充電中にブーブーなる原因は?iPhone/Android別に音が止まらない時の直し方を紹介

充電中にブーブーなるのは、充電の接続と切断が繰り返されているのが主な原因です。

多くは充電ケーブルやスマホの差し込み口の接触不良が考えられます。

この記事では、充電中に音が鳴り続ける原因と、誰でも簡単に試せる対処法を分かりやすく紹介します。

iPhoneやAndroid別の具体的な直し方から、放置するリスクまで解説しますので、ぜひ参考にしてください。

目次

充電中にブーブーなるのはなぜ?主な原因と自分でできる対処法

まず試すべき基本的な確認点とは?

充電中にスマホがブーブー鳴る時、まず試すべきなのは、充電ケーブルやアダプタが「しっかりと奥まで刺さっているか」という基本的な物理的接続の確認です。

意外と、これが原因で解決することが多いんですよ。

「ちゃんと刺したつもり」でも、ほんの少しだけ緩んでいたり、カバーが邪魔していたりすることがあります。

難しいことを試す前に、一度以下の3つのポイントをゆっくり確認してみてください。

  1. 充電ケーブルが、スマホ本体の差し込み口にカチッと奥まで刺さっているか。
  2. 充電ケーブルが、ACアダプタ(コンセントに刺す四角い部分)にしっかりと刺さっているか。
  3. ACアダプタが、壁のコンセントや電源タップにきちんと刺さっているか。

一度全部抜いてから、もう一度一つずつ「カチッ」と音がするような感覚で、丁寧に接続し直してみるのがおすすめです。

特に、スマホケースによっては、ケーブルの根元と干渉して奥まで刺さらないこともあるので、一度ケースを外した状態で試してみるのも効果的ですよ。

充電中に音が鳴り続ける主な原因

充電中にブーブーと音が鳴り続ける主な原因は、充電の「接続」と「切断」が短い間隔で何度も繰り返されていることです。

スマホは通常、充電が開始された時に一度だけ「ブルッ」と振動したり、音が鳴ったりしてお知らせしてくれます。

このお知らせが何度も連続で起こっているということは、スマホが「充電が始まった!あっ、切れた!また始まった!」と混乱している状態なんです。

この接続と切断が繰り返される背景には、いくつかの原因が考えられます。

  • 接触不良: ケーブルやスマホの差し込み口が汚れていたり、壊れかけていたりする。
  • 充電器の不具合: ケーブルの内部が断線していたり、ACアダプタが故障していたりする。
  • 電源側の問題: コンセントや電源タップが不安定になっている。
  • ソフトウェアの問題: スマホのシステムに一時的なエラーが起きている。
  • バッテリーの劣化: バッテリー自体が古くなり、正常に充電を受け付けられなくなっている。

これらの原因のどれか、あるいは複数が絡み合って、ブーブーという不快な音を引き起こしています。

原因を一つずつ潰していくことが、解決への近道になります。

充電ケーブルやアダプタの不具合を確認する方法

充電ケーブルやACアダプタに不具合があるかを確認する最も簡単で確実な方法は、家族や友人が持っている「正常に使える別の充電器セット」で試してみることです。

もし別の充電器では問題なく充電できるなら、原因はあなたのケーブルかアダプタにあると断定できます。

もし試せる環境がない場合は、まずケーブルをじっくりと観察してみてください。

チェックするポイントは以下の通りです。

  • ケーブルの根元が折れ曲がったり、中の線が見えたりしていないか。
  • ケーブルの途中が、家具の下敷きになるなどして強く圧迫されていないか。
  • 端子部分が曲がったり、汚れたりしていないか。

見た目がきれいでも、ケーブルの内部で断線していることはよくあります。
特に、いつも同じ場所で折り曲げていると劣化しやすいので注意が必要です。

また、100円ショップなどで購入した安価な非純正品のケーブルは、耐久性が低かったり、スマホのOSアップデートで使えなくなったりすることがあります。

できれば、スマホメーカーの純正品や、「MFi認証」などの認証を受けた信頼性の高い製品を使うのがおすすめですよ。

充電ポート(差し込み口)の汚れや破損のチェック

充電ケーブルを替えても症状が改善しない場合、問題はスマホ本体の充電ポート(差し込み口)にあるかもしれません。

毎日使う場所なので、気づかないうちにホコリや糸くずが溜まってしまい、接触不良の原因になっていることがよくあるんです。

まずは、スマホの電源を一度完全に切ってから、ポートの中を明るい場所でよく見てみましょう。

【ポートのチェックと掃除の手順】

  1. スマホの電源を完全にオフにします。
  2. 明るいライトなどでポートの中を照らし、奥にホコリの塊やゴミがないか確認します。
  3. もしゴミが見えたら、息を強く吹きかけるか、カメラ用のブロワーなどで風を送って吹き飛ばします。
  4. それでも取れない頑固なゴミは、爪楊枝や竹串など、電気を通さない細い棒で優しくかき出します。

