iPhoneとiPadは同期しないほうがいい?後悔しないための設定と解除方法

iPhoneとiPadは、必ずしも同期しないほうが快適に使える場面がたくさんありますよ。

特に、データ混同やプライバシーの問題、ストレージ容量の圧迫などを避けたい方には、同期しない設定がおすすめです。

この記事では、iPhoneとiPadを同期しないほうがいい理由から、具体的な設定方法、そしてすでに同期している場合の解除方法まで、分かりやすくお伝えしていきますね。

ご自身の使い方に合わせた最適な設定を見つけて、デバイスをもっと便利に活用しましょう。

目次

iPhoneとiPadを同期しないほうがいいと言われるのはなぜ?

iPhoneとiPadを同期するデメリットは何がある?

iPhoneとiPadを同期すると、いくつか不便な点が出てくることがありますよ。

特に、データが重複したり、整理が大変になったりすることが挙げられます。

具体的には、以下のようなデメリットが考えられます。

  • データの重複と整理の複雑化:
    • 写真や連絡先、メモなどが両方のデバイスに同じように保存されます。
    • どちらかでデータを消しても、もう一方に残ってしまうことがあります。
    • 誤って大切なデータを消してしまう可能性も出てきます。
  • プライバシーの問題:
    • お子さんが使うiPadとご自身のiPhoneを同期していると、個人的なデータがお子さんに見られてしまう心配があります。
    • 見られたくない写真や連絡先などが意図せず共有されることもあります。
  • ストレージ容量の圧迫:
    • データ量が多くなると、どちらか一方、または両方のデバイスのストレージ容量を圧迫します。
    • 特に写真や動画が多い方は、すぐに容量がいっぱいになってしまうかもしれません。
    • バックアップにも時間がかかり、いざという時に困る場面が出てくることもあります。
  • アプリの利用に支障が出る可能性:
    • アプリによっては同期することで設定が共有され、iPhoneとiPadで別々に使いたい場合に不便を感じることがあります。

このように、便利さの裏には、データの管理が複雑になることや、プライバシーの問題、容量の圧迫といったデメリットが隠れているんですよ。

ご自身の使い方に合わせて、同期するかどうかを検討するのがおすすめです。

どのような場合に同期しない方がいい?

iPhoneとiPadを同期しない方がいいケースは、いくつか具体的な状況が考えられますよ。

主に、家族と共有する場合や、特定のデータだけを分けたい場合などが挙げられます。

同期しない方が良い具体的なケースは以下の通りです。

  • 家族間でデバイスを共有している場合:
    • お子さんが使うiPadとご自身が使うiPhoneを同期していると、アプリのデータや個人的なデータが混ざることがあります。
    • ゲームの進行状況が共有されたり、見られたくない写真がお子さんに見られたりする可能性があります。
  • 仕事用とプライベート用でデバイスを使い分けている場合:
    • 仕事の連絡先やファイルがプライベートのデバイスに同期されると、情報漏洩のリスクが高まります。
    • プライベートな写真が仕事のデバイスに入ってしまうのも避けたいでしょう。
    • それぞれの用途で必要なデータだけを管理したいときに、同期をしない選択が賢明です。
  • デバイスの用途を明確に分けたい場合:
    • iPadはサブ機として写真や動画を保存するだけ、iPhoneはメイン機として最低限のデータだけを入れたい、といった使い方をしたい場合。
    • デバイスごとの役割をはっきりさせたいときに、同期しない選択はとても有効です。

このように、デバイスを使う人が違う場合や、用途を明確に分けたい場合には、同期しないことで予期せぬトラブルを防ぎ、よりスムーズにデバイスを使いこなすことができますよ。

iCloud同期で困ることは何?

iCloud同期はとても便利な機能ですが、使い方によっては困ったことが起こる場合もありますよ。

特に、意図しないデータ共有や、ストレージ容量の問題が挙げられます。

iCloud同期で困る具体的な点は以下の通りです。

  • 意図しないデータ共有:
    • 写真、連絡先、カレンダー、メモなどが複数のデバイス間で自動的に同期されます。
    • 「この写真はiPhoneにはいらないのに…」といったように、必要ないデータまで同期されてしまうことがあります。
  • iCloudストレージ容量の問題:
    • 無料の5GBは、写真や動画を多く保存する方にとってはすぐにいっぱいになってしまいます。
    • 容量オーバーになると、「ストレージの空き容量がありません」という通知が頻繁に来たり、追加でストレージを購入する手間がかかったりします。
    • バックアップが取れなくなるなどの問題も発生します。
  • 設定の複雑さ:
    • どの項目をオンにして、どの項目をオフにすればいいのかが分かりにくいと感じることがあります。
    • 「とりあえず全部オンにしているけど、本当にこれでいいのかな?」と不安に思うこともあるでしょう。
  • デバイスの動作への影響:
    • 意図せず同期されたことで、データが重複したり、デバイスの動作が重くなったりすることもあります。

