

この現象は、特に「POP」という古い接続方法のメールアカウントで起こりやすいです。

現在主流の「IMAP」という接続方法なら、複数の端末でメールを見ても基本的には同期が保たれるので、このような問題は起きにくくなっています。

自分が使っているアカウントがPOPかIMAPかを確認するには、以下の手順を試してみてください。

  1. 「設定」アプリから「メール」→「アカウント」と進みます。
  2. 確認したいアカウントをタップします。
  3. アカウントの詳細情報の中に「IMAP」や「POP」といった記載がないか確認しましょう。

もしPOPアカウントを使っていて、他の端末でもメールを見ているなら、各端末のメールソフト設定がどうなっているかを見直す必要があります。

可能であれば、より便利なIMAP方式でアカウントを再設定することをおすすめします。

IMAPにすれば、どの端末で見てもメールの既読状態やフォルダ分けが同じになるので、管理がずっと楽になりますよ。

iOSのアップデート後に不具合が起きていないかの確認点

iOSのアップデート直後にメールが消えるという不具合は、残念ながら時々報告されています。

これは、新しいiOSとメールアプリ、あるいはメールサーバーとの間で、一時的にうまく連携が取れなくなることが原因です.

アップデートという大きなシステムの変更によって、予期せぬ問題が引き起こされることがあるのですね。

もしアップデートの直後からメールが見えなくなった場合は、慌てずに以下の点を確認してみてください。

まず、Appleが公式に不具合を報告していないかを確認しましょう。

Appleの公式サイトにある「システム状況」のページで、iCloudメールなどに問題が発生していないかチェックできます。

次に、一時的な不具合である可能性を考えて、iPhoneの再起動を試すのが有効です。

簡単な操作ですが、これだけで問題が解決することも少なくありません。

それでも改善しない場合、Appleから修正版のアップデートがすぐに配布されることも考えられます。

「設定」アプリの「一般」から「ソフトウェアアップデート」をこまめに確認してみましょう。

また、アップデートによってメールアカウントの設定が意図せず変わってしまうケースも考えられます。

「設定」→「メール」→「アカウント」と進み、自分のメールアカウントが正しく有効になっているかを確認してください。

一度アカウントをオフにしてから再度オンにすると、再同期が促されてメールが戻ってくることもあります。

多くの場合は一時的な問題であり、次の小さなアップデートで修正されることが多いので、少し様子を見るのも一つの手です。

iPhoneのストレージ容量は不足していませんか?

iPhone本体の保存容量、つまりストレージがいっぱいになっていると、新しいメールを正常に受信できなくなることがあります。

メールも写真やアプリと同じように、iPhoneの中にデータを保存するためのスペースを必要とします。

この空き容量が極端に少なくなると、メールアプリが正しく動作せず、メールが消えたように見えたり、新しいメールが届かなくなったりする不具合につながるのです。

自分のiPhoneのストレージ空き容量は、以下の手順で簡単に確認できます。

  1. 「設定」アプリを開きます。
  2. 「一般」をタップしてください。
  3. 「iPhoneストレージ」を選択します。

ここで、使用済みの容量と空き容量がグラフで表示されます。

もし空き容量がほとんど残っていない状態であれば、不要なデータを削除してスペースを確保する必要があります。

ストレージを圧迫している原因は、主に以下のものです。

データ種別具体的な内容
写真とビデオ特に長い動画は容量を多く使います。
アプリ使っていないゲームやSNSアプリなど。
アプリのデータアプリ内でダウンロードしたファイルやキャッシュ。
メッセージ写真や動画を添付した古いメッセージ。

「iPhoneストレージ」の画面では、どのアプリがどれくらいの容量を使っているかが一覧で表示されます。

容量の大きいアプリから順に、不要なものがないか見直してみましょう。

特に「非使用のAppを取り除く」という機能を有効にすると、使っていないアプリを自動で削除してくれるので便利です。
(アプリ内の書類やデータは保持されます)

