WhatsAppはメッセージが暗号化されており安全なアプリですが、使い方を誤ると危険性も伴います。
アカウント乗っ取りや国際ロマンス詐欺など、実際に起こりうる手口が存在するためです。
この記事では、WhatsAppに潜む具体的な危険性の事例を分かりやすく紹介します。
さらに、危険から身を守るために必須のプライバシー設定や安全な使い方をまとめました。
これを読めば、安心してWhatsAppを使いこなせるようになります。
WhatsAppの危険性として知っておくべき5つの具体例と手口
- アカウント乗っ取りの巧妙な手口と即時確認法
- 国際ロマンス詐欺や投資詐欺の実態
- 知らない人から届くスパムメッセージの目的
- プロフィール情報から起こる個人情報漏洩のリスク
- 添付ファイルやリンクに潜むウイルスの脅威
アカウント乗っ取りの巧妙な手口と即時確認法
WhatsAppで最も注意したい危険の一つが、アカウントの乗っ取りです。
その手口は、友人や家族になりすまして、あなたを油断させる巧妙なものが多いんですよ。
もし、親しい人から「スマホを変えたら、認証コードがそっちに届いちゃって。6桁の数字を教えてくれない?」なんてメッセージが来たら、それは危険なサインかもしれません。
犯人は、あなたの電話番号を使ってWhatsAppにログインしようとしています。
その際に必要になるのが、あなたのスマホにSMSで届く認証コード。
それを聞き出すために、友人になりすましているというわけなんです。
言われるがままに教えてしまうと、あなたのアカウントは乗っ取られてしまいます。
乗っ取られたアカウントは、あなたの友人たちへの詐欺メッセージの送信元として悪用されてしまうことも。
もし「乗っ取られたかも?」と感じたら、すぐに以下のことを試してください。
- 一度WhatsAppをアンインストールします。
- もう一度アプリをインストールし、自分の電話番号でログインし直します。
- 新しい認証コードが自分のスマホに届けば、それを入力してログインできます。
あなたがログインし直せば、犯人はアカウントから自動的に追い出される仕組みになっています。
知らない番号からSMSで認証コードが届いても絶対に無視し、誰にも教えないようにしてくださいね。
国際ロマンス詐欺や投資詐欺の実態
WhatsAppは海外の人とも手軽に繋がれる便利なアプリですが、その手軽さが国際的な詐欺の温床になることもあります。
特に多いのが、恋愛感情やお金を儲けたいという気持ちにつけ込む「国際ロマンス詐欺」や「投資詐欺」です。
犯人は、まず他のSNSやマッチングアプリで魅力的な外国人になりすまして、あなたに近づいてきます。
そして、「もっとプライベートな話がしたいから」と、WhatsAppでのやり取りに誘導するのが典型的な手口なんです。
親密な関係を築いてあなたを信用させた後、彼らはお金の話を切り出してきます。
- 国際ロマンス詐欺の例
「君に会うための飛行機代が足りないんだ」
「家族が急な病気で、手術代が必要になった」
「ビジネスでトラブルが起きて、一時的にお金を貸してほしい」 - 投資詐欺の例
「絶対に儲かる話があるんだけど、あなただけに教えるね」
「このアプリを使えば、簡単に資産が増えるよ」
こんな甘い言葉で偽の投資サイトに誘導し、最初は少額で利益が出たように見せかけて信用させます。
そして、あなたが大きなお金を入金した途端、連絡が取れなくなってしまうんです。
会ったことのない相手からの金銭の要求や、うますぎる儲け話は、まず詐欺を疑ってください。
おかしいなと感じたら、すぐにメッセージをブロックして関係を断つ勇気が大切ですよ。
知らない人から届くスパムメッセージの目的
「お荷物のお届けに伺いましたが、ご不在でした。下記URLよりご確認ください」
WhatsAppを使っていると、こんなふうに知らない番号からメッセージが届くことがありますよね。
こうしたメッセージのほとんどは、あなたの個人情報を盗んだり、お金をだまし取ったりすることが目的のスパムです。
犯人たちは、電話番号を自動で作り出すプログラムを使ったり、どこかから漏れた名簿を手に入れたりして、無差別にメッセージを送りつけています。
もしあなたが返信してしまうと、「この電話番号は今も使われているアクティブな番号だ」と犯人に知られてしまいます。
その結果、さらに多くの迷惑メッセージが届くようになってしまうんですね。
メッセージに書かれているURLをタップするのも絶対にやめてください。
