iPadが強制終了できない!動かない時の復旧術と最終手段

iPadが強制終了できず困っている時は、いくつかの簡単な方法から試すことで解決できる可能性が高いです。

物理ボタンを使った強制再起動や、ソフトウェアの問題を解消する手順がありますよ。

フリーズしたiPadも、慌てずに適切な対処をすればまた使えるようになります。

ご自身のiPadのモデルに合わせた対処法を試してみてくださいね。

それでも改善しない場合のデータ保護や修理についてもご紹介します。

目次

iPadが強制終了できない時の対処法

強制終了できない時に確認すべき点

iPadが強制終了できない時、いくつかのポイントを確認してみると、原因特定や解決に繋がることがありますよ。

慌てずに一つずつチェックしていきましょう。

まず、充電状況を確認してください。

バッテリー残量が極端に少ない、あるいは完全に切れていると、iPadは一切の操作を受け付けません。

充電ケーブルをしっかりと接続し、しばらく時間を置いてから再度操作を試してみてくださいね。

次に、使用しているアプリを思い出してみましょう。

特定のアプリを起動した後にフリーズしてしまった場合、そのアプリ自体に問題がある可能性があります。

もし、再起動後にまた同じアプリでフリーズするなら、そのアプリを一度削除して再インストールすることを検討しましょう。

また、iPadのストレージ容量も確認しておきたい点です。

設定アプリからストレージの状況を確認し、空き容量が少ない場合は不要な写真や動画、アプリを整理して削除してみましょう。

ストレージに余裕ができると、動作が安定することが多いです。

さらに、iOSのバージョンが古いままになっていないかもチェックしてくださいね。

古いバージョンのiOSには、既知のバグが含まれていることがあります。

最新のバージョンにアップデートすることで、不具合が解消されるケースも多いです。

これらの確認ポイントを一つずつ見ていくことで、問題解決のヒントが見つかるかもしれません。

強制終了後に起動しない場合の対処法

iPadを強制終了したのに、今度は全く起動しなくなってしまったら、本当に焦ってしまいますよね。

こんな時の対処法をいくつかご紹介します。

まず、充電状況をもう一度しっかり確認してください。

完全にバッテリーが切れていると、強制再起動後も起動しないことがあります。

充電ケーブルを接続し、最低でも30分から1時間ほど充電してから、再度強制再起動を試してみましょう。

この時、別の充電器やケーブルを試してみるのも効果的です。

次に、画面が真っ暗なままでも、バックライトだけは点灯しているかもしれません。

暗い場所で確認したり、画面の明るさ調整ボタンを適当に押してみたりしてください。

もしバックライトが点灯しているなら、画面表示の不具合の可能性があります。

それでも起動しない場合は、先ほども触れた「リカバリーモード」を試してみる価値があります。

iPadをパソコンに接続し、iTunes(またはFinder)を使って復元する手順です。

ただし、この方法を使うとiPadの中のデータが消えてしまう可能性があるので、普段からバックアップを取っておくことが本当に大切です。

さらに、リカバリーモードでもダメなら、「DFUモード」を試します。

これはリカバリーモードよりもさらに深いレベルで復元する方法ですが、これもデータ消失のリスクが高い最終手段と考えてください。

これらの対処法を試しても起動しない場合は、ハードウェアの故障が考えられます。

その際は、Appleサポートや正規サービスプロバイダに相談するのが一番確実な方法ですよ。

修理が必要な症状とは

iPadが強制終了できない、またはその後の起動に問題がある場合、どのような症状が出たら修理を検討すべきなのでしょうか。

いくつかのサインをご紹介しますね。

まず、何度も強制再起動を繰り返しても改善しない場合です。

一度や二度のフリーズなら一時的な不具合かもしれませんが、頻繁にフリーズしたり、リンゴループに陥ったりするようであれば、より深刻な問題がある可能性があります。

次に、iPadが異常に熱くなる症状です。

通常の使用中でも背面がかなり熱くなる場合は、内部の部品に何らかの異常が発生しているサインかもしれません。

特に、充電中や重いアプリ使用時以外に高温になる場合は要注意です。

また、バッテリーの減りが異常に早い場合も修理を検討すべきです。

新しいiPadなのに充電してもすぐにバッテリーがなくなってしまう、あるいは充電しても全く充電されないといった症状は、バッテリー自体の劣化や故障を示している可能性があります。