写真をたくさん撮る方は、iCloud写真を利用したり、パソコンにデータを移したりするのも効果的な対策と言えるでしょう。

メールサーバーに障害が発生している場合の確認方法は?

iPhone本体や設定に問題がなくても、利用しているメールサービスのサーバー側で障害が発生していると、メールが消えたり、送受信できなくなったりします。

これは、いわばメールが保管されている大元のコンピューターにトラブルが起きている状態です。

自分のiPhoneの問題ではないので、ユーザー側でできることは限られますが、状況を把握することが大切です。

サーバー障害が起きていないかを確認するには、主に3つの方法があります。

公式サイトやSNSで情報を確認する

Gmailなら「Google Workspace ステータス ダッシュボード」、Yahoo!メールなら「Yahoo!メール – お知らせ」、iCloudメールならAppleの「システム状況」ページで、公式の障害情報が発表されます。

また、サービスの公式X(旧Twitter)アカウントでも情報が発信されることが多いので、フォローしておくと便利です。

SNSで他の人の声を確認する

X(旧Twitter)などで「Gmail 障害」「Yahooメール 見れない」といったキーワードで検索してみましょう。

もし同じタイミングでたくさんの人が同じような投稿をしていれば、サーバー障害の可能性が高いと判断できます。

Downdetectorなどの障害情報サイトを確認する

「Downdetector(ダウンディテクター)」のような、様々なウェブサービスや通信キャリアの障害情報を集約しているサイトもあります。

多くのユーザーからの報告を基に障害状況をグラフで示してくれるので、客観的に状況を把握するのに役立ちます。

サーバー障害が原因の場合、私たちができることは基本的に「待つ」ことだけです。

復旧作業が終われば、何もしなくても自然とメールは元に戻ることがほとんどです。

慌ててiPhoneの設定を何度も変更すると、かえって状況を悪化させる可能性もあるので、まずは情報収集に徹しましょう。

メールが一部だけ消えるのはどうしてですか?