そのリンク先は、本物そっくりの偽サイト(フィッシングサイト)かもしれません。
そこでIDやパスワード、クレジットカード情報などを入力してしまうと、すべて盗まれてしまいます。
また、リンクを開いただけで、スマホがウイルスに感染してしまう危険性もあるんです。
知らない人からのメッセージは、好奇心で開いたり返信したりせず、無視するのが一番の対策です。
すぐにその相手を「通報」して「ブロック」する機能を活用しましょう。
プロフィール情報から起こる個人情報漏洩のリスク
自分のプロフィール画面に設定している写真や自己紹介文から、思わぬ形で個人情報が漏れてしまう危険性があります。
WhatsAppは電話番号で繋がるアプリなので、つい油断してしまいがちですよね。
でも、初期設定のままだと、あなたのプロフィール情報が「すべての人」に公開されている場合があるんです。
これは、あなたの電話番号を知っている人なら、たとえ連絡先に登録していない相手でも、あなたの顔写真や名前、近況を見ることができてしまう状態を意味します。
例えば、プロフィール写真に他のSNSと同じものを使っているとどうでしょう。
悪意のある人がその画像を使って検索すれば、あなたのFacebookやInstagramのアカウントが特定され、そこから名前や職場、交友関係まで知られてしまうかもしれません。
また、「今から〇〇に旅行!」といったステータスを公開すると、あなたの行動パターンや留守にしていることまで伝わってしまいます。
こうしたリスクを防ぐためには、プライバシー設定の見直しが不可欠です。
設定画面から、プロフィール写真や最終接続、ステータスといった情報を公開する範囲を、知らない人も含まれる「すべての人」から「連絡先のみ」に変更しておきましょう。
自分の情報は自分で守る意識が大切ですね。
添付ファイルやリンクに潜むウイルスの脅威
WhatsAppでやり取りされるファイルやリンクには、スマホを壊したり、個人情報を盗んだりするウイルスが隠されていることがあります。
「知らない人からのファイルは開かない」というのはもちろんですが、実は注意が必要なのは、友人や家族から送られてきたものです。
なぜなら、その友人自身が気づかないうちにウイルスに感染していて、アカウントが乗っ取られている可能性があるからです。
犯人は、乗っ取ったアカウントを使って、その人の友人リストにいる全員に、ウイルス付きのファイルを送りつけます。
あなたも、「〇〇(友人の名前)からだから大丈夫だろう」と安心してファイルを開いてしまいますよね。
それが犯人の狙いなんです。
- 「この動画、すごく面白いから見て!」
- 「この前のパーティーの写真だよ」
- 「便利なアプリ見つけたから、使ってみて」
こんなメッセージと一緒に、見慣れないファイルや短縮されたURLが送られてきたら、要注意です。
もしウイルスに感染してしまうと、スマホに保存されている写真や連絡先、パスワードなどが全て盗まれてしまうかもしれません。
また、あなたのスマホが「踏み台」にされて、あなたが知らないうちに、あなたの友人たちへ迷惑メッセージを送ってしまう側になる危険性もあります。
親しい友人からでも、少しでも怪しいと感じるファイルが送られてきたら、開く前に「これって何?」と一言確認する習慣をつけることが、あなた自身と、あなたの周りの人を守ることに繋がりますよ。
WhatsAppの危険性から身を守るために必須の安全設定と使い方
- まず理解すべきエンドツーエンド暗号化の安全性
- 不正ログインを確実に防ぐ二段階認証の設定
- 見直すべき必須のプライバシー設定5項目
- オンライン表示を隠してプライバシーを守る方法
- 迷惑な相手を遮断するブロックと通報機能
- 既読をつけずにメッセージを読むテクニック
まず理解すべきエンドツーエンド暗号化の安全性
WhatsAppの危険性について考える前に、まず知っておいてほしいことがあります。
それは、このアプリのメッセージのやり取りは「エンドツーエンド暗号化」という技術で、とても強力に守られているということです。
これは、メッセージを送ったあなたと、それを受け取った相手の二人しか、その内容を見ることができない仕組みのこと。
たとえるなら、あなたと相手だけが持つ特別な鍵でロックされた箱で、手紙をやり取りしているようなものです。
途中で誰かがその箱を横取りしても、鍵がないので中身を読むことはできません。