iCloud同期は便利ですが、使い方を間違えるとストレスの原因になってしまうことがありますよ。

ご自身の使い方に合わせて、しっかりと設定を見直すことが大切です。

ストレージ容量が足りなくなるのはなぜ

iPhoneとiPadを同期すると、ストレージ容量が足りなくなることがあるのは、主にデータの重複やiCloudの仕組みが関係していますよ。

特に写真や動画のようなサイズの大きなデータは容量を圧迫しやすいです。

ストレージ容量が足りなくなる主な原因は以下の通りです。

  • iCloudフォトライブラリによる写真・動画の重複:
    • iCloudフォトライブラリをオンにしていると、写真や動画がiCloudにアップロードされ、そこから他のデバイスにも同期されます。
    • 設定によっては、元のサイズの写真がiPhoneとiPadの両方に保存されてしまうことがあります。
    • 同じ写真がiPhone、iPad、iCloudの3ヶ所に存在することになり、無駄にストレージを消費します。
  • アプリのデータによる容量圧迫:
    • データサイズが大きいゲームアプリなどが自動的に同期されると、実際にプレイしていなくても両方のデバイスのストレージを消費します。
  • iCloudバックアップによる消費:
    • iPhoneとiPadの両方をiCloudにバックアップしている場合、それぞれのバックアップデータがiCloudストレージに保存されます。
    • 無料の5GBのiCloudストレージでは、2つのデバイスのバックアップや写真の同期を行うと、あっという間に容量がいっぱいになってしまいます。
    • 容量オーバーになると、「ストレージがいっぱいです」という通知が頻繁に来たり、新しいバックアップが取れなくなったりして困ることが出てきます。

このように、iCloud同期は容量を効率的に使う工夫が必要になります。不必要な同期はオフに設定することをおすすめします。

バッテリー消費が早くなるのは本当?

iPhoneとiPadを同期していると、バッテリーの消費が早くなるというのは、たしかに本当の可能性がありますよ。

これは主に、データ通信やバックグラウンドでの処理が増えることが原因です。

バッテリー消費が早くなる主な理由は以下の通りです。

  • 頻繁なデータ通信:
    • iCloudフォトライブラリなどがオンになっていると、写真や動画のアップロード・ダウンロードが常に発生します。
    • このデータ通信作業は、Wi-Fi環境下でもバッテリーを消費します。
    • 特に大量のデータを一度に同期しようとすると、より多くの電力を必要とします。
  • バックグラウンドでの処理の増加:
    • 位置情報サービスやバックグラウンドでのアプリ更新などが、同期と間接的に関係してバッテリーを消費しやすくなります。
    • 両方のデバイスで常に最新の状態に保とうとする機能が働くため、見えないところで電力を消費していることが多いです。
  • 通知による画面点灯など:
    • 同じアプリを両方のデバイスで使っていて通知も同期されている場合、両方で通知が届くたびに画面が点灯したり、音を鳴らしたりするため、バッテリーが減りやすくなります。

このように、同期することによって、デバイスが常に何らかの処理を行っている状態になりやすいため、バッテリーの持ちが悪くなったと感じることがあるんです。

バッテリー消費を抑えたいなら、不必要な同期設定はオフにするのがおすすめです。

iPhoneとiPadを同期しないための設定方法

同期させない具体的な設定方法

iPhoneとiPadを同期させないための具体的な設定方法は、主にiCloudの設定を変更することで実現できますよ。

それぞれのデータごとに同期のオン・オフを切り替えることができます。

具体的な手順は以下の通りです。

  1. 「設定」アプリを開く:
    • iPhoneとiPadそれぞれのデバイスで「設定」アプリをタップします。
  2. Apple ID(名前)をタップする:
    • 画面の一番上に表示されているご自身の「Apple ID(名前)」をタップします。
  3. 「iCloud」を選択する:
    • 表示されたメニューの中から「iCloud」の項目を選んでください。
  4. 同期したい項目をオフにする:
    • 「iCloud」の画面には、iCloudで同期できるさまざまなアプリやデータの項目が一覧で表示されます。
    • 同期したくないデータの横にあるトグルボタンをタップしてオフ(灰色)にします。
      • 例: 「写真」の同期を止めたい場合は、「写真」をタップし、「iCloud写真」をオフにします。
      • 例: 「連絡先」の同期を止めたい場合は、「連絡先」のトグルボタンをオフにします。
      • メモ、カレンダー、Safariの履歴なども同様に設定できます。
  5. アプリごとの同期設定を確認する:
    • 「iCloud」の画面を下にスクロールしていくと、「iCloudを使用しているApp」という項目があります。
    • 特定のゲームアプリなど、そのアプリのデータだけ同期したくない場合は、アプリ名の横にあるトグルボタンをオフにしてください。