受信ボックスにあるはずのメールが、特定のものだけ、あるいは一部だけ見えなくなることがあります。

この現象は、いくつかの異なる原因によって引き起こされることが多いです。

一番よくあるのは、無意識のうちにメールを「アーカイブ」してしまっているケースです。

メールを左にスワイプしたときに、ゴミ箱ではなく「アーカイブ」に移動する設定になっていると、受信ボックスからは消えますが、データ自体は消えていません。

アーカイブされたメールは、「全受信」や「アーカイブ」といった特別なフォルダに保存されています。

また、メールの検索機能を使っている途中で、意図しない絞り込み(フィルタ)がかかってしまうことも原因の一つです。

例えば、特定の差出人やキーワードで検索した状態のまま受信ボックスに戻ると、その条件に合うメールしか表示されなくなります。

メール画面の上部にフィルタの条件が表示されていないか確認してみてください。

迷惑メールフォルダに自動で振り分けられてしまった可能性も考えられます。

iPhoneの迷惑メールフィルタが、重要なメールを間違って判定してしまうことがあるのです。

特に、初めて受信する相手からのメールや、広告のような内容を含むメールは、迷惑メールと判断されやすい傾向にあります。

一度、迷惑メールフォルダの中身を確認してみましょう。

さらに、複数の端末で同じメールアドレスを使っている場合、他の端末で行った操作が影響していることもあります。

例えば、パソコンのメールソフトで特定のメールを別のフォルダに移動させると、IMAPで同期しているiPhoneの受信ボックスからもそのメールは消えてしまいます。

普段使っている他のデバイスの操作も思い出してみてください。

勝手にメールが消える現象を止めるための設定

iPhoneのメールが勝手に消えてしまう現象は、主にメールアカウントの設定が原因で起こります。

特に、古いメールが自動的に削除されるように設定されている場合、この問題が発生しやすいです。

この自動削除を防ぎ、メールをiPhoneに保持し続けるためには、いくつかの設定を見直す必要があります。

まず確認したいのが、ゴミ箱に移動したメールが自動で削除されるまでの期間です。

以下の手順で設定を確認・変更しましょう。

  1. 「設定」アプリを開き、「メール」→「アカウント」と進みます。
  2. 該当するメールアカウントを選択します。
  3. もう一度アカウント名をタップし、「詳細」を開きます。
  4. 「削除したメッセージの移動先」という項目の中にある「削除したメッセージ」のセクションを見ます。
  5. 「削除」の項目が「1週間後」や「1ヶ月後」になっていたら、「しない」に変更してください。

こうすることで、自分でゴミ箱を空にしない限り、削除したメールが勝手に消えることはなくなります。

次に、メールを「プッシュ」で受信しているか「フェッチ」で受信しているかという設定も関係することがあります。

「プッシュ」はリアルタイムにメールを受信する便利な機能ですが、サーバーとの通信が不安定な場合に問題が起きる可能性もゼロではありません。

もし問題が頻発するなら、受信方法を「フェッチ」に切り替えて、データを取得する頻度を「15分ごと」や「30分ごと」に設定してみるのも一つの手です。

これは「設定」→「メール」→「アカウント」→「データの取得方法」から変更できます。

また、iCloudメールを利用している場合は、パソコンのブラウザからiCloud.comにサインインし、メールの設定を確認することも重要です。

Web上の設定が、iPhoneの動作に影響を与えている可能性も考えられます。

特に、メールを自動で他のフォルダに振り分ける「ルール」が設定されていないかを確認してみてください。

iPhoneのメールが消えたのはなぜかと悩んだ時の対処法


ゴミ箱やアーカイブフォルダを確認する具体的な手順

iPhoneからメールが消えたと思っても、実は誤操作で「ゴミ箱」や「アーカイブ」フォルダに移動しているだけかもしれません。

まずは、この2つのフォルダを確認してみましょう。

iPhoneのメールアプリは、メール一覧を左右にスワイプするだけで簡単にメールを移動できるため、意図せずに操作してしまっていることがよくあります。

特に「アーカイブ」は、受信トレイからは見えなくなりますが、完全に削除されたわけではないので、落ち着いて探せば見つかります。

具体的な確認手順は以下の通りです。

  1. メールアプリを開き、左上の「<メールボックス」をタップして、メールボックス一覧画面に戻ります。
  2. 「ゴミ箱」の確認
    • 一覧の中から「ゴミ箱」フォルダ(ゴミ箱のアイコン)を探してタップします。
    • ここに探しているメールがあれば、受信トレイに戻すことができます。
  3. 「アーカイブ」の確認
    • 一覧の中から「アーカイブ」または「すべてのメール」(アカウントによって名前が違います)を探してタップします。
    • 受信トレイから消えたメールがここに保管されていることが多いです。

もしゴミ箱にメールがあった場合、一定期間が過ぎると自動的に完全に削除される設定になっていることがあります。

大切なメールは、見つけたらすぐに受信トレイなど安全な場所に戻しておきましょう。

アーカイブ設定になっているか、ゴミ箱行き設定になっているかは、「設定」アプリの「メール」から確認・変更が可能です。

「すべてのメール」フォルダはどこで確認できますか?

「すべてのメール」フォルダは、受信トレイや送信済みフォルダ、アーカイブされたメールなど、そのアカウントに関するほぼ全てのメールが集約されている場所です。

受信トレイからメールが消えてしまった場合でも、この「すべてのメール」を確認すれば見つかる可能性が非常に高いです。

特にGmailやiCloudメールを使っている方は、メールを「アーカイブ」すると、この「すべてのメール」フォルダに移動します。

アーカイブは削除とは違うため、データ自体は残っているのです。

「すべてのメール」フォルダの場所は、以下の手順で確認できます。

  1. iPhoneの「メール」アプリを開きます。
  2. 受信トレイが表示されている場合は、画面左上の「<(戻るボタン)」や「<メールボックス」をタップして、「メールボックス」の一覧画面まで戻ってください。
  3. 「メールボックス」画面には、利用しているメールアカウントが一覧で表示されます。
    (例:iCloud、Gmail、Yahooなど)
  4. 確認したいアカウント名の部分をタップします。
  5. そのアカウント内のフォルダ一覧が表示されるので、その中から「すべてのメール」(または「全メール」「アーカイブ」と表示されている場合もあります)を探してタップします。