画面に線が入ったり、ちらつきがあったり、表示がおかしくなったりする症状も、ディスプレイやグラフィック関連の故障を示しているかもしれません。

これらの視覚的な問題は、使い勝手を大きく損ねるため、修理の必要性が高いです。

もし、物理的な衝撃や水没があった後にこれらの症状が出始めた場合は、ハードウェアの損傷が濃厚です。

これらの症状が見られる場合は、自己判断で無理な操作をせず、早めにAppleサポートや修理専門店に相談することをおすすめします。

iPadが強制終了できない状態から復旧させる方法

強制終了できない状態でのデータ保護

iPadが強制終了できない状態だと、大切なデータがどうなるか心配になりますよね。

このような状況でも、できるだけデータを保護するためのポイントをいくつかご紹介します。

まず、もしiPadがわずかでも操作できる状態であれば、iCloudやパソコンを使ってバックアップを試みてください。

たとえ画面がフリーズしていても、部分的に反応することがあります。

設定アプリからiCloudバックアップをオンにしたり、パソコンに接続してFinder(Mac)やiTunes(Windows)でバックアップを開始したりしてみましょう。

完全にフリーズしてしまって操作不能な場合は、無理に再起動を繰り返すのは避けた方が良いかもしれません。

繰り返し再起動を試すことで、かえってシステムに負担をかけ、データが破損するリスクを高めてしまう可能性があるからです。

まずは、一旦電源を落としたままにして、次に紹介する「リカバリーモード」など、より安全な復旧方法を検討するのが賢明です。

日頃からの習慣として、定期的にバックアップを取っておくことが何よりも大切です。

iCloudに自動でバックアップする設定にしておけば、万が一の時でもほとんどのデータを失わずに済みますよ。

また、写真や動画などの大きなデータは、GoogleフォトやAmazon Photosなどのクラウドサービスに自動で同期しておくのもおすすめです。

これならiPadが壊れてしまっても、思い出はしっかりと守られます。

データ保護は「もしも」の時の備え。

普段から意識しておくことで、いざという時に後悔せずに済みますよ。

バックアップからの復元手順

iPadが強制終了できないなどのトラブルで初期化が必要になった場合でも、事前にバックアップを取っていれば大切なデータを元に戻すことができます。

バックアップからの復元手順を確認しておきましょう。

まず、新しいiPadや初期化したiPadを起動すると、初期設定画面が表示されます。

「Appとデータ」の画面になったら、「iCloudバックアップから復元」または「MacまたはPCから復元」を選択します。

「iCloudバックアップから復元」を選んだ場合は、Apple IDとパスワードを入力してiCloudにサインインします。

すると、利用可能なバックアップの一覧が表示されるので、一番新しくて適切なバックアップを選択してください。

あとは画面の指示に従って操作を進めるだけで、iPadにデータが復元されます。

復元にはWi-Fi環境が必要で、データの量によっては時間がかかることもありますよ。

「MacまたはPCから復元」を選んだ場合は、iPadをバックアップを取ったパソコンにUSBケーブルで接続します。

Finder(Mac)またはiTunes(Windows)を開き、iPadのアイコンをクリックします。

「バックアップを復元」を選択し、最新のバックアップを選んで復元を開始します。

こちらもデータ量によっては時間がかかるので、安定した接続環境で行いましょう。

復元が完了すると、iPadはバックアップ時点の状態に戻ります。

アプリの再ダウンロードや設定の再適用が必要になることもありますが、写真や連絡先、メッセージなどは元通りになりますよ。

ソフトウェアのアップデートで改善

iPadの不具合が、ソフトウェアのアップデートで改善することがあります。

iOSのバグやシステムの脆弱性が原因で強制終了できない状況が起きている場合、最新バージョンに更新することで問題が解決されることが多いからです。

まず、iPadが操作できる状態であれば、「設定」アプリを開きます。

次に「一般」をタップし、「ソフトウェアアップデート」を選択してください。

もし新しいiOSのバージョンが利用可能であれば、そこに表示されます。

「ダウンロードしてインストール」をタップし、画面の指示に従ってアップデートを実行しましょう。

アップデート中は、iPadが再起動を繰り返したり、Appleロゴが表示されたりすることがあります。

焦らずに、すべてのプロセスが完了するまで待つことが大切です。

アップデートにはある程度の時間と、安定したWi-Fi接続、そして十分なバッテリー残量が必要なので、事前に確認しておきましょう。