このように、ご自身で同期したいものとそうでないものを細かく設定できるので、ぜひ試してみてくださいね。

すでに同期している場合の解除方法

すでにiPhoneとiPadが同期している場合に解除するには、先ほど説明した設定方法と基本的には同じで、iCloudの設定を見直すことが重要ですよ。

一つずつ丁寧に設定を確認していきましょう。

すでに同期しているデータを解除する手順は以下の通りです。

  1. 「設定」アプリを開く:
    • iPhoneとiPadそれぞれのデバイスで「設定」アプリをタップします。
  2. Apple ID(名前)をタップする:
    • 画面の一番上に表示されているご自身の「Apple ID(名前)」をタップします。
  3. 「iCloud」を選択する:
    • 表示されたメニューの中から「iCloud」の項目を選んでください。
  4. 解除したい項目のトグルボタンをオフにする:
    • 現在iCloudで同期されているサービスの一覧が表示されます。
    • 解除したい項目(写真、連絡先、メモなど)の横にあるトグルボタンをタップしてオフ(灰色)にします。
      • 注意点: オフにする際、「このiPhone(またはiPad)から削除」といった選択肢が表示されることがあります。これはiCloudからではなく、そのデバイスから写真が削除されるという意味です。大切なデータは消えてしまわないように、必ず作業を行う前にバックアップを取っておくと安心ですよ。
      • デバイスに残したい場合は、「残す」などの選択肢を選ぶか、表示される指示をよく読んで対応してください。
  5. 他のアカウントの同期も確認する(必要な場合):
    • もしGmailやOutlookなどの他のアカウントでも連絡先やメモを同期している場合、iCloudの同期をオフにしても、そちらの設定で同期が続いている可能性があります。
    • その場合は、「設定」アプリの各項目(「連絡先」→「アカウント」など)に進み、iCloud以外の同期しているアカウントのトグルボタンもオフにしてください。

このように、一つずつ丁寧に設定を見直すことで、すでに同期してしまっているデバイスの同期を解除することができますよ。

特定のデータだけ同期しない方法は?

特定のデータだけをiPhoneとiPadで同期しないようにする方法はありますよ。

iCloudの設定画面で、同期したいデータとそうでないデータを細かく設定できます。

特定のデータだけ同期しないための手順は以下の通りです。

  1. 「設定」アプリを開く:
    • iPhoneとiPadそれぞれのデバイスで「設定」アプリをタップします。
  2. Apple ID(名前)をタップする:
    • 画面の一番上に表示されているご自身の「Apple ID(名前)」をタップします。
  3. 「iCloud」を選択する:
    • 表示されたメニューの中から「iCloud」の項目を選んでください。
  4. 同期したくないデータのトグルボタンをオフにする:
    • 「iCloud」の画面には、iCloudと同期できるさまざまな項目が一覧で表示されています。
    • 同期したくないデータの横にあるトグルボタンをオフ(灰色)にしてください。
      • 例:
        • 「写真」はiPhoneだけで管理し、iPadには同期したくない場合、「写真」をタップして「iCloud写真」をオフにします。
        • 「連絡先」は両方で同期したいが、「メモ」はiPhoneだけ、といった使い分けも可能です。その場合、「連絡先」はオンのまま、「メモ」だけオフにします。
      • 注意点: オフにしてもすでにiCloudにアップロードされているデータはiCloud上には残ります。完全に削除したい場合はiCloud.comから削除する必要がある場合もあります。
  5. アプリごとの同期設定を確認する:
    • 「iCloud」の画面を下にスクロールしていくと、「iCloudを使用しているApp」という項目があります。
    • 特定のアプリのデータだけ同期したくない場合は、そのアプリの項目をオフにすることで、他のデバイスと同期されなくなります。