この時、金属製のピンセットや針金を使うのは絶対にやめてください。
内部の端子を傷つけてしまい、完全に故障する原因になります。

また、掃除しても直らない場合や、ポート内部の端子が曲がっているように見える場合は、物理的に破損している可能性があります。
その場合は、無理せず修理に出すことを検討しましょう。

コンセントや電源タップ側の問題を見直す

スマホや充電器に問題がないように思えるなら、一度視点を変えて、電気の供給源であるコンセントや電源タップを疑ってみましょう。

壁のコンセント自体が古くなって内部で接触不良を起こしていたり、タコ足配線で使っている電源タップが不安定になっていたりする可能性も考えられます。

確認はとても簡単です。

いつも充電しているコンセントや電源タップの差し込み口から、一度ACアダプタを抜いてみてください。

そして、家の別の部屋にある、普段あまり使っていないような壁のコンセントに直接アダプタを刺して、充電を試してみましょう。

もし、別のコンセントではブーブーという音が全く鳴らず、正常に充電できるのであれば、原因は最初に使っていたコンセントや電源タップ側にあると判断できます。

特に、複数の家電を繋いでいる電源タップは、電力供給が不安定になったり、内部が劣化したりすることがあります。
何年も同じ電源タップを使い続けている場合は、新しいものに交換するだけで問題が解決するかもしれませんよ。

ソフトウェアの不具合が疑われるケース

物理的な接続や機器に問題が見当たらない場合、スマホのOS(オペレーティングシステム)など、ソフトウェアの一時的な不具合が原因で、充電の管理がうまくできていない可能性も考えられます。

人間の脳が疲れてくると、簡単な計算を間違えたりするように、スマホのシステムも、ずっと動き続けていると時々おかしな挙動をすることがあるんです。

そんな時に最も効果的なのが、スマホ本体の「再起動」です。
これまでに何度も出てきましたが、ソフトウェア関連のトラブルには本当に効果てきめんなんですよ。

電源を一度完全にオフにすることで、システムの不安定な部分がリセットされ、正常な状態に戻ることが期待できます。

また、OSのバージョンが古いままになっていることも、不具合の原因になりえます。
ソフトウェアのアップデートには、新機能の追加だけでなく、見つかった様々なバグの修正も含まれています。

【OSアップデートの確認手順】

  1. 「設定」アプリを開きます。
  2. 「一般」→「ソフトウェア・アップデート」(iPhoneの場合)や、「システム」→「システム アップデート」(Androidの場合)といった項目をタップします。
  3. もし新しいバージョンのOSが配信されていたら、画面の指示に従ってアップデートを行いましょう。

アップデートを行う際は、Wi-Fi環境で、バッテリーが十分にある時に行ってくださいね。

バッテリーの劣化が原因で起こる現象

これまで紹介したすべての方法を試しても改善しない場合、スマホのバッテリー自体が寿命を迎え、劣化している可能性が考えられます。

バッテリーは消耗品なので、充放電を繰り返すうちに、どうしても性能が落ちてきてしまいます。

劣化したバッテリーは、電気を蓄える力が弱くなるだけでなく、充電を安定して受け入れることができなくなることがあります。
そのため、充電器から送られてくる電力をうまく処理できず、接続と切断を繰り返してしまうのです。

お使いのスマホのバッテリーがどのくらい劣化しているかは、設定画面からある程度確認することができます。

【iPhoneの場合】

  1. 「設定」アプリを開き、「バッテリー」をタップします。
  2. 「バッテリーの状態と充電」を選択します。
  3. 「最大容量」という項目に、新品時と比較した現在のバッテリー容量がパーセントで表示されます。

この最大容量が80%を下回っている場合、バッテリーはかなり劣化していると考えられ、交換時期の目安となります。
Androidの場合は、メーカーや機種によって確認方法が異なりますが、「設定」のバッテリー関連の項目や、専用の診断アプリで調べることができます。

充電中にブーブーなるのを止める!iPhone/Android別の解決策と注意点

iPhoneで充電の接続・切断が繰り返される時の直し方

iPhoneで充電中にブーブーと音が鳴り、接続と切断が繰り返される場合、特に疑いたいのが「Lightningケーブル」と「Lightningポート(差し込み口)」です。