もしiPadが完全にフリーズしてしまい、設定アプリを開くこともできない場合は、パソコンを使ってアップデートする方法もあります。

iPadをパソコンに接続し、Finder(Mac)またはiTunes(Windows)を使ってアップデートを試みてください。

この方法でも、最新のiOSをiPadにインストールすることが可能です。

ソフトウェアアップデートは、iPadを安全で快適に使い続けるために非常に重要です。

定期的にチェックして、常に最新の状態を保つように心がけてくださいね。

リカバリーモードでの復旧

iPadが通常の強制再起動ではどうにもならない時、より強力な復旧手段として「リカバリーモード」があります。

このモードでは、iPadをパソコンに接続し、iTunesまたはFinderを使ってiOSを再インストールまたは復元します。

リカバリーモードに入る手順は、iPadのモデルによって異なります。

ホームボタンがあるiPadの場合は、iPadの電源を切り、ホームボタンを押しながらパソコンに接続します。

iTunesまたはFinderに「リカバリーモードのiPad」と表示されるまでホームボタンを押し続けます。

ホームボタンがないiPadの場合は、iPadの電源を切り、音量アップボタンまたは音量ダウンボタンを押し続けながらパソコンに接続します。

こちらもiTunesまたはFinderに「リカバリーモードのiPad」と表示されるまでボタンを押し続けます。

リカバリーモードに入ると、パソコンの画面に「アップデート」または「復元」の選択肢が表示されます。

「アップデート」を選択すると、データはそのままにiOSの再インストールを試みます。

これで改善しない場合や、エラーが発生する場合は「復元」を選択しますが、この場合、iPadは工場出荷時の状態に戻り、全てのデータが消去されてしまうので注意が必要です。

必ずバックアップを取ってから行いましょう。

リカバリーモードでの復旧は、iPadの深刻なソフトウェアトラブルに対応できる強力な方法です。

手順は慎重に行い、もし不安があればAppleサポートに相談することをおすすめします。

DFUモードの活用方法

iPadがリカバリーモードでも復旧しないような深刻な状況に陥ってしまったら、「DFUモード(Device Firmware Update)」を試すことがあります。

DFUモードは、リカバリーモードよりもさらに低いレベルでiOSを復元する最終手段と考えてください。

DFUモードも、iPadのモデルによって入り方が異なります。

ホームボタンがあるiPadの場合、iPadをパソコンに接続し、電源をオフにします。

電源ボタンとホームボタンを同時に8秒間押し続け、8秒経ったら電源ボタンだけを離し、ホームボタンは押し続けます。

画面が真っ暗なままで、iTunesまたはFinderに「DFUモードのiPad」と認識されたら成功です。

ホームボタンがないiPadの場合も、iPadをパソコンに接続し、電源をオフにします。

音量アップボタンを素早く押し離し、音量ダウンボタンを素早く押し離します。

その後、トップボタン(電源ボタン)を10秒間押し続けます。

10秒経ったら、トップボタンを押し続けたまま、音量ダウンボタンを5秒間押し続けます。

5秒経ったら、トップボタンだけを離し、音量ダウンボタンは押し続けます。

画面が真っ暗なままで、iTunesまたはFinderに「DFUモードのiPad」と認識されたら成功です。

DFUモードでは、iTunesまたはFinderに「復元」の選択肢しか表示されません。

このモードでの復元は、iPadの全てのデータが消去され、iOSが完全に再インストールされます。

そのため、バックアップがない場合はデータが失われてしまうので、慎重に判断してくださいね。

DFUモードは、非常に強力な復旧方法ですが、データ消失のリスクも伴います。

もし自信がない場合は、専門家やAppleサポートに相談するのが一番安全な選択ですよ。

iPadが強制終了できない時の解決策まとめ

  • iPadが強制終了できない時は、まず充電状況とアプリのフリーズを確認しましょう。
  • モデル別の強制再起動方法を試すことで、多くの不具合は解消されます。
  • タッチ操作ができない場合も、物理ボタンでの強制再起動が有効です。
  • リンゴループやフリーズは、iOSの不具合やストレージ不足が原因かもしれません。
  • リカバリーモードやDFUモードは、最終手段として検討し、データのバックアップが重要です。
  • 強制終了後に起動しない場合は、充電やパソコンを使った復旧を試みてください。
  • 改善しない場合や異常な発熱がある場合は、修理が必要な症状の可能性もあります。
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