キャリアメール(ドコモ、au、ソフトバンクなど)の場合、アカウントの種類によっては「すべてのメール」という名前のフォルダが存在しないこともあります。

しかし、Gmailや一般的なPCメールを使っている場合は、このフォルダが重要な手がかりになるので、必ずチェックしてみてください。

消えたメールを検索機能で見つける方法

ゴミ箱やアーカイブフォルダを直接探してもメールが見つからない場合は、メールアプリの「検索機能」を使ってみましょう。

キーワードや差出人の名前で検索すれば、目的のメールがiPhone内のどのフォルダにあるのかを素早く見つけ出すことができます。

自分で気づかないうちに別のフォルダに移動させていたり、大量のメールに埋もれて見失っていたりする場合に、この検索機能は非常に有効です。

検索機能の使い方はとても簡単です。

  1. 「メール」アプリを開きます。
  2. 受信トレイなどのメール一覧画面で、画面を少し下に引っ張ります。
  3. 画面上部に「検索」窓が表示されるので、そこをタップしてください。
  4. 探しているメールに関するキーワードを入力します。
    • 差出人の名前
    • メールの件名の一部
    • 本文に含まれている特徴的な言葉(例:会議名、商品名など)
  5. 検索を実行すると、キーワードに一致するメールが一覧で表示されます。

検索する際には、検索範囲を「現在のメールボックス」にするか「すべてのメールボックス」にするかを選べます。

消えたメールを探す場合は、必ず「すべてのメールボックス」を選択してください。

これにより、ゴミ箱やアーカイブフォルダも含めた全体から検索が行われます。

検索結果にメールが表示されれば、そのメールはiPhone内(またはサーバー上)に確実に存在している証拠です。

検索結果の右側には、そのメールが現在どのフォルダにあるかも表示されますよ。

機内モードのオンオフで通信をリセットする手順

メールの表示がおかしい、または新しいメールが届かないといった場合、「機内モード」のオン・オフを試してみるのが効果的です。

これは、iPhoneの通信環境を手軽にリフレッシュする方法の一つです。

iPhoneがインターネット(Wi-Fiやモバイルデータ通信)にうまく接続できていないと、メールサーバーとの同期が正しく行われず、メールが正常に表示されないことがあります。

特に移動中や、Wi-Fiの電波が弱い場所では、通信が不安定になりがちです。

機内モードを一度オンにすると、すべての通信が遮断されます。

そして再びオフにすることで、通信機能が再起動し、ネットワークに接続し直す動作が行われます。

これにより、滞っていたメールの同期が再開され、消えていたように見えたメールが表示されることがあるのです。

機内モードのオン・オフは、コントロールセンターから行うのが一番早いです。

【iPhone X以降(Face ID搭載モデル)の場合】

  1. 画面の右上隅から下に向かってスワイプして、コントロールセンターを開きます。
  2. 飛行機のマークのアイコンをタップしてオン(オレンジ色)にします。
  3. 5秒ほど待ってから、もう一度飛行機のマークをタップしてオフにします。

【iPhone SEやiPhone 8以前(ホームボタン搭載モデル)の場合】

  1. 画面の下端から上に向かってスワイプして、コントロールセンターを開きます。
  2. 飛行機のマークのアイコンをタップしてオン(オレンジ色)にします。
  3. 5秒ほど待ってから、もう一度飛行機のマークをタップしてオフにします。