このように、iCloudの設定を細かく調整することで、ご自身の使い方に合わせた同期設定が可能になりますよ。

写真だけが同期されてしまう問題を解決したい

写真だけがiPhoneとiPadで勝手に同期されてしまう問題を解決したい場合は、iCloud写真の設定を見直すのが一番の解決策ですよ。

この設定をオフにすることで、写真の自動同期を止めることができます。

写真の自動同期を止める手順は以下の通りです。

  1. 「設定」アプリを開く:
    • iPhoneとiPadそれぞれのデバイスで「設定」アプリをタップします。
  2. Apple ID(名前)をタップする:
    • 画面の一番上に表示されているご自身の「Apple ID(名前)」をタップします。
  3. 「iCloud」を選択する:
    • 表示されたメニューの中から「iCloud」の項目を選んでください。
  4. 「写真」の項目をタップする:
    • iCloudの画面の中に、「写真」という項目がありますので、それをタップしてください。
  5. 「iCloud写真」をオフにする:
    • 「写真」の項目を開くと、「iCloud写真」という設定があります。
    • これがオン(緑色)になっていると写真が自動的に同期されてしまうので、オフ(灰色)にしてください。
    • 注意点: オフにする際に、「iPhone(またはiPad)から写真を削除しますか?」といった選択肢が表示されることがあります。これはiCloud上に保存されている写真がデバイスから削除されるという意味です。大切な写真が消えてしまわないように、必ず事前にバックアップを取っておくことを強くおすすめします。
  • 残したい写真がある場合:
    • オフにする前に「オリジナルをダウンロード」を選んでからオフにするか、表示される選択肢で「写真をダウンロードして残す」などを選ぶと安心です。

これらの設定を見直すことで、写真だけが勝手に同期されてしまう問題を解決し、ご自身の好きなように写真を管理できるようになりますよ。

連絡先が勝手に同期されるのを止めたい

連絡先がiPhoneとiPadで勝手に同期されてしまうのを止めたい場合は、iCloudの設定で「連絡先」の同期をオフにすることが一番確実な方法ですよ。

これで、新しい連絡先が両方のデバイスに自動で追加されるのを防げます。

連絡先の自動同期を止める手順は以下の通りです。

  1. 「設定」アプリを開く:
    • iPhoneとiPadそれぞれのデバイスで「設定」アプリをタップします。
  2. Apple ID(名前)をタップする:
    • 画面の一番上に表示されているご自身の「Apple ID(名前)」をタップします。
  3. 「iCloud」を選択する:
    • 表示されたメニューの中から「iCloud」の項目を選んでください。
  4. 「連絡先」のトグルボタンをオフにする:
    • リストの中に「連絡先」という項目がありますので、この横にあるトグルボタンをオフ(灰色にする)にしてください。
    • 確認メッセージへの対応: オフにする際に、「iPhone(またはiPad)に残しますか?」「削除しますか?」といったメッセージが表示されます。現在そのデバイスにある連絡先をそのまま残したい場合は、「残す」を選んでくださいね。
  5. 他のアカウントの同期も確認する(必要な場合):
    • もしGmailやOutlookなどの他のアカウントで連絡先を同期している場合、iCloudの同期をオフにしても、そちらの設定で同期が続いている可能性があります。
    • その場合は、「設定」アプリの「連絡先」→「アカウント」の項目に進み、iCloud以外の同期しているアカウント(Gmailなど)の「連絡先」のトグルボタンもオフにしてください。

アプリの自動同期を防ぐ方法は?

アプリの自動同期を防ぐ方法は、いくつかありますよ。

特に、iCloud経由でのアプリデータ同期と、App Storeでのアプリ自動ダウンロードの設定を見直すことが重要です。

アプリの自動同期を防ぐための手順は以下の通りです。

  1. iCloud経由でのアプリデータ同期を止める:
    • 「設定」アプリを開く
    • Apple ID(名前)をタップする
    • 「iCloud」を選択する
    • 画面を下にスクロールし、「iCloudを使用しているApp」の項目に進みます。
    • 同期したくないアプリの横にあるトグルボタンをオフ(灰色にする)にしてください。
  2. App Storeからのアプリ自動ダウンロードを防ぐ:
    • 「設定」アプリを開く
    • 「App Store」の項目をタップする
    • 「自動ダウンロード」という項目の中に、「App」というトグルボタンがあります。
    • これをオフ(灰色にする)にしてください。

これらの設定を行うことで、不要なアプリやそのデータが他のデバイスに勝手に同期されたり、ダウンロードされたりするのを防ぐことができます。

特にストレージ容量を節約したい場合や、それぞれのデバイスで使うアプリを分けたい場合には、この設定を見直すことがとても有効ですよ。

iPhoneとiPadを同期しないほうがいいまとめ

  • iPhoneとiPadを同期すると、写真や連絡先などのデータ重複や混同で管理が複雑になります。
  • 家族と共有する場合や仕事・プライベートで使い分ける場合は、同期しない方がプライバシーを守り、データが混ざるのを防げます。
  • iCloud同期は便利ですが、意図しないデータ共有や無料5GBのストレージ容量不足で困ることがあります。
  • 写真やメモ、連絡先など、特定のデータだけ同期しない設定もiCloudで細かく調整可能です。
  • App Storeの自動ダウンロード設定をオフにすれば、不要なアプリがiPadに勝手に同期されるのを防げます。
  • バッテリー消費が早くなるのは、データ通信やバックグラウンド処理の増加が主な原因です。
  • ご自身の使い方に合わせて、不必要な同期は解除し、最適な設定を見直すことが重要です。
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