それは、WhatsAppを運営している会社の人でさえも同じなんです。
この暗号化技術のおかげで、通信の途中でメッセージが盗み見られたり、改ざんされたりする心配は、ほとんどないと考えて大丈夫ですよ。
日本のLINEで使われている「Letter Sealing」という機能も、これと同じような仕組みですね。
だから、「WhatsAppで友達と話している内容が、誰かに漏れているかも…」という心配は基本的に不要です。
ただし、この暗号化はあくまで「通信の途中」を守るもの。
あなたのスマホ自体を誰かに見られたり、アカウントを乗っ取られてしまっては意味がありません。
メッセージの安全性は高いけれど、それ以外の危険性には自分でしっかり対策していく必要がある、と覚えておいてくださいね。
不正ログインを確実に防ぐ二段階認証の設定
あなたのアカウントを乗っ取りから守るために、一番効果的で、絶対に設定してほしいのが「二段階認証」です。
これは、いつものログインに加えて、もう一つ「自分だけが知っている暗証番号」を追加することで、セキュリティを二重に強化する仕組みのこと。
もし、悪意のある誰かがあなたの電話番号とSMS認証コードを盗んでログインしようとしても、この二段階認証で設定した6桁のPINコードが分からなければ、絶対にログインできません。
家に鍵が二つかかっているようなものなので、安心感が全然違いますよ。
設定は1分もあれば終わるので、この記事を読みながら一緒にやってみましょう。
- WhatsAppの「設定」を開き、「アカウント」をタップします。
- メニューの中から「二段階認証」を選び、「有効にする」をタップしてください。
- あなたが忘れない6桁の数字(PINコード)を決めて、入力します。
- 確認のため、もう一度同じ数字を入力しましょう。
- もしPINコードを忘れてしまったときのために、リセット用のメールアドレスを登録します(これは省略もできますが、登録しておくことを強くおすすめします)。
たったこれだけで、あなたのアカウントの安全性は飛躍的にアップします。
まだ設定していない方は、今すぐにでも設定してくださいね。
見直すべき必須のプライバシー設定5項目
WhatsAppを安全に使うためには、あなたの個人情報を誰にどこまで見せるか、というプライバシー設定の見直しが欠かせません。
初期設定のままだと、意図しない相手にまであなたの情報が筒抜けになっている可能性があります。
特に、以下の5つの項目は必ずチェックして、「連絡先のみ」に変更しておくことをおすすめします。
最終接続とオンライン
これは、あなたが最後にいつWhatsAppを開いたか、そして今オンラインかどうかを他の人に知らせる機能です。
これを「すべての人」にしていると、あなたの生活リズムが見知らぬ人にまで分かってしまいます。
プロフィール写真
あなたの顔写真を知らない人に見られないようにするための設定です。
他のSNSと同じ写真を使っていると、そこから個人を特定されるリスクもあります。
自己紹介
プロフィールに書いた自己紹介文を誰に見せるかの設定です。
趣味や仕事に関することを書いているなら、公開範囲は絞っておくのが安心ですね。
ステータス
24時間で消える近況報告機能です。
旅行先や現在地などを気軽に投稿しがちですが、これも公開範囲を「連絡先のみ」にしておきましょう。
グループへの追加
知らない人から、勝手に投資詐欺やスパム目的のグループに入れられるのを防ぐ、とても重要な設定です。
ここを「連絡先のみ」にしておけば、友達以外からグループに招待されることはなくなります。
これらの設定はすべて、「設定」→「プライバシー」から変更できます。
自分の情報は自分で守るために、一度しっかり見直してみてくださいね。
オンライン表示を隠してプライバシーを守る方法
「今、アプリを開いている」というオンライン状態を、他の人から見えないように設定することができます。
これを設定しておけば、自分の好きなタイミングでメッセージを読んだり返信したりできるので、精神的にすごく楽になりますよ。
例えば、すぐに返信できないときに相手の画面で自分がオンラインになっていると、「なんで返事くれないんだろう」と思われてしまうかもしれませんよね。
そんな、ちょっとした人間関係のストレスを避けるためにも、この設定はとても便利です。
やり方は簡単です。
- 「設定」から「プライバシー」をタップします。
- 一番上の「最終接続とオンライン」という項目を選んでください。