Apple製品はアクセサリーの互換性に少し厳しいところがあるので、ここを重点的にチェックしてみましょう。

まず試してほしいのが、Apple純正、または「MFi認証」ロゴの付いたケーブルを使ってみることです。

MFi認証とは、Appleが「うちの製品でちゃんと使えますよ」と認めた証。

認証を受けていない安価なケーブルは、iOSのアップデートで急に使えなくなったり、電力供給が不安定になったりすることがよくあります。

次に、Lightningポートの掃除です。

iPhoneのポートは奥が深いので、ポケットの中のホコリや糸くずが溜まりやすい構造をしています。

電源を必ずオフにしてから、爪楊枝などの電気を通さない細いもので、優しく内部を掃除してみてください。

驚くほどゴミが取れて、あっさり直ることもあります。

これらと合わせて、iPhone本体の再起動や、iOSが最新バージョンになっているかの確認も行いましょう。

もし、ケーブルを接続した時に「このアクセサリは使用できない可能性があります」というメッセージが表示されるなら、原因はほぼケーブルかポートの問題です。

これらの対処法で改善しない場合は、バッテリーの劣化や本体の故障が考えられるため、修理の相談が必要になります。

Androidでバイブレーションが止まらない時の対処法

Androidスマートフォンで充電中にバイブレーションが止まらなくなった場合も、基本的な原因はiPhoneと同じく「接続の不安定さ」です。

まずは、原因を切り分けるために、以下の基本的な対処法を順番に試してみてください。

  1. 充電器セットを交換してみる:
    今使っているUSB Type-CケーブルとACアダプタの使用をやめ、別の正常に使えるセットで充電できるか確認します。これで直るなら、原因は充電器側にあります。
  2. 充電ポートを掃除する:
    スマホの電源を切り、USB-Cポートの中をブロワーや爪楊枝で優しく掃除します。AndroidのポートはiPhoneより端子が頑丈なことが多いですが、傷つけないように注意しましょう。
  3. スマートフォンを再起動する:
    システムの一時的な不具合をリセットするために、本体を再起動します。ソフトウェアの問題であれば、これで改善することが多いです。
  4. OSのアップデートを確認する:
    「設定」→「システム」→「システム アップデート」などから、OSが最新の状態になっているか確認し、更新があれば適用します。

Androidはメーカーによって多種多様なため、まれに特定の機種で充電に関するバグが報告されることもあります。

お使いの機種名(例:「Xperia 1 V 充電 不具合」)で検索してみると、同じ症状の人の情報が見つかるかもしれません。

ワイヤレス充電で音が鳴る場合の注意点

ケーブルを使わないワイヤレス充電器でブーブーと音が鳴る場合、その原因のほとんどは「スマホと充電器の位置がズレている」ことです。

ワイヤレス充電は、充電器側のコイルと、スマホ側のコイルがぴったりと重なることで、電力を送る仕組みになっています。

この位置が少しでもズレていると、充電が始まったり止まったりを繰り返し、そのたびにブーブーと音が鳴ってしまうのです。

ワイヤレス充電で音が鳴る時は、以下の点を確認してみてください。

  • スマホを置き直す:
    一度スマホを充電器から持ち上げて、ゆっくりと中央に置き直してみましょう。多くの充電器は、コイルがある中心部分が最も効率よく充電できます。
  • スマホケースを外す:
    厚手のケースや、背面に金属製のリングやプレートが付いているケースは、電力の伝送を邪魔してしまいます。一度ケースを外して、裸の状態で充電できるか試してみてください。
  • 充電器とスマホの間に異物がないか確認する:
    充電器の上に、コインやクリップなどの金属製品が乗っていると、非常に危険です。異常な発熱の原因にもなるので、必ず何もないことを確認しましょう。

それでも改善しない場合は、ワイヤレス充電器自体や、ACアダプタの出力不足なども考えられます。

バイブレーションの設定で音を一時的に止める方法

充電中にブーブー鳴るのを、根本的な解決ではないものの、「とりあえず今だけ止めたい!」という場合は、バイブレーションの設定を変更することで音を止めることができます。

これはあくまで応急処置であり、接続が不安定な問題そのものが直るわけではないので、その点は理解しておいてくださいね。

夜、寝ている間に音が鳴り続けてうるさい、といった場合に一時的に使う方法です。

【iPhoneの場合】

  1. 「設定」アプリを開き、「サウンドと触覚」をタップします。
  2. 「システムの触覚」という項目を探し、スイッチをオフ(白色)にします。
    これで、充電開始時を含む、システム関連のほとんどの振動がオフになります。

【Androidの場合】※機種により異なります

  1. 「設定」アプリを開き、「音とバイブレーション」をタップします。
  2. 「バイブレーションとハプティクス」などの項目を選択します。
  3. 「充電中」や「タッチ操作」といった項目があれば、それをオフにします。

ただし、この方法では充電の接続・切断が繰り返されているという根本的な問題は解決していません。
バッテリーや本体に負担がかかり続けている状態なので、時間ができた時に、必ずケーブルやポートの確認など、原因を探るようにしてください。