この操作の後、メールアプリを再度開いて、メールが正しく表示されるか確認してみてください。

iPhone本体を再起動するときの正しいやり方

メールアプリの動作がおかしい場合、iPhone本体を再起動することで解決するケースが非常に多いです。

パソコンと同じように、iPhoneも長時間使い続けていると、目に見えない小さなエラーがシステム内部に溜まっていくことがあります。

これがアプリの動作を不安定にさせ、メールが消えたように見える原因になることがあるのです。

再起動は、これらのシステム内部のエラーをリセットし、iPhoneをリフレッシュさせる最も基本的な対処法と言えます。

iPhoneのモデルによって再起動の手順が少し異なるので、お使いの機種に合わせて試してみてください。

【iPhone X、11、12、13以降のモデル(Face ID搭載)】

  1. 本体右側の「サイドボタン」と、左側の「音量ボタン(上げるまたは下げるのどちらか一方)」を同時に長押しします。
  2. 画面に「スライドで電源オフ」と表示されたら、指を離します。
  3. スライダを右にドラッグして電源を切ります。
  4. 電源が完全に切れたら、再び右側の「サイドボタン」をAppleのロゴが表示されるまで長押しします。

【iPhone SE(第2世代以降)、8、7、6シリーズ】

  1. 本体右側の「サイドボタン」(または本体上部の「トップボタン」)を長押しします。
  2. 「スライドで電源オフ」が表示されたら、スライダをドラッグして電源を切ります。
  3. 電源が切れたら、再び「サイドボタン」(または「トップボタン」)をAppleのロゴが表示されるまで長押しします。

もし画面がフリーズして通常の再起動ができない場合は、「強制再起動」という方法もありますが、まずはこの通常の再起動を試してみることをおすすめします。

メールアカウントを一度削除して再設定する手順

再起動や通信のリセットを試してもメールが戻ってこない場合、メールアカウントの設定情報自体に問題が発生している可能性があります。

このような時は、一度iPhoneからメールアカウントの情報を削除し、改めて設定し直すことで解決することが多いです。

アカウントを再設定することで、サーバーとの接続情報が新しくなり、正しく同期できるようになるからです。

Gmail、iCloud、Yahoo!メールなどの「IMAP」方式のメールであれば、iPhoneからアカウントを削除しても、メールデータ自体はサーバーに残っているので消えることはありません。
(ただし、古い「POP」方式のアカウントの場合は注意が必要です。)

アカウントの削除と再設定の手順は以下の通りです。

【アカウントの削除手順】

  1. 「設定」アプリを開きます。
  2. 「メール」をタップし、「アカウント」を選択します。
  3. 問題が発生しているメールアカウント(例:Gmail)をタップします。
  4. 画面下部にある「アカウントを削除」をタップします。
  5. 確認メッセージが表示されるので、再度「アカウントを削除」または「iPhoneから削除」をタップします。

【アカウントの再設定手順】

  1. 「アカウント」の画面に戻り、「アカウントを追加」をタップします。
  2. 利用しているメールサービス(iCloud、Google、Yahooなど)を選択します。
  3. メールアドレスとパスワードを入力し、画面の指示に従ってログインします。

再設定が完了したら、メールアプリを開いてみてください。

サーバーとの再同期が始まるため、すべてのメールが表示されるまで少し時間がかかることがありますが、これで消えていたメールが復活することが期待できます。

GmailやYahooメールが消えた場合の特有の対処法はありますか?