- 画面の下の方に「オンライン状態を誰に表示するか」という設定があります。
- ここで「最終接続の表示設定と同じ」にチェックを入れます。
この設定をした上で、その上にある「最終接続を誰に表示するか」を「誰も表示しない」にすれば、あなたのオンライン状態は誰からも見えなくなります。
ただし、一つだけ注意点があります。
この設定は鏡のようなもので、あなたが自分のオンライン状態を隠すと、相手がオンラインかどうかをあなたも見ることができなくなります。
お互いのプライバシーを尊重するための仕組みなんですね。
自分のペースでWhatsAppを使いたい方には、ぜひおすすめしたい設定です。
迷惑な相手を遮断するブロックと通報機能
知らない番号から迷惑なメッセージが届いたり、不快な相手に絡まれたりしたときは、ためらわずに「ブロック」と「通報」の機能を使いましょう。
これが、自分の身を危険から守るための最も簡単で確実な方法です。
「ブロック」と「通報」は、似ているようで少し役割が違います。
- ブロックすると…
その相手からのメッセージ、通話、ステータスの更新が、あなたに一切届かなくなります。相手はあなたにメッセージを送ること自体はできますが、あなたのスマホには何も表示されません。いわば、あなた専用の「着信拒否」のような機能です。 - 通報すると…
「このアカウントはルール違反や迷惑行為をしています」と、WhatsAppの運営会社に報告することです。報告されたアカウントは、WhatsAppによって調査され、悪質だと判断されればアカウント停止などの処分が下されます。
操作は、相手とのトーク画面を開き、相手の名前の部分をタップしてプロフィールを表示させ、画面の一番下までスクロールすると出てくるボタンを押すだけです。
「通報」をすると、その相手をブロックするかの確認も同時に行われるので、一緒に済ませてしまうのが効率的ですよ。
少しでも「怪しいな」「嫌だな」と感じたら、相手に気を使わずにこれらの機能を活用して、自分の心の平穏を守ってくださいね。
既読をつけずにメッセージを読むテクニック
メッセージは読みたいけど、相手に「読んだこと」をすぐに知られたくない時ってありますよね。
そんな時に使える、既読をつけずにこっそりメッセージを読むテクニックがいくつかあります。
状況に合わせて使い分けることで、とても便利に活用できますよ。
方法1:開封証明をオフにする
これが一番公式で確実な方法です。「設定」の「プライバシー」画面にある「開封証明」というスイッチをオフにしましょう。
これをオフにすると、あなたがメッセージを読んでも、相手の画面のチェックマークが青色(既読マーク)に変わらなくなります。
ただし、あなたも相手が読んだかどうかが分からなくなるので、その点は注意してくださいね。
方法2:通知センターでこっそり読む
スマホに届いた通知を、画面の上からスワイプして表示される通知センターで読む方法です。
アプリを開かずに内容を確認できるので、手軽で便利です。
ただし、長い文章や写真は全部見ることができないのがデメリットですね。
方法3:「機内モード」を活用する
これは少し裏技的な方法です。まずメッセージが届いていることを確認したら、スマホを「機内モード」にして、すべての通信をオフにします。
その状態でWhatsAppを開いてメッセージを読めば、既読情報は相手に送信されません。
読み終わったら、必ずWhatsAppのアプリを完全に終了させてから、機内モードを解除してください。
これらの方法を知っておくと、「すぐに返信しなきゃ」というプレッシャーから解放されて、自分のペースでコミュニケーションが取れるようになりますよ。
WhatsAppの危険性まとめ
- WhatsAppの危険性として、友人になりすました巧妙なアカウント乗っ取りの手口があります。
- 国際ロマンス詐欺や投資詐欺は、甘い言葉で金銭を要求してくるので注意が必要です。
- 知らない人からのスパムメッセージやリンクは、個人情報漏洩やウイルスの危険があるので開かないでください。
- メッセージは暗号化で安全ですが、プロフィール写真などのプライバシー設定は見直しましょう。
- 不正ログインを防ぐために最も効果的な対策は、二段階認証を必ず設定することです。
- オンライン表示を隠す設定や、既読をつけずに読むテクニックでプライバシーを守れます。
- 迷惑な相手はすぐにブロック・通報機能を使い、危険から自分の身を守りましょう。