「このアクセサリは使用できない可能性があります」と表示されたら?

iPhoneの充電時に「このアクセサリは使用できない可能性があります」というエラーメッセージが表示される場合、その原因はほぼ「Lightningケーブル」か「Lightningポート」にあります。

このメッセージは、iPhoneが「接続されたものが、正常で安全なアクセサリーだと認識できませんよ」と警告しているサインです。

主な原因は以下の3つです。

  1. 非純正・非認証のケーブルを使っている:
    Appleが安全性を認めた証である「MFi認証」を受けていない安価なケーブルを使っていると、このエラーが頻繁に発生します。iOSのアップデートで弾かれることも多いです。
  2. ケーブルが内部で断線・故障している:
    見た目はきれいでも、ケーブル内部の線が切れていたり、端子部分が劣化したりしていると、iPhoneが正しく認識できなくなります。純正ケーブルでも起こりえます。
  3. Lightningポートが汚れている、または破損している:
    ポート内部に溜まったホコリが原因で、端子が正しく接触できていない状態です。あるいは、ポート自体が物理的に破損している可能性も考えられます。

まずは、別のMFi認証ケーブルで試してみるのが一番の切り分け方法です。
それでもダメならポートの掃除、それでも改善しない場合は本体の故障を疑い、修理を検討する必要があります。

そのまま放置するとどうなる?故障のリスク

充電中にブーブー鳴る状態を「うるさいけど充電はできてるみたいだし…」と放置してしまうのは、とても危険なのでやめましょう。

この現象は、スマホが発しているSOSサインです。
放置することで、さらに深刻な故障を引き起こす可能性があります。

具体的には、以下のようなリスクが考えられます。

  • バッテリーの劣化を早める:
    充電のオン・オフが短時間で繰り返されると、バッテリーに大きな負担がかかります。これにより、バッテリーの寿命が通常よりも早く尽きてしまう可能性があります。
  • 充電ポートが完全に破損する:
    接触不良の状態で無理に電流が流れると、火花が飛んでショートし、ポート内部の端子が焼けてしまうことがあります。こうなると、もう充電自体ができなくなります。
  • スマホ本体の基板(マザーボード)が故障する:
    不安定な電流は、スマホの頭脳である基板にもダメージを与える可能性があります。基板が故障すると、電源が入らなくなるなど、修理費用が非常に高額になることも。
  • 最悪の場合、発火や火災の危険も:
    可能性は低いですが、粗悪な充電器を使っている場合や、故障が重なった場合には、異常な発熱から発火につながるリスクもゼロではありません。

少しでも異常を感じたら、放置せずに原因を突き止めて対処することが、スマホを長く安全に使うためにとても大切です。

それでも直らない時に修理を相談する窓口

自分でできる対処法をすべて試しても、充電中にブーブー鳴る現象が全く改善しない場合は、スマホ本体の充電ポートやバッテリー、内部基板などが物理的に故障している可能性が非常に高いです。

こうなると、個人での修理は難しいので、専門家に見てもらう必要があります。
修理の相談ができる主な窓口は、以下の通りです。

  • 契約している携帯電話会社(キャリアショップ):
    ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルなどのショップです。保証サービスに加入していれば、比較的安価に修理や交換ができる場合があります。
  • Apple Store または Apple正規サービスプロバイダ(iPhoneの場合):
    Appleの専門スタッフによる質の高い修理が受けられます。AppleCare+に加入していれば、保証が適用されます。
  • スマホのメーカー:
    SONYやSHARPなど、Androidスマホのメーカーに直接修理を依頼する方法です。
  • 民間のスマートフォン修理専門店:
    いわゆる「街の修理屋さん」です。正規店よりも修理費用が安く、即日対応してくれることが多いのがメリットですが、お店によって技術力に差がある点には注意が必要です。

まずは、保証期間や加入している保証サービスを確認してから、自分に合った窓口に相談し、修理の見積もりを取ってみるのが良いでしょう。

充電中にブーブーなるまとめ

  • 充電中にブーブーなる主な原因は、充電の接続と切断が繰り返される接触不良です。
  • まずはケーブルやアダプタが奥まで刺さっているか、基本的な接続を確認しましょう。
  • 別の充電器で試すことで、ケーブルやアダプタの不具合かどうかを簡単に切り分けられます。
  • スマホ本体の充電ポートに溜まったホコリが原因のことも多いため、優しく掃除してみてください。
  • iPhoneで「このアクセサリは〜」と表示されたら、非純正ケーブルやポートの汚れを疑います。
  • ソフトウェアの一時的な不具合も考えられるため、スマホ本体の再起動は非常に有効です。
  • ブーブー鳴るのを放置するとバッテリーの劣化を早め、故障のリスクもあるため早めに対処しましょう。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次