GmailやYahoo!メールを使っていて、iPhone標準のメールアプリでメールが消えてしまった場合、それぞれの公式アプリやWebブラウザ版で確認してみるのが有効な対処法です。

iPhone標準のメールアプリは便利ですが、稀に特定のメールサービスとの間で同期の不具合が発生することがあります。

一方で、GmailアプリやYahoo!メールアプリは、それぞれのサービスに最適化されているため、標準アプリでは見えなくなっていたメールも正しく表示される可能性が高いです。

【Gmailの場合】

  • 公式の「Gmail」アプリをApp Storeからダウンロードし、ログインして確認します。
  • Gmailは「アーカイブ」機能が強力なため、受信トレイから消えても「すべてのメール」に残っているケースがほとんどです。アプリ内の「すべてのメール」ラベルを確認しましょう。

【Yahoo!メールの場合】

  • 公式の「Yahoo!メール」アプリをダウンロードし、ログインして確認します。
  • 標準アプリとの連携で問題が起きやすい場合もあるため、公式アプリでの確認が推奨されます。

【Webブラウザ版での確認】

  • SafariやChromeなどのブラウザから、Web版のGmailやYahoo!メールにアクセスしてログインします。
  • Web版でメールが確認できれば、メールデータ自体はサーバーに安全に残っていることがわかります。

もし公式アプリやWeb版でメールが確認できたなら、iPhone標準アプリの設定の問題か、一時的な同期の不具合が原因だと特定できます。

その場合は、標準アプリでのアカウント再設定を試すか、しばらく公式アプリを併用するのが良いでしょう。

フェッチとプッシュの違いと最適な設定方法

iPhoneのメールの受信方法には「プッシュ」と「フェッチ」の2種類があります。

この設定が適切でないと、メールの受信が遅れたり、うまく表示されなかったりすることがあります。

それぞれの違いを理解し、自分の使い方に合った設定に見直すことが大切です。

プッシュとフェッチの違いは以下の通りです。

受信方法仕組みメリットデメリット
プッシュメールサーバーからiPhoneへ自動的に新着メールが通知される。リアルタイムでメールを受信できる。バッテリー消費が比較的多い。
フェッチiPhoneが一定の間隔(15分ごとなど)でメールサーバーに新着メールがないか確認しに行く。バッテリー消費を抑えられる。受信までにタイムラグが発生する。

もし「メールが消えた」「受信が遅い」と感じる場合、プッシュ機能がうまく動作していないか、フェッチの間隔が長すぎることが原因かもしれません。

設定の確認と変更は以下の手順で行います。

  1. 「設定」アプリを開き、「メール」をタップします。
  2. 「アカウント」を選択し、「データの取得方法」をタップします。
  3. 画面上部の「プッシュ」がオンになっているか確認します。
  4. アカウントごとに「プッシュ」「フェッチ」「手動」のどれを選択するか設定できます。
    (iCloudはプッシュ対応、Gmailは標準アプリではフェッチのみの場合があります)
  5. 画面下部で「フェッチ」の取得間隔(自動、手動、1時間ごと、30分ごと、15分ごと)を設定します。

最適な設定は使い方によります。

  • 仕事などですぐにメールを確認したい場合:「プッシュ」をオンにする。
  • バッテリー持ちを優先したい場合:「フェッチ」の間隔を長め(1時間ごとや手動)にする。

もしメールの表示に不具合がある場合は、一度「プッシュ」をオフにして、「フェッチ」の「15分ごと」などに設定し直すと、動作が安定することがあります。

iPhoneのメールが消えたのはなぜか、その原因と対処法のまとめ

  • iPhoneのメールが消えたように見える一番の原因は「メールの同期日数」設定です。
  • 古いメールが消えたと感じたら、まずゴミ箱やアーカイブフォルダを確認しましょう。
  • iOSのアップデート直後に、一時的な不具合でメールが表示されなくなることがあります。
  • iPhoneのストレージ容量が不足すると、新しいメールを正常に受信できません。
  • GmailやYahooメールが消えた場合、公式アプリやWeb版で確認するのが有効です。
  • 勝手にメールが消える現象は、アカウントの「詳細設定」で自動削除をオフにすることで防げます。
  • 通信環境のリセット(機内モードのオンオフ)やiPhoneの再起動は、基本的ながら効果的な対処法です。
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